早い更新ですね、今回は。


それは、セリ美が天に召されそうになっているので早めの更新をしました。




いや別に重篤な急病になったとかではなくて、昇天しそうなので。

すでに昇天してますけど、最期の力を振り絞ってレポを書きたいと思います。もはやこれは遺書です。






今日は、共立女子大学にて、我が敬愛する神様、水 夏希さまが講演会のトークゲストとしていらっしゃいました。





無題





これをヅカ仲間から教えてもらったときに、セリ美はまたもやスーパーサイヤ人に変身したのです。






kouenkai-saiyajin






そこから急に意識がなくなって、ハッと気づいた時には夜行バス予約サイトから予約完了のメール画面になっていた。


ヅカファンになってから急に意識が飛ぶこと、よくあるんですよね~
皆さんもそうでしょう??



何か脳の異常かしら??

ま、何かしらの異常であることは間違いないですわな。





だって…入場無料…ですよ…??

神様が下界に降りていらっしゃるっていうのに、神様にお目通りいただくのに、
無料だなんて…

もうなんか、お賽銭をステージに置かないとこんなの恐れ多いわ!!って思ったけどそれはまた違う意味になってしまうので自重せねばと踏みとどまりました。


でもほんとに、ミズさまを大学の教室内で拝見できて、貴重なお話を聴けるだなんて…
しかも、宝塚歌劇を研究していらっしゃる川崎先生のお話もライターとして非常に興味深かったし。





でもね…こういう自由席みたいなイベントは本当に危険なんですのよ…?

だって…先着順ってことじゃない…?




え…そしたら…


セリ美、徹夜するけど…?


神保町のど真ん中で女子学生たちを怯えさせるけど…





tetsuya





いいの…?


ねえほんとにいいのね…?


やっちゃうよ…?


ってことを確認するために、ソッコー大学に電話しました。




「当日、整理券を配布するなどの予定はありますか?」

「いえ、特にそのような予定はありません」

「あのう…すごい人来ると思うんですけど…(天下のミズさまですよ?わかってる??)」

「ああ…ええ…今のところは特に…」

「あのう…予定されている教室も150名ってことですけど立ち見する場所とかあるんでしょうか?(2500人の大劇場埋めた人だぞ分かってんのか!?)」

「え…あ…はい…通路にお入り頂けると思いますが…」

「もし入れなかった場合はどうなりますか?」

「あ…またお問い合わせが多ければ改めてアナウンスさせていただくので…(恐怖)」




みたいなことしか答えてくれなくて、さーて始発電車は何時かなーっと…と調べたりしている日々を送っておりましたら、セリ美のような脅迫電話が他にも入ったようで、

「お問い合わせを多数いただきました。当日は16:50に本館入口にご集合ください。それまでは大学構内や付近で待たれないようお願いいたします」

というアナウンスが出ました。





いやいやいやいやいや!

だから!!

それじゃあ戦争になるでしょうよ!

結局16:50の絶妙なタイミングで一番乗りした人が優先ってことでしょう??

それが怖いっつーの!!!

抽選とかにしようよ!!





もう、我々ヅカファンというのは自由席という制度に慣れていないため、こういう時に本当に弱い。

しかも、現役ファンの皆さんとはそこそこ交流を持たせていただいてるセリ美ですが、ミズファンのお友達は一人もいないので…


ひとりでそのビーチフラッグ的な競争に参加するのは非常に怖かった。



…でも行くしかない。


宝塚の席は運に任せることしかできないけど、自分次第でSS席がもらえるというのなら、水夏希さまを心の底から愛する者、ボン乃セリ美として参戦しないわけにはいかない。


ゆけセリ美!これだけミズさまミズさまアイラブユー一生ついてゆきますアイニージューとか叫んでるくせにこの闘いに尻込みするのか?!なんのために20年もヅカファンやってきてんだ?!
こんなことで怖気づいてるようならブロガーなんてやめちまえ!!!


と自分を鼓舞し、15時に現場に到着。
16:50以前に来るなと言われても15時に現場に到着。






本館前…本館前…

華やいだ女子大学生の中にひとり異彩を放つババアが解き放たれた。




…あった。ここが集合場所だ。

看板を発見。




やはり、16:50まではここに来るなと書いてあるし、周囲を見てもミズファンらしき方の姿は一人も見当たらない。


みんなちゃんと守ってるんだ…さすがヅカファンだな…

さーてどこで時間を潰そうか…



しかし、神保町というのはキャンパス街とビジネス街であって、公園みたいな場所は見当たらない。
しかも、その集合場所が見える場所でなくてはならない。




あ!ロイヤルホスト発見。

あそこの窓際の席からでも見張っておくか…




あれ…そういえば…


わたし…


バッグに財布を入れた記憶がないぞ……


まさか…


まさか……










sazae










夜行バス用のリュックに入れたままだった…



さて、と…。



PASMOには500円あったので、とりあえず帰りの電車賃は、ある。

それでさいあく死にそうになったらセブンで飲み物くらいはPASMOで、買える。



ということで、道端での長期戦となりまして。




でも、わざわざ夜行バスで出てきて後ろの席になったら…

そんなの嫌だ!!!!


でも…でも…

時間前に行ったら絶対怒られる…

清く正しいヅカファンとしてルール違反はしたくない。





どこで長期戦に備えるか…

あまり何度も周囲をウロつくと怪しまれるので、そう何度も往来はできない。



とりあえず、集合場所がよく見える交差点の角に立ってみた。


う~む、確かによく見えるけど警備員からこちらもよく見える。


ちらちらと集合場所を見ているセリ美にちょっと気付き始めている。




ー30分経過ー



あかん。完全にロックオンされた。(ミズさまジョーク)(わかる人は笑ってあげてね)


隙あらば集合場所に忍び寄ろうとしている不審なミズファンだと認識されているようだ。

途中、警備員の交代をしていたようだが、交差点の隅に立つ怪しいババア注意!と申し送りがされたに違いない。




もうここは限界だな…。

よし、駅からやってくる友人を待っているババアを演じることにしよう。

地下鉄の出口前ならまさか怒られることもあるまい。




すると、なにやらちょうどいいモニュメントを発見。




IMG_2808





これは使えるぞ!!


野球マニアのババアがこの野球発祥の地をわざわざ訪ねてきて日本野球の誕生に想いを馳せているという設定を思いつき、ひたすらこれを熟読して時間を潰そうと試みた。


しかも、ちょうどいいことにこのモニュメントは植木に囲まれていて、その茂みの陰から集合場所の様子をうかがうことができた。






shigemi





よし。バレてない。


ここで時が来るのを待つとしよう。




それにしても…ミズファンらしき人物が人っこ一人いないとは…

本当に皆さん16:50きっかりにここに到着する気なのか…?



いやそんなはずはない。


きっとセリ美のようにこの周辺のそこここで忍者のように潜んでいるはずだ。




でも…やっぱり16:50に来いって言われても…誰かが特攻隊長にならねばならないし、5分まえに行っても追い返されてしまうかもしれない…


でもできればセリ美が特攻隊長となってSS席をゲットしたい…


やだ…

なんか泣きそうになってきた…


たった一人、AQUA(ミズさんのファンクラブ名)会員でもないセリ美が特攻隊長になどなれるわけがない…


心細い…


そこで信号待ちしているサラリーマンも、部活のTシャツを着てコンビニから出てくる女子大生も、みんなが敵に見える…!!!!!

そしてセリ美には財布がない……







うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ




といきなり発狂し、あまりの心細さにツイートをぶち込んだ。









すると、どうだろう!!!


有難いことに皆さんからのリツイートのお手伝いもいただき、すぐに「わたし、行きますよ!」という天使の一言が…!!!!!!





もう本当に、本当に、こういう時にツイッターやってて良かった、ブログやってて良かった…て心底思います。

ハッスルのチケットがどこにもなかった時もそうだった。


本当に本当に感謝です。




野球モニュメントに寄り添う忍びと化したセリ美を救済に、はじめましてのフォロワーさんがやってきてくだすった!!!!!






shinobi







救世主とは、メサイアとは、まさに彼女のことを言うのです!!!!!



もう、ここからは心強かったぁぁぁぁ~~~


ひととおりお互いのミズさま歴を語り合いつつ、共に忍びと化して様子を伺い、その時を待った。



15分前…ロイヤルホストで見張っていたであろう一陣が出てきた…


10分前…駅から続々と出てきたそれらしき皆さんがフラッグを見つめて立っている…


5分前…皆が交差点に集合している…




「これ…やっぱり誰が特攻隊長になるか、ですよね…」

「そうですね…誰かが行ったらたぶんみんなワーーーっと来ると思います」

「我々が…行きますか…?」

「い、行きますか……?」

「い、いこう!!!突撃じやあああああああああ!!!!!」

(ほら貝)












ということで、、、

















IMG_2810







勝った!!!!


勝ったのじゃあああああああああああ!!!!!!!!


わしは自分に勝ったのじやああああああああああああ!!!!!





ご同行のミズ友さんとももう興奮して興奮してきゃあきゃあ言いました。


でも…闘いなんて言うより…全然皆さん遠慮がちでした。

さすが…AQUAの皆さんです。

セリ美のような下品なことはされるはずがありませんわよね。





でも、この講演会はやっぱり大学の授業の一環みたいなものなので、学生さんが主体。

学生さんが前方に座っていらっしゃって、我々AQUA陣はそのうしろに、かな~なんて思っていました。



整理番号順に入室すると…










SS席どころか…





オケピでした…





セリ美の席からの景色をどうぞ。





IMG_2811






木の椅子にミズさまが座られるのでしょう。



ね?脳がやられて即死でしょ?



失禁したらごめんなさいね…って先にミズ友さんに謝っておきました。






最初に、宝塚の研究者でいらっしゃる教授、川崎賢子(かわさきけんこ)先生からの授業がありました。





議題は100周年以降の宝塚歌劇の変化について。


書くのが重くなってきたのでここで後半につづく。