ああ、なんだかウエクミ茶に行ったのが去年あたりに感じる…
贔屓ができるとお金にも時間にも余裕がなくなるのに心にはめちゃめちゃ余裕ができるというオタ現象ねコレ。
頼まれてるグッズ制作もまだまだ終わってないしLINEスタンプの陣も途中だし…
がんばりまふ。
さて、セリ美は以前からウエクミ先生のことは星逢一夜の時から想いを寄せておりました。
それで過去作品を映像で見ても素晴らしいとしか言いようがない。
え?まぁ様の退団公演をウエクミ先生が?!
まぁ様のイメージだと極寒のロシアとか…悲劇とか…う~~~む…どうなの…?
て
ん
さ
い
ええ?!ウエクミ先生がショーを初演出?!
バッディ?グッディ?はぁ??何言っちゃってんの?
ウエクミ先生大丈夫?これスベってない??
わ
た
し
が
悪
う
ご
ざ
い
ま
し
た
ということで、セリ美が大好きだった荻田先生なきいま、ついに心酔できる先生に出会えまして。
あーあーウエクミ茶やってくんねーかなー
演出家のお茶会なんてあるわけねーかーはははー
間もなくウエクミ先生が公演を終えて会場に到着しますのでご着席をおねがいしま~す
ではかんぱ~い!
プレゼント抽選会~まずは3名の方にウエクミ先生ご愛用のサインペンを~
ではウエクミ先生に皆さんからのプレゼントで~す今回は小池修一郎演出作品一式を~
さぁではお名残は尽きませんがウエクミ先生のご退場で~すこのあと会場の外でウエクミ先生が皆さんをお見送りしますので、アンケート用紙にご記入のうえ、ウエクミ先生に直接お手渡しくださ~い
…みたいな。
あるわけねーかー!
あった……
このようにブログを持っていると自分の好きなものをお知らせしておくことができるので、それに関する情報が集まりやすくて本当にうれしく思います。
皆さんいつもセリ美に情報やチケットやせんべいを与えてくれて本当にどうもありがとう。
お返しはノベルティグッズでしたいなと思っていますので、ご観劇がセリ美とかぶることがありましたら是非捕獲してくださいね。
なにかしらのグッズを進呈させていただきますのでね。
そして、もともと観劇予定を入れていたのが10月25日だったので、このウエクミ茶(10月23日開催)情報を聞いてすぐに日帰り遠征だった予定を泊まり遠征に変更しました。
とはいえ…宙組月間の貧乏ぶりはもうビッグな歌手を夢見て上京した築50年の4畳半アパートに住む若者のようになります。
出かけない週の風呂は3日に1回、もやし料理のレパートリーを着実に増やすそんなセリ美がビジネスホテルになんて…
そんなプチトリアノン宮殿みたいな場所になど…泊まれるはずがない…
セリ美には着ていくドレスもないし…
そこで、人生4度目となるゲストハウスまたはユースホステルでの遠征を決めました。
人生最初のゲストハウスは、ヅカファンご用達女性専用ゲストハウス『ルノアール』さん。
他人と一緒の寝室だなんてドキドキしたんですけどなかなか悪くない居心地だったので、第2次ヅカファン時代に突入して和希そらという可愛い息子を発見してからはビジネスホテルから格下げ、十数年ぶりにルノアールさんを利用してゲストハウス2度目。
そして今年の1月に東京の両国あたりで泊まったゲストハウスが3度目。
ここで完全に味をしめて、セリ美のホステル人生がスタートします。
なんかホステス人生みたいだな。全然違うけど。
ということで、今回も迷わずホステルを選択。
しかも京都なんつったら外国人宿泊客の宝庫。
ホステルなんてきっと選びたい放題だと確信してました。
案の定良さげなところが1泊2000円で取れたので2泊3日の久々のムラ遠征にわくわくしていたら、お仲間からなんと「スカステ公開収録が当たった」というとんでもねえお誘いが!!!
スカステ収録は10月26日。
なんという都合のいい…!!
で、最終的に
10月23日 ウエクミ茶
10月25日 白鷺/ルネサンス
10月26日 スカステ収録
という密な密な、密すぎる4泊5日を過ごすことになりまして。
ウエクミ茶だってお仲間からタレコミがあり、白鷺だってそら会で取っていただき、スカステ収録だってお仲間が当ててくれた。
収録終わりが遅い時間なので泊まるしかなく、でも金曜夜なんてホステルですら高い…そんなセリ美に手を差し伸べてくだすった、ムラにお住まいのある羨望対象のお仲間もいらっしゃって…
なんだかもう…一匹狼で劇場通いしてた第1次ヅカファン時代の私がそれを知ったらどう思うでしょうね。
人の情けが身に沁みます、ほんと。。
こうしてブログでお返しすることがセリ美にできるいちばんの恩返しかなと思いますので、失神するまで書きます!
さて、そんな行程となった今回のムラ遠征。
順を追ってレポしていきましょうね。
まずはウエクミ茶です。
演出家の先生の講演会だなんてもちろん初めてですし、天下の京都大学の構内に足を踏み入れるのも初めて。
この日泊まるホステルから京都大学までは徒歩30分あったんですが、バス代も電車代ももったいないセリ美はもちろん歩兵部隊です。
まずはホステルに荷物を置き、講演内容をメモらねば!と思っていたのでパソコンをリュックに入れて京大へ出発。
少し早めに着いて構内を散策させてもらおーっと!とか思って開場30分前に着いたんですが、講堂のほうから「最後尾はこちらでーす!」の叫び声が聞こえてきたのでまさかと思って見に行くと…
そのまさかでして。
いつもこんななのかしら…?と大学関係者のヅカファンの方に訊いたら、「そんなことはない」と。
もうね、トップさんのお茶会以上の人数いらっしゃったんじゃないでしょうか。
だって講堂に入りきらなかった方たちは2階でライビュですよライビュ!!
ライビュするお茶会なんて聞いたことねえわ!!
でも、30分前に並べた甲斐もあり、そこそこの席に座れまして。
うふふふふふふ。
ここまでとはいきませんでしたけども、
なかなかのSS席でした。
まぁ基本的なことはノル香のほうで書きましたので
https://takaradukas.net/post-14289-14289
これをご覧いただくとしまして。
この講演会のスタート、ウエクミ氏はいきなり「カマキリのダンスってご覧になった方いらっしゃいます?」というとんでもないアンケートからスタート。
「は??」
と一瞬思ったんですが、「エコーズ」という作品の…という言葉を聞いて、「あのとんでもねえ前衛的場面のことか!!!」と判明。
もうね、なんか森山未來あたりが白塗りになって上半身裸で踊り狂ってそうな摩訶不思議なダンスなんですけど、カマキリの求愛・交尾・捕食までを表したという、全身タイツで1組のカップルがひたすら踊る場面です。
あれをいきなり「観たことがあるか」と…。
そしてそれを「あんな自由な時代が羨ましい」と羨望の想いを語り出すウエクミ氏。
次回作の『霧深きエルベのほとり』の、札束でヒロインをぶっ叩く場面を見せてきて「これ絶対やりたいんですぅ~」と宣言するウエクミ氏。
やっぱり天才ってこういうものなんだな…っていろいろと理解しました。
でも、宝塚を仕事にすることが本当にセリ美の憧れなのだ!と情熱をもらいました。
本当は大学受験からやり直して名門大学の文学部にでも入って歌劇編集部をもう一度受験し直したいけど、もう無理なので、今から目指せる夢を実現したいなと思います!
と、やる気に満ち満ちて講堂を出たら雨が降っていて、相変わらずの雨女の自分にニヒルな笑いを漏らしたりなんかしていた。
足元に青いライトが光る少しカーブのかかった細道を歩きながらソフト帽の縁にシュッと人差し指を滑らせてトレンチの襟を立てて後ろを振り返りながら遠い目をして寂しい笑顔を浮かべて花道にはけていったところで緞帳が降りてきたような気がしたよね。
心なしか拍手も聞こえた。
そして急いでショーの準備に取りかかろうとしちゃったよね。
そんなことで空腹を紛らわせまして。
ホステルへの道すがら、学生街ということでカレーやらラーメンやら旨そうな匂いがセリ美をどんどん襲ってきて発狂するかと思いました。
しかもここは京都。
ラーメンに九条ネギなんてたくさん乗っちゃってさあ…
半チャーハンもネギたっぷりでシャキシャキの歯ざわりがして、その反面とろっとろのチャーシューがほろりと口でほぐれて旨味がひろがっああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
という闘いを制し、無事ホステルへ辿り着き、向かいにある100円ローソンで豚骨ラーメンデカ盛と、罪悪感を薄めるためにヨーグルトを1個買った。
豚骨ラーメンには3切れくらいのフリーズドライネギも入っていたよ…
え?飲み物?ホステルにはたいていウォーターサーバーがあるんですよおお
持ってきた水筒にそれをしこたま注いだよね。
京都三条という素晴らしい観光地にいながら100円のカップ麺とタダの水。
ふふふ…それも可愛い息子のためさ…
母さん、こんな苦労なんともないんだから!!
来年は博多でダンスコンテストがあるって幼馴染みのせっちゃんが教えてくれたけど…
母さん、横断幕持って博多までサプライズ応援しに行っちゃうんだから!
あれ…なぜ親子劇場になっているのだろうか…
何の話だっけ…?
そうそう、貧乏も愛息子のためならどんと来い!って話ですね。
エントランスにあるコミュニティスペースの座敷の奥を陣取り、そこがこの2日間のセリ美の仕事場と化した。
あっちでフランス語、こっちでイタリア語、向こうで中国語…みたいなカオスだったのでむしろ仕事がはかどった。
あまりにもセリ美が鬼気迫る顔で難解すぎるウエクミ先生の講演内容を記事にするためにキーボードを叩いていたので、誰も近寄っても来なかったし話しかけにも来なくて非常に居心地が良かった。
水もお茶も飲み放題、向かいには100円ローソン。
大部屋にあるセリ美のプライベートスペースである2段ベッドも適度な密室感が落ち着くしシャワー室も洗面台もトイレも清潔でアメニティーも充実。
これで2000円って!!!!!
天国か!!
今のところ、このホステルがセリ美史上暫定1位です。しかもダントツぶっちぎり。
https://www.ryokanhostel.com/
今年の7月にオープンしたばかりなのでとにかく綺麗。
そして設備をケチってない。
トイレの蓋だって自動で開いちゃうんだから!
ドライヤーからはイオンが出ちゃうんだから!
髪を巻くコテだって置いてあったんだから!使わないけど!
そして京都三条のど真ん中という立地。
駅から徒歩5分。
翌日は何の予定もなかったのでひたすらこのコミュニティスペースで仕事をし続けたセリ美。
スタッフさんの仕事ぶりを1日中見ていましたが、仕事ぶりもとっても真面目でした。
無駄に話しかけてもこないし、でも何か質問したら笑顔でいろいろ教えてくれる。
宿泊客の外国人の皆さんも「Thank you!」と何度も何度も言っていた。
旅寛ホステル祇園さーーーーん!!!
絶対にまた行きますからねーーー!!!!
という感謝の気持ちをフロントにいたおねえさんに最後に伝えたら「お待ちしてます!」とにっこり。
途中、ウエクミ記事の難解さに発狂してつい「京都にいるのに宿に1日中こもって仕事をするしかないセリ美の虚しさよ…」みたいなツイートをしたら、そんなセリ美を哀れに思ったご近所の読者様が差し入れをたくさん持って登場するというサプライズもあり。
おかげさまで、翌日の朝食代と昼食代が浮きまして…
もうほんとにセリ美は読者の皆様に養ってもらっております。
アフィリエイト無しの完全無収入ブログなのに。
有難いことこの上ないですよねえええ
そんで翌日の24日は完全にノースケジュールだったのでいわゆるカンヅメって状態でウエクミ記事を仕上げました。
途中、フランス人らしき3人組が新規でホステルにやってきて、男性1人女性2人という不思議なチーム編成でして、
「これは…一体…どういう…?」
と仕事そっちのけで観察し、その3人の関係性をいろいろと推理してみたんですがどうも仲良し友達3人組という様相。
おフランス的には男女の友情の成立可否なんて古臭いダサい考え方なんてあるわけないわよねぇ~セリ美ったらいやだわぁ~ババアはこれだから~なんて思ってまた仕事に戻った。
そして翌朝。
朝6時に目が覚めてまたエントランスに繰り出してウエクミ茶の続きをカタカタ書いていたら、ゆうべの3人組のうち、男性が1人でZIP!を観ながら朝食をとっていた。
フランス人にも桝アナの誠実さは伝わるのかしらね~?なんて。
男性と女性はフロアが違うので、ここで待ち合わせなのかしら~?なんて。
そしたら登場した、グループのうちの1人の女性。
…あれ??
なんか昨日見かけたときと雰囲気が違うなあ…おフランスの女性の朝のけだるさはずいぶんお色気を振りまくのねえ…?
セリ美も見習わなくっch…
………え?
ど、ど、ど、どういうこと…?
昨日までの「私たち男女という壁なんて関係ない友達だもんね~一緒にジャポネにも来ちゃうもんね~一生親友でいようね~」感はどこへ…
おかしいな…
きのうの女性たちとはまた違う人なのかしら…
このベッタリグッドモーニンを10分ほどこなし、女性はまた女性専用フロアへ帰って行った…
なんだったんだろう…
ウエクミ茶レポの手は完全に止まった。
そしてまたフランス男性はZIPを見ている…
日本語のニュースなんて見て面白いんだろうか…
あ…iPhoneのCMだ…これなら世界共通だから面白いかも…
これは見ないんかーーーい!
みたいなことでしばらく時間が過ぎた。
すると、連れの女性2人組が現れた。
あ…やっぱりさっきの人だ…
…あれ…「おはよう~」みたいな挨拶を3人で交わしている…
今日はいま初めて会いました~昨夜は眠れた~?的な会話の雰囲気を感じる。
やっぱり昨日見た男女親友3人組だ…
こ、これは……一体…?
みたいな、おフランスのクレームブリュレ風イマドキ恋愛事情などに気を取られたりして、なんとかかんとかウエクミ茶レポを仕上げた。
途中、家族旅行で来ていると思われる3世代ルーマニア系ファミリーの「今日の観光プラン選定」の小競り合いなんかも繰り広げられたりして、ああどこも男性陣の意見が弱いのねみたいなことに気を取られたり、なかなかドラマチックでワールドワイドな仕事場であった。
それを横目にキッチンで黙々と野菜ラーメンを煮込む中国人。みたいな。
まぁ物書きにとってはネタの宝庫みたいなところがホステルの良さでもありますよね。
結局、京都三条という素晴らしい場所にいながら、徒歩圏内に文化遺産が山ほどあるエリアにいながら、各国の人間関係やラーメンの煮込み具合だけを見ていた1日を過ごしました。
そして!『白鷺の城/異人たちのルネサンス』の三度目の観劇日を迎えるわけです!
そういや、まだ感想書いてなかったですもんね~ノル香しか。
そんなにたくさん感想抱くほどの両作品ではなかったのですが、ちょろっとだけ書いてみたいと思います。次回に。
やっぱりブログは書き出すまでは悶々するんですが書き始めると楽しいな~
あのフランス人3人組が帰国して2人の秘密裡交際がもうひとりの女性にバレてちょっと修羅場みたいになってるといいな、なんて思いながら
京都をあとにしました。
さぁいざ宝塚へ!
可愛い可愛い息子のそらがこの物好きブログを読んでいませんように…
贔屓ができるとお金にも時間にも余裕がなくなるのに心にはめちゃめちゃ余裕ができるというオタ現象ねコレ。
頼まれてるグッズ制作もまだまだ終わってないしLINEスタンプの陣も途中だし…
がんばりまふ。
さて、セリ美は以前からウエクミ先生のことは星逢一夜の時から想いを寄せておりました。
それで過去作品を映像で見ても素晴らしいとしか言いようがない。
え?まぁ様の退団公演をウエクミ先生が?!
まぁ様のイメージだと極寒のロシアとか…悲劇とか…う~~~む…どうなの…?
て
ん
さ
い
ええ?!ウエクミ先生がショーを初演出?!
バッディ?グッディ?はぁ??何言っちゃってんの?
ウエクミ先生大丈夫?これスベってない??
わ
た
し
が
悪
う
ご
ざ
い
ま
し
た
ということで、セリ美が大好きだった荻田先生なきいま、ついに心酔できる先生に出会えまして。
あーあーウエクミ茶やってくんねーかなー
演出家のお茶会なんてあるわけねーかーはははー
間もなくウエクミ先生が公演を終えて会場に到着しますのでご着席をおねがいしま~す
ではかんぱ~い!
プレゼント抽選会~まずは3名の方にウエクミ先生ご愛用のサインペンを~
ではウエクミ先生に皆さんからのプレゼントで~す今回は小池修一郎演出作品一式を~
さぁではお名残は尽きませんがウエクミ先生のご退場で~すこのあと会場の外でウエクミ先生が皆さんをお見送りしますので、アンケート用紙にご記入のうえ、ウエクミ先生に直接お手渡しくださ~い
…みたいな。
あるわけねーかー!
あった……
このようにブログを持っていると自分の好きなものをお知らせしておくことができるので、それに関する情報が集まりやすくて本当にうれしく思います。
皆さんいつもセリ美に情報やチケットやせんべいを与えてくれて本当にどうもありがとう。
お返しはノベルティグッズでしたいなと思っていますので、ご観劇がセリ美とかぶることがありましたら是非捕獲してくださいね。
なにかしらのグッズを進呈させていただきますのでね。
そして、もともと観劇予定を入れていたのが10月25日だったので、このウエクミ茶(10月23日開催)情報を聞いてすぐに日帰り遠征だった予定を泊まり遠征に変更しました。
とはいえ…宙組月間の貧乏ぶりはもうビッグな歌手を夢見て上京した築50年の4畳半アパートに住む若者のようになります。
出かけない週の風呂は3日に1回、もやし料理のレパートリーを着実に増やすそんなセリ美がビジネスホテルになんて…
そんなプチトリアノン宮殿みたいな場所になど…泊まれるはずがない…
セリ美には着ていくドレスもないし…
そこで、人生4度目となるゲストハウスまたはユースホステルでの遠征を決めました。
人生最初のゲストハウスは、ヅカファンご用達女性専用ゲストハウス『ルノアール』さん。
他人と一緒の寝室だなんてドキドキしたんですけどなかなか悪くない居心地だったので、第2次ヅカファン時代に突入して和希そらという可愛い息子を発見してからはビジネスホテルから格下げ、十数年ぶりにルノアールさんを利用してゲストハウス2度目。
そして今年の1月に東京の両国あたりで泊まったゲストハウスが3度目。
ここで完全に味をしめて、セリ美のホステル人生がスタートします。
なんかホステス人生みたいだな。全然違うけど。
ということで、今回も迷わずホステルを選択。
しかも京都なんつったら外国人宿泊客の宝庫。
ホステルなんてきっと選びたい放題だと確信してました。
案の定良さげなところが1泊2000円で取れたので2泊3日の久々のムラ遠征にわくわくしていたら、お仲間からなんと「スカステ公開収録が当たった」というとんでもねえお誘いが!!!
スカステ収録は10月26日。
なんという都合のいい…!!
で、最終的に
10月23日 ウエクミ茶
10月25日 白鷺/ルネサンス
10月26日 スカステ収録
という密な密な、密すぎる4泊5日を過ごすことになりまして。
ウエクミ茶だってお仲間からタレコミがあり、白鷺だってそら会で取っていただき、スカステ収録だってお仲間が当ててくれた。
収録終わりが遅い時間なので泊まるしかなく、でも金曜夜なんてホステルですら高い…そんなセリ美に手を差し伸べてくだすった、ムラにお住まいのある羨望対象のお仲間もいらっしゃって…
なんだかもう…一匹狼で劇場通いしてた第1次ヅカファン時代の私がそれを知ったらどう思うでしょうね。
人の情けが身に沁みます、ほんと。。
こうしてブログでお返しすることがセリ美にできるいちばんの恩返しかなと思いますので、失神するまで書きます!
さて、そんな行程となった今回のムラ遠征。
順を追ってレポしていきましょうね。
まずはウエクミ茶です。
演出家の先生の講演会だなんてもちろん初めてですし、天下の京都大学の構内に足を踏み入れるのも初めて。
この日泊まるホステルから京都大学までは徒歩30分あったんですが、バス代も電車代ももったいないセリ美はもちろん歩兵部隊です。
まずはホステルに荷物を置き、講演内容をメモらねば!と思っていたのでパソコンをリュックに入れて京大へ出発。
少し早めに着いて構内を散策させてもらおーっと!とか思って開場30分前に着いたんですが、講堂のほうから「最後尾はこちらでーす!」の叫び声が聞こえてきたのでまさかと思って見に行くと…
そのまさかでして。
いつもこんななのかしら…?と大学関係者のヅカファンの方に訊いたら、「そんなことはない」と。
もうね、トップさんのお茶会以上の人数いらっしゃったんじゃないでしょうか。
だって講堂に入りきらなかった方たちは2階でライビュですよライビュ!!
ライビュするお茶会なんて聞いたことねえわ!!
でも、30分前に並べた甲斐もあり、そこそこの席に座れまして。
うふふふふふふ。
ここまでとはいきませんでしたけども、
なかなかのSS席でした。
まぁ基本的なことはノル香のほうで書きましたので
https://takaradukas.net/post-14289-14289
これをご覧いただくとしまして。
この講演会のスタート、ウエクミ氏はいきなり「カマキリのダンスってご覧になった方いらっしゃいます?」というとんでもないアンケートからスタート。
「は??」
と一瞬思ったんですが、「エコーズ」という作品の…という言葉を聞いて、「あのとんでもねえ前衛的場面のことか!!!」と判明。
もうね、なんか森山未來あたりが白塗りになって上半身裸で踊り狂ってそうな摩訶不思議なダンスなんですけど、カマキリの求愛・交尾・捕食までを表したという、全身タイツで1組のカップルがひたすら踊る場面です。
あれをいきなり「観たことがあるか」と…。
そしてそれを「あんな自由な時代が羨ましい」と羨望の想いを語り出すウエクミ氏。
次回作の『霧深きエルベのほとり』の、札束でヒロインをぶっ叩く場面を見せてきて「これ絶対やりたいんですぅ~」と宣言するウエクミ氏。
やっぱり天才ってこういうものなんだな…っていろいろと理解しました。
でも、宝塚を仕事にすることが本当にセリ美の憧れなのだ!と情熱をもらいました。
本当は大学受験からやり直して名門大学の文学部にでも入って歌劇編集部をもう一度受験し直したいけど、もう無理なので、今から目指せる夢を実現したいなと思います!
と、やる気に満ち満ちて講堂を出たら雨が降っていて、相変わらずの雨女の自分にニヒルな笑いを漏らしたりなんかしていた。
足元に青いライトが光る少しカーブのかかった細道を歩きながらソフト帽の縁にシュッと人差し指を滑らせてトレンチの襟を立てて後ろを振り返りながら遠い目をして寂しい笑顔を浮かべて花道にはけていったところで緞帳が降りてきたような気がしたよね。
心なしか拍手も聞こえた。
そして急いでショーの準備に取りかかろうとしちゃったよね。
そんなことで空腹を紛らわせまして。
ホステルへの道すがら、学生街ということでカレーやらラーメンやら旨そうな匂いがセリ美をどんどん襲ってきて発狂するかと思いました。
しかもここは京都。
ラーメンに九条ネギなんてたくさん乗っちゃってさあ…
半チャーハンもネギたっぷりでシャキシャキの歯ざわりがして、その反面とろっとろのチャーシューがほろりと口でほぐれて旨味がひろがっああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
という闘いを制し、無事ホステルへ辿り着き、向かいにある100円ローソンで豚骨ラーメンデカ盛と、罪悪感を薄めるためにヨーグルトを1個買った。
豚骨ラーメンには3切れくらいのフリーズドライネギも入っていたよ…
え?飲み物?ホステルにはたいていウォーターサーバーがあるんですよおお
持ってきた水筒にそれをしこたま注いだよね。
京都三条という素晴らしい観光地にいながら100円のカップ麺とタダの水。
ふふふ…それも可愛い息子のためさ…
母さん、こんな苦労なんともないんだから!!
来年は博多でダンスコンテストがあるって幼馴染みのせっちゃんが教えてくれたけど…
母さん、横断幕持って博多までサプライズ応援しに行っちゃうんだから!
あれ…なぜ親子劇場になっているのだろうか…
何の話だっけ…?
そうそう、貧乏も愛息子のためならどんと来い!って話ですね。
エントランスにあるコミュニティスペースの座敷の奥を陣取り、そこがこの2日間のセリ美の仕事場と化した。
あっちでフランス語、こっちでイタリア語、向こうで中国語…みたいなカオスだったのでむしろ仕事がはかどった。
あまりにもセリ美が鬼気迫る顔で難解すぎるウエクミ先生の講演内容を記事にするためにキーボードを叩いていたので、誰も近寄っても来なかったし話しかけにも来なくて非常に居心地が良かった。
水もお茶も飲み放題、向かいには100円ローソン。
大部屋にあるセリ美のプライベートスペースである2段ベッドも適度な密室感が落ち着くしシャワー室も洗面台もトイレも清潔でアメニティーも充実。
これで2000円って!!!!!
天国か!!
今のところ、このホステルがセリ美史上暫定1位です。しかもダントツぶっちぎり。
https://www.ryokanhostel.com/
今年の7月にオープンしたばかりなのでとにかく綺麗。
そして設備をケチってない。
トイレの蓋だって自動で開いちゃうんだから!
ドライヤーからはイオンが出ちゃうんだから!
髪を巻くコテだって置いてあったんだから!使わないけど!
そして京都三条のど真ん中という立地。
駅から徒歩5分。
翌日は何の予定もなかったのでひたすらこのコミュニティスペースで仕事をし続けたセリ美。
スタッフさんの仕事ぶりを1日中見ていましたが、仕事ぶりもとっても真面目でした。
無駄に話しかけてもこないし、でも何か質問したら笑顔でいろいろ教えてくれる。
宿泊客の外国人の皆さんも「Thank you!」と何度も何度も言っていた。
旅寛ホステル祇園さーーーーん!!!
絶対にまた行きますからねーーー!!!!
という感謝の気持ちをフロントにいたおねえさんに最後に伝えたら「お待ちしてます!」とにっこり。
途中、ウエクミ記事の難解さに発狂してつい「京都にいるのに宿に1日中こもって仕事をするしかないセリ美の虚しさよ…」みたいなツイートをしたら、そんなセリ美を哀れに思ったご近所の読者様が差し入れをたくさん持って登場するというサプライズもあり。
おかげさまで、翌日の朝食代と昼食代が浮きまして…
もうほんとにセリ美は読者の皆様に養ってもらっております。
アフィリエイト無しの完全無収入ブログなのに。
有難いことこの上ないですよねえええ
そんで翌日の24日は完全にノースケジュールだったのでいわゆるカンヅメって状態でウエクミ記事を仕上げました。
途中、フランス人らしき3人組が新規でホステルにやってきて、男性1人女性2人という不思議なチーム編成でして、
「これは…一体…どういう…?」
と仕事そっちのけで観察し、その3人の関係性をいろいろと推理してみたんですがどうも仲良し友達3人組という様相。
おフランス的には男女の友情の成立可否なんて古臭いダサい考え方なんてあるわけないわよねぇ~セリ美ったらいやだわぁ~ババアはこれだから~なんて思ってまた仕事に戻った。
そして翌朝。
朝6時に目が覚めてまたエントランスに繰り出してウエクミ茶の続きをカタカタ書いていたら、ゆうべの3人組のうち、男性が1人でZIP!を観ながら朝食をとっていた。
フランス人にも桝アナの誠実さは伝わるのかしらね~?なんて。
男性と女性はフロアが違うので、ここで待ち合わせなのかしら~?なんて。
そしたら登場した、グループのうちの1人の女性。
…あれ??
なんか昨日見かけたときと雰囲気が違うなあ…おフランスの女性の朝のけだるさはずいぶんお色気を振りまくのねえ…?
セリ美も見習わなくっch…
………え?
ど、ど、ど、どういうこと…?
昨日までの「私たち男女という壁なんて関係ない友達だもんね~一緒にジャポネにも来ちゃうもんね~一生親友でいようね~」感はどこへ…
おかしいな…
きのうの女性たちとはまた違う人なのかしら…
このベッタリグッドモーニンを10分ほどこなし、女性はまた女性専用フロアへ帰って行った…
なんだったんだろう…
ウエクミ茶レポの手は完全に止まった。
そしてまたフランス男性はZIPを見ている…
日本語のニュースなんて見て面白いんだろうか…
あ…iPhoneのCMだ…これなら世界共通だから面白いかも…
これは見ないんかーーーい!
みたいなことでしばらく時間が過ぎた。
すると、連れの女性2人組が現れた。
あ…やっぱりさっきの人だ…
…あれ…「おはよう~」みたいな挨拶を3人で交わしている…
今日はいま初めて会いました~昨夜は眠れた~?的な会話の雰囲気を感じる。
やっぱり昨日見た男女親友3人組だ…
こ、これは……一体…?
みたいな、おフランスのクレームブリュレ風イマドキ恋愛事情などに気を取られたりして、なんとかかんとかウエクミ茶レポを仕上げた。
途中、家族旅行で来ていると思われる3世代ルーマニア系ファミリーの「今日の観光プラン選定」の小競り合いなんかも繰り広げられたりして、ああどこも男性陣の意見が弱いのねみたいなことに気を取られたり、なかなかドラマチックでワールドワイドな仕事場であった。
それを横目にキッチンで黙々と野菜ラーメンを煮込む中国人。みたいな。
まぁ物書きにとってはネタの宝庫みたいなところがホステルの良さでもありますよね。
結局、京都三条という素晴らしい場所にいながら、徒歩圏内に文化遺産が山ほどあるエリアにいながら、各国の人間関係やラーメンの煮込み具合だけを見ていた1日を過ごしました。
そして!『白鷺の城/異人たちのルネサンス』の三度目の観劇日を迎えるわけです!
そういや、まだ感想書いてなかったですもんね~ノル香しか。
そんなにたくさん感想抱くほどの両作品ではなかったのですが、ちょろっとだけ書いてみたいと思います。次回に。
やっぱりブログは書き出すまでは悶々するんですが書き始めると楽しいな~
あのフランス人3人組が帰国して2人の秘密裡交際がもうひとりの女性にバレてちょっと修羅場みたいになってるといいな、なんて思いながら
京都をあとにしました。
さぁいざ宝塚へ!
可愛い可愛い息子のそらがこの物好きブログを読んでいませんように…
コメント
コメント一覧 (2)
セリ美さん
バウホールでのスカステ収録に行けたんですね!と思って読み進めど、そこまで行かずに2回分終わってしまった。。長いな。
京都泊まりですか。いいですね。実は小生も12月の雪組ファントム遠征では京都泊まりにしてみました。こっちはホステルではなくホテルですが。小生とは違い真人間の嫁もいるし。(先日、岡山県にある『日本のエーゲ海=牛窓』でひとりペンションに泊まったら場違い感が半端なかった。。)
ところで、ホーム画面右上にあるセリ美さんがロケットしてる絵はいいですね!セリ美さんの足の上がり具合や、両側ジェンヌさんの両腕の角度の違い、「やっ!」など、細かい描写が特に受けました。
京都はセリ美もヅカ関係ない旅行で何度も訪れていますが、やっぱりすごく好きです!
冬の京都は底冷えがしますが冬のお魚やお野菜が美味しくていいですね!
先日そら茶のときに寄った、京都大近くにある吉田山の頂上付近にあるカフェがすごく良かったです!
ヅカ遠征のおかげで関西の宿泊場所事情にどんどん詳しくなっていってるので、ゲストハウスライターのお仕事なんかもそろそろ請けられるかも?!なんて。
セリ美の図々しいロケット姿をお褒め下さり恐縮です(笑)
どんなに背が低かろうが足が太かろうが、果敢にコスプレに挑むセリ美の図々しさに私も勇気をもらっています!
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