焼け野原の延焼が止まらないんですけども…
これ大丈夫なん…??
博多座のレポも書いてないっつーのに、これじゃあ全然書けないやんけ。
特に、みりおさんの退団って、過去で言うちえちゃん(柚希さん)とかレベルの「あ~~時代終わったああああああああああ」的なお別れですよね。
実際に平成という時代が終わろうとしてるんですけども。
しかも、まるで「じゃあ2019年ね!」と示し合わせたように89期の皆さんが一気に去っていってしまいます。
それにしたって、宝塚はなんだか105周年にずいぶん大きな変化を迎えているなあと感じますね。
こんなことって以前にも例があったのでしょうか。
ちょっと歴史の勉強をしながら、過去の例を遡ってみましょうかね。
日本史は主に6つの時代に区分されていますが、まずはセリ美的に宝塚の時代区分をしてみましょうか。
先史時代 1913年~ 「宝塚唱歌隊」
古代 1914年~ 第1回公演『ドンブラコ』、音楽学校設立
中世 1927年~ 『モンパリ』
近世 1934年~ 第2次世界大戦、『太平洋行進曲』
近代 1974年~ 『ベルばら』誕生
現代 1998年~ 宙組誕生(セリ美も誕生)、東京宝塚劇場リニューアル
こんな感じでしょうかね。
これテストに出ますからね~ライン引いておいてね~
105年も続いてる宝塚ですから、近代以前の例と比べてもあんまり意味は無いわけです。
今と同じような制度がある程度整った現代区分の中で、比較していきたいと思います。
現代の中で大きなトピックスといえば…
なんかいろいろ細かいことはありますが、とりあえず宙組の誕生と新専科制度の開始でしょうか。
宙組の発足は、1998年。84周年の年。
新専科制度は、2000年。86周年の年です。
う~ん、なんだか中途半端なタイミング。
これは90周年に向けての制度の整えだったのでしょうかね~。
とりあえずこれ以上組が増えることはもうないでしょうし、新専科制度もまだかろうじて続いていますので、この体制は変わらないまま今後も宝塚は続いてゆく予定なのでしょう。
でも新専科、かちゃと愛ちゃん2人なんてねえ。
この2つの大きな変革を機に、スター不足がじわじわと進んでいるな~というのは毎年感じています。
そりゃそうですよねえ。
音楽学校生の数は変わらないのに、組が1つ増えて、なんなら新専科っていうのも新しい組みたいなもんで。しかも次期トップ候補みたいな精鋭スターばっか集めちゃってるチームなわけで。
新専科が発足したばかりの頃って、どの組にもたいてい必ず新専科さんが特出していて、しかも2人とかいらっしゃいました。
階段降りもなかなかトップさんが出てこなくて、スターばっかり!!!みたいな感じでしたね。
今だと、「え、もう3番手さん降りてきちゃうの?」みたいな速さ。
劇団的にも、今は明確な番手をつけるのにものすごく慎重になっていて、なかなか階段の一人降りはさせてもらえないですね。
劇団の方針としてあえて路線スターの人数を少数精鋭にしているのかもしれないですけど、やっぱり「どこを見てもスターだらけ!」みたいな時代を知っていると、「少ないなあ…」感はありますねえ。
例えば、真矢みきさん時代の花組を見てみましょうか。(敬称略)
真矢みき
愛華みれ
匠ひびき
初風 緑
伊織直加
春野寿美礼
朝海ひかる(1996年まで)
瀬奈じゅん
水 夏希さま(1997年から)
彩吹真央
蘭寿とむ
という面々が1組内に同時期にいらっしゃいました。
まぁ、特にこの時代の花組男役はすさまじかったんですが。
当時のオサさん以下の学年はもちろんまだ新公学年ですが、若手チームで銀橋渡ったりして、「んまぁ~どの子も可愛いわ~~どうしましょ」みたいな感じで皆さんオペラをあっちこっちやってました。
そしてトップ就任率の高さね。
花組以外だって似たような状況で、「んまぁ~どの子も可愛いわ~」状態だったような気がします。
なんかちょっと誤解を生みそうなのですが、「路線に乗せますよ~」「この子は路線ですよ~」という扱いになっている生徒が今より多かったという意味です。

でも、もちろん全員がトップになれるほど枠はありませんから、きっと劇団がさらなる精鋭に磨き上げたくて新専科(通称ね)というかたちで5組から路線スターさんをごっそりと異動させたんですね。
その新専科さんが毎回2人くらいずつ5組に出張してくださるんですから、その「やった~!!共演!!」という嬉しいニュースがたくさんありました。
愛ちゃんが今度の星組に出てくれる、みたいな「今までならあり得ない共演!」というわくわくですね。
でも、やっぱり新専科さん全員が全員トップになれないので、わたるさんや彩輝さんなど、凱旋帰国できたスターさんはごく一部でしたね。
新専科からのトップは今のところみっちゃんが最後ですね。
そんなこんなでスターさんたちがバッタバッタと辞めていき、宙組&新専科発足以降、「スター不足だよね~~」なんてのがヅカファンの合言葉のようになっていきます。(※セリ美個人の感想です)
じゃあもっと音楽学校生増やしたらいいじゃんとも思いますが、1学年約40人、合計80人ほどが先生たちが見られる限界なのかもしれないですね。
で、ウィキを見てみると、2010年(ミズさまが退団された年)にムラの年間動員数が80万人を下回ってしまいます。(2017年は119万人で過去最多)(ほんとかよ…客席結構空いてるぞ…?)(会チケでダブついてるんじゃないの~?)
その2010年を機に、でしょうかね~
やけに劇団がビジネス臭を前面に押し出してきたのは。
でもその反面、美弥ちゃんなどの集客力も人気もあるスターさんをみすみす逃してしまうとかいう愚策を決行するしね。
なにがしたいねん!!!!
という全国のヅカファンの声をとりあえずここで代弁しておきますね。
まぁそんなこんなで、宝塚現代史における過去の大きな変革を例に挙げてみましたが、どうやら周年を意識した大きな変革は実行していないようです。
でも!ひとつ気になる点が!!
過去に、同時期に同期生が一気にトップに就任した例というのは、71期生が挙げられますね。
轟理事の71期ですよ。
花:愛華みれさん
月:真琴つばささん
雪:轟 悠 理事
星:稔 幸さん
宙:和央ようかさん(74期生)
4人ものトップさんが同期生っていうのは過去最多でした。
これ、ちょうどミレニアムの年。2000年ね。
宝塚的には86周年なのでアニバーサリーイヤーではないです。
(2001年に東京宝塚劇場がリニューアルオープンしたので、そのお披露目目的では?というご意見をもらいました!なるほど!!)
まぁね、偶然にこのタイミングで71期生がちょうどいいポジションにいらっしゃったということもあるとは思いますよ。
でも、多少なりとも数年前から劇団内で
「いよいよ2000年代やってきますな~世間はいろいろとお祭りムードになるでしょうな~。うちもなんか盛り上がれるようなトピックスないもんかねえ?あ!そういやこのまま順当に行けば71期生が…」
みたいな算段が見えてきた事実もあると思います。
そういう意味で見ると、この平成が終わって新しい年号が始まる!っていう貴重なタイミングも、劇団としては何かの変革や記念の年になるといいな~なんて気持ちがないわけでもないんじゃ…?とか考えてしまいます。
もしかしたら、89期生もそういう意味で
「平成から新しい時代に変わるタイミングで自分の人生も新しい道へ!」
という気持ちが揃ったのかもしれないな、なんて思います。
(↑今日のブログではこれがいちばん言いたかった)
じゃあ、その日本の歴史に新しい年号が誕生するという節目に、劇団は何かしかけてくるか?と思うと…
噂されている95期揃い踏みというのはちょっと非現実的のような。
それよりも、順当に
咲ちゃん、キキはん、愛ちゃんにトップになってもらわにゃあ。
じゃあ110周年に95期揃い踏みやるか?というと…
その頃95期は研16??
うん、ちょうどいいんじゃないですかね。
やっぱりね、男役さんも娘役さんもそうですけどあまりに早いトップ就任はちょっと、ね。
ご本人としても「満を持して」という自信がついた頃がいいでしょうし、観てるほうも納得して観られますからね。
ということで、セリ美の願いは「順当に、ね。順当に。」です。
最後に、さきほど「一番言いたかった」と書いた件。
みりおさんが退団会見で涙を流されたようですね。
ちぎちゃんなんかも千秋楽の会見で涙する場面がありました。
その涙の意味はいろいろあるとは思います。
「みんなとお別れするのがさみしい」
「男役とお別れするのがさみしい」
「苦しいことあったけど頑張ってきたなあ、感無量」
などなど。
みりおさんはその全部なのかなあ。
トップさんって、就任の頃から比べてどんどん痩せてっちゃうじゃないですか。
ミズさまの退団日の映像を見ても、「あとちょっとで倒れるでしょ」ってくらい細いです。コーヒーと飴ちゃんくらいしか口にしてなかった、と。
今でこそ「人間ってそう簡単に倒れないんですよね~あははは~」とか呑気に仰ってますけどね。
いや倒れますよ。
コーヒーと飴ちゃんって…。あなたの精神力が尋常じゃなかったってだけの話ですよ。
春野さんなんかも「現役中は食事をしてなかった」と言ってますしね。
きっと、忙しさと重責で食事なんて二の次三の次になるのでしょう。
そう思うと、ちょうどよさを保ってるまかぜやたまさんはすごいですね~。
みりおさんも可哀想になるくらいどんどん細くなっていかれてたので、同じ状況なんでしょうなあ。
2020年まで続投するでしょ!という声も聞かれましたが、セリ美は「いやいや、もう限界点超えてるよ!あと1年やったら本気でぶっ倒れちゃうよ!」と思ってたので、退団発表は納得でした。
ミズさんも頸椎だかを現役時代からずっと痛めてたそうですけど、頸椎なんてほんとにヤバイですもんね。悪化したら歩けなくなったりしますもんね~。
瀬奈さんなんかも「男役に命かけてた」っておっしゃってるので、言葉通りに命がけで走り続けてるんでしょうねえ。
こんなに命がけでタカラジェンヌやってきて、ゴールが見えたらそりゃ涙も流れるわ。
もうほんと、そうまでして宝塚歌劇を盛り上げてくれたみりおさんにも感謝しかないです。
そしてゆきちゃんを添い遂げさせなかったのも、見事な判断です。
添い遂げなのね~~!美しきコンビ愛!!っていうのもファンにとっては感動のひとつではありますが、やっぱり添い遂げれば、退団の主役はトップスターさんになっちゃいますもんね。
ちぎみゆは添い遂げで正解だったとは思いますが、でもゆうみちゃんが主役のサヨナラショーも観てみたかったな、という気持ちもありますしね。
ゆうみちゃんだったからこそちぎちゃんがあんなに輝いた。
その素晴らしき寄り添い方を最後にみんなで称えたかったなぁ、という感じ。
だから、宝塚に多大なる貢献をしてくれた実力派であるみりおんを「先に行け!」と行かせたまぁさまの判断もパーフェクトですし、今回のみりおさんの「みんなでゆきちゃんを見送りたい、ゆきちゃんを主役に」という判断もパーフェクトだと思います。
そういうところが、「人格者である」ことがトップスターに求められる条件のひとつなのでしょうねえ。

ご自身の「男役に区切りをつける日」も、頭のどこかではずっとタイミングを探していたはずだと思います。
平成が終わって次の時代が来るという、日本の節目と同時に自分も新しい時代に入るのもいいかな、という気持ち。
体力的な限界。
男役としてやり残したことはもうないという達成感。
下級生が育ったという安心感。
信頼できる相手役を送り出せそうだという安堵感。
こんなことが全部うまくカチッとはまっての、「うん、次だな」という決断であろうとセリ美は感じました。
お見事です!!!!!
なんという鮮やかな引き際!!!!
そんなリスペクトをもって、偉大な男役・明日海りおの残りの男役人生を愛知の片隅で見つめてゆきたいと思いますです。
セリ美が見つめるとどうも粘着質なんだよな…なぜだろうか…
もうそろそろマジで博多座レポ書きたいのでもう劇団はニュースしばらく控えてくれ。
そうこうしてるうちに星の次期が発表になるのかなぁ~~。
星の全ツ行ってみたいけど組問わず全ツのチケ難もなかなか…
これ大丈夫なん…??
博多座のレポも書いてないっつーのに、これじゃあ全然書けないやんけ。
特に、みりおさんの退団って、過去で言うちえちゃん(柚希さん)とかレベルの「あ~~時代終わったああああああああああ」的なお別れですよね。
実際に平成という時代が終わろうとしてるんですけども。
しかも、まるで「じゃあ2019年ね!」と示し合わせたように89期の皆さんが一気に去っていってしまいます。
それにしたって、宝塚はなんだか105周年にずいぶん大きな変化を迎えているなあと感じますね。
こんなことって以前にも例があったのでしょうか。
ちょっと歴史の勉強をしながら、過去の例を遡ってみましょうかね。
日本史は主に6つの時代に区分されていますが、まずはセリ美的に宝塚の時代区分をしてみましょうか。
先史時代 1913年~ 「宝塚唱歌隊」
古代 1914年~ 第1回公演『ドンブラコ』、音楽学校設立
中世 1927年~ 『モンパリ』
近世 1934年~ 第2次世界大戦、『太平洋行進曲』
近代 1974年~ 『ベルばら』誕生
現代 1998年~ 宙組誕生(セリ美も誕生)、東京宝塚劇場リニューアル
こんな感じでしょうかね。
これテストに出ますからね~ライン引いておいてね~
105年も続いてる宝塚ですから、近代以前の例と比べてもあんまり意味は無いわけです。
今と同じような制度がある程度整った現代区分の中で、比較していきたいと思います。
現代の中で大きなトピックスといえば…
なんかいろいろ細かいことはありますが、とりあえず宙組の誕生と新専科制度の開始でしょうか。
宙組の発足は、1998年。84周年の年。
新専科制度は、2000年。86周年の年です。
う~ん、なんだか中途半端なタイミング。
これは90周年に向けての制度の整えだったのでしょうかね~。
とりあえずこれ以上組が増えることはもうないでしょうし、新専科制度もまだかろうじて続いていますので、この体制は変わらないまま今後も宝塚は続いてゆく予定なのでしょう。
でも新専科、かちゃと愛ちゃん2人なんてねえ。
この2つの大きな変革を機に、スター不足がじわじわと進んでいるな~というのは毎年感じています。
そりゃそうですよねえ。
音楽学校生の数は変わらないのに、組が1つ増えて、なんなら新専科っていうのも新しい組みたいなもんで。しかも次期トップ候補みたいな精鋭スターばっか集めちゃってるチームなわけで。
新専科が発足したばかりの頃って、どの組にもたいてい必ず新専科さんが特出していて、しかも2人とかいらっしゃいました。
階段降りもなかなかトップさんが出てこなくて、スターばっかり!!!みたいな感じでしたね。
今だと、「え、もう3番手さん降りてきちゃうの?」みたいな速さ。
劇団的にも、今は明確な番手をつけるのにものすごく慎重になっていて、なかなか階段の一人降りはさせてもらえないですね。
劇団の方針としてあえて路線スターの人数を少数精鋭にしているのかもしれないですけど、やっぱり「どこを見てもスターだらけ!」みたいな時代を知っていると、「少ないなあ…」感はありますねえ。
例えば、真矢みきさん時代の花組を見てみましょうか。(敬称略)
真矢みき
愛華みれ
匠ひびき
初風 緑
伊織直加
春野寿美礼
朝海ひかる(1996年まで)
瀬奈じゅん
水 夏希さま(1997年から)
彩吹真央
蘭寿とむ
という面々が1組内に同時期にいらっしゃいました。
まぁ、特にこの時代の花組男役はすさまじかったんですが。
当時のオサさん以下の学年はもちろんまだ新公学年ですが、若手チームで銀橋渡ったりして、「んまぁ~どの子も可愛いわ~~どうしましょ」みたいな感じで皆さんオペラをあっちこっちやってました。
そしてトップ就任率の高さね。
花組以外だって似たような状況で、「んまぁ~どの子も可愛いわ~」状態だったような気がします。
なんかちょっと誤解を生みそうなのですが、「路線に乗せますよ~」「この子は路線ですよ~」という扱いになっている生徒が今より多かったという意味です。

でも、もちろん全員がトップになれるほど枠はありませんから、きっと劇団がさらなる精鋭に磨き上げたくて新専科(通称ね)というかたちで5組から路線スターさんをごっそりと異動させたんですね。
その新専科さんが毎回2人くらいずつ5組に出張してくださるんですから、その「やった~!!共演!!」という嬉しいニュースがたくさんありました。
愛ちゃんが今度の星組に出てくれる、みたいな「今までならあり得ない共演!」というわくわくですね。
でも、やっぱり新専科さん全員が全員トップになれないので、わたるさんや彩輝さんなど、凱旋帰国できたスターさんはごく一部でしたね。
新専科からのトップは今のところみっちゃんが最後ですね。
そんなこんなでスターさんたちがバッタバッタと辞めていき、宙組&新専科発足以降、「スター不足だよね~~」なんてのがヅカファンの合言葉のようになっていきます。(※セリ美個人の感想です)
じゃあもっと音楽学校生増やしたらいいじゃんとも思いますが、1学年約40人、合計80人ほどが先生たちが見られる限界なのかもしれないですね。
で、ウィキを見てみると、2010年(ミズさまが退団された年)にムラの年間動員数が80万人を下回ってしまいます。(2017年は119万人で過去最多)(ほんとかよ…客席結構空いてるぞ…?)(会チケでダブついてるんじゃないの~?)
その2010年を機に、でしょうかね~
やけに劇団がビジネス臭を前面に押し出してきたのは。
でもその反面、美弥ちゃんなどの集客力も人気もあるスターさんをみすみす逃してしまうとかいう愚策を決行するしね。
なにがしたいねん!!!!
という全国のヅカファンの声をとりあえずここで代弁しておきますね。
まぁそんなこんなで、宝塚現代史における過去の大きな変革を例に挙げてみましたが、どうやら周年を意識した大きな変革は実行していないようです。
でも!ひとつ気になる点が!!
過去に、同時期に同期生が一気にトップに就任した例というのは、71期生が挙げられますね。
轟理事の71期ですよ。
花:愛華みれさん
月:真琴つばささん
雪:轟 悠 理事
星:稔 幸さん
宙:和央ようかさん(74期生)
4人ものトップさんが同期生っていうのは過去最多でした。
これ、ちょうどミレニアムの年。2000年ね。
宝塚的には86周年なのでアニバーサリーイヤーではないです。
(2001年に東京宝塚劇場がリニューアルオープンしたので、そのお披露目目的では?というご意見をもらいました!なるほど!!)
まぁね、偶然にこのタイミングで71期生がちょうどいいポジションにいらっしゃったということもあるとは思いますよ。
でも、多少なりとも数年前から劇団内で
「いよいよ2000年代やってきますな~世間はいろいろとお祭りムードになるでしょうな~。うちもなんか盛り上がれるようなトピックスないもんかねえ?あ!そういやこのまま順当に行けば71期生が…」
みたいな算段が見えてきた事実もあると思います。
そういう意味で見ると、この平成が終わって新しい年号が始まる!っていう貴重なタイミングも、劇団としては何かの変革や記念の年になるといいな~なんて気持ちがないわけでもないんじゃ…?とか考えてしまいます。
もしかしたら、89期生もそういう意味で
「平成から新しい時代に変わるタイミングで自分の人生も新しい道へ!」
という気持ちが揃ったのかもしれないな、なんて思います。
(↑今日のブログではこれがいちばん言いたかった)
じゃあ、その日本の歴史に新しい年号が誕生するという節目に、劇団は何かしかけてくるか?と思うと…
噂されている95期揃い踏みというのはちょっと非現実的のような。
それよりも、順当に
咲ちゃん、キキはん、愛ちゃんにトップになってもらわにゃあ。
じゃあ110周年に95期揃い踏みやるか?というと…
その頃95期は研16??
うん、ちょうどいいんじゃないですかね。
やっぱりね、男役さんも娘役さんもそうですけどあまりに早いトップ就任はちょっと、ね。
ご本人としても「満を持して」という自信がついた頃がいいでしょうし、観てるほうも納得して観られますからね。
ということで、セリ美の願いは「順当に、ね。順当に。」です。
最後に、さきほど「一番言いたかった」と書いた件。
もしかしたら、89期生もそういう意味で
「平成から新しい時代に変わるタイミングで自分の人生も新しい道へ!」
という気持ちが揃ったのかもしれないな、なんて思います。
みりおさんが退団会見で涙を流されたようですね。
ちぎちゃんなんかも千秋楽の会見で涙する場面がありました。
その涙の意味はいろいろあるとは思います。
「みんなとお別れするのがさみしい」
「男役とお別れするのがさみしい」
「苦しいことあったけど頑張ってきたなあ、感無量」
などなど。
みりおさんはその全部なのかなあ。
トップさんって、就任の頃から比べてどんどん痩せてっちゃうじゃないですか。
ミズさまの退団日の映像を見ても、「あとちょっとで倒れるでしょ」ってくらい細いです。コーヒーと飴ちゃんくらいしか口にしてなかった、と。
今でこそ「人間ってそう簡単に倒れないんですよね~あははは~」とか呑気に仰ってますけどね。
いや倒れますよ。
コーヒーと飴ちゃんって…。あなたの精神力が尋常じゃなかったってだけの話ですよ。
春野さんなんかも「現役中は食事をしてなかった」と言ってますしね。
きっと、忙しさと重責で食事なんて二の次三の次になるのでしょう。
そう思うと、ちょうどよさを保ってるまかぜやたまさんはすごいですね~。
みりおさんも可哀想になるくらいどんどん細くなっていかれてたので、同じ状況なんでしょうなあ。
2020年まで続投するでしょ!という声も聞かれましたが、セリ美は「いやいや、もう限界点超えてるよ!あと1年やったら本気でぶっ倒れちゃうよ!」と思ってたので、退団発表は納得でした。
ミズさんも頸椎だかを現役時代からずっと痛めてたそうですけど、頸椎なんてほんとにヤバイですもんね。悪化したら歩けなくなったりしますもんね~。
瀬奈さんなんかも「男役に命かけてた」っておっしゃってるので、言葉通りに命がけで走り続けてるんでしょうねえ。
こんなに命がけでタカラジェンヌやってきて、ゴールが見えたらそりゃ涙も流れるわ。
もうほんと、そうまでして宝塚歌劇を盛り上げてくれたみりおさんにも感謝しかないです。
そしてゆきちゃんを添い遂げさせなかったのも、見事な判断です。
添い遂げなのね~~!美しきコンビ愛!!っていうのもファンにとっては感動のひとつではありますが、やっぱり添い遂げれば、退団の主役はトップスターさんになっちゃいますもんね。
ちぎみゆは添い遂げで正解だったとは思いますが、でもゆうみちゃんが主役のサヨナラショーも観てみたかったな、という気持ちもありますしね。
ゆうみちゃんだったからこそちぎちゃんがあんなに輝いた。
その素晴らしき寄り添い方を最後にみんなで称えたかったなぁ、という感じ。
だから、宝塚に多大なる貢献をしてくれた実力派であるみりおんを「先に行け!」と行かせたまぁさまの判断もパーフェクトですし、今回のみりおさんの「みんなでゆきちゃんを見送りたい、ゆきちゃんを主役に」という判断もパーフェクトだと思います。
そういうところが、「人格者である」ことがトップスターに求められる条件のひとつなのでしょうねえ。

ご自身の「男役に区切りをつける日」も、頭のどこかではずっとタイミングを探していたはずだと思います。
平成が終わって次の時代が来るという、日本の節目と同時に自分も新しい時代に入るのもいいかな、という気持ち。
体力的な限界。
男役としてやり残したことはもうないという達成感。
下級生が育ったという安心感。
信頼できる相手役を送り出せそうだという安堵感。
こんなことが全部うまくカチッとはまっての、「うん、次だな」という決断であろうとセリ美は感じました。
お見事です!!!!!
なんという鮮やかな引き際!!!!
そんなリスペクトをもって、偉大な男役・明日海りおの残りの男役人生を愛知の片隅で見つめてゆきたいと思いますです。
セリ美が見つめるとどうも粘着質なんだよな…なぜだろうか…
もうそろそろマジで博多座レポ書きたいのでもう劇団はニュースしばらく控えてくれ。
そうこうしてるうちに星の次期が発表になるのかなぁ~~。
星の全ツ行ってみたいけど組問わず全ツのチケ難もなかなか…

コメント
コメント一覧 (7)
本論ではなく最期の小さな字のところですが、星組全国ツアーでの関東唯一の相模原女子大学公演のチケット、惨敗続きでどうしようもありません。当日券もないしなー。音波みのりさんのヒロインの演技をぜひ見たかった。しかし全国ツアーを企画する方、関東で相模原だけってビジネス的にもどうよ?大きく機会損失してるような。。。複数都市でもっとデカい箱でやればいいのに、と思います。
また関係ない話ですが、先日ムラ遠征した際に、OSK「新撰組」を観て満足しました。芸妓の梅若さんが特に良かった。もう終わっちゃったけど。3月後半に新橋演舞場である新トップお披露目公演も行くつもり。セリ美さんのおかげ(orせい)で結構ハマりました。しかし舞台最後でピンク色の小さいパラソル(実用性ゼロ)をクルクル回して歌う「さくらおどり」?だけは恥ずかしくて参加する気が起きません。(そのうちに購入して元気よくやるようになるかも。。自分が怖いな。)
まー、立て続けの"卒業"ニュース。みりおの場合は多くの人が 恐らく…… と、思っていたでしょうけれど。しかし、"平成"の終わりと共に宝塚も確実に時代が移り変わっていくことをひしひし感じます。でも、みりおもトップになってからというもの痛々しいほどに痩せっぷりが目立って、大丈夫か?と思っていたので、あー、これでようやく年末はゆっくり、のんびりできるねーと、思いました。
ところで"新専科制度"って廃れたワケじゃなかったんですね?
それにしても、ふた昔程前の人材の宝庫とでもいうような陣容には改めてびっくり!確かに、あの人もこの人もトップになって当たり前 というような実力の持ち主ばかり。
今の宝塚、今後の流れを予測するにつけ、あー、この組はもう見ないなー、こっちの組ももういいかー……などという想いが過ぎります。
新時代、また当時のような充実したステージを見られる日は来るのかしら…………?
そうそう。
前々から思っていたんですが、元トップ様はじめ大分多勢が"元タカラジェンヌ"となられてるワケですが、特に男役の皆様には長年にわたり培われた"男役芸"というものがあり、外部芸能の世界ではそれを封印して、"女優"になる。
でもねーーそれって勿体ない!まー、花火のようにドーーーーンと打ち上げ、眩く輝きスーーーーーッと消える 限りあるものだからこその魅力ってこともあるかもしれませんが、せっかく培った"男役芸"を生かさぬテはないではないか!
なので、いっそ OG による6番目の組を作ったらどうなんでっしゃろ?
そうすると OG とは言わないのか。
第2専科?虹(2次)組とか?
ファンは喜ぶし、それで現役ジェンヌにゆとりが出来れば一石二鳥ってもんじゃないですか!
でも、ムリね٩(✘д✘๑;)۶ ³₃
いやー、勉強になりました。
宙組と新専科の発足は、私が宝塚から離れていた時代の出来事なので、そのようにして現在に至るのかと流れを理解いたしました。
スカステで以前の作品を鑑賞すると、後にトップスターとなる方がぞろぞろ出てきてすごいなあ!と感じることが度々ありますが、今よりスターが多かったのですね。
確かに、現状を見ると少し寂しい感じがしますが、美しく才能豊かな下級生も大勢いると思うので、良い演出の良い作品に恵まれて新たなスターが育つことを期待します。
時代の移り変わりを感じる卒業のニュースに寂しさもありますが、美しい方々の特に美しい時期だけを観せて頂くという究極の贅沢をさせてもらっているようにも思います。
第二次ファン時代に入った時、あまりにも長く離れていたので最近の宝塚ってどうなってるの?と思ってすみれ子さんとノル香さんの記事も愛読しております。
時々お邪魔させて頂きますね。よろしくお願いいたします。
全ツのチケ難具合をどうしてビジネスに活かさないのか、宝塚の7大不思議ですなぁ…
忙しいジェンヌさんたちがせっかく全国をまわってくださるのに、全国ツアーと言えども数県のみの訪問と2日程度の滞在。
なんというもったいなきことか!
人口が集中する関東ではせめて千葉・埼玉・神奈川の3県はレギュラー訪問してほしい。
OSK、引きずり込んでしまいまして恐縮デス!
新撰組ご覧になったのですね!私も新トップお披露目は大阪のほうで行ってきます!ちょうどオーシャンズ初日の午前中に行かれそうなスケジュールだったので。
OSKマチネ→オーシャンズ初日
という離れ技をやってまいります。
あのパラソル…セリ美も前回初めて見た時に「これは。。。」と思いました(笑)
きっとOSK伝統の「客席参加型サービスタイム」なのでしょうねえ。
宝塚で言うところのサンテグラスとかと同じような?「持ってると生徒さんと盛り上がれるよ!」というアイテムなのでしょう。
それにしたってあの盆踊りのような曲調はもうちょっとどうにかならんもんか…
さて、うみひこさんには私からもお知らせがありました。
残念ながら…ノル香卒業となりました。
いろいろと事情はあるんですが、まぁバンドで言うところのいわゆる「音楽性の違い」ってやつかなと思います。
私自身もいまだに名残惜しい気持ちが大きいのですが、忙しすぎて自分のブログの更新に支障が出ていることが「そろそろこのタイミングかな」と私に思わせた理由ですね。
セリ美とノル香の2文体を楽しんでくださっていたうみひこさんには本当に「ああ…ごめんなさい…」という気持ちが大きいです。
でも、何かの形でノル香として語れたり、それがダメなら「真面目に書く用記事コンテンツ」を作りたいなと思っています。
少しの間、待っていてください。
ノル香とも仲良くしてくださって本当に本当に嬉しかったです!
ありがとうございました!!!!!
宝塚をしばらく観続けると当然ながら自分の好みがはっきりしてきますから、「この体制ならこの組はしばらくお休みかな…」というのはどうしても出てきてしまいますよね~。
「以前はもっとスターだらけだったのにな~」なんてセリ美が思う一方で、数字的に見れば一応「年間動員数過去最高を記録」とかって発表しているようなので、新たなファンの皆さんにとっては問題なく魅力的なのだと思います。今は少数精鋭ってことなのかな。
OGの虹組!!なんと、まさにOGを虹組と言うんですよ~!!!
のんのんさんすご~~い!!!!
先日のベルばら45でも、終演挨拶でよく初風諄さんが「虹組公演」とおっしゃっていました。
年に何度かはあるOG公演で古参ファンは「現役時代が蘇った…!!(泣)」とむせび泣くのです(セリ美含む)。
それ以外でも男役っぽい役を多く選んでくださったり、完全に男役芸を続けてくださるOGさん(鳴海じゅんさん、綺華れいさんなど)も一部いらっしゃるんですけどね~。
やっぱり根本は女性なので、お年を重ねたり結婚したり出産したりすると男役芸をすると何かご自身の中で違和感が生まれてしまうのでしょうかね。
去年ミズさまが出演したコメディー舞台の終演挨拶で、アドリブでソフト帽を一瞬だけ被ってくれた瞬間があったようなのですが、それはそれはもうかっこよすぎて共演者の男性陣がヒィヒィ言っていたようです。(エッヘン!)
長年磨き続けた男役芸はもう匠の域ですから、本当にもったいないですよね~。
宝塚に限らず、「昔は良かった」なんて言葉をよく人生の先輩方が仰っているのを聞くことが多いですが、セリ美はその言葉があまり好きではないので、宝塚になどもちろんそんな言葉は絶対に使いたくない!
きっと昔には昔の良さが、今には今の良さがありますよね。
おとぼけ男爵さんおっしゃるとおり、美しい人が美しさを目指して磨き上げられ、いちばん美しい時代を美しい役で観せてくれるという、本当に贅沢な空間ですね。
昔と変わったのは生徒さんではなく、劇団のほうではないかな、という気持ちです。
時代と共に変容しなければ105年の歴史は無かったはずですから、「変わらずに変わり続けていく」ことはとてもとても難しいことなのでしょうね。
89期の引き際を見ると、どうか生徒さんだけは大切にしてほしいと願うばかりです。
さて、ノル香のほうなのですが…
実はノル香を卒業する運びとなりまして…
セリ美もノル香も両方楽しんでくださっている方もいらっしゃったので、本当に心苦しくはあるのですが…
セリ美のほうがあまりにも滞ってしまうので、このまま「書けないストレス」を抱えていくのは違うかな、という決断に至りました。
別の場所でまた「真面目系記事」を書いていけたらと思っていますので、しばしお待ちくださいませね。
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