「平成最後!」と「令和最初!」をしつこいくらいに聞き続けてちょっと飽き飽きしているセリ美です、どうも。


世間はGW真っ只中でございますねえ。
フリーランスには連休などありませんことよ!!!

主にベンチャー企業さんから原稿依頼を受けていますので、ベンチャーはあんまり10連休してるところも少なく、セリ美もぼつぼつ仕事をしております。





ちなみに平成から令和の瞬間のセリ美といえば、なんとおトイレに籠っておりまして…



「平成のブツを令和に持ち越してはならぬ!!!ふんぬ!!!」


toilet




とかやってましたら、20代からあるおしり爆弾が軽く爆発してしまいまして…

各地で「令和~~!」って盛り上がってる頃にセリ美は尻の痛みにひたすら耐えておりました…


いきんではダメと分かっていながら、どうしても令和はスッキリしたおなかで迎えたかったの…



5/4はそら茶なので、それまでに治りますよーに…









さて、前回まかぜに関して生徒評を書きましたらなかなかの反響がありましたので、今回もそのシリーズで行ってみたいと思います。


あ、親子劇場はちょっと待ってくださいね。

あれはイラストをたくさん要するので、時間があるときじゃないとなかなか書けなくて…


なんだかセリ美の思ってた以上に「親子劇場のファンです!」というお声を頂いてしまいまして、セリ美かあさんビックリ。

皆さんはずいぶん変なものがお好きなんですねえ…



さすがセリ美の読者さまがたです!




ninki







では、まずはトップさんたちを書いていきたいと思いますので、今日はやっぱりこの人。紅子です。



紅子が次期トップ!っていう瞬間って、実はセリ美はあんまりよく知らないんです。

と言いますのも、みっちゃん時代がすっぽり抜けているから。



ミズさまをお見送りして数年間は宝塚から離れておりまして、各組トップさんで言えば…

まとぶん、蘭寿さん、まさお、キムくん、壮さん、ちえちゃん後期、みっちゃん、祐飛ちゃん、テルくん初期あたりはすっぽり抜けております。



そう言われてみればセリ美から彼女たちの名前が出ること、少なくありませんか?


もちろんトップ就任以前は観てましたので、どんなスターさんかは存じ上げておりますが、どんなトップさんになったのかはあまり…。




ということで、どういういきさつで紅子がみっちゃんから引き継いで次期に!となったのか、そのときの状況をよく知らないんです。


それを踏まえて、セリ美の知る限りの紅子を思い出してみます。




紅子を最初に認識したのは…

スカピンで新公主演したあたりでしょうか。


ともみん(夢乃さん)がまだ星組にいた時代、2人はとても仲が良くて、一緒にどこかのお城を見ながら江戸時代だか戦国時代に思いを馳せながら握り飯を頬張るのが最近のブームとかなんとか、ぶっ飛んだことを言っていました。


とか、樹里ぴょんの番組でまるでカオスな歌とダンスを急に披露したりして、なんかとんでもない人が出てきたな、ととても印象に残りました。


当時からトークセンスは抜群で、みんな慣れないスカステ収録でも、上級生との対談でも、紅子だけは全然尻込みすることなくドッカンドッカン笑いを取っていました。

しかも、お話上手ジェンヌというのは過去にも真矢さんや真琴さんなどもいらっしゃいましたが、紅子はまた違ったタイプの話術を持っていますね~。




あまり「好みのタイプ」というのがないセリ美ですが、強いて言うなら「キツネ顔」が好きでして(息子は…サル顔??)、紅子のお顔はとても好みでした。

しかも、タカラジェンヌとは思えないその笑いセンス。


これは…!!!


と思いましたが、じゃあ舞台の実力は?と思ったら…ありゃあ!ということに(;^ω^)

まかぜが下級生の頃からぐんぐん追い上げてきていましたし、紅子やばいよ~がんばって~なんて思っていました。




ご本人もご自身が不器用なのは重々承知のようで、本当に本当に努力を重ねてきたのだと思います。


が、歌もダンスも、生まれ持った人体構造に拠るものが非常に大きいので、じゃあ努力したからってこっちゃんやそらさんみたいに踊れてだいもんみたいに歌えるかって、残念ながら限界はあって。



セリ美は生まれつきとても声が低くてですね、ジャニーズの歌でも声が出ません。

あまりに声が低すぎて、幼稚園くらいの時にどこかのショッピングモールのお姉さんにゆるキャラかなんかと一緒にポラロイドを撮ってもらって、そこに「お名前を書いてあげるね!お名前なんて言うの??」と訊かれ、

「〇〇子。」(セリ美の本名、割と古風な日本女性の名前です)

と答えたら、一瞬困惑した表情になって、

「〇〇子くんね?」

と言われ、ポラロイドに「〇〇子くん」と書かれてしまったくらい、ひどい低音です。



お姉さんは〇〇子というありがちな日本女性名を聞いてもなお、セリ美が男子だと疑わなかったのです。

それほど男子寄りの声と顔だったということですね。


関係ないけど、女子トイレに入ったら老婦人に「こら!!男の子はあっちでしょ!」と叱られたりとか、他にもひどいこといっぱいありました…
母と兄といるときに母の知り合いに遭遇すると100%「あら!男の子2人なのね~にぎやかでいいわねえ!」と言われたりとか…
いっぱいいっぱい傷つきました…





そんなセリ美がどんなに努力したって娘役さんの音域にはなりません。




それくらい、歌とダンスに関しては限界ってものがありますからね。
あと、滑舌も。


きっと紅子はそんなことも重々承知で、でも自分に手が届く限りのところまで行きたい!と研鑽を重ねてきたわけですね。


なので、紅子の舞台スキルに関していろいろ言うのはもう野暮ってもんです。





そんな紅子の、セリ美がいちばん好きなところは、その繊細さです。

芸人さんでも、普段は物静かで…っていう人、多いっていうじゃないですか。


それほど、一見明るくてお話上手で盛り上げ上手で…っていうタイプの人って、本当のところは真逆であることが多いと思っています。

その場にいるみんなが楽しく笑ってくれるように、居心地がいいなって思ってくれるように、誰よりも自分がいちばんの労力を使って気を使ってピエロになる癖があるんですよね。


もちろん、「笑いが好き!」という生まれ持ってのものもあると思いますが、明るいからって強いわけじゃない。

むしろ、繊細だからこそ人が笑顔になるコツや笑いの真髄が解ってるんじゃないかなって。




紅子は、2度ほどイベントを急遽お休みしたことがありましたね。

結局それは何の病気だったのか劇団は明らかにしていませんが、きっとメンタルも関係しているような気がします。

怪我なら怪我と言うだろうし、キリちゃんの膠原病だって発表したので、発表しないということは…まぁそういうことかな、と。




セリ美も良くも悪くも異様なほどに神経が細いので
(幼児期に男子に見間違われたくらいで激しく傷つくような、ね)、全面的に繊細な人の味方です。



だから、紅子が紅子として一生懸命笑いを取っている姿や、




seriko-jpg




タカスペなどでリードしてお喋りしている姿を見ると、「あんまり頑張らなくていいんだよ」って温かい気持ちで見守っています。

もちろん無理をしてるわけでもなくて、その紅子も一人のときの紅子も、どちらも本当の紅子なんだとは思うんですが。

帰宅してドッと疲れてる姿が目に浮かんじゃって。



あまりに情が深すぎて、舞台上で私情が出てしまって叩かれてしまうこともあるようですが、その辺の事務的な感情コントロールが難しいところも、セリ美にはとても愛らしく映ります。




正直言って、あまりに繊細過ぎるとトップという仕事は務まらないものだと感じています。

だって、叩かれないわけがない。



そしてそれもセリ美にあてはまるわけで。

叩かれるのが怖ければ、ブロガーなんてやるもんじゃないんです、ほんとは。

気の合う仲間内のグループLINEとかで言いたいこと言ってたほうがずっと幸せだと思います。


それでも、自分が目指すところに行ってみたい!という気持ちで、何ちゃんねるだかでセリ美が叩かれているようだという情報をわざわざ教えてくださる方がいても、気にせず今日もブログを書いています。
きっと泣いちゃうのでエゴサはしません。



なんだかとってもおこがましいことを書いてるなぁ、と重々わかってはいますが、紅子とはなんだか種族が近い気がして、不器用な紅子の闘いをいつも温かく見守っています。



「不器用で繊細なのに、勇敢な人」



紅子はセリ美にとってこんなスターさんですね。








さて、5/4のそら茶前にちょろっと関西をブラブラしてきますので、今日から3泊4日の旅に出ます。



ensei




5/4のソワレは観劇していますので、また赤パーカーを探してくださいね~~








紅子、ビジュアルだけでいったらセリ美史上ナンバーワンかもしれん…