午前中にジョギングして午後から図書館で仕事するなんていう意識高い系みたいな生活を送っている自分が気持ち悪いセリ美です、どうも。




今月は史上最長GWがあったものですから、祝日とは無関係のフリーランスのくせにセリ美もつい皆さんの真似して旅行なんてしちゃいまして。

仕事が停滞しまくって今ようやくひと段落つきました。




「更新待ってました~」というお声をいつもいただくので、早く書きたいな~という気持ちは毎日あるのですが…

プロのライターたるもの、薄っぺらいものは書きたくないという変なプライドみたいなものがあって、時間がたっぷり取れる日じゃないとなかなか更新できませんで…

お待たせしちゃってごめんくさいね。







ところで、一体どこに旅行してきたかっていうと…


5/4という連休ど真ん中にそら茶があったのでそこに絡めるしかなく、主に兵庫を重点的に訪問してみました。


冬なら有馬温泉もいいんですけどね、有馬温泉はもう行ったことがあるし、今回は違う方面に目を向けてみました。





兵庫の観光地と言えば、やっぱり白鷺の城ですね。
噂通りの、大変美しいお城でした。



あの公演中はまだ宝塚サイトの仕事をしてたので、姫路城について少し調べたりしていて、多少の知識はありました。


あの天守閣には松本先生が「おんまっちっ!」って言いながらいらっしゃるのね~と思いながら見上げてみたり(有料なので天守閣には昇っていない)、「腕が鳴るわい!!」と呟いて凛々しい顔で城門をくぐってみたり、「見忘れるものかや!」と言いながら赤パーカーをひるがえしたりしてきました。






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なにせ日本一と言われる素晴らしいお城ですので本当はもっといろいろと見学ポイントがあったのだと思いますが、セリ美的兵庫観光のメインは姫路城ではなく【たつの市】にあったので、ひととおり白鷺の城ごっこをしてさっさと姫路を去ってしまいました。


姫路近辺の方、「ここは行っとけよ!」ってところあったらぜひ情報お待ちしております!






たつの市って、関西圏にゆかりがないとあんまり聞いたことのない市だと思いますが、あの「揖保乃糸」が作られているところです。

セリ美はせんべいほどではありませんが麺類も好きでして、そうめんも大好きなんです。




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揖保乃糸工場には「そうめんの里」という施設が併設されていて、中にはそうめん料理を満喫できるレストランもあったり、そこでしか買えないそうめんがあるという情報を以前から入手しておりました。


「いつか必ず行くんだ!」と心に誓って数年、ようやく念願叶いまして。





…と、その前に、そうめんの町たつの市には、「三神(さんしん)」と呼ばれる幻のそうめんがあるという話も聞いておりまして、ぜひそれを食してみたいという野望を先に満たしてまいりました。


三神とは、何百もあるそうめん所の中でもたった数軒しか作ることを許されていないという最高級品でして、その辺のスーパーでは決して手に入れることはできません。
もちろん揖保乃糸さんにも三神の製造は許されていますので、取り寄せは可能です。




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たつの市内にそれが食べられるお店があるという地元民からのタレコミを受けて行ってまいりました、すくね茶屋さん。




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歴史あるふる~い建物なので、なかなか期待値も高かったりしたんですが…



正直、三神は「ふつう…」という感じでした…




あれは…茹で時間か〆時間に問題がある気がするなあ。


あんまりコシがなくて、細さも「極細」と聞いてたのに別に普通。

あれなら「黒帯」と呼ばれている揖保乃糸の6束400円くらいのスーパーで買えるちょっといいやつを自分で固めに茹でたほうが美味しいかな。



三神よりも、すくね茶屋前にあった市営の無料動物園でぼーっと佇んでいたヤギさんのほうが記憶に残りました。




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そのあとついに揖保乃糸さんへ行ったのですが、売店エリアに入ってすぐ試食コーナーがあり、「ゴールデンウイークなのに出勤でしかもなんで試食コーナー担当なんだよ…」という心の声が漏れちゃってるやる気のなさそうな社員さんが

「試食いかがですか~」

と棒読みで声をかけてくださったので、太いそうめんを頂きました。



セリ美はそうめんなんて細くてなんぼだと思っていたので、

「え~これじゃないやつ試食したかった~~」

と内心ボヤきながら食べたんですが…




食べてみたら、美味!!

購入決定となりました。



こういう、食べてみないと美味しさが分かりにくいものを試食で出すのは賢明ですね~さすが揖保乃糸さん。


売店に入ってみると、見たことのない種類のそうめんが他にもたっくさん売っていて、もうここはそうめん天国。

まるでキャトルで贔屓の公演写真を買うように、ほいほいとカゴに放り込んでいきました。



戦利品はこちら。



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右下にある「太づくり」が試食したやつです。
やる気のない社員さんいわく、そうめんとひやむぎの間の太さなんだそうな。

そうめんのパリパリ感もありつつ、うどんに似たつるつるもちもち感もあり、新感覚でしたよ!



左にある赤いやつは、なんと冷やし中華。

ちょうど昨日食べてみましたが、中華麺とは全然違う食感でコリコリして美味しかった~!




他はまだ食べてないんですが、太づくりの右上にある「イケめん」という文字が見える商品。

なんだかふざけた商品名ですが、これは「古モノ(ひねもの)」と呼ばれるそうめんで、1年間熟成させた高級そうめんです。



こちらも噂は聞いていたものの、ここでしか買えないのでずっと憧れのそうめんでした。

ついに手に入れることができて、いつ食べようかな~と今からワクワクしています!




ちなみに、セリ美の現在の暫定1位そうめんはこちら。





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残念ながらたつの市産ではなく、小豆島のそうめんです。
北海道産の小麦「はるゆたか」を使用したそうめんで、その細さとコシの強さは最高。

今回の戦利品の中からこれを上回るそうめんが登場し、暫定1位を塗り替えてくれることを期待しております!






そして、たつの市にはもうひとつ大きな特産品があります。



それは、醤油。


我々にとってはあーちゃんでおなじみ、ヒガシマル醬油さんがあるんですね。

入館料10円という資料館にも入り、ここでしか買えないという「うどんスープ」の特上品を買いました。
特上品といっても、数百円なのでご心配なく。



先日、カレーを作った翌日に必ず食べるカレーうどんに思い切ってこれを入れてスープを作ってみたらめっちゃ美味しくなって、そのまた翌日も余ったスープにご飯をぶちこんでカレー雑炊にして最後の1滴まで食べ尽くしてしまいました。





町中にはちょっとオシャレな集合ショップ「クラテラス」というところがあり、その名の通り蔵を改造した建物でして、レストランと売店があります。

レストランはビュッフェ形式で、地元の新鮮な野菜が食べ放題ということで満席でした!





売店ではある程度のそうめんも揃ってますし、いちばんのおススメコーナーは醤油テイスティングコーナー。


その売店に売っているほぼすべての醤油とポン酢が置いてあり、無料で味見できちゃうんです!
全部で20種類以上はあるんじゃないかな~。




たつの市自体ちょっとマニアックな都市なので、GW真っ只中だというのに売店内にお客さんは2~3名。


テイスティングコーナーなんてものが人気観光地にあろうものなら、多くの人々がその周囲をぐるりと囲んで、お子さんなんてきっと舐めた指で直接醤油瓶を触りまくったりしてしまいそうなものですが、クラテラスではセリ美ひとりでゆっくりテイスティングができました。


セリ美は醤油よりもポン酢が好きなので、その中でいちばん気に入ったものを2本購入。
自宅に戻って冷ややっこにかけたりサラダにかけたりして楽しんでおりますです。

今日は冷しゃぶサラダを作って、そのポン酢とマヨネーズを混ぜたものをぶっかけて頂きました。
美味!!!






そうめん5種にポン酢瓶2本という重量を背負いながら、次は「醤油アイス」なるものを探しに歩きました。


この店で買えるよ~という情報をもとに訪ねてみたら、なんと…お休み。
GWという最高の稼ぎ時に休んでしまうというたつの市民のやる気のなさが好きです。



しかし、さっきクラテラスを出た時にちらっと「醤油アイス」「そうめんアイス」という張り紙を見かけたな…と思い出し、そこへ戻ってみるとありましたありました。





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「集会所」と書かれた小さな建物に、ちょこちょこっと置いてある土産物。

え、ここに…?と思って「すいませ~~ん」と呼ぶと出てきた可愛らしいおばあちゃん。

「あ、醤油アイスを…」

というと、「あ~ごめんね~醤油アイス売り切れちゃって~」と。



もうね、GWに向けて在庫積んでおかないそういうやる気のなさも好きです。




「そうめんアイスならあるわよ~」


と言うので、「アイスにそうめんて…しかも360円か…」と思いながらも、ここまで来て収穫なしも悲しいのでそうめんアイスを購入。




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パッケージを見ると、ミルクアイスの中に細かく切ったそうめんが入っているらしい。


う~~~ん……






パクッ。















…うんまぁぁぁぁぁ!!!






もうね、驚愕。


期待値が低すぎたというのもあるけど、でも食べれば食べるほど止まらない美味さ!!



そもそもミルクアイスが激うま。

サラッとした上品な甘さで、香料でごまかさないミルクの香り。


そこに、ほんのり塩味がするそうめんがアクセントになって、この旅でいちばん美味しかったものとなりました。


あの小さな集会所でしか買えないので、当然ながらお取り寄せもできない。


必ずまた食べに来よう!と誓ってたつの市をあとにしました。




この日の他には、京都を散策してそらさんが行ったかもしれないハンバーガーショップに行って「ここでハンバーガーを食べたのかもしれない…ムフフ…」とニヤけたり、ずっと前から行きたかったアクセサリーショップを訪ねたりしました。


戦利品はこちらの3点。





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痛がりのセリ美はピアスではないので、なかなか可愛いイヤリングに出合えないのですが…

このお店は作家さんの1点モノとかを置いてるお店で、個性的なデザインがたくさんあってとっても好みでした!



お値段もだいぶ良心的。左のやつは、たまに企業社長とかにインタビューに行くので、そういうときに付ける用に買いまして、なんと千円です。
細かい装飾がしてあってコットンパールも付いてるのに!


真ん中のハサミも可愛いですし、右なんてオペラグラスみたいなの(たぶん双眼鏡)と地球が付いちゃって、まるで宙組ファンのためにあるようなデザイン!
どちらも2000円以下でした。



↓こちらのお店です。

https://peaberry-kyoto.wixsite.com/shop





他には、去年まで使ってた扇子をどっかやっちゃったので、新しいものを買いに行ったりしました。



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宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)さん。
http://www.baisenan.co.jp/


宮脇さんは割といいお値段のお店ですので(セリ美が買ったのは3000円くらい)、もう少しリーズナブルなやつが良ければこちらもオススメ。


半げしょうさん。
https://hangesho.com/




この歳になると暑いのがしんどくてねえ。

すぐパタパタしちゃいます。

セリ美扇子もいつか作りたいな~。






ちなみに、セリ美が京都でよく行く食べ物屋さんはこちら。



中華料理『大鵬』さん
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260203/26003254/


串揚げ『串たなか』さん
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000207/


フルーツ『ヤオイソ』さん
http://yaoiso.com/




大鵬さんは庶民的な中華料理屋さんで特に麻婆豆腐と担々麺(汁ありのほう)がオススメなんですが、セリ美は入店待ちが好きじゃないので、数日前に予約していけば待たずに入れます。



串たなかさんはメニューが無くて、決まった串揚げがどんどん揚げられていくスタイル。
20種類出てきて4000円です。どれもめちゃくちゃ美味しい!

ドリンク2杯飲むとたいてい1人5千円なので、あの味で5千円なら大満足です。
他にも串揚げやさんいろいろ行きましたが、ここがいちばん美味しかった!

座席数がすごく少ないので、こちらも要予約です。
一見さんには絶対分からない超マニアックな場所にあります。

カウンター席でご主人が目の前で揚げていってくれるんですが、なれなれしくもなく怖そうでもなく、無口だけど優しい感じの人なのでご安心を。



ヤオイソさんは果物屋さんなんですが、店頭で売ってるフルーツサンドが最高に美味い!季節によっていろんなフルーツサンドが並びます。

本店と支店があり、本店の隣にはカフェがありますので、パンケーキやパフェを食べてみたい人はぜひそこへも。
行列とまではいきませんが、たぶん数組分は並びます。
それさえもセリ美は好きじゃないので、もっぱらフルーツサンドを買って鴨川沿いで食べますが。







職業柄、徹底的に調べるのが好きなので割とセリ美レコメンドは信憑性高いと自負しております。

でも、たとえ美味しかったりいいお店でも大行列とか予約電話殺到!だとNG。
あまり人に知られていないマニアックな名店を探すのが好きです!



お土産を買う時はここを訪れることが多いです。


なんと、普通の酒屋さん、細見酒店さん。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26026384/

超マニアックです。ここで売ってるちりめんじゃことたくあんがいちばん美味しい!




他にも京都はいろいろ知ってるよ!
また機会あったら紹介しま~す。










まぁそんなことでGWを満喫したセリ美でありますが、「…え?セリ美って貧乏なんじゃないの?よく旅行費なんて出せるなあ」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。


確かにセリ美は貧乏ですし、昔からびんちゃんと仲良くしておりますし、ケチなほうに入ります。
まぁ良く言えば「倹約家」でしょうかね。


でも、チケット以外に何も買うお金がないというよりは、ケチれるものとケチれないものをしっかり仕分けしている、という感じでしょうか。

例えば…



【ケチれないもの】
チケット代
せんべい代
交際費
年に数回の旅行
保険代


【ケチれるもの】
美容代
洋服代
交通費
普段の飲食代
家具・家電・インテリアなど




こんな感じでしょうかね。

全体的に言えることは、形のないものはケチらず、形のある「物」はケチる傾向にあるようですね。

なんだかちょっと哲学的になってきました。



でも、それって結構真理なんじゃないかなって思います。

形あるものを購入した満足感よりも、観劇や友達と過ごした「思い出」のほうがセリ美にとっては宝物です。



「ミズさまにこの作品でウインク頂いたな…」

とか、

「春野さんで初めて観た不滅の棘、衝撃的だったな…」

とか、

「あのときのヅカ友さんと一緒に行ったDS、緊張したな~」

とか、

「そら茶にはいつもあの人が一緒にいてくれて、可愛さを分かち合ったなあ」

とか、

「京都旅行で出合った超マニアックなあのお店、また行きたいな」

とか、

きっと死ぬその日まで楽しく回想しながら生きていけるのだと思います。




もちろん可愛いなと思う服もいっぱいあるし、ちふればっか買ってないでいい美容液も使ってみたいし、こんなロッチ中岡みたいな髪ももっと綺麗にしていたいし、フィットネス会員になって毎日優雅に泳いでダイエットしたいなあとも思うけどね。


それよりも、セリ美は美しい舞台を観て感動したり、気の合う仲間と美味しいものを食べながらヅカ愛を語らったり、面白い企画を構想したり、親子劇場の続きを考えたり、知らない場所に行って自由を満喫していたいのです。







まぁそんなことで、史上最長のGWはこんな感じで過ごしていたセリ美でした。



そうこうしているうちに息子が全国ツアーに出るらしいと山沖さんの奥さんからタレコミが入ったので、貧乏メシを再開してチケット予算の確保に努めていきたいと思います!


そしてまだまだオーシャンズ期間は続いてますので、また来週に訪ムラしてきたいと思いま~す!

また新しく泊まるホステルがあるので、報告しますね!


すみ〇子さんのほうでホステルに関する超大作を3本も書いたのにボツにされちゃったからさ…







ところで、「毎年何か新しい挑戦をする」という目標を設定しているセリ美は、今年はすでに「雑誌デビュー」を叶えてしまったんですが、できれば『セリ美茶』を開催してみたいな~なんていま構想中です。


何人かの読者さまから「セリ美ちゃんのお茶会やって~!」というリクエストを頂いておりまして、

「セリ美のお茶会って…一体何をするの?!需要あるの?!」

と思っていたんですが、いろんな媒体にアンテナを張っていたら少しずつヒントを得まして、「こんなことしたらみんな面白がってくれるかな~」なんてものが見えてきました。




それを実現するにはまだまだクリアしなければならない条件があるんですが、ネタ温め中ですので、お楽しみに~。







どなたか、都内で畳の部屋みたいに床に座れる部屋がある公民館みたいなのを貸してもらえるところをご存知の方おられませんか~?