オーシャンズ、終わってしまいましたねえ…




どう見ても走攻守揃っているそらさんが、本公演でなぜもっと大きな役につかないのか不思議で不思議でならなくて、いつも初日迎えて役どころを知るたびに「う~ん、今回も団体芝居の一員か…」ともやもやすることが多くてですね。


もっと大きな見せ場がある役を与えたってこの子なら演出家の予想以上に素晴らしい演技を見せるのになって思ってたんですね、いつも。


しかもハッスルであれだけのものを見せたのに、結局そのあとの本公演、異人たちのルネサンスだって団体芝居で…




実力があってもそれがイコール出世に繋がるというわけではない宝塚って、逆にそれだからこそ面白いという側面もあるとは思うんですけどね。

歌もダンスも芝居もスキルとして飛びぬけたものはないけど、なぜかすごく魅力的に見えるスターさん、たくさんいますもんね。



それにしたって、そらさんのあれだけの才能を使わない意味がわからなくて、宙組Pの無能さを鬼のような形相で口汚く罵りながらせんべいを食い散らかす、みたいなことをよくしてました。




それが、今回イケコのおかげでようやくあんなに大きな役に辿り着けて(イケコのその推薦すら却下しようとしてたPには変わらず呪いの言葉をぶつけ中)いろんな方から「そらくん、すごくいい!!」と会うたびに言われるのがいつも鼻高々な公演期間でした。

おかげで実際に少し鼻が高くなった気がします。




カフェブレとかお茶会とかで聞かせてくれた、今回の役が完成するまでのこれまでにない苦悩。

器用すぎて、先生の要望にひょいひょいっと応えられてしまうそらさんにちょっと心配を覚えることもあったので、そこまで追い込んで「到底無理だと思っていた壁を乗り越える」成功体験をさせてくれたイケコにももう、「イケコ死んだら墓参りには行くからね」と誓いました。


初日から数えて合計9回しか(しか?)(体感は「しか」です!)観られてないんですが、どんどんライナスになっていくそらさんに、泣かないときはありませんでした。


マイ楽だったおとといは9回中いちばん泣きましたね~。


鼻を拭くのも惜しくて、赤パーカーにタラ~~ンと鼻水が落ちる寸前に暗転になって良かったです、ほんと。


お世話になりまくったあきりくさんにJUMPさせてもらうという役どころもまた泣かせましたよね。




いつも1幕最後に、りくさんに「カモン!」とまかぜ横に招いてもらって、すっしー組長に尻叩かれて、「あわわわ」とまかぜ横に行かせてもらう様子も涙涙で。。

幕間休憩はいつも鼻をかんでからのスタートでした。




ベネディクトさんがもう少し「なるほど…この人はこの人なりに理由があってこういうことをしてるんだな」と滲み出るようなお芝居を見せてくれてたらさらに作品が深くなったような気がするんですが…

テスを愛しているようでほんとは全然愛してない感じとか。

「悪役っぽい見せ方」「二面性があるっぽい見せ方」に引っ張られ過ぎていたような気がします。


まぁでもその辺は感じ方人それぞれですからね。





今回の息子が苦しい苦しい役作りを経て、今後のお役(役付きも…)がどんなふうになっていくのか非常に楽しみです!





そして、宙組内に大きな大きなものを残していってくれた退団者の皆さんが、最後まで元気で笑顔で旅立ってゆかれたことも本当に良かった。


あきりくさんに関するエピソードをいろんなお茶会情報などから集めていくと、本当に本当に素晴らしいお人柄であるということがどんどん確立されていきました。



タカラジェンヌとしての活躍ももちろん大事ですが、やっぱり宝塚歌劇団も一般企業と同じようにいち組織ですから、組織への貢献、後輩の育成(技術・メンタル共に)なども非常に重要です。


あきりくさんは、
特にそっちの面で宙組に大きく大きく貢献してくれたお2人じゃないかな~と思いますね。




だって、自分の出世だけ考えてたら人のことなんてどうだっていいし、ましてや忙しいタカラジェンヌさんのことですから、少しでも早く帰って休んだりメンテナンスに時間を使いたいと思っちゃいがちですよね。

それを自主的に「大丈夫?」「困ってることない?」と声をかけてくれるタイプのあきりくさん。

セリ美もそういう人間であろうと思い直させてくれるお2人でした。




あの太陽神・まぁ様が「なんでも相談できる大好きな人」と評するせーこさんも、宙組にいらしてくださって本当に大きなものを残してくださりました。

ゾフィー、早見くん、タチアナ、ナキア、ダイアナ姐さん…せーこさんがいなきゃできなかった作品ばかりですよねぇ。

まいあちゃんも寂しがってることでしょう。






組に大きく貢献してくださった生徒さんの退団は寂しくて仕方ないですけど、今日から始まる自由な生活を死ぬほど満喫してほしいですね!!


まずはまぁ様のインスタにみんな出てくれることを期待したい!!!





ここでオーシャンズ千秋楽おめでとうということで、関連イラスト一挙公開です!








oceansposter

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danny2

danny






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tiger





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odensing



johnson




changethejustis




zorro




bene2



bene




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ブロッコリーセリ美







kinko






fever






basha





george






diana




naichinger








そしてこちらは、まかぜバースデーに描いたやつです↓↓




birthdayyurika

tes







こうしてプレイバックしてみると、過去いちばんイラスト描いた公演になってますね。

ノベルティがめっちゃ増えてるという理由もありますけども。



こういうのも含めて、すごく楽しい公演でした!!




またすぐに全ツの集合日となりますが、なんだかいまだにあきりくせーこさんがいないなんて想像がつかないですね。

でもきっとその分パワーアップした組子たちが頑張ってくれるはず!!


セリ美は今のところ鳥取がマイ初日になりますが、また珍道中含めてレポしますのでお楽しみに~!!












さて…。

柴田先生がご他界されたそうで、いまだに喪失感が大きいままです。



セリ美は割と「平均年齢まで生きられたら別にいいじゃん」というあっさりした死生観の持ち主なので、冷たいかもしれませんが身内だとしてもご老年のお葬式で泣くことはないタイプで。

著名人の訃報にも「そうなのか~」くらいの感想しか抱かないんですが。(夭折された方にはショック受けますが…)



柴田先生の訃報にはなんだかひどくショックを受けまして。

ああ、自分って柴田先生すごく好きだったんだな~と知りました。




特に好きな作品を並べてみますね。



あかねさす紫の花
星影の人
琥珀色の雨にぬれて
白昼の稲妻
うたかたの恋
仮面のロマネスク
激情



ハッピーエンド少ないですね~(笑)

唯一白昼の稲妻だけがトップコンビが死なずに結ばれた作品かなあ。


あまりバッドエンドを好まないセリ美ですが、柴田先生とウエクミ先生だけは別です。



結ばれなかったり死んでしまった悲しみよりも、登場人物の「どうしようもなくコントロール不可避の情熱」があまりに凄まじくって、人間ってそういう生き物だよねえ…と深く納得させられるからだと思います。


ダメだと分かっていても止められないとか、このまま突き進んだら破滅しかないと知っているのに突き進んでしまうとか。


「あかねさす~」なんて、構図はハチャメチャですからね(笑)


弟君と平和で幸せな夫婦だったのに急に「お前が欲しい」とかいって割り込んできた兄君の魅力にもあらがえないヒロインとかいって、こんな現代ドラマあったらヒロイン叩かれまくりそうですよね。


それなのに、「わかるよ~わかるよ~つらいよね~でも止められないんだよね~」みたいに納得させられちゃうのって、やっぱり柴田先生だからこそですよね。



激情だって、単なる男好きのだらしないヒロインなのに、「そうだよね、生き方も恋愛もひたすら自由、誰にも縛られずに舞い踊るカルメンなんだよね」と納得しちゃうんだよな~。

前衛的な謝先生の演出も素晴らしかったです!


今度久々に謝先生の新作が見られるようで、しかも琴ちゃんのお披露目で、すごくすごくすごく楽しみです!!
死ぬ気でチケット取らねば…。




柴田作品の中でも特に白昼の稲妻は演出が荻田先生ということで、もうセリ美にとって夢のコンビでした。

しかも、いちばんどっぷりと宝塚にハマっている時期でしたし、ミズさまの魅力大爆発で…



勧善懲悪の分かりやすい物語というのも良かったし、あの時代特有の淀んだ陰湿な空気感とか、劇中劇をもって悪を追い詰めていく見せ方とか、当時可憐で可愛いイメージの彩乃かなみちゃんに野心家女優を演じさせるとか、もう何から何まで完璧でした。


オギーお得意の電子音を使った劇中劇もロックでめちゃめちゃかっこよくて、セリの中にスモークを溜めてモヤと共に悪役ミズ様が真っ赤なライトを浴びてセリ上がりとか、柴田先生にない持ち味が融合して、何十回観ても鳥肌が立ちました。

いや、いま映像を見たって何度でも鳥肌が立ちます。



ウエクミ先生の登場はそれ以来の衝撃だったので、柴田先生なきいま、ウエクミ先生にはどうか、どうか、劇団を辞めずにいてほしいと願うばかりです。



演出家が使いたい生徒とかやってみたい演出って、劇団の意向となかなかマッチしないことも多いようで、それが不自由に感じて辞めてしまう先生もいらっしゃるとかなんとか。


今の劇団にとって最も大切なことは「お金」のようで本当に不安しかないんですけども、柴田先生やイケコほどの重鎮になればそれなりに意見も通るようになると思うので、どうか若手の才能溢れる先生たちはいまをこらえてほしいと思います。




柴田先生はムラで何度かお見かけしたことがありますが、もうずいぶん以前からお目が不自由になられていたようで、それでも生涯演出をしてくださったことにはもう深い感謝しかありません。


視覚が重要な演出家が視力を失ってしまうって、なんだかスティービーワンダーとかベートーベンみたいじゃないですか。



その仕事には絶対必要だと思われる視力とか聴力を失っても素晴らしい作品を完成させるって、芸術家にとって大切なのは五感よりも心、感性なのだと証明してくれていますね。


セリ美にはそんな偉大な才能何もありませんが、「目に見えるものはそんなに重要じゃない」という価値観を大事にしていきたいと思わせてくれる大切な先生でした。



柴田先生の演出作品はもうなかなか見られなくても、どこかでゆっくりと静養しながら劇団のことを見てくださっているのだろうという気持ちがあったので、劇団が本当に間違った選択をしようとしてもきっと何か助言してくださるとどこかで安心感がありました。

でも、柴田先生はもういない。



その寂しさが、「老年なんだから寿命はしょうがないじゃん」とかいうドライな考え方のセリ美にこんなにも喪失感を植え付けているのだと思いますね。





「天国からきっとお見守りくださる」と自分を励ましたいところではありますが、偉大な故人が天国からいい方向に導いてくださるのだとしたら戦争など起きないしOSKさんの衰退だってありませんしね。


先日の京都アニメ会社の放火殺人などの無差別殺人もそうですが、この世は神も仏もないな…と思い知らされることばかりで、「柴田先生がきっとお見守りくださるなんて、そんな綺麗ごとなどこの世にないよなあ」という悲しみもこの喪失感に含まれています。


それでも生きねばならない、そういう「人間の逞しさ」がウエクミ先生の悲劇にはいつも表現されているから好きです。





偉大な柴田先生なきあとの宝塚歌劇団がどういう道を辿るのか分かりませんけども、今日も頑張る生徒さんたちやスタッフさんたちをひたすらここでセリ美は応援するまでです。







さて、全ツまでしばらくありますので、この期間にセリ美は自分のお茶会に向けて着々と準備を進めていきたいと思います!


今日あたりに振込口座を作りに行きますので、そろそろ正式お申し込みを兼ねたお振込みが始まります。

宜しくお願いします!!











宙組千秋楽に現れた美弥ちゃんカイちゃんを見て、「どうかそのまま髪を伸ばさないで…」と思ってしまう身勝手なセリ美…