チケット無い無い無いと世間がヒィヒィ言ってる公演に、ありがたいことにご縁ありまして行かせていただきました。
しかも、本公演と新公のマチソワという究極の合理的観劇で、常に遠征の身からしてみると本当に有難いことで御座います。
ではさっそく、本公演の感想から。
世間的には結構「う~~~ん…」という声のほうが多く聞こえているような気がしますね。
というわけで、セリ美の中のハードルはかなり低かったのが功を奏したのか、それほどトンチキとは感じなかったですねえ。
直近に観た作品がバルセロナだったということも大いにありそうですが…
正直言ってバルセロナに比べたら、ぜ~~~~んぜん観やすいし理解できました。
最後の大団円で力技ハッピーエンド感はありましたが。
あとは妙な英語ネイティブ発音も不要だと思いましたが。
景子先生の作品の中でセリ美的ナンバーワンは『堕天使の涙』でありまして、次いで『落陽のパレルモ』、という感じなんですが、今回の青い薔薇は『堕天使の涙』とかなり近いものがあり、コムちゃんとみりおさんもイメージが非常に近いスターさんですので、結構妖しい系なのかな~なんて思っていたんですが…
そういう感じではなかったですねえ。
「おとぎ話」「絵本」と思って観たらいいと思います。
ビジュアルイメージは、天野喜孝さんかしら。
妖精さんと女の子の物語。
ただそれだけです。
だから深いとか感動とかそういう感じではなく、綺麗な綺麗なイギリスの絵本と思って観ると世界観に没入しやすい気がしますね。
ま、ただ、あれを明日海りおという一大トップスターの男役集大成にしてしまうのは…みりおさんの無駄使い感、ありますね。
みりおさんの魅力って、私は狂気の美だと思ってるんですね。
春の雪とか良かったと思いますね。
誰もが心奪われる美しさを持っていながら、その心はあまりにも脆くて狂気の縁にいる感じ。でも狂気ゆえに美しい、みたいな。
そういう作品でみりおさんの魅力のすべてをさらけ出してほしかったな~というところが、皆さんが「え~~これが退団作品なの~~~」と不満を漏らしてしまう要因の一つなのではないかな~、と。
ミズさまの退団作品『ロジェ』も「最後の作品でこれかあ…」感のある内容でしたが、それでもスーツモノというのは、「背中で着こなすスーツの美学」を見せてもらえたのでまだ良かったです。
そういう、集大成感が青い薔薇には無かったってことがいちばん残念。
あと、個人的にあの青いカツラはロン毛が良かったな~。
妖精さんなんだから、男も女もないと思うんですよね。
だから、老若男女不明瞭みたいなビジュアルのほうがみりおさんの「よくわからんけどとにかく美しい生き物」感が出て良かったような…
『堕天使の涙』はコムちゃんが美しくも邪悪ですっごく良かったのになあ…
この人に心奪われたら身の破滅だと分かっているのに惹かれてしまう的な。
しかも見せ方も登場人物もみんな魅力的だった。
コムミズまーという名ダンサーがいたからこそ演出表現の幅が広がったということもあったとは思うんですが。
なんかね、堕天使はみんなこじらせてるけど、青い薔薇のほうはこじらせてる人があんまりいないんですよ。
妖精と人間の共存、自然と人間の共存っていう清廉なテーマなので…
なんつーのかなーNPO団体が主催する演劇会みたいな感じ?
せっかくみりおさんにはあれだけの演技力と歌唱力があるのに、人間の女の子に恋した妖精ってだけだから、もったいない。
そう。ひたすら、もったいない。
これが退団公演でなかったら全然問題ないと思うんですけどね。
で、個人評にいきたいと思います。
みりおさんに関しては得意分野を発揮するほどの深い物語ではないし、役柄があんまり能動的じゃないんですね。
だから評価しようがないという感じですかねえ。
カレーさん、結構セリ美の周囲では厳しい声を聞くことのほうが多いんですけど、演技力はさすがにみりおさんに鍛え上げられただけのことはあるなと思っています。
メサイアの時も難しい役柄でしたが、頑張ってるな~と思いましたしね。
やっぱりカレーさんに関しても深い役柄ではないので、なんとも感想を抱きにくい。
よく指摘されている歌唱力に関しては…もうあれは喉の構造の問題なので、できる範囲で頑張ってるという感じでしょうか。無理にビブラート利かせたりするより全然いいと思います。
スターさんにとって「一度見たら忘れないお顔」ってすごく大切なことだと思いますし、やっぱりあのお顔立ちは男役で映えまくるので、それを武器にガンバレ~。
えーと、華ちゃん。
こちらも世間ではずいぶん厳しい局面にいらっしゃるようですが、上手だな~と思いましたよ。
だって、7歳から老婆まで演じられるトップ娘役さんってなかなかいないと思います。
7歳の演技はちょっと声の甲高さが気になりましたが、子供のあのキーーーンという独特な高音を表現していたのでしょうかね。
いちばん「ああうまいな~~」と思ったのは、みりおさんとようやく再会したときの「大好きよ」という一言。
シャーロットはずっとずっとエリュのことが本当に大好きで生きてきたんだなあということがよく分かる、愛に溢れた言い回しでした。
あんなに誰かのことを好きと思えることって人間はなかなかないので、そういうところが妖精と解り合えるほど純粋なシャーロットの特性なんだろうなっていうのが分かりました。
でも、あんなに愛くるしいお声をしてるのに、お歌になると発声が不安定になってしまうなんて、人間の喉って不思議ですねえ。
華ちゃんのすごさは、美形というわけでもないのになぜか「可愛いなあ」と思わせてしまう表現力と所作ですね。
まさに紅緒さんのように、元気でちょっとおっちょこちょいな少女漫画の主人公のようです。
制服で食パンくわえて曲がり角でイケメンとぶつかって尻もちついてそうじゃないですか。
それでも、同じように可愛くもあり巧くもあり、さらに美声でもある音くりちゃんが同期で花組にいたということで余計にいろいろと言われてしまうのでしょうねえ。
さらにさらに、みりおさんの相手役というだけでも厳しい立場なのに、あの仙名さんの後継ということでねえ…
でもそういうのも全部分かった上であのお立場を受け入れたのですから、心の強い子なんだと思います。華ちゃんなりの活躍を見せてほしいですね。
で、マイティー。
マイティーもちょっともったいないほどの出番の少なさでしたねえ。
お花を心から愛していて、同時に奥様へも気持ちがありながら心の奥にしまって養子を迎えるとても優しい庭師さんですが。
その優しさはよく出てましたよ。セリ美が奥様なら薔薇庭不倫しちゃうわ~と思うほど。
ご本人の性格なのか、少し控えめな印象ですが個性はしっかりあるので遠慮せずもっとドカーーン!といってみてほしいんですけどねえ。
エリート路線のひとこちゃんが来てきっと2番手さんになっていくのでしょうが、このままマイティーを別格枠にしてしまうのはちょっともったいないような気が…
あと、特筆すべきはほってぃーですかね。
前回でようやく新公主演を射止めたということで、そのおかげなのかすごく良かったように思いました。
個性もあったし演技も落ち着いていて、安心して見られましたね。
先に新公のこと書いちゃいますが、新公ではほってぃーがいちばん良かったように思いました。
ほってぃーには、これが得意です!という武器がないと聞いていたのですが、あの落ち着きはなんだか癒されますね。
そして『Dream On』でべた褒めしましたつかさくんも、やっぱり良かったです。
妖精さんのひとりなのであまりオイシイ役ではなかったんですが、何かすごく目を引くものがありましたね。
特に、正統派美人さんが多い花組の中であのハッキリしたお顔はとてもよく目立っていて、元気!というキャラが確立されて見えました。
昭和の男役さんっぽいお顔立ちなので、もう少しお化粧を柔らかくするとイマっぽくなる気がするなあ。
眉と目がキツいので、眉の角度をもう少し緩やかにして目を垂れ目っぽく描いたらどうだろうか。
華もあるし、実力も申し分ないはずです。
一応新公主演もしてますし、Dream OnではW主演ということなので、路線じゃないというわけではないはず。
2020年にバウ主演できるといいですねえ。華と実力は申し分ないので。
しろきみちゃん、これが最後ということで残念でもあるんですが、やっぱりちょっとトップさんという感じではなかったかな、というのは感じました。
月組のくらげちゃんも同じ系統かなと思いますが、ちょっと薄幸なイメージなんですよね。
お肉の付き具合とかも含めて。木村多江さん的な。
よく花嫁さんはある程度お肉が付いてたほうが幸せそうに見えるって言うじゃないですか。
トップ娘役さんもトップさんに愛されるに相応しい雰囲気でないといけないわけですから、お2人だとちょっと寂しいイメージが強いかな~、と。
くらげちゃんはお肉の無さが、しろきみちゃんは輪郭がちょっとトップになるには気になっちゃいます。
セリ美は大人っぽい娘役さん大好物なので、アイドル的な可愛い娘役さんよりずっとしろきみちゃんやくらげちゃんのほうが好みではありますが、大衆的なのはやっぱりまどかちゃんや華ちゃんみたいなキュート系の子なのかもしれないですね。
丸くてもちっとしてて。
音くりちゃんは逆にちょっと幼児っぽい体型やお顔立ちなので、そこが難しいのかもしれないですね。
トップになるってほんと難しいですねえ。
で、新公です。
新公なんてまぁ取れないし、青田買いがニガテなセリ美向きではないのであまり積極的に行こうともしていないんですが、有難いお申し出があって数年ぶりに行ってまいりました。
…え?数年ぶり?
いやいや…考えてみたら新公行ったのって初演の鳳凰伝以来だぞ……
十数年ぶりだわ…
新公独特のあの緊張感と客席の見守り感、いいですよね。
まずはあすかちゃんですね。
3回目ってことで、そりゃあ落ち着いてますわい。
ポー同様、みりおさんのお役ならではのハードル高いビジュアルもあすかちゃんなら全然問題ないですね。
彼女はこのままビジュアル系で突き進んでゆくのでしょう。
でも何かひとつ得意分野が欲しいかな~。
いまのところは「無難」というだけで、特出したものを感じなかったのでね。
初ヒロインの都姫ここちゃん。
7歳から老婆まで、研2でよくもやりきりましたねえ。
あぶなっかしいところも特に感じなかったので、その舞台度胸はなかなかのものですな。
ただ、セリ美の好みとはすべてが正反対の子なので…
「研2にしては上手」というだけにとどまってしまいました。
ほってぃーはさっき言った通りですね。
今回の新公を引き締めていたのはほってぃーだったと思います。
あの安定感と落ち着きはなかなか貴重。お顔も目立ちますしね。
期待しています。
花組さんの下級生には疎いながらも、「おっ、この子は…!」と思ったのが、あすかちゃんの役をやった天城れいんくん。
まぁ~~綺麗な子!今回のお役はほとんどしゃべらないのでビジュアル以外は不明なんですが、花組に一体どれだけ美形を集めたの?!というくらい、かなりの美人さんでした。
歌やダンスも気になりますね。
あと、「あの子は誰だろう~~~」とずっと思いながら観ていて、あとで調べたら「侑輝 大弥」くんという子でした。
まだお顔もおぼろげにしか覚えていないんですが、「なんとなく気になる」程度なんですが、ちょっとチェックしていこうと思います。
あとは個人的に推している、詩希すみれちゃん。
音くりちゃんの役で、妖精チームの一員です。
腕で表現する役のようで、ずっと腕を波立たせていて大変だったろうな~。
幼少期からバレエを!という子ではないようなので、身体での表現は容易ではななかったと思いますが、とても丁寧に丁寧に表現していました。
とにかくひたすらに可愛くて美人さんなので、見てるだけで眼福…!
本公演ではWトリオ(上手側)でコーラス頑張ってますし、タカスペでもコーラスに選ばれてますのでもう完全にシンガーです。
次の別箱ではどのチームになるのでしょうねえ。要ちぇけらです!
さて、最後にショーの感想を少し。
あのね~、今回ようやく分かりました。
稲葉先生はね、選曲がいかん!
クラシカルビジューのときもそうだったの。
全体的にはキラキラしてて悪くないはずの演出なのに、どうしてこうもワクワクしないんだろう…と不思議でしてね。
それはたぶん、キャッチ―な音楽を使わないからなんですよね。
いや、音楽に詳しい人の中ではメジャーな曲を選んでるのかもしれないけど、素人からすると全然聴いたこともないような曲ばっかりで、アレンジもまたマニアックなんですよね~
野口くんみたいにJ-POPを使う必要まではないけど、クラシックでもタンゴでも、もうちょっと耳馴染みのある曲使わないとテンション上がらないんだよね~~
今回もせっかくタンゴとか黒燕尾とか宝塚のスタンダードないい場面たくさんあるのに、どう~~~も音楽にノせられないんですよね。
タンゴ好きなので素人ながら図々しくアドバイスなんてしちゃいますけど、もっとさ~「ブエノスアイレスの冬」とかいい曲いっぱいあるじゃない?
な~んでそういうのを使わないかなぁ~。
クラシカルビジューもやけにオーケストラ!クラシック!みたいなアレンジばっかりで、ちょっと退屈でした。
ショーはもっといろんなジャンルの音楽を使わないとねえ。
音楽に煽られることって、大きいと思うんですよね。
ストレートプレイとミュージカルの違いってそこじゃない?
音楽に乗せて心情を述べるから、観客の心に強く残るわけであって。
ショーなんて音楽の力はもっと偉大ですもんね。
もうちょっと、いわゆる「盛り上がる」「印象に残る」ような選曲やアレンジを勉強してほしいなと思いますね。
あと、幕開きから登場する若手ダンサーズの衣装がダサすぎますので、もうちょっとセンス見せてくださいまし。
またコムちゃんの退団公演持ち出しちゃって申し訳ないけどさ、タランテラなんてほんとに素晴らしかった。
みりおさんだけでなく、「退団公演に傑作なし」なんて言われるくらいですから、コムちゃんは本当に最後に素晴らしい作品に出合えた稀有なトップさんなわけです。
『タランテラ』は文字のごとく蜘蛛をテーマにしたショーなんですが、最後にはちゃんと退団公演仕様も入っていて、本当に秀逸でした。
みんなと一緒にひとしきり踊りまくったコムちゃんがふらっと銀橋に一人で出て、舞台上でまだ必死に踊ってる組子たちをただじーーっと見てるだけ、という演出があったんです。
つまり、客席には背中向けちゃってるんですね。
かなり珍しい演出なんですが、感慨深げに組子たちを見つめるコムちゃんの「男役」の背中が、まぁ~泣けた泣けた。
これだからセリ美はオギー大好きなんですけども、稲葉くんにも感性磨いて頑張ってほしいですね。
なんかハッスル以降、「こ、これは…!!!!」と開いた口がふさがらなくなるほどの秀逸なショー場面に出合えてないなあ…
ウエクミ先生、そろそろまたショーやってくれないかな…
そういうぶっ飛んだ演出にも難なく対応できるほどの個性的なトップさんも出てほしいなあ…
怒られることも多かったと思いますけど、昔はほんとにみんなぶっ飛んでたからなあ…
ロン毛にしちゃう真矢みきさんをはじめ、リアル白馬で劇場に乗りつけちゃうノルさんとか、コギャルコスプレでスミレコード完全抵触しちゃってる71期とか、舞台袖に「つーこ(翔つかささん)の部屋」とかいって派手な小道具集めて勝手に遊びだすオサアサとか、ハチャメチャな中だからこそ生まれる個性ってありますよね。
そういうスターさん、切望しています!!!!
いまはツイとかですぐ叩かれちゃうけど、そんなの気にせず我が道を行く!というトップさん、待ってます。
さて、次の日曜まででグッズ〆切らせていただこうと思います!
https://forms.gle/PADAUrTmv4Uqw7eQ9
お悩み中の皆さんはお忘れなきよう~
さ、来週は金沢と富山で~す
しかも、本公演と新公のマチソワという究極の合理的観劇で、常に遠征の身からしてみると本当に有難いことで御座います。
ではさっそく、本公演の感想から。
世間的には結構「う~~~ん…」という声のほうが多く聞こえているような気がしますね。
というわけで、セリ美の中のハードルはかなり低かったのが功を奏したのか、それほどトンチキとは感じなかったですねえ。
直近に観た作品がバルセロナだったということも大いにありそうですが…
正直言ってバルセロナに比べたら、ぜ~~~~んぜん観やすいし理解できました。
最後の大団円で力技ハッピーエンド感はありましたが。
あとは妙な英語ネイティブ発音も不要だと思いましたが。
景子先生の作品の中でセリ美的ナンバーワンは『堕天使の涙』でありまして、次いで『落陽のパレルモ』、という感じなんですが、今回の青い薔薇は『堕天使の涙』とかなり近いものがあり、コムちゃんとみりおさんもイメージが非常に近いスターさんですので、結構妖しい系なのかな~なんて思っていたんですが…
そういう感じではなかったですねえ。
「おとぎ話」「絵本」と思って観たらいいと思います。
ビジュアルイメージは、天野喜孝さんかしら。
妖精さんと女の子の物語。
ただそれだけです。
だから深いとか感動とかそういう感じではなく、綺麗な綺麗なイギリスの絵本と思って観ると世界観に没入しやすい気がしますね。
ま、ただ、あれを明日海りおという一大トップスターの男役集大成にしてしまうのは…みりおさんの無駄使い感、ありますね。
みりおさんの魅力って、私は狂気の美だと思ってるんですね。
春の雪とか良かったと思いますね。
誰もが心奪われる美しさを持っていながら、その心はあまりにも脆くて狂気の縁にいる感じ。でも狂気ゆえに美しい、みたいな。
そういう作品でみりおさんの魅力のすべてをさらけ出してほしかったな~というところが、皆さんが「え~~これが退団作品なの~~~」と不満を漏らしてしまう要因の一つなのではないかな~、と。
ミズさまの退団作品『ロジェ』も「最後の作品でこれかあ…」感のある内容でしたが、それでもスーツモノというのは、「背中で着こなすスーツの美学」を見せてもらえたのでまだ良かったです。
そういう、集大成感が青い薔薇には無かったってことがいちばん残念。
あと、個人的にあの青いカツラはロン毛が良かったな~。
妖精さんなんだから、男も女もないと思うんですよね。
だから、老若男女不明瞭みたいなビジュアルのほうがみりおさんの「よくわからんけどとにかく美しい生き物」感が出て良かったような…
『堕天使の涙』はコムちゃんが美しくも邪悪ですっごく良かったのになあ…
この人に心奪われたら身の破滅だと分かっているのに惹かれてしまう的な。
しかも見せ方も登場人物もみんな魅力的だった。
コムミズまーという名ダンサーがいたからこそ演出表現の幅が広がったということもあったとは思うんですが。
なんかね、堕天使はみんなこじらせてるけど、青い薔薇のほうはこじらせてる人があんまりいないんですよ。
妖精と人間の共存、自然と人間の共存っていう清廉なテーマなので…
なんつーのかなーNPO団体が主催する演劇会みたいな感じ?
せっかくみりおさんにはあれだけの演技力と歌唱力があるのに、人間の女の子に恋した妖精ってだけだから、もったいない。
そう。ひたすら、もったいない。
これが退団公演でなかったら全然問題ないと思うんですけどね。
で、個人評にいきたいと思います。
みりおさんに関しては得意分野を発揮するほどの深い物語ではないし、役柄があんまり能動的じゃないんですね。
だから評価しようがないという感じですかねえ。
カレーさん、結構セリ美の周囲では厳しい声を聞くことのほうが多いんですけど、演技力はさすがにみりおさんに鍛え上げられただけのことはあるなと思っています。
メサイアの時も難しい役柄でしたが、頑張ってるな~と思いましたしね。
やっぱりカレーさんに関しても深い役柄ではないので、なんとも感想を抱きにくい。
よく指摘されている歌唱力に関しては…もうあれは喉の構造の問題なので、できる範囲で頑張ってるという感じでしょうか。無理にビブラート利かせたりするより全然いいと思います。
スターさんにとって「一度見たら忘れないお顔」ってすごく大切なことだと思いますし、やっぱりあのお顔立ちは男役で映えまくるので、それを武器にガンバレ~。
えーと、華ちゃん。
こちらも世間ではずいぶん厳しい局面にいらっしゃるようですが、上手だな~と思いましたよ。
だって、7歳から老婆まで演じられるトップ娘役さんってなかなかいないと思います。
7歳の演技はちょっと声の甲高さが気になりましたが、子供のあのキーーーンという独特な高音を表現していたのでしょうかね。
いちばん「ああうまいな~~」と思ったのは、みりおさんとようやく再会したときの「大好きよ」という一言。
シャーロットはずっとずっとエリュのことが本当に大好きで生きてきたんだなあということがよく分かる、愛に溢れた言い回しでした。
あんなに誰かのことを好きと思えることって人間はなかなかないので、そういうところが妖精と解り合えるほど純粋なシャーロットの特性なんだろうなっていうのが分かりました。
でも、あんなに愛くるしいお声をしてるのに、お歌になると発声が不安定になってしまうなんて、人間の喉って不思議ですねえ。
華ちゃんのすごさは、美形というわけでもないのになぜか「可愛いなあ」と思わせてしまう表現力と所作ですね。
まさに紅緒さんのように、元気でちょっとおっちょこちょいな少女漫画の主人公のようです。
制服で食パンくわえて曲がり角でイケメンとぶつかって尻もちついてそうじゃないですか。
それでも、同じように可愛くもあり巧くもあり、さらに美声でもある音くりちゃんが同期で花組にいたということで余計にいろいろと言われてしまうのでしょうねえ。
さらにさらに、みりおさんの相手役というだけでも厳しい立場なのに、あの仙名さんの後継ということでねえ…
でもそういうのも全部分かった上であのお立場を受け入れたのですから、心の強い子なんだと思います。華ちゃんなりの活躍を見せてほしいですね。
で、マイティー。
マイティーもちょっともったいないほどの出番の少なさでしたねえ。
お花を心から愛していて、同時に奥様へも気持ちがありながら心の奥にしまって養子を迎えるとても優しい庭師さんですが。
その優しさはよく出てましたよ。セリ美が奥様なら薔薇庭不倫しちゃうわ~と思うほど。
ご本人の性格なのか、少し控えめな印象ですが個性はしっかりあるので遠慮せずもっとドカーーン!といってみてほしいんですけどねえ。
エリート路線のひとこちゃんが来てきっと2番手さんになっていくのでしょうが、このままマイティーを別格枠にしてしまうのはちょっともったいないような気が…
あと、特筆すべきはほってぃーですかね。
前回でようやく新公主演を射止めたということで、そのおかげなのかすごく良かったように思いました。
個性もあったし演技も落ち着いていて、安心して見られましたね。
先に新公のこと書いちゃいますが、新公ではほってぃーがいちばん良かったように思いました。
ほってぃーには、これが得意です!という武器がないと聞いていたのですが、あの落ち着きはなんだか癒されますね。
そして『Dream On』でべた褒めしましたつかさくんも、やっぱり良かったです。
妖精さんのひとりなのであまりオイシイ役ではなかったんですが、何かすごく目を引くものがありましたね。
特に、正統派美人さんが多い花組の中であのハッキリしたお顔はとてもよく目立っていて、元気!というキャラが確立されて見えました。
昭和の男役さんっぽいお顔立ちなので、もう少しお化粧を柔らかくするとイマっぽくなる気がするなあ。
眉と目がキツいので、眉の角度をもう少し緩やかにして目を垂れ目っぽく描いたらどうだろうか。
華もあるし、実力も申し分ないはずです。
一応新公主演もしてますし、Dream OnではW主演ということなので、路線じゃないというわけではないはず。
2020年にバウ主演できるといいですねえ。華と実力は申し分ないので。
しろきみちゃん、これが最後ということで残念でもあるんですが、やっぱりちょっとトップさんという感じではなかったかな、というのは感じました。
月組のくらげちゃんも同じ系統かなと思いますが、ちょっと薄幸なイメージなんですよね。
お肉の付き具合とかも含めて。木村多江さん的な。
よく花嫁さんはある程度お肉が付いてたほうが幸せそうに見えるって言うじゃないですか。
トップ娘役さんもトップさんに愛されるに相応しい雰囲気でないといけないわけですから、お2人だとちょっと寂しいイメージが強いかな~、と。
くらげちゃんはお肉の無さが、しろきみちゃんは輪郭がちょっとトップになるには気になっちゃいます。
セリ美は大人っぽい娘役さん大好物なので、アイドル的な可愛い娘役さんよりずっとしろきみちゃんやくらげちゃんのほうが好みではありますが、大衆的なのはやっぱりまどかちゃんや華ちゃんみたいなキュート系の子なのかもしれないですね。
丸くてもちっとしてて。
音くりちゃんは逆にちょっと幼児っぽい体型やお顔立ちなので、そこが難しいのかもしれないですね。
トップになるってほんと難しいですねえ。
で、新公です。
新公なんてまぁ取れないし、青田買いがニガテなセリ美向きではないのであまり積極的に行こうともしていないんですが、有難いお申し出があって数年ぶりに行ってまいりました。
…え?数年ぶり?
いやいや…考えてみたら新公行ったのって初演の鳳凰伝以来だぞ……
十数年ぶりだわ…
新公独特のあの緊張感と客席の見守り感、いいですよね。
まずはあすかちゃんですね。
3回目ってことで、そりゃあ落ち着いてますわい。
ポー同様、みりおさんのお役ならではのハードル高いビジュアルもあすかちゃんなら全然問題ないですね。
彼女はこのままビジュアル系で突き進んでゆくのでしょう。
でも何かひとつ得意分野が欲しいかな~。
いまのところは「無難」というだけで、特出したものを感じなかったのでね。
初ヒロインの都姫ここちゃん。
7歳から老婆まで、研2でよくもやりきりましたねえ。
あぶなっかしいところも特に感じなかったので、その舞台度胸はなかなかのものですな。
ただ、セリ美の好みとはすべてが正反対の子なので…
「研2にしては上手」というだけにとどまってしまいました。
ほってぃーはさっき言った通りですね。
今回の新公を引き締めていたのはほってぃーだったと思います。
あの安定感と落ち着きはなかなか貴重。お顔も目立ちますしね。
期待しています。
花組さんの下級生には疎いながらも、「おっ、この子は…!」と思ったのが、あすかちゃんの役をやった天城れいんくん。
まぁ~~綺麗な子!今回のお役はほとんどしゃべらないのでビジュアル以外は不明なんですが、花組に一体どれだけ美形を集めたの?!というくらい、かなりの美人さんでした。
歌やダンスも気になりますね。
あと、「あの子は誰だろう~~~」とずっと思いながら観ていて、あとで調べたら「侑輝 大弥」くんという子でした。
まだお顔もおぼろげにしか覚えていないんですが、「なんとなく気になる」程度なんですが、ちょっとチェックしていこうと思います。
あとは個人的に推している、詩希すみれちゃん。
音くりちゃんの役で、妖精チームの一員です。
腕で表現する役のようで、ずっと腕を波立たせていて大変だったろうな~。
幼少期からバレエを!という子ではないようなので、身体での表現は容易ではななかったと思いますが、とても丁寧に丁寧に表現していました。
とにかくひたすらに可愛くて美人さんなので、見てるだけで眼福…!
本公演ではWトリオ(上手側)でコーラス頑張ってますし、タカスペでもコーラスに選ばれてますのでもう完全にシンガーです。
次の別箱ではどのチームになるのでしょうねえ。要ちぇけらです!
さて、最後にショーの感想を少し。
あのね~、今回ようやく分かりました。
稲葉先生はね、選曲がいかん!
クラシカルビジューのときもそうだったの。
全体的にはキラキラしてて悪くないはずの演出なのに、どうしてこうもワクワクしないんだろう…と不思議でしてね。
それはたぶん、キャッチ―な音楽を使わないからなんですよね。
いや、音楽に詳しい人の中ではメジャーな曲を選んでるのかもしれないけど、素人からすると全然聴いたこともないような曲ばっかりで、アレンジもまたマニアックなんですよね~
野口くんみたいにJ-POPを使う必要まではないけど、クラシックでもタンゴでも、もうちょっと耳馴染みのある曲使わないとテンション上がらないんだよね~~
今回もせっかくタンゴとか黒燕尾とか宝塚のスタンダードないい場面たくさんあるのに、どう~~~も音楽にノせられないんですよね。
タンゴ好きなので素人ながら図々しくアドバイスなんてしちゃいますけど、もっとさ~「ブエノスアイレスの冬」とかいい曲いっぱいあるじゃない?
な~んでそういうのを使わないかなぁ~。
クラシカルビジューもやけにオーケストラ!クラシック!みたいなアレンジばっかりで、ちょっと退屈でした。
ショーはもっといろんなジャンルの音楽を使わないとねえ。
音楽に煽られることって、大きいと思うんですよね。
ストレートプレイとミュージカルの違いってそこじゃない?
音楽に乗せて心情を述べるから、観客の心に強く残るわけであって。
ショーなんて音楽の力はもっと偉大ですもんね。
もうちょっと、いわゆる「盛り上がる」「印象に残る」ような選曲やアレンジを勉強してほしいなと思いますね。
あと、幕開きから登場する若手ダンサーズの衣装がダサすぎますので、もうちょっとセンス見せてくださいまし。
またコムちゃんの退団公演持ち出しちゃって申し訳ないけどさ、タランテラなんてほんとに素晴らしかった。
みりおさんだけでなく、「退団公演に傑作なし」なんて言われるくらいですから、コムちゃんは本当に最後に素晴らしい作品に出合えた稀有なトップさんなわけです。
『タランテラ』は文字のごとく蜘蛛をテーマにしたショーなんですが、最後にはちゃんと退団公演仕様も入っていて、本当に秀逸でした。
みんなと一緒にひとしきり踊りまくったコムちゃんがふらっと銀橋に一人で出て、舞台上でまだ必死に踊ってる組子たちをただじーーっと見てるだけ、という演出があったんです。
つまり、客席には背中向けちゃってるんですね。
かなり珍しい演出なんですが、感慨深げに組子たちを見つめるコムちゃんの「男役」の背中が、まぁ~泣けた泣けた。
これだからセリ美はオギー大好きなんですけども、稲葉くんにも感性磨いて頑張ってほしいですね。
なんかハッスル以降、「こ、これは…!!!!」と開いた口がふさがらなくなるほどの秀逸なショー場面に出合えてないなあ…
ウエクミ先生、そろそろまたショーやってくれないかな…
そういうぶっ飛んだ演出にも難なく対応できるほどの個性的なトップさんも出てほしいなあ…
怒られることも多かったと思いますけど、昔はほんとにみんなぶっ飛んでたからなあ…
ロン毛にしちゃう真矢みきさんをはじめ、リアル白馬で劇場に乗りつけちゃうノルさんとか、コギャルコスプレでスミレコード完全抵触しちゃってる71期とか、舞台袖に「つーこ(翔つかささん)の部屋」とかいって派手な小道具集めて勝手に遊びだすオサアサとか、ハチャメチャな中だからこそ生まれる個性ってありますよね。
そういうスターさん、切望しています!!!!
いまはツイとかですぐ叩かれちゃうけど、そんなの気にせず我が道を行く!というトップさん、待ってます。
さて、次の日曜まででグッズ〆切らせていただこうと思います!
https://forms.gle/PADAUrTmv4Uqw7eQ9
お悩み中の皆さんはお忘れなきよう~
さ、来週は金沢と富山で~す
コメント
コメント一覧 (8)
本公、新公レポ楽しませて頂きました。
朝海ひかるさんは、実際に見たことはないのですが、スカステで色々放送されたのを見ます。堕天使の涙は特に好きです。
あのような妖しさが今回の作品にもあればもっと素敵だったでしょうね。
どちらにしろみりおさんは美しく、美しさゆえに、もう見られないのかなあ……という気持ちが心をよぎるとそれだけで、泣けてきました。
華ちゃんは本当に好演だったと思います。心を打つ演技のできる方だと思うので、他のスキルがもっと上がるといいですよね。
つかさ君の舞台化粧は、おっしゃる通りだと思います。誰か、教えてあげてーって思いますね。とても魅力的な子なので、頑張ってほしいですね。
”NPO団体が主催する演劇会”って表現は、私のツボにはまってしまって、次回見るときに笑ってしまいそうでヤバイです。罪なセリ美さん。
ショーは、星組のエクレールブリアンが私好みの出来の良いショーだったので、こちらは見劣りしてしまいましたが、やはり黒燕尾では号泣でした。
やはりトップさんの卒業は、さびしいです。でも客席でさんざん泣くと本当に気分爽快になるので、涙は心のエナジードリンクって感じですわ。
明日は、いよいよ全ツマイ初日です!
大トンチキ作品を、心ゆくまで楽しもうといそいそしております。
みさちゃんをオペラで追っかけてニヤニヤするだけでいいや!元気いっぱい踊っておくれ!とただただ願っております。
作品云々はおいといても、こういう楽しみ方ができるのが宝塚歌劇の特殊性で、ファンでよかったとしみじみ思いますよ。
では、いざ福岡へ!
侑輝大弥さん、小生も認識しています!Dream Onの客席降りでハイタッチしていただいたので。その時の堂々とした態度と目力。これは!と注目している男役さんです。
「木村多江さん的」にウケました。でも花より男子のヒロインでは輝いてましたよ。彼女もう少し背が高くて男役だったら、、と思っちゃいます。
ハッスルメイツは「秀逸なショー場面」でしたかー。取ってあるスカステ録画を見てみようっと。(観劇では峰里ちゃんばかり見ていた)
明日はムラ遠征です。しかし花組公演のチケットが確保できていないという。。。(宙組バウ公演チケットはおけぴでゲット!)
宝塚在住の知人に早朝から僕の代わりに当日券行列に並んでくれと頼んだら「そう来たかー!」と呆れてました。(でも並んでくれるらしい。ありがたや。)
今はみりおちゃんファンの妹に引っ張られてサヨナラ公演に通う日々ですが・・
その昔、コムちゃんのサヨナラ公演、堕天使の涙も色々言われたものです。
特に植田景子先生は娘役トップも退団だというのに、あの扱いは無いわ~と思ったものです。
一応トップコンビの見せ場はあったものの、オープニングから、20分?以上も出てこないんですから・・
コムちゃんファンとしてはお芝居もショーも得意のダンス満載で満足な公演でした。
今回のみりおちゃんサヨナラの演目が植田先生で、妖精・禁断の青い薔薇・・って知ったとき
コムちゃんと一緒やん、どんだけ青い薔薇が好きやねんと思いましたよ・・
自分は人間には見えないから舞台で皆の演技を静観している場面とかも堕天使を彷彿します~💦
NPO団体主催の演劇会・・的を得て大笑いしました!
ま、幸運にも大劇場、東京共に複数回観れますのでトップさんのサヨナラを堪能したいと思います。
宙組のことも少し・・昔、月組さんのウエストサイド物語、観劇しましたが、誰よりも目を引き感動したのは、アニタ役の樹里ぴょんでした!あのアメリカを観たくて何度も通ったものです。和希そらさんのアニタは樹里さんに匹敵する素晴らしさでしたね!チケット難で1回しか観れなかったのが残念です・・著作権関係で映像やDVDにならないのも残念ですね。
花組 公演評 そうか〜〜 と納得しつつ拝見しました。
トップオブトップ みりりん の退団公演だけにのんのんはチケット抽選に外れ続け、さしたるヅカファン人脈もなく、今のところ東京公演1日だけ!ようやくゲットしている状態でございます!
HPやら、Twitterなど見るだにうーーむ……となっておりましたが………
………にしても、みりりん!
のんのんがヅカファンに復帰した当時は花組異動直前でして。
例によって過去作を映像で観た中に「春の雪」があったワケでございます。
あれは、凄まじい作品でございました。
主人公 清顕 は一歩間違えたらこれほどいけ好かないヤツは居ない ってキャラになってしまうところをみりりんの妖艶な美貌と芝居力でたった一度の恋に身を焼き尽くす青年として昇華させてましたものねーーー。
しかしながら、花組異動後、トップオブトップとして劇団の顔となりながら、作品には恵まれなかったなーーーという印象です。
トップになってからのみりりんの代表作って何なのかなーーー?
のんのんは博多座公演 「あかねさす紫の花」の大海人皇子が最高によかったと思うんですが
これは再演ですしね。
個人的には 泉鏡花 作品のような 妖艶、かつおどろおどろしいキャラが観たかったなーー
でも、みりりん、好きな作品に「ハンナのお花屋さん」を挙げておりますし、植田景子センセイには絶大な信頼を寄せているのだと思います。
6年近いトップ期間中、ふっくらしていた頬も痛々しいばかりにコケてしまい💦
11月に控える卒業の日まで、無事 男役明日海りおを貫き、魅せてほしい と祈るばかりでございます。
金沢&富山ではありがとうございましたあああ!!!
じっくりとお話しできてすごく嬉しかったです!
とっても素敵なプレゼントまで頂いてしまって…セリ美茶で使わせていただきますね!
いよいよ今日は全ツ千秋楽。
まかぜが腰を怪我している…?という噂も耳にしていたので、とりあえず無事に幕が下せそうで安心しました。
息子の一人降りの姿には全公演号泣し…セリ美の真珠の涙が日本海に注がれました。
そしてほんの数日のお休みのあとすぐに本公演のお稽古に入るのでしょうけど、一体息子の扱いはどうなることやら…
侑輝大弥くん、ご存知でしたか!!さすがうみひこさん!
そんなにオイシイ役ではなかったのに、「ん?」と思わせる何かを持っていらっしゃるというのは期待大ですね!
カレーさんになった花組で侑輝大弥くんがどんな活躍を見せてくれるのか、見守りたいと思います。
ハッスルメイツの「秀逸なショー場面」はもうボヘミアンラプソディーに尽きます。
これまでに片手で数えられるくらいの「演出が素晴らしすぎて泣く」という体験をしてきましたが、ボヘミアンラプソディーはそのひとつです。
ダーイシに関しては「おいおい…」ということのほうが多いんですが、ボヘミアンラプソディーですべて帳消しになるほどのものだったと思っています。
あ!うみひこさんの当日券に並んでくださったであろう、お友達のGさんに会えましたよ!!
図々しくも名刺を渡してしまいました…
音楽を嗜んでいらっしゃるということで、お歌の上手な娘役さんがお好きだそうですね。
コメントありがとうございます!!!
返信遅くてすみません。。(;^ω^)いつもこんな感じのレスポンスなんです…
「退団公演に傑作なし」と言われるほど、なぜだか本当に私が観てきた退団公演もことごとく「これで退団なの…?」という作品ばかりでしたが、その中でもコムちゃんの退団作品は群を抜いて素晴らしかったと思いますよ!!
確かにまーちゃんは全然出てこないし出てきてもいつもボロボロで死にそうで(笑)(死んじゃうし)
ご本人の性格とは真逆の大人っぽい舞台姿がまーちゃんの真骨頂だと思っていたので、確かにあれは…(;^ω^)
でも光のパ・ド・ドゥは本当に素晴らしかったです!!!
言わずもがなミズさんも素敵でしたし、テルくんも壮さんも適材適所だったと思います。
タランテラもセリ美的ベスト3に入るほどの大好きなショーですし、お芝居もショーもコムちゃんの魅力を前回にできる作品で、幸せに退団できたトップさんだなあと思います!今もいいお芝居にばかり出ていらっしゃいますよね~
「わたるの婚活」行きたかった…!
アニタ、お褒めいただきとっても嬉しく思います!!
私も樹里ぴょんの素晴らしいメージがあったので、うちの息子大丈夫かしら…と思っていましたが、そんなことを思っていた自分を反省しまくるほど素晴らしかったですね!
あまりのチケ難に私も1回しか観られなかったのですが…でも愛月桜木ペアのほうはもっと資料が残っていないので、芹香和希はまだいいほうだったんだよな~なんて思っています。
>作品には恵まれなかったなーーーという印象です。
私も同じく!です!
なんならお披露目のエリザベートがいちばん良かったのかもなあ、なんて思います。
カリスタとか邪馬台国とかメサイアとか、地味な作品も多かったですしねえ。
代表作となるのはポーなんでしょうかねえ。ずいぶん好評でしたからね。
でも、原作を読んでいたせいか私はあんまりしっくり来なくて…もちろんビジュアルは完璧なんですが。
確かに「あかねさす」もいいです!!ああいうイメージですよね!
ウソみたいに美しいながらも、内面に大きな問題ありみたいな役。
そういうものを上手に滲ませられるスキルがおありなので、もっとそういう役が見たかったな~。
モンテクリスト伯とか良かったような気がするんだけどな。
あとは、セリ美的みりおさんの代表作は横アリで見せてくれた女装になってしまいそうです(笑)それほど素晴らしかった…!!
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