年明け早々、怒涛の遠征に出ておりまして…

ようやく家に帰ってまいりました…腰がそろそろ立たない…





ハポンはちょっと耐え難いほど退屈なので東京は2回くらいでいいか…と思っていたのに、知らない間に手元にチケットが5枚…

一体誰がセリ美に5枚もチケットを握らせたんだ!!!!犯人出てこい!!!!!





さて、年始のご挨拶以降ようやくちゃんとしたブログが書けそうです。

2020年も独自路線でマイペースに突き進んでゆきたいと思いますので、よろしくお願いしますね。



最近のセリ美といえば、20代の頃から着実に一歩一歩増やしてきた体重が見事に実を結び、ババシャツやタイツなどぴったりした衣類をついにLLサイズで買うことが増えてきましてですね…


別にこんなババアが多少コロコロしてたって問題はないと思うんですが、昔の知り合いに会う時にやっぱり「うわ~~セリ美ちゃん太ったな~~」と思われてしまうのがどうにも恥ずかしくてですね、いい加減に痩せてみようかと決心した気持ちになっていたりします。

で、最近15キロのダイエットに成功した友人に訊いてみましたら、「食事8割運動2割」という回答でした。
一気に痩せるとリバウンドするので、1か月でマイナス1キロくらいの感じで行け!とのこと。



やっぱりそうよね~~食事制限なしに痩せるなんてありえないよね~~ということで、遠征から戻り次第、


朝食:納豆、もずく酢、豆腐
昼食:ヨーグルト(お腹すいたらキシリトールガム)
夕食:野菜スープ


という生活を始めてみたんです。

とにかくセリ美はこの煎餅への偏愛で分かるように、米への執着がすごいんですね。
前世で庄屋さんに苦しい年貢を徴収されてた貧しい百姓だったのかなっていうほどに。





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皆さんご存知のように、炭水化物ってかなりのカロリーなんですよね。

じゃあ思い切って米の摂取を減らしてみよう!ということで、このメニューでやろうとしたんですが…






ま、ダイエット開始翌日には昼に煎餅1袋食べてたよね…








だってセリ美宅には煎餅袋という宝箱がありましてですね…







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こんなものがあってどうして昼食にヨーグルトだけで済まされましょう!!!!!


煎餅が食べられない人生なんて生きる価値もない!!!とか思って、気が付いたらむさぼり食ってました…これを…




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三重県のお米だけで作った煎餅なんです…

地元企業が高校生と一緒に作ったんですって…

薄味だからこそ米の旨みがしっかり味わえてとっても美味しかった…

この高校の調理クラブはレストランも経営していて素晴らしいですよね…





20代後半くらいからちょっとずつちょっとずつ煎餅によって脂肪が増えていって、でも太ってるってほどでもないしまぁいいか~~って10年以上放置したら大変なことになってまして…

脂肪って掃除と同じで、汚れが溜まる前にリセットしないとこんなに大変なことになるんですねえ…




とはいえ美味しいものが食べられない人生なんて意味ないので、週末や旅行、友人との外食ではこれまで通り自由に食べるつもりで、それ以外の平日だけならこのメニューでもなんとかいけるかな~って思ったんですけどねえ…




三日坊主にもならないこんな意志薄弱なセリ美と、良かったらみんな一緒にダイエットがんばりませんか…

みんなと一緒ならがんばれるかもしれないし…

「今月のノルマ、マイナス1キロクリア!」とかって報告し合って…

今月でカーブスとの契約が終わって、2月から新しいジムに移籍する予定ですので、またそこで心機一転運動も頑張りたいと思っています…








さて、今日もおいしく煎餅をたいらげたところで、いまだにセリ美茶レポが完結しておりませんが忘れないうちに今日は他組の観劇レポをしてみたいと思います。







まずは、モーツァルトから。

もう~~チケ難がすごくて、セリ美は99%諦めていたのですが、貴重な貴重なチケットを東西1枚ずつ手に入れました。


皆さん本当に優しくて…セリ美はいつも感謝してばかりです。
お返しできるものなんてオススメせんべいとノベルティくらいしかないセリ美ですが、お声をかけてくださるそのお気持ちが本当に嬉しいデス…泣





さて、モーツァルト。
東は新しい劇場でしたねえ。

セリ美の席はそれほど観にくくはなかったですけど、全体的にずいぶん評判が悪かったですね。
確かに全体的な傾斜も緩くて、手すりなどが邪魔している席もあったように思いますね。


池袋ということで、劇場付近は昔はずいぶん汚い街並みでしたけど今やすっかり綺麗に整地されていました。


でもやっぱり劇場までの道すがらは日比谷やムラとは全然違いますから、セリ美はあんまり好きな劇場じゃないかな~~。





やっぱり観劇って、おうちに着くまでが観劇だと思うんです。


「ああ、いい公演観たな~~」なんつって今ならキラキラ光るイルミネーションを見上げながら、もしくはさらさら流れる武庫川見下ろしながら、オシャレなショーウィンドウ眺めながら、もしくは花のみちの可愛いお花を眺めながら、いい気分で駅まで歩くのもチケット代のうちですからね。

ギラギラした若者や変質者で溢れている池袋の駅や道はちょっと観劇向きではない、かな。




ヅカファンやってるといろんな街に行っていろんな劇場行くじゃないですか。

どこ行ってもやっぱりムラや日比谷以上の劇場って無いんですよね~


劇場自体の作りも、劇場までの環境も、宝塚と日比谷がいちばんです。







さて、本題へ。


紅あーという、個性バクハツなトップコンビから心機一転、可愛くて実力トップレベルのコンビへ。

そりゃあみんなの期待は高まりに高まりましたよね。しかも演目はモーツァルトですよ。

星担ではなくたって「一回は観てみたい!!」と思いますよね~~
セリ美もその一人でした。




もう結構時間が経ってしまったので記憶が消えかかっているところもありますが、覚えている範囲の感想をば。




セリ美はミズさまの舞台を除き、宝塚以外の舞台は観られないカラダになってしまいまして(男性が気持ち悪くて観てられない)、東宝ミュージカルもその他のミュージカルもストレートプレイも全然観ないので、モーツァルト自体が初見でした。


なので、比較対象がないので「いやいやモーツァルトってそういうものでしょ」ってツッコまれちゃうかもしれませんけど…




全体的には、あんまり好みじゃなかった、かな……




主旨が伝わってこなかったんですよね…

まずそれはダーイシのせいだと言いたいです。



ダーイシがこういう輸入モノのミュージカルを演出すること自体が割と珍しいことだと思いますしね。


いやね、ダーイシにはハッスルの恩もありますから、悪く言いたくはないんです…




でも…



でも…




モーツァルトがただのパリピにしか見えなかったんですよね……




「天才だけど変人」

とか、

「浪費癖と女癖が悪い」

とか、

この作品で描かれているであろうモーツァルトの人間性が全然垣間見えなくて…



国のお偉いさんの言うことも無視して「僕は自由が好きなんだーーい!」っつって家を飛び出して世界行脚の旅に出て、そこでいろんな人と出会っていくんですけども。


なんだか「ウェーーーイ!!」って毎晩騒いでるだけの若者にしか見えなくて…

モーツァルトが天才である感じもあんまり伝わってこなかったし…




同じように、音楽家の人生を描いた『翼ある人びと』はもうさすがウエクミさん、ブラームスの才能や才能ゆえの哀しさ、繊細さ、優しさが胸に突き刺さりまくって胸が痛くて痛くて仕方ないのに、なぜか最後に残る感情は「なんと美しい物語なのだろう」という気持ちなんですね。


でもモーツァルトを見て胸に残った感情は「琴ちゃんもひっとんもやっぱりすごい実力だなあ」という点のみで。



若くエネルギー溢れるモーツァルト、最初は元気に家を出ていきますが、そのうちに母が死に、陰謀のせいで仕事も認められず、少しずつくすぶっていくのですが…


そして恋のほうも小桜ほのかちゃんと激しい恋をしたかと思ったらほのかちゃんはさっさと他の男と結婚、ショックを受けてるはずのモーツァルトなのに、妹のひっとんを急に愛し始めて。



え?

なんで?

急にどうして?



と、ずっと思ってました。




調べてみると、モーツァルトの人生も、最初のお相手のアロイジア(ほのかちゃん)も、奥さんのコンスタンツェ(ひっとん)も、すごく興味深い人間性なんですね。

もっともっと面白い見せ方があったでしょうに!!!と思います。




もちろん琴ちゃんのあの実力を存分に見せつける見せ場もありましたけど、もっと琴ちゃんにしかできないモーツァルトを作れたはず。

ウエクミ先生にやらせてみなよ!!!!名作になってたぜ!!!!



と思いながら、帰路につきました。








個人評。



琴ちゃん。主演作を初めて生で観たんですが、噂に違わずすごい実力でした。

もちろんご本人の努力あってのものですが、あの喉や体は神様からのギフトですよね~
誰が見たって「うんんんまあああああ!!!!」ってなりますわな~


それを踏まえて、お芝居にまだ発展の余地を感じました。


ご本人も息子との対談で言ってましたけど、器用ゆえの苦しさみたいなものがあると思うんですよね。

不器用な人の努力には敵わない、みたいなこと言ってたじゃないですか。



例えば、紅子が千秋楽で見せた黒燕尾。

正直言って振りも揃ってないし、黒燕尾の踊りとしては無駄な動きも多いし、「巧い」とはあまり言えないのに、紅子の魂をかけたがむしゃらな空気があの場を支配して、ものすごく観客の心を動かしたんですよね。



琴ちゃんはまだプレお披露目ですから発展途上で当たり前なんですが、モーツァルトとして生きている全身全霊の喜びとか悲しみとかがもっと見えたら、ダーイシの演出でもなんとかなったかもしれないな~なんて思いました。

やっぱりその辺は研11だなあと感じました。



お披露目は先生方の期待値の高さが現れたオリジナル作2本ですし、これからまだ先は長いと思うので、男役芸を磨き上げて見せつけてほしいですね。







ひっとん。

花組のときから「この子は素晴らしいぞ!!!!」とぞっこんになっていたセリ美ですが、案の定可愛くて巧くて…

酒場のダンサーとしてアルバイトしてる時のパステルカラーのドレスがまたよ~~く似合っていました。

スタイルまでいいんですねえ、ひっとんは…



1幕最後にめちゃくちゃ踊ってくれるんですが、見ごたえありまくり。

あのスタイルであんなに激しく踊られたら、たまったもんじゃないですわ。


声も可愛らしいし、もちろんお顔立ちもキュートだし、当初心配していた琴ちゃんとの身長差の無さもあまり感じませんでした。


「ひと目見た時からヴォルフガングが大好き!!」という一途さがよく表れていて、才能豊かな姉や妹たちに引け目を感じながらも、自分は自分なりに明るく生きようとしている姿がよく伝わってきました。


お披露目公演での役が楽しみですね~~







かちゃ。


サリエリはきっとオイシイ役なんですよねえ。

かちゃはね~~専科に行ってからあんまり作品に出演してくれないのでしっかり観たことがないんですが、なんだろうなあ…声とビジュアルに特徴がありすぎるのかしら…

キムタクみたいに、何の役演っても「かちゃ」なんだよなあ…


カツラももうちょっと素敵なやつなかったかしらねえ…



身体の補正の問題なのかな?
なんだかいつもセリ美には「女の子」に見えちゃって、もう研17ですけどどうも男役さんっぽくないというか…

まぁ様も同じように首が細くてひょろっとした体型で、あまり補正もしてないほうだったと思うんですが、ちゃんと男役に見えてたんだよなあ…何が違うんだろう??


だから黒い役もどうも迫力や憎悪がなくて…


別箱ばかりで本公演にあまり出演しない活動内容も理由が気になりますし、今後のことも含め、どうなっていくのでしょうかねえ。







ほのかちゃん。

新公ヒロインの後はそんなに本公演でも大きな役についているのをお見かけせず…どうなっていっちゃうのかな~と思っていたら、ここにきて大きな役を射止めましたね~。


ひっとんと変わらないくらい出番も多かったですし、重要な役どころでした。

しかも、女の嫌なところを全部持ってるみたいな、なかなか性悪で計算高い女性で難しかったと思います。

登場も「まるで女神様」みたいな、ものすごいハードルの上げ方されますからねえ。


もちろんほのかちゃんの性格とはまったく違うでしょうし、これまでやったことのない強烈な役どころを、頑張って演じていました。



でもやっぱり性悪度が足りないんだよなあ…
現代で言えば小悪魔系女子ってやつなんでしょうね。


「これは男は騙されちゃうわ!」みたいな計算高さをもっと出してほしかったです。


要は、自分の才能に強い自信を持っていて、男を踏み台にしてでも一花咲かせたいと狙っていて、でも決してそれを表には出さずに「うふふ…」と清楚な女性を演じてる人ですね。

現代でもそういう女性、いるじゃないですか。女に嫌われる女。
(二宮さんの奥さんみたいな…)



8割方はそういう感じが出せてましたが、もう一押し!というところかな。






モーツァルト、そんなところでしょうか。


極美くんはもちろん相変わらずものすごく可愛かったですが、特筆するほどの立ったキャラじゃなかったかなあ。
別箱2番手をするにはもうちょっと、かな。










はい、ではマスカレードホテルへ。



いつもは原作モノも予習無しで臨むセリ美なんですが、セリ美の少ない脳みそでは入り組んだカラクリのミステリーって1回じゃ理解できないんですね。

なので、ちょうどテレビでやってたキムタク主演の映画を見て予習してから臨みました。



やっぱり予習して良かった…

映画の時点でカラクリが全然理解できず、何度も何度も巻き戻してようやく理解できたほどでした…



マスカレードホテルに限らず、ミステリーってなぜか終わった後にいつもモヤモヤするんですよね…

「そうだったのか!!!衝撃!!そしてスッキリ!!」ってことは、まずない。


え?だったらアレおかしくない?とか、あの伏線は何だったの?とか、あの人があんな犯行を犯すほどの動機はなくない?とか、とにかく必ず何かしらスッキリしない。

真飛さんが出ていてちょっと前にテレビで人気を博していた「あなたの番です」というドラマもミステリーでしたが、やっぱり最後はモヤモヤだけが残りました。



だから、マスカレードホテルも作品としてはやっぱり好きじゃなかったです。
いちばん気に入らなかったのは、犯行動機。
ヒロインを殺そうと思った動機は、逆恨みってことですよねえ?

逆恨みなんて言っちゃったら、例えばセリ美が入社試験落とされた歌劇編集部に殺人予告するみたいなもので、なんでもこじつけられちゃいますからね~。

ご都合主義ってやつですね。


これだからミステリーは嫌いなんだよな~



しかも、谷先生…

歌詞もメタモルフォーゼとかわけわかんない単語入れるしさ~ほんとセンスない。

登場すぐのあきらのソロ曲なんて、あの役のイメージを観客に簡潔に伝える重要な部分なのに、なんだよメタモルフォーゼって…


原作読んでないけどさ、あきらの役って不器用で手段を選ばないガサツな刑事役なわけでしょ~?
メタモルフォーゼとか言ったってそんなの伝わるわけないよねえ…



谷先生はもうずっと落語原作だけ書いててくれれば…





なので、作品自体を楽しむというより生徒さんを楽しむために行きましたので、いきなり個人評いきます。






あきら。

今やイケオジ専科のあきらが、久しぶりにイケオジ以外を演じたわけですが。

ガサツな刑事を一生懸命演じたんだろうなってわかるほど、ちょっと全身に力が入り過ぎてまして、動きが妙にカクカクしてて見てるこっちが疲れちゃいました…(;^ω^)


いつも怒ったり怒鳴ったり走ったりしてるというのもありますし、タカラジェンヌらしく動きが洗練されちゃってるので、それをわざと姿勢を悪くしたり短気に見せてるんだな~というのが伝わってきちゃって。

もう少しナチュラルさが欲しかったのと、芝居に緩急が欲しかったのと、きわちゃんに惹かれていく様が欲しかったです。


あと、役作りなのか、台詞を言う前にほぼ必ず舌打ちみたいな音「チッ」ていうのが入って、すごく気になりました。

何度かはいいですけど、8割方入っていたのでちょっとやりすぎ、かな。





きわちゃん。

雪組でよく咲ちゃんと組んで踊ってたな~華のある子だったな~という印象で、お芝居は初めて観ました。


ホテルマンならではの動き方も徹底的に叩き込んだのでしょうし、早口の台詞量もかなりあったと思いますが、頑張ってましたね~。

ビジュアルに華もあるのでヒロイン力はあると思うんですが、咲ちゃんの隣で踊ってた頃のほうが光ってた気がしますねえ。

つまり、ヒロインというよりはショースターが似合う娘役さんなのかな~と感じました。



きわちゃんは息子の同期ですから、もう学年的にトップ路線ではないかな~ということで、ドカッと抜けてしまった実力派花組娘役さんたちの枠で花組に戻ってこられたのだろうと思いますが…

はいからさんでは何の役になるのでしょうかね。







さて、ここからが本題です。


セリ美はマスカレードホテルの陰の主役と思っている、音くりちゃんです!!!!!

松たか子さんの役ということは知っていたので、大変なことになる結末も知ってはいましたが…


あんんんんなに巧い子だなんて知らなかったよ……


北島マヤレベルじゃないですか…


早く紅天女やったほうがいいですよ…


ああいう子を「天才少女」と言うのでしょうねえ。



老婆の時なんて驚くほど声がしわがれてて、「え、これほんとに音くりちゃん???」って何度も思いました。

腰の折り曲げ方も歩き方も完全に老婆でした。


最後に正体を明かす時に、声が老婆から少しずつ憎悪を含んだ女性の声に変わっていく様も絶妙でしたし、娘役さんであれだけなりふり構わず乱れる演技のできる人、他に誰もいないんじゃないかな。

やり過ぎ感もあまりなかったしね。



醜く一気に狂ったかと思ったら、フィナーレナンバーではもういつもの可愛い音くりちゃんになっていて。



巧い巧いとは聞いていましたが、あれはもう主役を食っちゃうほどですね。
だからこそ、トップ娘役としては難しいのかしらねえ。

同じくらいまあやも巧者ですが、なにせ相手がだいもんですからまあやがトップ娘役として立っていられるわけで。

つまり、あれほど巧いとだいもんレベルで対峙してくれる相手役さんじゃないといけないのでしょうね。


あまりに巧いっていうのも難儀ですねえ…








で、もうお一人讃えたいのが、つかさくん。

前に『Dream On』のときのレポで絶賛していたと思いますが、やっぱりね~つかさくんももっともっと使っていかないともったいなさすぎる!!!

映画版で言えば小日向さんの役で、花組版ではつかさくん用にキャラ変されていまして。


あきらに憧れ、必死についていこうとする後輩くんの役がお見事でした。

マスカレードホテルではコメディー担当で、持ち前のあの明るさでバンバン笑いを取っていました。


もちろんお歌も巧いし芝居も巧いし、あの陽オーラは天性のものですよね~。

最近はシュッとしたモデル系とか、アイドル系の可愛い子が男役さんに多いように思いますが、ああいう暑苦しい系(褒めてる)の男役さんって宝塚にしか生息していない希少種ですから、本当に大切にしていただきたいです。

つかさくんでラテンショーとか観てみたいですね~
サザンクロスレビューとか!ゼッタイいいと思う!!!



新公主演1回のみ
(しかも邪馬台国…可哀想に…)なので、完全に路線に乗ってる!という立ち位置ではないようですけど、絶対に重用するべき男役さんだと思います!!!





あ、ちなみにマスカレードのいちばん見どころはゆーちゃんさんの可愛いダンスだと思っとります。

なんかゆるキャラが踊ってるみたいで最高に可愛かった…








モーツァルトもマスカレードも割と辛口になってしまいましたが、それもこれもセリ美はダーイシと谷先生のせいだと思っています。

ハポンの大野先生もそうですけど…もうちょっとどうにかならんもんでしょうかねえ…


くーみん作品と同じチケット代だなんて、コスパが違いすぎますよ…




でも、小川理事長はこんなことをおっしゃってますね。






https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-01140225-nksports-ent





【「量を追うな。質を求めろ」と制作陣にも厳命。「人気なんか一瞬でなくなる。コンティニューはたいへんだけど、一度落ちたものを上げるのはさらにたいへん。1作でも駄作を出すと、終わり。みなそれぞれ、1作1作が勝負と思ってやってほしい」と制作側にも伝えていることも吐露した。】




え…………???

量を追うな、質を求めろ…???

1作でも駄作を出すと、終わり…???




もう、びっくりしちゃいます。

体感、【名作1:普通5:駄作4】くらいの印象なんですけど…




しかも、もっとびっくりしちゃうことまで。



「100周年以降、信じられないありがたいことですが、昨年は(宝塚)大劇場、東京(宝塚劇場)ともに稼働率100%を超えました。前年を上回る103%。毎日、立ち見が出ている状況になります。これもファンの皆様のおかげ、生徒のおかげ、御礼を申し上げたい」




毎日立ち見……????

そんなわけないよねえ…????

心が穢れているセリ美の目には見えないだけで、どこかに清らかな立ち見の方が立っていらっしゃるのかしら…?




ファンの皆様のおかげ、生徒のおかげと本気で思ってたら美弥ちゃん退団してないしね。

生徒のおかげと思ってたらこんなにブラック企業みたいなハードすぎる仕事量与えないし、ちなつさんをあんなふうに便利使いしないしね。




なんか、こうして経営陣との乖離が生まれて組織って衰退していくんだな…とか思っちゃいました。


5組中2組の2番手が不明瞭だなんて割と前代未聞の事態になってるわけですが、経営陣はこんな風に「右肩上がりで順風満帆!めでたいめでたい!」と本気で思ってるんだとしたら、非常に危険信号ですね。




若手で才能ある演出家の先生もたくさん出ていらっしゃってます。

くーみんをはじめ、瀬央を見逃してめっちゃ後悔した指田しゅこ先生も、樫畑先生も、町田先生も、女性演出家の躍進には大きな可能性を感じます。

でも一方で、柴田先生などの素晴らしい先生がご他界されたり、岡田先生ももう新作レビューをお創りになるご予定はなさそうだし、宝塚でしか観られないような作品を生み出せる先生方を失ってもいます。



なのに、観客の多くを心地よい眠りに誘ってしまう作品を作ってしまう先生が割ともうベテランにいらっしゃったり、どの作品を観ても「センスないなあ…」とうなだれてしまったり…
くーみんなどの才能ある演出家と同じチケット代とは思えないほどのベテラン演出家もたくさんいて。





なんか、この小川理事長の体感とセリ美の体感があまりにかけ離れすぎていて、びっくりしてしまいました。



セリ美が贅沢になっているだけなのでしょうかねえ…?

このまま「毎日立ち見、バンザーーイ!」なんていつまで言っていられるのでしょうかね。




命を懸けてタカラジェンヌを全うしてくれている生徒さんたちのひたむきさは今も昔も変わらないのでセリ美はこれからも応援し続けますけども、経営陣がこうして勘違いしたまま110周年、120周年に向かっていくのは危険だな~と感じている2020年1月でした。











さて、今日はミネストローネよ!簡単な野菜スープのレシピあったら教えてね~!