昨日は行き倒れてしまって失礼いたしました。


いつも外泊時はあまり熟睡できないので早朝に目が覚めてしまうのですが、昨日は20時間連続で起きていたのでさすがに泥のように眠りまして。

起きたら午後でびっくりしました。



今日は宿にこもって仕事をする予定だったのでまぁいいんですけどね。





さて、ちなつさんの個人評をしている時に死んでしまいましたので、その続きからです。





そう、資源の無駄遣いですよ。

ヴィトンのストールで座布団カバー作っちゃう、みたいな。

ディオールの美容液をボディークリームにしちゃう、みたいな。





男役さんって、世界中の他のエンタメ業界には生息していない、宝塚だけの固有種ですよね。


綺麗な人もスタイルのいい人も演技の巧い人も歌の巧い人も名ダンサーも、どこのエンタメ業界にもたくさんいますけど、男役さん特有の色気とか芸って、他のどこでも見ることができないわけですね。


女性が男役をするからこそ出る色気とか、ソフト帽のかぶり方や黒燕尾の着こなし、娘役さんへの手の添え方、目線の動かし方などなど、宝塚でしか見られない芸術がふんだんに詰まってるんですよね。


それって「男役10年」以上経たないと得られないような、まさに職人芸なわけです。


同世代がバイトしたり恋愛したりマックで喋り続けたりオタ活動に専念してるときに、タカラジェンヌさんたちは10代の早い時期から舞台人としての基礎を叩き込まれて、退団するその日まで、男役芸・娘役芸を研鑽していくだけの日々を送るわけです。



その中でも、ちなつさんのように「一級品」のような男役芸を身につけることのできる男役さんは一握りだなあと感じます。

なんなら、トップになれる人数と同じくらい、一握りだなあと思います。






つまり、ちなつさんはそれだけの男役さんなわけですよ!!!!



そんなちなつさんを本当にこのまま別格で終わらせるのだとしたら…

劇団があほすぎて今度理事長見かけたら詰め寄っちゃいそう。





以前からちなつさんの男役としての技術の高さは知ってはいましたが、出島を観てセリ美は確信しました。

ただ立っているだけであんなにも絵になる男役さんは、もう絶滅危惧種です。ニホンカモシカです。ヤンバルクイナです。




お願い!!!!!まさか次の本公演で辞めないでえええええええええ
出島が餞別とか言わないでえええええええええええ


金色の砂漠とかポーと違って、今回はセクシャルな場面なんてまったくないのに、大洪水を起こしているあの色気。

あのポスター見ても分かる通り、カツラのセンスもすごく良くて、着流しの着こなしも殺陣も抜群でねえ…



出血大サービス中の色気で大きな羽根を背負ってええええええええええ






なんか久々に現役のジェンヌさんに「セリ美を蹴って!!!!蹴り飛ばして!!!!」という感情を抱きました。






calpis











はい、くらげちゃん。


くらげちゃん、久々に見ましたね~。


直近の月組さんっていつぶりだろう?カンパニーとBADDY??




カンパニーのときはよく分からんアスリート役だったのであんまりくらげちゃんの印象は残らなかったんですね。

ほんとはアンナ・カレーニナ観たかったんですけど予算の都合でどうしても月組さんは優先順位が下がっていってしまって…



なんとなく、木村多江さんみたいなイメージのある娘役さんなので、まさにアンナみたいに大人っぽくて意味深な薄幸美女という感じの役がきっと真骨頂なんだろうなあ。



今回の役は、意味深ではあるけれど溌溂キュートな元気少女という感じですね。
登場していきなりちなつさんを笑顔で殺しにかかりますしね。


そういう役柄はもうちょっとむちむちした感じの童顔な娘役さんが似合うのでしょうけど、くらげちゃんがちなつさんの回りを走り回るたびに
金髪のウェービーロングがくるくる弾んでいてすごく可愛かったです。

パーカー付きの着物もとっても可愛かったし。



お口が大きめのファニーフェイスなので、にっこり笑った顔が役にマッチしていてすごく可愛かったですね~。

特に笑顔がポイントになる役柄だったので、くらげちゃん自身も笑顔の作り方にこだわったんじゃないかな。




ちゃぴ退団時に、次期はくらげちゃんかさくらちゃんか…みたいなことになって、さくらちゃんが次期に就任ということになりましたが…

学年的にはいま研9、4月で研10か。

ゆきちゃんなどの前例を思えば、正直言ってまだ諦めてほしくはない。


もちろん技術は高いし華もあるし可憐さもあるし色気もある。
トップさんの隣に立ってしっくりくる感じも想像できます。

ただ、もうちょっと健康的なお肉がついてくれるといいな~と思いますね。



よく、結婚式でドレスを着る花嫁さんが「太ってるからドレス自信なくて…」と言うとスタッフさんが「花嫁さんは適度にお肉がついてたほうが幸せそうに見えるんですよ!」と返すやりとりがありますが、それは真実だとセリ美も思いますね。


やっぱりトップ娘役は幸せそうに見えたほうがいいと思うので、体質だから難しいとは思うんですが、もうちょっとボディーにハリが出るといいなあ、なんて思いました。




それでも、このままでも充分にトップ娘役が務まるほどのスキルが備わっていると思いましたよ。

琴ちゃんやカレーくんのトップ就任ということで、自動的に相手役さんも若い学年の子が抜擢されていますけど、そろそろゆきちゃんみたいな熟成した高スキルのトップ娘役さんが欲しいところ。


特にフィナーレナンバーでの裾さばきは本当にうっとりするくらいの職人芸でした。



セリ美が中心に見ている宙組は、割と「男女みんな一緒に!うおおおおおお!!」みたいな組カラーじゃないですか。

ビバフェスのソーランも、アクアヴィーテの響も。


これはやっぱり「明日へのエナジー」からそういう風潮が生まれたのかしらねえ。



だから、伝統的な男役芸を!娘役芸を!様式美を!それぞれ徹底的に研究し尽くす!!みたいな文化はあまり濃くないと思うんですよね。


だから余計に今回のくらげちゃんの見事な裾さばきやリフトの美しさに改めて惚れ惚れしたんですね。



さっきのちなつさんと同じように、あの一流芸をこのまま別格で終わらせてしまうのはもったいないなあ…という気持ちです。
特に、歌もダンスも芝居も大きな不得意分野がないだけにね。





昨日書いたように、貴矢先生の作品の仕上がりとしてはまだまだの点がありましたけど、この主演コンビのすごい実力の高さでそんな不足分など全部補ってしまいました。

だからどんなにトンチキでも駄作でもこの2人ならきっと見事にやりきったんだろうな~と想像します。

この2人でもっともっといろんな作品が観たい!と思わせてくれる、素晴らしいカップルでした!!








で、今回の2番手である、ありちゃん。

いや~~~しかし華がありますな~~~~~~


割と幕開きすぐにぬるっと登場してくるんですが、「あの子なによっ?!?!」と一瞬で目を奪われる華やかさがありました。

ベビーフェイスなのに体型が男役さんなので、そのギャップがまた素敵。


ちなつさんと同門でありつつ、親友でありつつ、ライバルである野心家です。

自分の信念を実現させるためにいろんな人を騙していくつもの裏の顔を持ってる人物。

その辺を滲ませるのに、きっと苦労したんじゃないかなあ。



設定としてはありがちですがかっこいい役ではあるので、ちゃんと「かっこいい役」を全うできてました。あの仕上がりで正解だと思います。


咲ちゃんと同じように元の声が高いので男役声を出すのにいろいろと苦労している感じはありますが、トートを経験したからか、ずいぶん安定してましたね。


とにかくあの華は努力ではどうにもならないものですから、その才能を存分に活かしてヒーロー役者になっていってほしいですな!








で、3番手にあたる、おだちん。

いやね、噂には聞いてたんです。めちゃくちゃ巧い、って。




なんですか…女優DNAを引き継いでるんですか…?
えっと…100期です…よね……?




死ぬほど巧いじゃないですか……



あれがれーこちゃんの代役で得た経験によるものなのか、もともとすごい子だったのかは分かりませんが、あの芝居勘はとんでもないですね。

全然知らない人が見たら、あの子がまだ研6だなんて思うわけがない。


正直って、ありちゃんより印象に残るほどの巧さでした。



ありちゃんにはありちゃんの良さがすごくあるし、おだちんにはおだちんの強みがあるので比べることはできないんですけど、役柄の強烈ぶりもあって印象に残るのはおだちんじゃないかな~と思いました。


そりゃあ理事公演の2番手もやれるわな!!と非常に納得。



覚えやすいお顔立ちだし、貫禄もすでにあるし、これはもう間違いなく月組の将来を背負っていくだろうなと確信しました。



あんなに巧かったらありちゃんファンは戦々恐々じゃないですかねえ。











はい、ではここで今回のMVPを発表します。

え?おだちんじゃないの?って?

違うんですね~~






セリ美がこの出島で心の底から驚愕した生徒さん、それは…










るう組長です!!!!!!






いやもう……びっくりなんてもんじゃないよアンタ……



酒呑みのしょうがないシワくちゃの白髪老人だってのに…なによあの色気……





組長さんってさ、芝居がうまいとか舞台人としてのスキルというよりも、組内統率力とか面倒見の良さとかを買われて組長になっていくものじゃない?


だから5組全部、歴代の組長さんを見てもそんなに「名脇役!!!」というタイプの生徒さんってそんなに多くないんですけど、るう組長も人柄を評価されての組長就任だと思っていたわけですよ。てっきり。


直近のカンパニーだってもちろん巧かったけど唸るほどだった印象はなくて。



だから、まさかの名演に顎が外れちまったわけでして。




なぜ伊能忠敬が(出島では「タダタカ」としか役名がついていませんが)あんなに命をかけて正確な地図を作り続けたのか、そして弟子たちにどんな思いで接していたのか、大きな秘密をなぜちなつさんにだけ明かしたのか、どうして死んでいったのか。

それらがるう組長の台詞ひとつひとつによってすべて納得できました。



破天荒で変わり者の天才、という人物像はモーツァルトを観た時に「難しい役なんだな~」と知りました。

るう組長はそれを完璧に演じ切りました。



もうとにかくどんな台詞も素晴らしく役柄を表現しているんですが、やっぱりいちばんすごいのはあの色気。


普段のるう組長ってそんなにちなつさんみたいにお色気系とは違うはずで。

つまり色気が必要な役だから、色気を出してきたわけです。

色気が調整可能な男役なんて、セリ美は初めて見ました……だから顎が外れちゃった。



あんなホームレスみたいな汚い風貌なのにお色気ムンムンって…なんなのよ…




色気は見た目や仕草だけから出るものじゃない、とるう組長から教わりました。




声色?喋りの間?お酒の飲み方?

……わからない。

なぜにあんなにも色気を放っていたのか、いまだにセリ美はわかりません。




今回、くらげちゃんが恋に堕ちる相手はちなつさんというより、るう組長。

あんなに可愛いくらげちゃんが恋に堕ちる老人ってことは、妙な色気があるわけですよ。

その説得力がすごかった。


ああ…これならこんな汚い老人でもセリ美だってきっと恋しちゃうわ…という納得感。



あれは普通の男役さんには絶対にできない芸当です。




あんまり月組さんを観てきていないのでセリ美が知らなかっただけかもしれませんけど、るう組長…一体どうしたの…??




前にも書いたことありますけど、るう組長、セリ美の後輩なんです。
担任の先生も同じで、その先生を介してよくるうさんのお話は聞いていました。

「この前、組長になったって挨拶に来てくれたよ~」とか。


るうさんが宝塚に入られたときから、「母校からタカラジェンヌが出た!」ということはもちろん知ってはいたんですが、「でも月組か…あんまりご縁がないなあ…」なんて思っていて…


でも今回のとんでもない芸を観させてもらい、なんという素晴らしいタカラジェンヌさんが母校から輩出されたのだろう!!!と鼻高々。



もうね、あまりの感動にセリ美はきっと遠征から戻ったらるう組長にお手紙書いちゃいます。

それくらいの感動でした。



組長さんとしてはまだお若いほうだし、これから何年も何十年も月組にいてね!!!!







他に気になった生徒さんは、先日新公初主演を果たした、英かおとくん。

特殊メイクだったのでお顔がそんなにはっきり見えなかったんですけど、お顔が見えなくともすごく素敵でした。

役柄もなかなかオイシイ役どころでね。


スタイルもいいし、今後大きな期待をしたい若手男役さんだなと思いました。








という感じの個人評ですが…

皆さん気づいておられるでしょうか…




セリ美が絶賛しかしていないことに。

セリ美は割とダメ出しはダメ出しで遠慮なく書かせてもらうタイプですけど、今回の月組さんには基本的に感心しかしておりません。




それだけ、月組さんの実力がとんでもなく高いということをセリ美は初めて知りました。

出島に選抜されたメンバーがセリ美好みの生徒さんばっかりだったのかなー?



研22人生の中でなぜかご縁がいちばん薄かった月組さんですが、いよいよ本腰入れて観劇するシーズンがやってきたのかもしれませんね。



次回本公演はなんだかいろいろと不安点がありますが
(植爺とか…ウエジイとか…)、なにはともあれ観てみようと心に決めました。

まだ赤と黒メンバーもよくチェックできてないしね。
(赤と黒は近所でやってるのに行かないっていう…ね…)











そんな感じの、大発見ばかりの出島観劇でした。

チケ難だから無理だったけど、ほんとはもっと観たかったな~。









さて、今日はせっかく京都に来ているというのに宿にこもってひたすら仕事をこなし、このブログを仕上げましたので、明日あさってはようやく観光に繰り出したいと思います。


でも晴れは今日だけで明日から雨なんだってね………


別にいいんだ…雨用プランを練ってきたから……





ちょっと最近5組観劇モードが強まってきてだんだん財政がひっ迫してきましたので、今回の旅は貧乏が酷いですよ……


昨日は家出る際に、昨日のごはんすべておにぎりで済ませようと思って特大おにぎり4つ握ってきましたからね…









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具もたいしたものは入れられないので、4つともおかかとすりごまと醤油です…

それでもいつもよりは豪華なんだ…すりごまが入ってる分だけ…

有難いことに読者様からいただいたとっても美味しいすりごまでして、こんなおにぎりが格段に薫り高く美味になりました!!

シロップさんありがとう!!!!!セリ美の貧乏旅行が豪華になったよ!!!




あと隠し味に、オリーブオイルもちょろっと入ってます。

単に便秘に効くという意味もありますし、コクが出て美味しくなるんですよね~



朝に1個、昼に1個(ドラマシティ内にて)、夜に2個、という感じでひたすらもくもくと食べましたが、全然飽きずに美味しくいただけました!




そしておにぎりの下に写ってるうどんスープなどの小袋は、宿で自炊するための調味料です……

もうね、外食すらできないんですよ…ひもじいね…


近くの100円ローソンで野菜ミックス(100円)を買ってきて、ホステルにある鍋で野菜スープを作ろうと思って、さ…



右にあるチャック袋に入った怪しい白い粉はアブナイ粉ではなくて…塩とコショウです……





そして朝ごはんは100円ローソンで3個パックの納豆とお豆腐を買って1日1個ずつ食べるよ…朝を3回ここで迎えるからね…共同冷蔵庫があるから助かるね……






お昼ごはんは……




抜きだよ………







こうまでして観劇生活を維持する自分、嫌いじゃない…嫌いじゃないよ…







さて、明日はようやく観光に行かれるので、またその様子は明日の夜にアップしたいと思います。


それではまた明日~~





binbou







日中持ち歩く飲み物はホステルのウォーターサーバーを水筒に入れていくよ…2本分…