はぁ~4月分の原稿もなんとか納品できました。


コロナを境に、売り上げががっくり落ち込んでしまう業界と、逆に前年比何倍にもなる業界とまっぷたつのようですねえ。

セリ美に依頼が来るライティングのお仕事は、とにかく業種問わずいろんな会社さんから「こんな感じの文章書いてくれ」ってやつなので、今は売上絶好調の業界から来ています。除菌グッズの会社とか。




早く宝塚について書ける仕事が欲しいよ~~~~~


その前にブログでのネタが無いよ~~~~~




コメント欄でもちょこっと書きましたが、もともとアクティブとは正反対の引きこもり系のセリ美にとってみたら、このコロナ謹慎は

「え、いつもの生活とあんま変わらないんですけど~むしろ溜まってるスカステ録画見れて助かるんですけど~~~」

なんつって楽観的に捉えていたんです。



でも、なんだか知らないけどぜん~~~ぜんDVD見ようともしない自分がいて、ただひたすら毎日寝て起きてちょろっと仕事して食って寝る、みたいな生活で。

あまりにもナメクジ以下だったので、まだ4月中旬頃は「外での運動も控えろ!」みたいな風潮までは無かったので「少し外で運動でもしたらエネルギー出るかな!」とか思って、ローラースケートをネットで買うとかいう謎の行動をしたりしてましてね。




……え??


ローラースケート????



いやあ…運動大っ嫌いのセリ美が公園とかでどうしたら楽しく運動するかなって考えて考えて…




「そうだ。ローラースケートしよう。」



ってなりましてね。







皆さん、「特技は何ですか?」って訊かれたら、なんて答えます?
ほら、音楽学校を受験してると思ってください。

あなたはピュアな中学3年生。
小学校3年生で初めて観た星組の舞台。柚希さんのあのキラキラに衝撃を受けて、「私もこの舞台に立ちたい!!」と心に決めて早6年。

柚希さんみたいに踊りたい!!と、この日のために雨の日も雪の日も一生懸命バレエのレッスンに励んで、楽譜も読めるようになって、声楽にも1か月通った。髪の毛もガチガチに固めてきた。スクールの先生も宝塚ホテルで待っててくれてる。


さあ!次はいよいよ面接よ!!



「さんびゃくにじゅうななばん!ボン乃セリ美!!初めて!!!」


無事叫べた!


そして面接官のおじさまたちから「特技は何ですか?」と。

さあ!なんと答えますか?!?!






結構難しいですよね~~


「宝塚について詳しいで~す」っていっても、ちょっと特技とは言いにくいじゃないですか。

一般的な特技って言ったらほら、「けん玉できま~す」とか、「円周率言えま~す」とか、「ピアノ弾けま~す」とか、「書道8段で~す」とか、そういう分かりやすいやつを求められてるわけじゃないですか。



セリ美も「特技です!」って言えるものが何もなくて、「習い事ひとつくらい続けてればよかったなあ」なんて思うこともあるのですが、よく考えたらローラースケートが得意だった!と気付きまして。



セリ美は今年で42歳。
そう、ローラースケートで大人気を博したあのグループが大活躍していた時代にちょうど小学生だった世代です。


あのときの小学生はみ~~んなローラースケートを持っていて、今じゃ考えられないけど家の前の道路をガーガーガーガー滑っていたわけです。


ご近所さん絶対うるさかったと思うけど、今みたいに警察とか学校にクレーム入れる人なんていなかったですよねえ。

いまもしセリ美の家の前をガーガーガーガー滑られたら、セリ美はちょっと我慢できないかな……ごめん……


ほら、今みたいに在宅ワークとかあんまりない時代だったしさ、引きこもり中年とかも今よりはずっと少なかったんでしょうねえ。

平和な時代です。




まぁそんな感じで、たぶん今のアラフォーの皆さんはセリ美と同じように、親にローラースケート買ってもらってガーガーガーガー滑ってた世代だと思うんですけども。


でも大体の子供はローラースケートなんて半年程度で飽きて、例のあのグループの爆発的人気もいまの嵐とかと違って一瞬の花火みたいな活躍の仕方だったので、小学校高学年あたりになるとみんなローラースケートなんてどっかにやっちゃうわけですよ。


でもセリ美は全然まったく飽きませんでね、むしろスポーツのひとつとして極めていくことが面白くなっちゃいまして。

なんと高校生になっても続けておりました。
1万円以上する、ちゃんとしたローラースケートもムラサキスポーツで買って。


後楽園にローラースケート場があって(今もありますね)、そこの常連だったおじさんと仲良くなっちゃって教えてもらっちゃったりして。






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これは高1のセリ美。

アメリカに行った時にローラースケート場があって、そこで滑ってたら後楽園と同じようにやっぱり常連のおじさんがいてなぜだか「教えてあげる」と言われてマンツーマンレッスンを受けてる様子です。


日米ともに常連おじさんが自発的に「教えてやろう」と言ってくれるって、セリ美に見込みがあったのでしょうかねえ(;^ω^)

きっと、高校生の女の子が縦横無尽に滑ってたのが珍しかったのでしょうねえ。



数回転ですが一応スピンとかもできますよ!

でもいかんせん最初からちゃんと習ってないので変な癖がついちゃってて、今からじゃもう伸びしろは無いな~~キスマイには入れないな~~




まぁそんなことで、実はセリ美にはローラースケートという特技があったことを数十年ぶりに思い出しましてね。



「運動不足に使えるじゃないか!!!!」ってなわけで、持っていたマイローラーは引っ越しの際に捨ててしまっていたので「よし、また買おう!!!」と決心し、これをヤフーショッピングで買いました。(13,000円)(楽天よりYahoo派)



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みんなゲーム機とかホットケーキミックスとか買っておうち時間を過ごしている中、ローラースケートを買うセリ美。
おうち時間の過ごし方も相変わらず独自路線です。


昔は固い合皮のブーツタイプしか売ってなかったけど、今はこういうスニーカータイプがあるから滑りやすくてびっくり~!音も静か~!



でも、今は昔と違ってローラースケートやスケボーで公道を走ることに厳しくなってるので、公園とかしか走るところがなくてね。公園も「スケートボード等禁止」ってなってるところが多くてねえ。
場所探しに苦労しました。


ローラースケートって、とにかく小石に弱いんですよ。
5ミリ程度の小さい小石でも、ローラーで踏んじゃうと絡まって100%転んじゃう。

だからほんとは屋内で滑るものなんですよね~


でも今はラウンドワンとかもみんな閉まってるからねえ。



それでようやく良さそうなところを見つけたんですけど、世間の流れがだんだん「外での運動も控えてほしい」みたいな感じになってきちゃったので、1回滑りに行っただけで今はもう休止中…






そんなこんなで、そうまでして自分のやる気スイッチを探していたセリ美というわけですが、なんで観劇が無いだけでDVDを見ようという気力も湧いてこないのかな~って不思議に思ってたんですけど、ようやく気付いたんです。



公演ディスク見るとか、スカステ見るとか、歌劇・グラフ読むとか、おとめを熟読するとか、そういう行動って「生観劇」あってのものなんだな、と。

あくまで「生観劇」に付随する行為であって、肝心な生観劇も無くそれらをやろうしてもあんまり意味がないものなんだって分かりました。





「チケット死ぬ気で取ってやる!!!!出陣じやあああああああ!!!!(ボエエ~~ボエエ~~)(法螺貝)」

ってチケット争奪戦に参戦して、命からがら確保したチケットを観劇日まで大切に保管して「さあ、明日は遠征だ!!」って準備して、朝も早よから家を出発して電車を乗り継いで宝塚駅へ。

「いつ来ても妖精の町だわあ」と深呼吸をひとつして改札を出て公演ポスターだらけのソリオを通ってSARAHでお茶してる皆さんに垂涎のまなざしを送ってタピオカ店の行列に驚きつつ花のみちのお花たちに目を細め、「ああそうか今日のバウホールはこれやってるのか」とか思いながらエントランスに入って「フルールのタコ焼きまた買おう」とか思いながらぐんぐん進んでチケット出しの皆さんに心の中で「おつかれさまです」とねぎらって「ああそうか今はQRコード認証だからもうもぎらないんだった」とか思ってチケットのミシン目を折って待っちゃってた自分にエヘヘと思いつつピアノ自動演奏を耳で楽しんでシャンデリアを目で楽しんで「ああ、私のホームよ!!!!」と生きてることを実感してからトイレの列に並んで相変わらずの進みの速さに感心してどんどん自分も進んでいくけどなぜかどこの個室も空かなくて「ああどうしよう化粧台に到着してしまう」とかオロオロし始めたときにようやく個室が空いて無事に用を済ませて安物ではないハンドソープに喜んでミズさま公式グッズのハンドタオルで手を拭いて、いざ今日の座席に着席して、どこかに来ているヅカ友さんに「こちらはもう着席したよ~」とLINEしつつ公式HPの新着ニュースをチェックしつつオケの人たちとか「高砂熱学工業」とかでオペラグラスのピントを合わせて開演を待って天国へのブザー音が鳴り響いて夢の世界へ。

ショーで大階段が出てきてしまったことに「えっウソまだ15分とかしか経ってないんですけど」と相変わらずの寂しさを覚えながら終演、今日の感想を心の中でブツブツ唱えながら帰路について今日の余韻に浸りたくて家についてすぐに心地良い疲れと共にスカステやDVDやグラフを見たりして「次の観劇は10日後ね」とか思いながらチケットを出してきて席を確認して「やっぱあと2回くらい1階席を増やそう」とか思ってヅカ友さんに「どこかにチケットあったら教えてくださ~い」とLINEしてみる。








ここまでが「観劇」のワンセットなわけですよ!!!!!!!!!






だから、法螺貝も吹かずにSARAHも羨ましがらずにニヤニヤして花の道も通らずにトイレの列にも並ばずにオケの皆さんでピント合わせもせずにチケット追加発注もせずに、ただ家でDVDを見ることは…




で  き  な  い  の  で  す……






そんな当たり前のことに気付きまして。


そして、この一連の観劇行為がセリ美の生活の根幹を形成してるわけで、根幹がなければ立っていられるわけがないんです。


そりゃあナメクジにもなるし急にローラースケートにすがりつきもするよね…





そして観劇も叶わないのにただ公演映像だけを見ちゃうと、余計に観たい気持ちが湧いてきちゃうからそれはそれでしんどいしね。




だから、「なんでDVDすら見られないんだろう自分…もしかしてもう宝塚に興味なくなっちゃったのかな…」なんて暗い気持ちになる必要なんてなくて、今は無理をせずにナメクジを受け入れることにしました。


むかしむかしに買ったWiiで戦国無双をしたり、スマホゲームしたり、こうしてつらつらと好きな文章書いたりして、ダラダラジメジメと生きながらえることにしました。



再開一発目に観る作品が何になるかわかりませんけど、それはそれは噛みしめながら法螺貝を吹いて観劇行為を始めるでしょう。

「チケットどこにも無いじゃんか!チケ流に高額で流してる奴は利き腕骨折でもしちゃえ!!」とか悪態つける幸せも嚙みしめたいと思います。






「早く遠征行けますよーに」という願いを込めて、セリ美の「遠征に持って行く荷物リスト」が貼ってあるデスクの壁面をここで見てみましょうかね。








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このリストは前にも公表したような気もしますが、いつもこのリストを見ながらセリ美は荷造りをします。

リストの周囲に貼ってあるものは、頂いたもので気に入った商品のパッケージや、どなたに頂いたかのメモ、ブログやゲームのネタにしようと思って書き留めた付箋たちなどです。

青春18切符の価格表なんかも貼ってありますね。



ほんとは頂いたお手紙とかメモも全部ここに貼ってエネルギー切れてきた時にパッと眺めて元気出したいのですが、貼るスペースがここしかないのでね…



セリ美はあんまりポスターを貼ったりするタイプではないので、家の中でのヅカコーナーはここだけになります。

仕事をしながらの息抜きにこの壁を見てアイデアを練ったり、思いつきを待ったりしますね。



狭いアパートなので畳1畳分くらいのワークスペースですが、お気に入りの場所です!

またいずれデスク全体の紹介をしてみたいなと思いま~す!






では今月はまだ仕事の依頼があまり来てないので、近く更新するつもりでいま~す。






bye2






波乱爆笑さあ、息子のあの棒読みは一体どうしたんだ…やる気出しなさいな…