私を戸惑いの渦に陥れたSAPAのレポで皆さんから嬉しいコメントたくさん頂いてますが、ちょっとその返信前に自分用の備忘録を。




いや~なんかまるで映画みたいなすごい感動体験をしたので、これは書き記しておかねば…!!と思いまして。

宝塚まったく関係ないので興味ない方はごめんなさいね。でもなかなかすごい貴重な体験なので、楽しんでいただけると嬉しいです。




前にも少し書いたことがありますが、セリ美はスマホのオンラインゲームをやってるんですね。
パズルRPGっていうジャンルの、基本的にはドラクエとかと同じように大陸を冒険するRPGなんですが、敵を倒すのにはパズルをしていくっていう。


で、自分なりにどんどん冒険を進めてレベルを上げて、自分の城をどんどん大きくしていって強い武器や英雄を手に入れて強くなってゴールを目指すってものなので基本的には個人プレーなんですけど、団体プレーの側面もあってですね、好きな同盟に参加することができるんです。


同盟は上限30名で、みんなで力を合わせてモンスターを倒したり他の同盟と戦争をしたりして、そこで勝利したときにしかもらえない貴重なお宝をゲットしていくんです。
そのお宝があれば自分の持ってる英雄がどんどん強くなるので、有利にゲームを進めることができるんです。


そのゲームは日本のゲームではなくてオランダかどこかの会社が配信してるゲームで、いろんな言語に対応しているので世界中にプレイヤーがいてですね、同盟に入るにはまず同盟検索をして、日本人の同盟を探すわけです。

もちろん多国籍軍が良ければ外国人の同盟に入っても全然OK。

でもチャット機能でいろいろと今度の戦争の戦術とかに関して話し合いができるので、やっぱり日本人チームのほうがやってて楽しいんです。



セリ美は最初、ゲームのこともよくわからないし別にオンラインゲームでチャットして交流したいとも思っていなかったので適当な多国籍軍に入ったんですが、チャットに参加できないからか?しばらくして追放されちゃったんです。


で、「えーー!!追放されちゃった!」ってショックを受けて新たな同盟を探して、「やっぱり日本人の同盟に入ろう」と思って、今の同盟に加入しました。


その同盟はたぶん日本人の同盟の中でもかなりフレンドリーなほうで、とにかくみんな協調性があって仲良し。

戦争の攻め方についてみんなで作戦練ったり、ゲームと関係ない仕事の話もみんなよくしてて。

土木関係の人とか看護師さんとかSEとかフリーライターとか(セリ美ね)いろんな人がいて、なかなか貴重なお話が聞けるのもとても楽しくて。



で、同盟にはリーダーという人が必ず一人います。
その同盟の創立者ね。

その下には副リーダー、エルダー、メンバーとランク付けがあって、それぞれ権限があったりして。




で、この前の8月12日に運営側のミスでみんなログインできなくなっちゃうトラブルが起きましてね。

世界中のプレイヤーがゲームに数時間入れなくなっちゃったんです。まぁスマホオンラインゲームではよくあることですよね。


運営が何らかのミスをしたっぽいんですが、いかんせんオランダの会社なので、どんなトラブルがあったのかは英語で説明がされていて全然わからんのですが、とにかく何か大きなトラブルが起きたみたいで。



んで数時間後にセリ美を含めほとんどのプレイヤーは復帰できたんですが、セリ美の同盟のリーダーだけが戻れないままになっちゃったんですね。


でもまさか戻れてないなんてメンバーのみんなは知る由もないから、「リーダー、最近ログインしてないねえ、忙しいのかなあ」とか「夏風邪ひいたって言ってたから具合悪いのかなあ」「コロナじゃないといいけどねえ」なんてみんなで言ってたんです。


それにしたって毎日チャットに来ていたリーダーが2日間も現れなかったので、とあるメンバーの1人(仮名「お団子さん」とします)が、「何かおかしい」と思ったらしく、我々の同盟名と同じ名前で同盟検索をしてみたそうなんです。


そしたら、同じ同盟名②として、リーダーらしき人を発見したぞ!!とチャットに報告が上がってきてですね!

「え、どういうこと?!」と思ってセリ美も検索をしてみたら、確かにリーダーらしき人が他の同盟にいる!
でも、我々の同盟にはまだリーダーのアカウントは残ったままなので、一体何が起きているの?と謎だらけ。



んで、いろいろ調べた結果、どうやら運営のミスでそのままもう前のアカウントではログインできなくなってしまい、またレベル1からゲームを始めて新しく同盟を作っていたんです。
リーダーはレベル40になっていたので(40になるまでは半年以上はかかるかなあ)、運営のミスでゲームをリセットされて、さらに長年仲良くやってきた同盟のみんなともさよならも言えずに別れてしまい、それはそれは落ち込んだでしょう…


その新しい同盟の説明書きには「前の同盟に戻れず、新しく作りました」と書いてあったので、戻りたくても戻れないんだ!とそれでようやく「リーダーだけがあのトラブルの時に戻れなくなっちゃってたんだ!」ということが分かり、みんなでどうにかして戻そう!というリーダー救出作戦が始動しました。





でも、大きな問題が山積。



同盟は30名が上限なので、リーダーの前のアカウントが残ったまま30名ぴっちり埋まっちゃってるこの同盟にはもう空席がないから、リーダーの新アカウントが入る余地が無い。

じゃあリーダーの旧アカウントを追放して空席をひとつ作ろう!ということになったけど、どうやらリーダーは誰からも追放できないシステムになっている。

とにかくリーダーに「すぐ助けるから諦めずに待ってて!みんな今の事態にやっと気付いたよ!」と伝えたいけど、同じ同盟に入らなければチャットはできない。

じゃあ誰かが一旦この同盟から離脱して、リーダーの新同盟に加入して「迎えに来たよ!」って言ってくればいい!という案も出たけど、離脱した空席に誰か新規の人が加入してまたすぐに満員になっちゃう危険性は大いにある。

お団子さんが「一か八かだけど、私が行ってきます!もし戻れなくなってももうあっちの同盟でやっていきます」と捨て身の申し出をしたけど、「お団子さんまでいなくなっちゃったら意味ないよ!そんなのダメだよ!」と引き留める。


そして他のメンバーであるタイガーさん(仮名)が救出会議に現れ、「私、英語で仕事してるので運営にこの状況を英文メールして、『リーダーの前のアカウントにログインできるように戻してくれ!』って言います!」
という心強い申し出があり、みんなで「ありがとう!!!よろしくお願いします!!」と託し。


更には、他のメンバーのゴッドさん(仮名)も救出会議に現れ、「このゲームのサブアカウント持ってるので、そっちのほうでリーダーの新同盟に加入してリーダーと話してきます!」という申し出も!




それでようやくリーダーに救出作戦が始動してることが伝わった…!!!



ゴッドさん「早くそっちに帰りたいって伝えてくれってリーダーからの伝言です…」

みんな「うわああああああん!!!!リーダーーーーー!!!!!泣泣泣」



みたいな、もう映画のような展開に。

完全にセリ美の頭の中ではアルマゲドンのテーマ曲が流れてブルースウィリス(リーダー)が宇宙に吹き飛ばされてました。





でも実質問題、空席が無いのにどうやってリーダーを戻すの?という大きな障壁が。


じゃあ新しく同盟を作ってみんなでそっちに引っ越そうか?リーダーにもそれを伝えて召喚すればいいのでは?という案も出たけど、そうなるとこれまで積み上げてきた戦争勝利のポイントがリセットされちゃうわけで、もらえるお宝に影響が出てしまう。


じゃあ、「モンスター戦や戦争に積極的に参加してないとか、長期間ログインしてない人は追放になる」っていう同盟ルールがリーダーによって定められているので、そのルールに則って、直近のモンスター戦に参加してない人を1名追放するしかないのでは?という意見が出て。


でもそういうルールを承知で加入した人ばかりなのでそんなに不参加の人っていないし、直近のたった1回だけ参加しなかっただけで追放になっちゃうのはちょっと可哀想なのでは…とセリ美は思って。追放経験あるだけにね。


ここでみんなの意見が分かれるわけです。
「そういうルールなんだから追放しかないよ」「いやそれはちょっと…」という2つに。

映画とかでもよく見る場面ですね。
緊急事態に意見が分かれるっていう。




でもとにかくいちばんいい方法は、運営がこの状況を理解してくれて、リーダーが元のアカウントに戻れるようにしてくれることだよねってことになり、まずはタイガーさんが送ってくれたメールの返信を待ってみましょうということで会議は一旦お開き。

土日を挟んで月曜まで待ってみようかという流れになりました。




でもこういうゲームの運営ってあまりあてにならないことのほうが多く、いくら運営のミスとはいえ世界中にいるプレイヤーの中の1人の状況を考慮して復帰させてくれるのかなあ…という不信感がセリ美にもメンバーのみんなにもありました。



そしたらもうほんとに誰かを犠牲者にしてリーダーに戻ってもらうしかない。
「じゃあそこのアナタ、追放で~す」って追放ボタンを押して死神役をやる人も気分良くないしねえ。


長い人は年単位でこの同盟でリーダーと楽しくやってきたのに、こんなかたちでお別れしちゃうの…どうなっちゃうんだろう…という不安のなか眠りについたら、翌朝!!!!!(今朝)





















リーダーが戻ってきた!!!!!!!







もう涙の再会ですよね……

なんと運営が訴えを聞き入れて旧アカウントを復旧してくれたそうなのです!!!




「みんなーーーーーーーー!!!!ただいまああああああああ!!!!」

とリーダーの旧アカウントからチャットが入っていて、数日間の長い長い旅の苦労話をみんなで「うんうん、うんうん、よくがんばったねリーダー…」と再会を噛み締めましたよ……



ゲームのすべての記録が消えてしまったこと、もう元の同盟に戻れないことがあまりにショックで仕方なかったけど、どうにかみんなに見つけてもらうための方法をゲーム掲示板とかに入っていろんな人に聞き込みをして、新しく同盟を作って見つけてもらうのを待っていたそうで。

遭難した無人島で浜辺にゴミでSOSって書いてひたすら助けを待ってた、みたいな…





そのSOSを見つけて、危険を承知で身一つで助けに行こうとしたお団子さんも、持ち前の特技を活かして自衛隊(運営)に助けを求めたタイガーさんも、無人島に行ける小さな船を持ってたゴッドさんも、意見を出し合って救出作戦を考えたみんなも、すごい団結力と連携プレーでした!!!!!




なんか、最近SNSは悪い面ばっかり目立っちゃって、SAPAでもそういう風刺が入っていたりして、インターネットなんていうパンドラの箱はとんでもないものを世界中にまき散らしたみたいなことになってますけど、こうしてたかがオンラインゲームでチャットしてるだけの会ったこともないようなみんなが一致団結して一人の人間を救出するなんて、「人間の情の深さ」みたいなものを垣間見ることができてセリ美は大変感動しました。


「1人で助けに行ってきます!」
「ダメだ!危険すぎる!」
「じゃあだれかを犠牲者として追放するしかない」
「それはさすがに…」
「とにかく今はもう少し待ってみよう」


なんていうハリウッド映画みたいな展開が現実にあるなんて…



無事に生還したリーダーにセリ美は

「もう!リーダーのばかばかばか!心配したんだからーー!」と拳でぽかぽか叩く気持ちで出迎えました。

リーダーは「はっはっは。心配をおかけしたね」

と安堵の様子を見せてくれました。


「でも『リーダーの旅』はこうしてめでたしめでたしで良かったよおおお」
と言ったら、
「パート2やってもいい?(笑)」
と返ってきたので、
「だめええええええ!!!!」
「ごめんごめん。調子乗りました(笑)」


なんていう、冒険映画お決まりのエンディングよろしくリーダーとやりとりできて見事なハッピーエンドでした。



SAPAでズーーーーーンと落ち込み、壮麗帝を観られなかったことに更にズーーーーーンとなっていたセリ美を少し明るくしてくれた、なんともドラマチックな出来事でした。






オンラインでの出会いも、決して悪いことばっかりじゃないですね。

特に最近はこういうチャットで安易に連絡先を交換できないようにちゃんとなってるし、「会いましょう」なんて言われても自分さえしっかりしていれば危険は無いしね。


まだ危機感のない若い子やお子さんは充分に注意してほしいですけどもね。

昨日のニュースにあった女子高生監禁事件も、ネットで知り合ってリアルで会っちゃったってきっかけですもんね。



自己防衛がしっかりできていれば、オンラインで人間関係を学ぶというのはアリだと思います。

人間不信になって引きこもっている人だって、こういう経験をして「人間も捨てたもんじゃない」って思えるかもしれないし、リアル社会に出ていく勇気の出ない人にはこういうリハビリも大いにありかな、と思いました。


少なくともセリ美はなんだかとても温かな気持ちになりました。





ということで、仕事に戻りまーーーーす。