待ちに待った夢千鳥配信日が近づいてきて、そわそわしているセリ美です、どうも。

もうね、見て損はさせません!!!「まだ迷ってる…」という方はゼッタイ見てくれよな!!!!
セリ美はこの奇跡のような夢千鳥という作品を後世まで生き字引として語り継いでいくつもりでございますのでね!!!!




sennin





また改めて配信見たら思い出すことがいろいろ出てくると思うので、感想書きますね~。
そして観劇してないと意味がわからないだろうと思って書けずにいた親子劇場も書けるといいなあ。

あとレターセットも作れたらいいなぁ~~。




さて、どうしてもセリ美の周囲には宙組ファンが多いのでスヴィッツラと夢千鳥の公演中止の無念を嘆く人が多いのですが、ヅカファン界隈全体では花組ファン・星組ファンの皆様もいま失意の中におられると思います。


ロミジュリはムラのときにどうしようかな~行こうかな~~と悩んだのですけど、とにかく千鳥とガラコンの同時期公演ということでセリ美のヅカ予算はもうすっからかん、もやしの塩炒めを日々食べながら素晴らしい素晴らしいと評判の愛ちゃんの死を諦めておりました。


でも花組のほうはセリ美のイチオシ娘役さんである詩希すみれちゃんが観たかったので、なんとか1回だけチケットを確保して公演中止前に運良く見られることができました。


宙組は直近がアナスタシアでしたのでショー作品の観劇がかなり久しぶり、しかもダイスケが「ビースト」とか名付けちゃってるショーですから、アクアヴィーテでのビースト場面でもみんなガオガオ言っててすごく良かったので、きっとこっちのビーストもガオガオ言ってるんだろうな楽しみだなと思っていたらやっぱりガオガオ言ってました。







ではまずは、アウグストゥスから。



ローマ帝国の始まりという華々しい時代を扱った作品は過去にいくつかあるけれど、どれもビジュアルだけは本当に素晴らしいのに、作品を観てみると「……うーん」ということが多く、残念ながらこの「アウグストゥス」も同じ轍を踏んだかな、という感想でした。

ツイッターでは「邪馬台国の風」再びか?!?!なんつって「アウグストゥスの風」とか揶揄されちゃってましたけどね。やっぱりだいぶローマ帝国の風吹いちゃってましたね。びゅうびゅうに。




この現象はなぜなんでしょうねえ…?

どこを見ても個性的な登場人物たちばかりで、ドラマチックなエピソードには事欠かないほどの時代なんだけどねえ…

だからこそ、演出家の想像が史実を超えられないということなのでしょうかね。



セリ美は演出家の先生のことはもう遠慮なく批判させていただいちゃってますけど、田渕くんはもうほんとにいかん!!!(あたしゃダヴィンチの退屈さを忘れないよ……)(うちの天才息子をあんな風に無駄遣いして…)(でもフィナーレは良かったよ!!)(ほぼKAORIalive先生の功績だけど…)




演出家が「オイオイ…」と言われる場合って2種類あると思うんです。


いわゆる「トンチキ」と呼ばれる、素っ頓狂な設定の物語。出島とかキャプテンネモとかがそうなのかな。


で、もうひとつはとにかく眠くなる「退屈系」。
ダヴィンチもそうですし、エルハポンもそうでした。
話の内容は分かりにくくはないけど、特に大きな盛り上がりもなく、観ていて飽きちゃう感じ。



田渕先生というのは、まさに「退屈系」の作品ばかりを発表している気がします。ショー作品も手掛けていらっしゃるようなので、そちらのほうは未見なので分からないんですが、お芝居は今のところとても退屈です。
宙組で言えば、「王妃の館」も田渕くんですね。みりおんの退団公演なのにだいぶガッカリな作品だったなあ…

そもそもコメディーって演出家にとっても演者にとっても、最難関だとセリ美は思うんですが、王妃の館は笑えるところもほとんどなく、生徒さんたちの実力でどうにかこうにか成立しているような作品だったなぁと回顧します。



アウグストゥスに関していちばんの問題点は、どの登場人物の心情にも寄り添えないこと。


まさかの後継者指名を受けてしまって戸惑うカレーさんにも、
父親を殺されてカレーさんを憎みながらも心情が変化していく華ちゃんにも、
国を背負いながらも真に愛する人と結ばれようとするかちゃにも、
軍人としては優秀だけど政治家としても男性としても小物なあきらにも、
カレーさんを全面的にサポートしているマイティーにも、
暗殺を決意するひとこにも、
一方的な想いを一途に抱き続ける音くりちゃんにも、


誰にも共感できなかったし、そもそも皆さんがどういう人物なのか、どういう思想を持って行動しているのか、全然分かりませんでした。



全部とっ散らかってる、そんな印象でしたねえ。

何がいけないんだろうなあ…??




まず先に、史実のほうを少しおさらいしてみましょうかね。
これから初見で配信を見る方も、史実を押さえておいたほうがお芝居に集中できると思いますのでね。


歴女であるセリ美はむかしローマ世界も少し自分でまとめていたので、そのノートをちょっと引っぱり出してきましょうかね…どれどれ。




ローマ人の名前って地名と似てるからめっちゃ覚えにくいんですよね。ポンペイ?ポンペイウス?ポンペイア??みたいな。
なんとかヌスとかなんとかウスばっかだし。カエサルだって英語読みだと急にシーザーとか言うし。統一してくれ。そしてみんなもっと個性的な名前にしてくれ。



えーと、まずはカレーさん演じるのはオクタヴィアヌスです。はい出た。なんとかヌス。

作品名になってる「アウグストゥス」というのは、役職名みたいなものですね。「大統領」とか「首相」とか。副題にある「尊厳ある者」という意味ですね。
ちなみに、英語の「August(8月)」の語源はこのアウグストゥスから来てるみたいですよ。
なんで8月が尊厳あるのかって??そりゃあミズさまのお生まれになった月だからじゃないですか?そりゃそうでしょうよ。(本当はオクタヴィアヌスが亡くなったのが8月だから)


なので、カレーさんの名前はアウグストゥスではなくオクタヴィアヌスです。

思うに、作品名をアウグストゥスにしたのもちょっとひねりが無さ過ぎてつまんないんですよね、田渕くん。
もっとくーみんみたいに「神々の土地」とか「fff」とかさ、一瞬で頭に入ってくるとか、「どんな話なんだろう?!」って想像力を掻き立てるようなオリジナルのタイトル付けられんかったかねえ。



で、このカレーさんはとにかく軍人としては全然ダメな一方で、でも政治家としてはめっちゃくちゃ優秀で、カレーさんのおかげでローマは長い戦いの歴史をスパッと終わらせ、「パックス・ロマーナ(ローマに平和を、みたいな意味)」をモットーに掲げて(オバマ大統領の「Yes,We can!」みたいなものですね)、ローマ帝国を建国、その後1000年以上もローマ帝国は存続します。ま、家康みたいな人ってことですかね。


平和で強いローマ帝国の基礎を作り上げたものすごい優秀な人なんですが、次期トップに指名された時には、超無名の新人でした。新公主演もしてなければ別箱主演もしてないわけです。

市民全員が「えっ?ダレ??何期の子?」ってなっちゃったんですね。
実際、トップ指名された時にはまだ研3くらいの若さだったので余計に市民たちは「研3に組任せて大丈夫かよおおおお」って困惑したんですね。


でもいざトップ就任してみたら、最終的にだいもんみたいになっちゃったわけです。
もう、何をやらせても抜群のセンス、いつだって満員御礼。

おまけに組の方針もしっかり整えて、やり手組長でもあるわけです。



帝王学を叩き込まれた超エリートでもないのに、1500年も続く一大帝国の基礎を作るほどのすんげえセンセーショナルなトップ就任劇ですから、そりゃあ田渕くんに限らずこれまでにたくさんの題材になってきてます。



でも唯一の弱点なのが、戦下手。軍人として指揮に立つとまぁ負けちゃうわけです。
そこをしっかり補ったのが、マイティー演じるアグリッパです。軍人としてすごく優秀だったみたいですよ。

2人は同い年であったらしいですから、まぁピッタリな配役ですよね。




それで、このカレーさんとマイティーを指名した前トップというのが、夏美さん演じるカエサルですね。
「ブルータス、お前もか」と言って亡くなったというエピソードがあまりにも有名ですが、ほんとにそう言ったのかどうかは疑問が残るみたいですよ。

まぁつまりはブルータスに裏切られて殺された、という意味のセリフなわけですが、なんで裏切られて殺されてしまったのか。



日本史も、天皇を頂点とした「朝廷」と、将軍を頂点とした「幕府」がいつも争っています。
どっちが国を牛耳るのか。その権力争いで朝廷が主導権を握ったり幕府が主導権を握ったり、シーソーゲームをずっと続けてるわけですね。

今は天皇をトップにした皇族と言われる皆さんは「象徴」という存在になり政治にはノータッチというのが原則となっていて、首相をトップとした「政治家」たちが日本を動かしています。


このカエサルの時代(紀元前と紀元後をちょうどまたぐ時代ですね)もそれと同じで、「元老院」と「将軍」が主導権争いをしていました。

元老院っていうのは知識人たちの集まりで、300人くらいの組織。
この元老院に入るにはいろんな条件があって、めでたく加入できた300人が話し合いでいろんなルールを決めていく集団なのですが、軍人ではないので他国との戦争になった時は将軍が最前線に立って動きます。


なので、

元老院=朝廷
将軍(カエサル)=幕府

と置き換えてください。
日本史と同じように、ここも「どっちが主導権を握るんだ!」みたいな争いごとがあるわけです。


カエサルの台頭前は元老院が優勢だったんですが、カエサルが政治家としても軍人としてもめちゃくちゃ優秀だったので、だんだん元老院は立場がなくなっていきます。

元老院は話し合いで物事を決めていく集団なので、カエサルに主導権を握られると独裁国家になってしまうんじゃないかという危惧がありました。

きっと当時の市民たちも、「俺はやっぱり元老院を支持するね、だって実績が違うもの」「いやいやカエサル様なら国のすべてをお任せしても絶対に大丈夫!俺はカエサル推しだね」みたいに2派に分かれていたのでしょうねえ。



そんな中、カエサルは「三頭政治」というものを始めます。
三つの頭、その名の通り、トップスター3人で相談して決めていこうぜ、というものですね。


そのトップ3名というのが、

カエサル
クラッスス(超金持ち)
ポンペイウス(強い武将)


です。
このポンペイウスというのが、華ちゃんのパパです。
でもトップ娘役のパパなのに、劇中には登場しません。これも良くないですねえ。パパの死によって華ちゃんはカレーさんを強く憎んでいるのに、パパが出てこないのでなんとなく憎しみの強さが想像しづらい。



んで、金持ちクラッススさんが途中で戦死してしまいます。

クラッススさんがいたことで3人の思想の違いが浮き彫りにならず、絶妙なバランスが保たれていたので、2人きりになってしまった途端にカエサルと華ちゃんパパは険悪になり、最終的にカエサルは華パパに向けて挙兵して殺す、という流れです。

で、その遠征先であるエジプトでちゃっかりクレオパトラ(かちゃ)と出会って結婚してしまうんですね。



華パパは元老院とタッグを組んでいたので、華パパが敗れたことで元老院ももろとも権威を失っていきます。


それでついに元老院も華パパも倒して、カエサルがトップオブトップに君臨。

…あれ?なんだか夏美さんじゃなくて轟特別顧問の顔が浮かんできてしまうなあ…と思った方、それは決して間違いじゃありませんのよ!!

轟特別顧問は2006年の月組公演『暁のローマ』にカエサルとして特出しておりましたからね!


暁のローマもただひたすらに皆さんのビジュアルが素晴らしかっただけの作品だったなァ…担当演出家は…キムシンです……





まぁそんなことでトップオブトップに君臨したカエサルですが、やっぱり国内は「今まで元老院の皆さんの話し合いで国を動かしてきたのに、これからはカエサルの独裁かよ!!」という派閥の皆さんはまだまだいますから、秘密裏に「カエサル…殺しちゃいません?」という水面下の動きが生まれていきます。


最初はカエサル派にいた政治家・ブルータス(ひとこ)ですが、独裁者になっていくカエサルに反発心を抱くようになり、暗殺集団に加わり、暗殺を実行。
それで襲撃されたときにカエサルが「ブルータス…お前もか」と言ったらしい、ということですね。




ついにカエサルを殺ったぞーーー!!!みんな喜べーー!共和制を取り戻したぞーーー!!!とヒーロー気分でいたブルータス軍団ですが、意外にも元老院や市民はこの暗殺を批判的に捉えます。
そしてひとこ達は逃亡者となり、外国で潜伏生活に入ります。



カエサル死んじゃったし、元老院は権力低下中だし、次期トップどうすんだーーー?!?!と組内は混乱しますが、カエサルさんはとても優秀なので、しっかりと遺言状に後継者を指名しておりました。


それが、カレーさんです。



でも、先ほど説明したように、カレーさんは新公主演していません。
当然、新公主演もしてないポッと出なんかに次期トップが務まるはずないだろーー!!!という反発が生まれますし、きっと本人がいちばん「え…?え…?わたしが次期??」と困惑したでしょうねえ。カレーさんこのとき17歳とか18歳だったそうですから。



じゃあ、カエサルが現役バリバリでトップやってる時に2番手で支えてた人って誰なん?っていうと、それがあきらさん演じるアントニウスです。出た。なんとかウス。


なので、市民の大半は「あきらさんがいるじゃないか!!なんであきらさん追い越して新公主演もしてない奴が次期なんじゃ!!」って論調になるんですが、意外にも元老院がカレーさん推しになり、それじゃ勝ち目はないと判断したあきらさんは引き下がります。


カレーさんの姉オクタヴィア(音くりちゃん)とあきらさんが結婚するなど、2人は親戚になって協力関係を強めますが、あきらさんの担当として与えられたエジプトであきらさんはかちゃにフォーリンラブしてしまい、音くりちゃんそっちのけで子供もたくさん作ってしまいます。


カレーさん、あきらさん、レピドゥス(カエサル軍の将軍)の3者で第2回三頭政治を発足させてカレーさんはあきらさんともうまくやっていこうとしましたが、あきらさんがあまりにもかちゃにぞっこんラブゆえに音くりちゃんのことをないがしろにしたことがきっかけで「姉上を傷つけて…もう許せん!!」と怒り心頭、ついにあきらさんに向けて(体面上はかちゃに向けて)宣戦布告。


あきら&かちゃのラブ連合を打ち破り(アクティウムの海戦)、「やっぱカレーさんすげえなあ!!!お姉さんの仇を討つためにあんな色ボケ野郎を倒した、正義の味方だ!!」ということで、ついに元老院も「カレーさま、バンザーーイ!!!」とトップスターとして認定。


しかも、ただの「トップスター」ではなく、「トップオブトップ」として君臨していただけないでしょうか、とまでカレーさんへの信頼を強めます。
その「トップオブトップ」を表す肩書が「アウグストゥス」ということですね。



でも、ここで独裁者っぽいことをしてしまえばきっとまた第二のひとこがどこからか現れて自分を狙いに来るだろうと考えた賢明なカレーさんは、「トップオブトップなんてそんな自分みたいな新公主演もしてないようなたたき上げが受け取れませぬ」と何度も辞退。


「いやいや、そんなことおっしゃらずに」
「いやいやいや、私なんてバウのセンターにも立っていませんし」
「いやいや、あなた様なら横暴な独裁者などになるはずもありませぬ、是非にアウグストゥスの称号を」
「いやいやいや」
「いやいやいやいや」


みたいなラリーを相当したそうですが、逆にそれが謙虚な姿勢に受け取れ、市民たちにも「あんな謙虚なお方なら大丈夫だ」という気持ちが浸透していったようですよ。


それが全部カレーさんの狙い通りだとしたら本当に頭のいい人ですし、そんな聡明さを10代の少年期から見抜いていたカエサルの慧眼も素晴らしいですよね。




ついでに、「この子はとても頭のいい子だけどどうにも戦争に向いてないから、筋肉自慢のマイティーを軍事の側近として指名しとこう。2人は仲良しみたいだし、きっとマイティーはカレーを生涯助けてくれるだろう」とマイティーまでも遺言書に指名していたんだそうで。

自分自身も将軍&政治家として極めて優秀であり、人を見抜く確かな目も持っていたっていうのがカエサルのすごいところですよね~。









まぁ、オクタヴィアヌスに関する史実の流れはこんな感じですわ。

これが紀元前なんていう時代に行われていたなんて、ドラマチックですよね~。

ちなみにこの頃、日本は弥生時代です。
日本が国家としての基盤を作り始めていったのが聖徳太子の飛鳥時代(592年~)くらいですから、やっぱローマってすげえや。





これだけのパンチの効いた登場人物たちがいながら、今回の「アウグストゥス」はなんであんなにつまらなくなってしまったのだろうか…


なんか、ただ史実をなぞってるだけで、物語が動くたびに「うん、夏美さんが暗殺されるね。それで後継者が指名されるね。その後継者争いがあるね。うん、知ってる知ってる。」としか思いませんでした。

「この出来事をこんな風に解釈して創造したのか!!」という演出家ならではの広がりを何も感じませんでした。



あれでは客は「もう一回観たいな」「もうちょっと増やしちゃおう」とはなりませんから、劇場は埋まりませんよ。

あれならこの史実の一部をもとにして、トンチキ作品にしちゃったほうがまだ良かった。




ヅカファンからあまり評判がよろしくないキムシンだって、水の中でミズさまに殺陣をやらせちゃったり、セットと衣装を全部白にしちゃったり、なかなか大胆な演出をしている挑戦をセリ美は高く評価しています。

今のところどれも「トンチキ」という評価しか得ていないヤング谷だって、
望遠鏡がバズーカになるとかいう笑っちゃう設定を作ったりしているわけです。


田渕くんはその挑戦すら無かった。




名指しはしませんが、他にも退屈な作品ばかり発表する男性演出家はいらっしゃいますから、くーみんや指田先生、栗田先生などの女性演出家の天才的手法・想像力を田渕くんをはじめとする男性陣にはもっと勉強してほしいです。










では、個人評を少し。


今回のセリ美的MVPは……






華ちゃんです!!!!



青い薔薇にしろ、はいからさんにしろ、ナイスワークにしろ、どれも少女感の強い役ばかりで「当て書きしてもらってるなあ」と思っていたのであまり気付かなったんですが、めちゃくちゃお芝居の上手な子なんですねえ!!!(今更!!!)


実は先日、ミズさまと彩吹真央さんでzoomトークがあったんですが、その中で彩吹さんが華ちゃんの退団をずいぶん残念がっていまして。

2番手退団という酷い仕打ちを受けた彩吹さんは劇団からのお詫びの気持ちなのか、いまは演技指導というかたちで歌劇団に関わっていらっしゃいまして、はいからさんの演技指導にも入っていらっしゃいました。

そこで華ちゃんの演技力の高さをきっと強く感じたのでしょうねえ。



セリ美もアウグストゥスでようやく「華ちゃんは上手だな~~」と感じることができました。
あんな子供みたいな役ばかりじゃなくて、なぜもっと幅広い役をやらせてくれなかったのでしょうねえ。
ナイスワークは初日のダイジェスト映像しか見ておりませんが、紅緒さんと似たような役じゃありませんでした?強気お転婆娘、みたいな。


今回は憎悪を胸に抱えたダークな役柄で、発声も含めて本当に良かったです。
華ちゃんはお歌が不安定ですが、喋る声はとてもいいですよねえ。
演技派娘役として、もっといろんな役が見てみたかったです。






華ちゃんの後継として次回作からまどかちゃんが花組に加わりますが、また同じ100期生ということで、音くり派の皆さんは複雑な思いを抱えていらっしゃる方も多いと思います。

今回の音くりちゃんはとにかく感情を胸に秘めて耐え続けるお役だったのですが、その役を見てなんとなく今回「ああそういうことか」と気付きました。


音くりちゃんは例えば新妻聖子さんとか、神田沙也加ちゃんっぽいんだ~!と。

あまりに巧すぎるし、あくまで男役さんに寄り添わなければならない宝塚の娘役としてはキャラが立ちすぎてるのかもしれない、と。


声もビジュアルも演技もすごく特徴的で印象的で、男役さんよりも目立ってしまうほど個性が確立されているから、自分がいちばん目立ってもいいようなカンパニーで本領を発揮するタイプなのだと思います。


まあやでさえ、「望海さんと張り合うように歌ってきて図々しい」みたいな批判が一部から出ていたと聞きますから、あくまで男役さんが真ん中にいる宝塚では、キャラが立ちすぎているのは批判の的になってしまう可能性があります。


やっぱりヅカファンのメイン層は「男役のファン」であり、劇団内部も男役社会であり、セリ美も含めた「娘役さん大好き!!」という一派の支持だけでは娘役トップになるのは難しいのだろうな、という見解になりました。




でも、男役さん娘役さんかかわらず言えることですが、なにごとも適材適所、マイティー演じているアグリッパもそうですけど、トップの地位だけがすべてではないです。
その人が輝く場所はそれぞれ違いますからね。アグリッパは軍人としては超一流だけど政治的センスはそうでもないからオクタヴィアヌスの側近として本領を発揮し続けた。


そしてトップになればそこそこで退団しなければいけないけど、別格ならばずっと長く活躍することができる。
音くりちゃんご本人がどこを目指しているのか知る由もありませんけど、あの天才ミュージカル女優がこれからたくさん見せてくれる変幻自在の役を楽しみたいな、と思いますね。









で、Cool Beastの感想ですが……


えーと正直、詩希すみれちゃんをずっと追っていたので一度きりの観劇ではあまり全体像が見えておらず…



でも全体的にはダイスケ節炸裂!のノリのいいショーだったと思います。

近年のダイスケはたまーーーに「…あれ?」な作品もありますが、Cool Beastはいつものようにテンポとノリのいい、かっこいいショーに仕上がっていたように思います。




もうとにかく言えることは、




美穂さんありがとう!!!!!!!!




ということですね。どうかいつまでもいつまでも劇団にいてください…雪組の誇りです…!








ショーの感想がこれだけでスミマセン……


とにかく4月後半~5月初旬は夢千鳥とガラコンで精一杯でして……






アウグストゥス配信を見る前の予習としてこのレポを役立ててくださると嬉しいです。



ではついに明日に迫った夢千鳥に向けてセリ美は精神統一に入ります。

ほんと、宙担以外の皆さんもぜひ夢千鳥は見てみてほしいの!!!!!!
息子の天才ぶりにゼッタイゼッタイ驚くから!!!!特に2幕のソロダンス!!!!!

損はさせないから騙されたと思って見てみてね!!!セリ美との約束だよ!!!!!!









とか思って見始めるとじゅっちゃんのあまりの巧さにじゅっちゃんに夢中になる人も続出しそう…