祝!!!!
夢千鳥、スカステ放送決定!!!!
どんどんどん!ぱふーぱふー!!!!
本当に宝塚ってファンのニーズをしっかり掴んでいらっしゃる…!!!
とはいえセリ美はスカステ難民なのでリアタイできないんですけどね……
いいんだ…別にいいんだ……
「今ごろ全スカステ民は息子の天才ぶりにおののいている頃だろうな…」って暗い部屋でひとりベビースターでもぽりぽり食べるからいいんだ……
夢千鳥配信は時間が合わなくて見られなかった!というスカステ民の皆さんが「ソラカズキまじかよ」ってなってくれることが大切ですものね!!!
息子の天才ぶり、じゅっちゃんのカメレオンぶりに存分に腰抜かしてほしいですね。
さて、今週は夢千鳥以来となる久々の宝塚観劇が控えております。桜嵐記ですね。
あえてツイッターなどで皆さんの反応を見ずに行ってきたいと思っております。
先日、仕事で桜嵐記の予習記事を書いたのですがどうやらボツになってしまったようで…
でもおかげで予備知識がついたので楽しめそうです。
SAPAからちょっと路線変更?中級編にレベルアップ?したウエクミ作品。予習で楠木正行について調べた限りだと、SAPA以前の「いつものウエクミ作品」って感じがしますけどね。楽しみです。
さて今回は、セリ美が博多座に引き続いてまたもやトップスターに就任してきましたので、そのレポを少し(参照:このたび、博多座のトップスターに就任しました)。
セリ美は建物が好きでして、旅先でいろんな建物を見て回るのがルーティンとなっております。
今は一応愛知県も緊急事態宣言中ですので遠出は自粛して、近場の素敵なところへ行ってまいりました。
その名も明治村(公式:https://www.meijimura.com/)。
ヅカファンは結構お世話になっている人も多いであろう帝国ホテル(通り抜けさせてもらうとか待ち合わさせてもらうとか)の昔の建物なんかも移築されていて、なかなか興味深いところです。
他にも、明治や大正時代の見事な建物がたくさん移築されていて(復元じゃなくてオリジナルを移築してるところが素敵!)、建物好きにはとっても楽しいところです。
セリ美は二度目の訪問でしたが、一度目はなぜかセリ美の機嫌が悪かったのか全然楽しめず(確か雨が降ってた)(くせ毛にとって雨天は不機嫌必至)、二度目の訪問でようやく楽しむことができました。
特に教会系は本当に素晴らしくて、よく取り壊さずにここに移築してくれたな!!と感激するほどでした。
こんな感じ。
こんな素晴らしい建造物がたくさん移築されてるんですよ~~。
江戸時代に当時の大工さんが試行錯誤しながら一生懸命作った、外見は農家風の教会とかもあって、とても興味深いです。
日本中で、例えば再開発をするから取り壊そうという話になっていたものを、この明治村を作った人が「こんな貴重なものを壊すなんてもったいない!それなら私がそういう建物を集めて移築しよう!」と50年くらい前に一念発起してくれて、愛知県犬山市に明治村というものを作ってくれました。
とはいえ、来園者のほとんどは園内で通年開催してる謎解きゲームとかリアル脱出ゲームとかに夢中で誰も建物なんて見ていない…
むしろこんな素晴らしい建物を取り壊そうとしてたなんて日本ってほんとに建物を大事にしないよね~~。いや近代建造物も好きだけどさ。
んで、この中に昔の芝居小屋なんかもありましてね。
その名も呉服座(くれはざ)。
梅沢富美男さんとか早乙女太一さんなんかが有名な、大衆演劇を見せる芝居小屋は昔から「呉服座」がメイン劇場。いまでも梅田や池田市に呉服座があるみたいですね。
↑ 池田市にある今の呉服座。
その池田市の呉服座、1874年頃に建てられたものが明治村に移築されていまして。
当時の画像も残っています。
宝塚では、1982年と1999年に花組で公演された『夜明けの序曲』がここと関係しています。
大衆演劇の大スター夫婦、川上音二郎さんと貞奴を愛華みれさんと大鳥れいさんが演じていますね。夜明けの序曲はミズさまが新公主演した作品ですからあああああああああああああ!!!!!(←これが言いたい)
その川上音二郎と貞奴も呉服座の舞台に立っていたそうです。
では明治村にある現在の呉服座をどうぞ。
すごい!!舞台上部にある「座長大会」という幕と書の額?が当時と同じ!!!
↓↓↓↓↓
あの白黒写真に写ってる当時の皆さんもこの幕と書を見ながらお芝居を楽しんでたんだな~と思うとロマンですよねぇ~。
ここでは明治村スタッフのおねえさんが舞台機構のいろいろを説明してくれます。
その間、セリ美たちは升席の中に座って説明を聞くので、当時の芝居小屋でお芝居を観劇しているような不思議な気分でした。
我々はいつだってすぐに観劇体勢に入れますからね。観劇のプロですからね。
で、お待ちかねの舞台上へ!!!もう誰よりも早くいそいそと本舞台へ乗り出しましたからね。
え?立ち位置?もちろんソッコーで0番に立ちましたよ!!!むしろ0番以外には立ちませんよ!なにせ博多座のトップスターですから!!!!!!
舞台上に上がってみると、なんと盆線が!こんな150年前からなんと、盆があったんですねえ!!
奈落でスタッフさんが手動でぐるぐる回していたんだそうな。
手動ということでさすがに盆回りを体験させてもらうことはできませんでしたが。
なぜ「奈落」という舞台用語になったかというのは、この酸素の薄い暗い地下で真冬も真夏も、セットが乗ると10トン近くにもなるというこの盆を必死に回して、「まるで奈落の底のようだ」という裏方さんの愚痴から来てるとかなんとか。
当時も今も、舞台の裏方さんというのは好きじゃないとできない仕事、というわけですねえ。
コロナのせいなのか?奈落に降りることはできなかったんですが、入り口だけ撮ってみました。
おお~~なんかコワイ。
コロナのせいでいろんな制約がかかっちゃってほんと憎い。奈落入ってみたかったよう。
さぁ!!セリ美が呉服座のトップスターになった様子をどうぞご覧あれ!!!!
2階席のいちばん奥にまでしっかりと目線を送るセリ美!!!
奇しくも、コロナ対策でつけさせられた手袋がまるでシルクハットかぶってる時のトップスターさんのようではありませんか!!!
手にステッキが見える!見えるぞ!!!!
紫外線対策でかぶっている帽子がシルクハットに見える!!見えるぞ!!!!!
時代モノの場所に行くときは必ず履いていく足袋ソックスがエナメル靴に見える!見えるぞ!!!!
こうして無事に呉服座のお披露目公演を終えたセリ美はこのまま花道を通って客席で2~3人一本釣りをしながら、出口でおねえさんに見送られ、楽屋出をしましたとさ。
これでトップスター・ボン乃セリ美は2つめの劇場を制覇しました。
さぁ次はどこで就任しようかな!!!
あ、最後におまけ。
映画『るろうに剣心』でいつも剣心たちが美味しそうに食べている『赤べこ』の牛鍋。
※殺陣が大好物のセリ美は佐藤健さんの殺陣が大好きです。
江戸時代までは牛肉というのはほとんど食べられておらず(だからみんな低身長)、牛鍋は明治維新で流行した最先端のグルメだったんだそうですよ!
「美味しそうだなァ、いつか食べてみたいなァ」と常々思っていたんですが、ちょうどこの明治村に、1887年頃に営業していたという『大井牛肉店』の建物があり、なんと中で当時の牛鍋が食べられるというではありませんか!!!!
牛鍋、つまりはすき焼きということですし、それなりのお値段するんだろうな…店頭にメニュー出てるだろうからそれ見てから心を決めよう…と思い、貧乏セリ美はとりあえず店頭へ。
うん……そうだよね……わかってた………
夢千鳥とガラコンの払い戻しがあったからって、普段キャベツともやしを喜んで買ってるセリ美が気軽に手を出せる代物じゃないってこと、わかってた………
8800円のチケットはホイホイ買うけどマックのポテトLサイズ190円クーポン使いまくりのセリ美が「じゃあ松を一人前お願いしま~す♪」なんて言えないこと、わかってた………
……でも!!!!!!
2021年いちばんの本気舞台だ!!!と死ぬ気で確保してた夢千鳥とガラコンがあんな悲しいことになって、ホテルもバスも全部キャンセルして一部キャンセル料も取られちゃって、枕を濡らしながらひたすらに家でじっとしていたセリ美に何かご褒美くらいあってもいいんじゃない?!?!と思い直しました。
そしてセリ美は大井牛肉店の前で天を仰ぎ、
「ミズさま……息子………セリ美、牛鍋たべてもいいかしら……?」
(セリ美……お食べなさい…)
(母さん…食べてもいいよ…)
「わかった!!!ミズさま!息子!!行ってくる!!!!」
とお2人にお許しをもらい、高い高い高い敷居をまたぎました!!!!!!
じゃあああああああああああああああああん!!!!!
まわりはみんな予約客でいっぱい。12時ちょっと前だったから運良く予約なしでセリ美だけが入店を許可されました!!!
店頭での自己問答中、すぐに「お食べなさい」と言ってくれた天の声のミズさまと息子に感謝!
しかも予約の皆さんはどの方もセリ美のような小汚いジャージ姿などではなく、牛鍋にふさわしいオシャレなお召し物で、おビールやおラムネなどをしっかり注文されていて、「お飲み物は?」と訊かれて「あ、大丈夫デス…」と答えたのなんてセリ美だけだけど、別にいいんだ!!!お水で食べる牛鍋だってサイコーに美味しいもん!!!!別にいいんだ!!!!
そして、高級店ではよくある
「デザートは別室にご用意してありますのでどうぞ~」というシステム。
案内された隣の部屋は窓から涼風がそよそよと絶え間なく入り込んできて、牛鍋と炭火で熱くなった顔が心地よく冷やされていく。
130年前の皆さんもこの窓辺で夜風に吹かれながら流行りの牛鍋を囲んで政治や芸能について語り合っていたんだろうなぁ…と贅沢な時間を過ごすことができました。
呉服座でトップお披露目公演を終えて楽屋を出て、牛鍋を囲んで今日の公演の反省をする。
「組子のみんなの士気が下がってるから明日何か差し入れしてあげなくっちゃ」
「お衣装のスーツ、あと2ミリ裾を伸ばしてほしいってお衣装部さんに言わなくっちゃ」
「来週は貸切公演だからそれ用のアドリブ考えておかなくっちゃ」
トップスターはやることがたくさんです。
こうして、心ゆくまで明治村を堪能させていただきました!!
さぁ!今週木曜は桜嵐記です!
月組さんの本公演は…ピガール以来かな。月組さんの和モノはWelcome to~でも観たけど、ちなつさんの美しい美しい和モノ化粧がまた見られること、とっても楽しみです!!
それでは~~~~
「お飲み物は?」「あ、大丈夫です…」のあとに店員さんが少し沈黙してたな……いいんだ別に……
夢千鳥、スカステ放送決定!!!!
どんどんどん!ぱふーぱふー!!!!
本当に宝塚ってファンのニーズをしっかり掴んでいらっしゃる…!!!
とはいえセリ美はスカステ難民なのでリアタイできないんですけどね……
いいんだ…別にいいんだ……
「今ごろ全スカステ民は息子の天才ぶりにおののいている頃だろうな…」って暗い部屋でひとりベビースターでもぽりぽり食べるからいいんだ……
夢千鳥配信は時間が合わなくて見られなかった!というスカステ民の皆さんが「ソラカズキまじかよ」ってなってくれることが大切ですものね!!!
息子の天才ぶり、じゅっちゃんのカメレオンぶりに存分に腰抜かしてほしいですね。
さて、今週は夢千鳥以来となる久々の宝塚観劇が控えております。桜嵐記ですね。
あえてツイッターなどで皆さんの反応を見ずに行ってきたいと思っております。
先日、仕事で桜嵐記の予習記事を書いたのですがどうやらボツになってしまったようで…
でもおかげで予備知識がついたので楽しめそうです。
SAPAからちょっと路線変更?中級編にレベルアップ?したウエクミ作品。予習で楠木正行について調べた限りだと、SAPA以前の「いつものウエクミ作品」って感じがしますけどね。楽しみです。
さて今回は、セリ美が博多座に引き続いてまたもやトップスターに就任してきましたので、そのレポを少し(参照:このたび、博多座のトップスターに就任しました)。
セリ美は建物が好きでして、旅先でいろんな建物を見て回るのがルーティンとなっております。
今は一応愛知県も緊急事態宣言中ですので遠出は自粛して、近場の素敵なところへ行ってまいりました。
その名も明治村(公式:https://www.meijimura.com/)。
ヅカファンは結構お世話になっている人も多いであろう帝国ホテル(通り抜けさせてもらうとか待ち合わさせてもらうとか)の昔の建物なんかも移築されていて、なかなか興味深いところです。
↑ 明治村にある旧帝国ホテル
他にも、明治や大正時代の見事な建物がたくさん移築されていて(復元じゃなくてオリジナルを移築してるところが素敵!)、建物好きにはとっても楽しいところです。
セリ美は二度目の訪問でしたが、一度目はなぜかセリ美の機嫌が悪かったのか全然楽しめず(確か雨が降ってた)(くせ毛にとって雨天は不機嫌必至)、二度目の訪問でようやく楽しむことができました。
特に教会系は本当に素晴らしくて、よく取り壊さずにここに移築してくれたな!!と感激するほどでした。
こんな感じ。
こんな素晴らしい建造物がたくさん移築されてるんですよ~~。
江戸時代に当時の大工さんが試行錯誤しながら一生懸命作った、外見は農家風の教会とかもあって、とても興味深いです。
日本中で、例えば再開発をするから取り壊そうという話になっていたものを、この明治村を作った人が「こんな貴重なものを壊すなんてもったいない!それなら私がそういう建物を集めて移築しよう!」と50年くらい前に一念発起してくれて、愛知県犬山市に明治村というものを作ってくれました。
とはいえ、来園者のほとんどは園内で通年開催してる謎解きゲームとかリアル脱出ゲームとかに夢中で誰も建物なんて見ていない…
むしろこんな素晴らしい建物を取り壊そうとしてたなんて日本ってほんとに建物を大事にしないよね~~。いや近代建造物も好きだけどさ。
んで、この中に昔の芝居小屋なんかもありましてね。
その名も呉服座(くれはざ)。
梅沢富美男さんとか早乙女太一さんなんかが有名な、大衆演劇を見せる芝居小屋は昔から「呉服座」がメイン劇場。いまでも梅田や池田市に呉服座があるみたいですね。
↑ 池田市にある今の呉服座。
その池田市の呉服座、1874年頃に建てられたものが明治村に移築されていまして。
当時の画像も残っています。
宝塚では、1982年と1999年に花組で公演された『夜明けの序曲』がここと関係しています。
大衆演劇の大スター夫婦、川上音二郎さんと貞奴を愛華みれさんと大鳥れいさんが演じていますね。夜明けの序曲はミズさまが新公主演した作品ですからあああああああああああああ!!!!!(←これが言いたい)
その川上音二郎と貞奴も呉服座の舞台に立っていたそうです。
では明治村にある現在の呉服座をどうぞ。
↑ 下手側にちゃんと花道もあります!
すごい!!舞台上部にある「座長大会」という幕と書の額?が当時と同じ!!!
↓↓↓↓↓
あの白黒写真に写ってる当時の皆さんもこの幕と書を見ながらお芝居を楽しんでたんだな~と思うとロマンですよねぇ~。
ここでは明治村スタッフのおねえさんが舞台機構のいろいろを説明してくれます。
その間、セリ美たちは升席の中に座って説明を聞くので、当時の芝居小屋でお芝居を観劇しているような不思議な気分でした。
我々はいつだってすぐに観劇体勢に入れますからね。観劇のプロですからね。
で、お待ちかねの舞台上へ!!!もう誰よりも早くいそいそと本舞台へ乗り出しましたからね。
え?立ち位置?もちろんソッコーで0番に立ちましたよ!!!むしろ0番以外には立ちませんよ!なにせ博多座のトップスターですから!!!!!!
舞台上に上がってみると、なんと盆線が!こんな150年前からなんと、盆があったんですねえ!!
奈落でスタッフさんが手動でぐるぐる回していたんだそうな。
手動ということでさすがに盆回りを体験させてもらうことはできませんでしたが。
なぜ「奈落」という舞台用語になったかというのは、この酸素の薄い暗い地下で真冬も真夏も、セットが乗ると10トン近くにもなるというこの盆を必死に回して、「まるで奈落の底のようだ」という裏方さんの愚痴から来てるとかなんとか。
当時も今も、舞台の裏方さんというのは好きじゃないとできない仕事、というわけですねえ。
コロナのせいなのか?奈落に降りることはできなかったんですが、入り口だけ撮ってみました。
おお~~なんかコワイ。
コロナのせいでいろんな制約がかかっちゃってほんと憎い。奈落入ってみたかったよう。
さぁ!!セリ美が呉服座のトップスターになった様子をどうぞご覧あれ!!!!
2階席のいちばん奥にまでしっかりと目線を送るセリ美!!!
奇しくも、コロナ対策でつけさせられた手袋がまるでシルクハットかぶってる時のトップスターさんのようではありませんか!!!
手にステッキが見える!見えるぞ!!!!
紫外線対策でかぶっている帽子がシルクハットに見える!!見えるぞ!!!!!
時代モノの場所に行くときは必ず履いていく足袋ソックスがエナメル靴に見える!見えるぞ!!!!
こうして無事に呉服座のお披露目公演を終えたセリ美はこのまま花道を通って客席で2~3人一本釣りをしながら、出口でおねえさんに見送られ、楽屋出をしましたとさ。
これでトップスター・ボン乃セリ美は2つめの劇場を制覇しました。
さぁ次はどこで就任しようかな!!!
あ、最後におまけ。
映画『るろうに剣心』でいつも剣心たちが美味しそうに食べている『赤べこ』の牛鍋。
※殺陣が大好物のセリ美は佐藤健さんの殺陣が大好きです。
江戸時代までは牛肉というのはほとんど食べられておらず(だからみんな低身長)、牛鍋は明治維新で流行した最先端のグルメだったんだそうですよ!
「美味しそうだなァ、いつか食べてみたいなァ」と常々思っていたんですが、ちょうどこの明治村に、1887年頃に営業していたという『大井牛肉店』の建物があり、なんと中で当時の牛鍋が食べられるというではありませんか!!!!
牛鍋、つまりはすき焼きということですし、それなりのお値段するんだろうな…店頭にメニュー出てるだろうからそれ見てから心を決めよう…と思い、貧乏セリ美はとりあえず店頭へ。
うん……そうだよね……わかってた………
夢千鳥とガラコンの払い戻しがあったからって、普段キャベツともやしを喜んで買ってるセリ美が気軽に手を出せる代物じゃないってこと、わかってた………
8800円のチケットはホイホイ買うけどマックのポテトLサイズ190円クーポン使いまくりのセリ美が「じゃあ松を一人前お願いしま~す♪」なんて言えないこと、わかってた………
……でも!!!!!!
2021年いちばんの本気舞台だ!!!と死ぬ気で確保してた夢千鳥とガラコンがあんな悲しいことになって、ホテルもバスも全部キャンセルして一部キャンセル料も取られちゃって、枕を濡らしながらひたすらに家でじっとしていたセリ美に何かご褒美くらいあってもいいんじゃない?!?!と思い直しました。
そしてセリ美は大井牛肉店の前で天を仰ぎ、
「ミズさま……息子………セリ美、牛鍋たべてもいいかしら……?」
(セリ美……お食べなさい…)
(母さん…食べてもいいよ…)
「わかった!!!ミズさま!息子!!行ってくる!!!!」
とお2人にお許しをもらい、高い高い高い敷居をまたぎました!!!!!!
じゃあああああああああああああああああん!!!!!
※牛鍋(橘) せめて1000円だけでも安いやつに…
まわりはみんな予約客でいっぱい。12時ちょっと前だったから運良く予約なしでセリ美だけが入店を許可されました!!!
店頭での自己問答中、すぐに「お食べなさい」と言ってくれた天の声のミズさまと息子に感謝!
しかも予約の皆さんはどの方もセリ美のような小汚いジャージ姿などではなく、牛鍋にふさわしいオシャレなお召し物で、おビールやおラムネなどをしっかり注文されていて、「お飲み物は?」と訊かれて「あ、大丈夫デス…」と答えたのなんてセリ美だけだけど、別にいいんだ!!!お水で食べる牛鍋だってサイコーに美味しいもん!!!!別にいいんだ!!!!
そして、高級店ではよくある
「デザートは別室にご用意してありますのでどうぞ~」というシステム。
案内された隣の部屋は窓から涼風がそよそよと絶え間なく入り込んできて、牛鍋と炭火で熱くなった顔が心地よく冷やされていく。
130年前の皆さんもこの窓辺で夜風に吹かれながら流行りの牛鍋を囲んで政治や芸能について語り合っていたんだろうなぁ…と贅沢な時間を過ごすことができました。
呉服座でトップお披露目公演を終えて楽屋を出て、牛鍋を囲んで今日の公演の反省をする。
「組子のみんなの士気が下がってるから明日何か差し入れしてあげなくっちゃ」
「お衣装のスーツ、あと2ミリ裾を伸ばしてほしいってお衣装部さんに言わなくっちゃ」
「来週は貸切公演だからそれ用のアドリブ考えておかなくっちゃ」
トップスターはやることがたくさんです。
こうして、心ゆくまで明治村を堪能させていただきました!!
さぁ!今週木曜は桜嵐記です!
月組さんの本公演は…ピガール以来かな。月組さんの和モノはWelcome to~でも観たけど、ちなつさんの美しい美しい和モノ化粧がまた見られること、とっても楽しみです!!
それでは~~~~
「お飲み物は?」「あ、大丈夫です…」のあとに店員さんが少し沈黙してたな……いいんだ別に……
コメント
コメント一覧 (5)
いやー、スターを撮影したカメラマンさんもなかなかの腕ですね。二階席に飛ばす目線が感じられるショットです。
牛鍋もおいしそう!竹と橘はどう違うんですかね?不思議な価格設定。
松竹梅じゃなくて橘っていうのも、何か意味があるんですかね?
なんだか、興味をそそられちゃう。明治村か、行ってみたいな。
桜嵐記、楽しんで下さいませ。
セリ美さま、呉服座公演おめでとうございます!!今回は赤いお衣装ではなく、渋めのお衣装ですね。たまたま修学旅行で初めて観劇した生徒が、こんな美しい世界があるなんて!私も入りたい!と、まあやのように眼をキラキラさせて決意したことでしょう。
牛鍋屋はよだれを垂らしながら通り過ぎた記憶があります。松竹梅ではなく、松竹、橘というところがそそられますねー何が違うのかなー
息子さんの公演放送と、桜嵐記レポも楽しみにしていますね。
竹と橘はお肉の部位が違いました!でもなんで松竹梅じゃないんでしょうねえ…?きっと当時のメニュー名に沿ってるのでしょうけどね。
お砂糖を鉄鍋にサッサッと撒いてその上にお肉を直置き、片面が焼けた頃に「秘伝のタレ」とやらをドドドーっと回しかけてお野菜をINというシンプルなものでしたが、明治の皆さんと同じ建物で同じものを食べているというロマン!非常に味わい深かったです。
明治村は、セリ美と同じ建物好きのおとぼけさんは絶対絶対楽しめますよ!!
特に凝った作りになっている教会系とお金持ちの豪邸系は、使ってるカーテンレールやドアノブまでじーーっくり眺められて本当に有意義!スタッフさんたちの解説があることがまたすごく良かった!セリ美はスタッフさんたちが引くほど質問攻めにしました!
おとぼけ邸からだと少し遠方になりますが、ぜひいつかお越しくださいませ~
今回はコロナのために無観客でしたが、きっと日本中にセリ美の特殊配信能力で皆さんの脳内にお披露目公演の様子が配信されていることでしょう。
一人初舞台ロケットもやりまして、花道を一生懸命渡りました。
100年以上も前の劇場でも、やはり劇場は劇場。奈落という舞台用語なども今と同じで、明治大正の役者さんたちもここでオカモチを持って早変わりなどをしていたのかなと思うと胸アツでした!
松竹橘、なぜ梅にしなかったのか不思議ですよね~。店員さんに訊けばよかった。もう高級店の雰囲気に飲まれて肉を食らうことで必死でした…!
竹と橘の違いは部位の違いでした!モモ肉と…どこかのお肉。セリ美はモモが好きなので、モモの橘にしました!
もう少し世の中が落ち着いたら、牛鍋こみで明治村ツアーしようと思います。
月組公演のレビュー楽しみにしております。
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