セリ美にしては珍しくカッカしたブログをあげてしまい、「そんなに嫌いなら観るな!この赤パーカーババアめ!」とお𠮟りを受けるかも…という危惧はありましたが、意外にも賛同のお声ばかりを頂きまして、分厚い胸をなでおろしておりますセリ美です、どうも。
多くのヅカ友さんたちにも「珍しく強めのブログ書いてたけど…大丈夫?」とご心配の声をたくさん頂いてしまって…
でも、一応しがないライターのはしくれとして、書いたものには責任と覚悟を持つべし!という信念めいたものは一応ありますのでね、批判もしっかり覚悟のうえで書きました。
物陰から石を投げるようなセリ美批判はどうやらどこかであったようですが、いわゆるエゴサみたいなものはセリ美はしませんので、詳細は不明です。
エゴサ関連ついでにちょっと呟いておきますと、某有名掲示板とかでセリ美の悪口も偶然ちょこっと見かけたことはありますが、むしろ「わっ!セリ美、なんか有名人みたい!」とかキャッキャ喜んじゃうほうですので、物陰から石投げパターンは結構他人事みたいな感じで面白がっております。
でも知ってる人が実は陰でセリ美を批判してた…みたいなのは死ぬほど凹みます……
ブログへのコメントもたくさん頂きまして、本当ならばお一人お一人にお返事を入れたかったんですが、いま鬼のような仕事量を抱えておりまして、お返事できず申し訳なかです!
夢の宝塚マンション購入に向けて鬼の仕事量をこなさねばならぬ季節…
特に勇気を出して初めてコメントを入れてくださった方にはお返事を絶対にしたいタイプなので、迫る〆切りさえなければ…と歯をギリギリしておる次第です。明日が〆切りなんデス…泣
すべてしっかり読ませていただいておりますのでね!「賛同、ありがてえ!!」と胸を熱くしておりますのでね!
本当にありがとうございます!!!
さて、セリ美や皆様が「ジェンヌさんに何やらせとんねん!!!」と怒り心頭の場面はすこ~~~しだけ振付がまろやかになりましたね。
とはいえ、あんま意味ない程度の改変でしたけどね。
どっちにしろあの場面自体が悪趣味ですからね。
女子高校生や女子中学生の芸術鑑賞の団体さんが入ってる日にも何度か居合わせましたけど、あの場面になると「見ないでえええええ!!寝ててえええええ!!!」と祈ってしまいました。
宝塚がいまだに2000円とかの席を残してるのって、お子さんでもお小遣いで観られるようにっていう一三先生のお考えを残してるわけでしょ?
ティーンに見せられない場面は作っちゃだめですよね。
セリ美にとってあの数分間は、突如フランス語になったルイマキセの驚きのネイティブ発音に感心する時間となっております。
フランス語ってすごい変な発音多いじゃないですか。なんか痰絡みそうな。
あんなのを「やっぱフランス語で歌ってよ」って急に言われて歌えちゃうルイマキセとキキちゃんにほんと驚愕です。
キキちゃんって外国語でフル歌唱する場面が結構多いけど、いつも発音綺麗ですよねえ!
ご本人は海外旅行もお好きなようだし、外国語に興味があるのかもしれないですねえ。
最終学歴は中学校だから、独学で学ぶにしても発音って才能によるものが大きいと思うから、とても耳がいいんだなと思いますね。
日本語でもさ、何十年と日本で暮らしてるのに永遠にカタコトの外国人もいるし、来日してたった数年しか経ってないのにスラスラ喋れる人もいますもんね。あれはもう才能だよねえ。
息子もボヘミアンラプソディーのフル英語すばらしかったですもんね~~~
歌の上手い人ってやっぱり耳がいいから外国語発音もきれいですよね。うらやましい!
セリ美なんて日本語の発音も怪しいってのに……
さて、さんざん批判した今回のシャーロック/デリシューですが、セリ美は早くももうすぐマイ楽を迎えようとしております。
今のところ6回観劇したんですが、その間にヅカ友さんやツイッターなど、皆さんのいろいろな感想も聞いてみて、「あ~なるほどそうなのか~」なんて思ったりしております。
セリ美の今の時点の感想は、
「シャーロックは華やかな歌劇っぽい場面が少ないな~意味不明の箇所が多いな~」
「デリシューは生徒の皆さんがアドリブ箇所をいっぱい作って頑張ってくれてるから、そこ目当てでなんとか通えるな~」
こんな感じでしょうか。
デリシュー、野口くんのやりたいことは解らんでもないんですけど、無駄が多い割に薄っぺらいんですよねえ…
例えば、黒燕尾。
パリの散歩道っていう選曲は悪くないし、男役同士のタンゴもいい。
でも、「ウッ」とか「ハッハッ」とかの掛け声が多すぎて、「お前らこれ好きだろ?」っていう狙いが見え見えで興ざめしちゃう感じ。
黒燕尾の掛け声なんて1か所くらいだからこそ「掛け声たまらん~~」ってなるのに、あんなに何度も言われちゃうとお腹いっぱい。
中詰めも、「お前らこれ好きだろ?」ってド定番の感じを持ってくるくせに、謎のゴールドポンポンでアダルトなんだかキュートなんだか方向性が定まってない。
そう、全体的にToo muchなのに、なぜか薄っぺらい。
「スイーツ、可愛いでしょ~~?」
「この色配置、オシャレでしょ~~?」
「男役さんの色気たまらんでしょ~~?」
ってToo much感がすごいのに、印象的な部分が少ない。
それをなんとかしないと、野口くんのショーは一生このままなんだろうなって気がしますね。
いや、野口くん批判はもういいですね。
今日はそれが言いたかったんじゃなくて、生田くんについて書きたかったんです。
生田くん、セリ美は好きな演出家の一人なので、今回はかなり残念に思ったんですね。
もちろん原作が大人気小説なんだからトンチキなわけもないし、変わり者の名探偵が正義の名のもとに悪党を追い詰める、という非常に分かりやすい勧善懲悪物語なんですが、あまりに意味不明な箇所が多くて、「え?え?どういう意味?」ってハテナがいっぱい浮かんだまま終わっちゃうのがものすごく消化不良で。
過去ブログより抜粋↓↓↓
※まだなんとなくですけど、潤花ちゃんがすっしーさんの愛人をしていたのは、キキちゃんの組織を逃げだして、自分一人で食っていくために愛人稼業をしていた、みたいな台詞を確認したような気がします。また次回しっかり確認してきます!
でも、「すごく良かった!!」という声があるのも事実なので、そういう皆さんの声にちょっと耳を澄ましてみましたら、どうやらこの生田作の『The Game Is Afoot!』は、かなり原作ファンに配慮した内容みたいなんですね。
原作ファンがこれを観ると、「あのエピソードをこんなところに転用してる!すごい!あの回のあの設定がこんなところに!あの登場人物をここに出すのか!!221Bのセット、マニアックすぎて胸アツ!!」みたいな気持ちになるらしいんですよ。
つまり、長い長い原作を上手にかいつまんで組み立てた生田オリジナルストーリーの出来が素晴らしいみたいなんですね。
参考ブログ↓↓
https://note.com/min0rienaka/n/n3c503f771085
実際にセリ美のヅカ友さんの中にも原作ファンの人がいたんですが、その人も「すごく良かった!!」と絶賛でした。
その人に、抜粋した上記のセリ美の疑問を少しぶつけてみたら、「深く考えちゃダメ!」ということで、とにかくシャーロックの世界観を楽しめば良し!!!という作品なんだそうな。
もちろん、セリ美のようなシャーロック初心者が観て「え??意味不明」ってなっちゃうのはやっぱり生田くんの手腕不足という評価に変わりはないんですが、でも原作ファンを失望させたくない、という心持ちは舞台演出家としては素晴らしいことだと思いますね。
やっぱり原作をお借りしてるという立場は忘れちゃいけないし、原作ファンの夢を壊すのがいちばんしてはいけないことだと思うので、その原作ファンの皆さんが「素晴らしい!」と絶賛してくださってることがいちばん大事だと思います。
宝塚で舞台化された作品でセリ美が原作ファンなのは、今のところ『天は赤い河のほとり』と『ポーの一族』です。
宝塚で舞台化されるずっと前から好きで読んでいました。
でも、大変申し訳ないけど、どちらも不合格でした。
あの長い長い原作を1時間半や2時間半にまとめるのなんて本当にとんでもない難易度だと分かっているので、小柳先生やイケコに「しっかりしろー!」とまでは思っていませんが、「それならもっとこうしてほしかったなァ」という気持ちが残りました。
『ポーの一族』は宝塚初心者で原作ファン、という友人を招待しましたが、やはりその友人も「ビジュアルはさすがだけど、内容には納得できない」という感想でした。
しかし、シャーロックに関しては、ヅカファンは「う~~ん」という声が(セリ美の周囲では)多い一方、原作ファンは「素晴らしい!」という感想。
これはなかなか面白い現象だなと興味深く思っております。
つまり、これは原作に対する生田くんの敬意の表れだと受け取りましたので、セリ美的にはちょっと退屈に感じちゃう作品ではありますが(息子もあんまり出ないし…)、生田くんの演出家としての成長の一過程として見守りたいと思います。
結果としてその作品が「面白い」か「面白くない」か、「チケ難公演」か「2階空席あり」か、という事実はありますけど、でも「演出家としての信念」や「作品に対する敬意」みたいなものを感じられたら、それはそれで演出家としての評価に値するので、「生田くん、今回の反省点をしっかり洗い出してまたガンバレ!!」という気持ちで今はシャーロックを観ている感じですね。
まだヅカ友さんたちと「あそこってどういう意味?」みたいな答え合わせをしていないので、また後日皆さんとサミットを開いてみたいなと思っております。
そして。
キキちゃんの別箱、発表になりましたねえ。
まかぜの、それを全ツと呼んでいいのか九州以南限定ツアーともう一方の別箱は一体どなたの主演作かな~?ずんちゃんのリベンジか、息子のリベンジか、でもキキちゃんも群盗以来別箱やってないもんな~と3パターンの予想をしておりましたが、やはり順当にいけばキキちゃんになりますわな。
さて問題はここからですわ。
息子が九州へ行くか、ブリリアの刑になるか。
九州や沖縄まで追っかけていくのはさすがに貧乏セリ美には相当なハードルの高さなので、できればキキちゃんチームで…とは思いますが、でもブリリアの刑か…と悩ましい振り分けになりました。
ちなみにキキちゃんのほうの作品の登場人物はどんな…?
と思ってあらすじを読んでみると、なにやら男性陣は主人公より年上の人物ばかり。
息子がキキちゃんの兄や上司なんてちょっと想像つかないし、かといってじゃあずんちゃんなら似合うのか?といえば、それもなんか違う。
じゃあもえこちゃん…?とも思うけど、群盗でもその振り分けだったのに、また同じ布陣でやるかしら…?
と思って少し調べてみると、2012年に大和悠河さん主演で外部で上演した『プロミセス・プロミセス』の情報が。
特筆すべき重要なこの役を宝塚用に端折るわけないし、きっと登場するはずなんですよねえ。この「マージ」という役のビジュアルを見てみると、なんともセクシーダイナマイト。
ガーターベルト付けちゃってます。
………ガーター…ベルト……???
うちの息子…3年前にガーターベルト装着してましたよねえ…
そして…「チャーミング」とな…?
「チャーミング」はアナスタシアでリリーやったときにすっしー組長から贈られた誉め言葉じゃないですか!!
今の宙組メンバーを見て、こういうセクシーダイナマイトな役ができる娘役さんってちょっとあんまり思いつかない。
まぁあの他万喜やったじゅっちゃんならきっとやってのけちゃうんでしょうけども、それでも路線娘役さんにガーターベルトは…ねえ?
そうなると……??
いやいやいや!!!!まさか!!
うちの息子、ガーターベルトジェンヌってことでやっていくの?!

母さんそんなの心配で心配でしょうがないわああああああ
そら!あんたはまたそんな恰好して!!3年前の引っ張り出してきたの?!
冷えるから早くこの裏地あったかズボン履きなさい!
みたいな絵が浮かんじゃいますねえ…
う~~~~ん、チーム振り分けがとにかく待たれます。
それでは〆切りがセリ美のすぐ背後まで迫っていますごい睨みを効かせているので、そろそろ仕事に戻りたいと思います。
それでは~~~~
まあやDSが延期になりましたね…お洋服も買ったのに…1万円もしたのに…

多くのヅカ友さんたちにも「珍しく強めのブログ書いてたけど…大丈夫?」とご心配の声をたくさん頂いてしまって…
でも、一応しがないライターのはしくれとして、書いたものには責任と覚悟を持つべし!という信念めいたものは一応ありますのでね、批判もしっかり覚悟のうえで書きました。
物陰から石を投げるようなセリ美批判はどうやらどこかであったようですが、いわゆるエゴサみたいなものはセリ美はしませんので、詳細は不明です。
エゴサ関連ついでにちょっと呟いておきますと、某有名掲示板とかでセリ美の悪口も偶然ちょこっと見かけたことはありますが、むしろ「わっ!セリ美、なんか有名人みたい!」とかキャッキャ喜んじゃうほうですので、物陰から石投げパターンは結構他人事みたいな感じで面白がっております。
でも知ってる人が実は陰でセリ美を批判してた…みたいなのは死ぬほど凹みます……
ブログへのコメントもたくさん頂きまして、本当ならばお一人お一人にお返事を入れたかったんですが、いま鬼のような仕事量を抱えておりまして、お返事できず申し訳なかです!
夢の宝塚マンション購入に向けて鬼の仕事量をこなさねばならぬ季節…
特に勇気を出して初めてコメントを入れてくださった方にはお返事を絶対にしたいタイプなので、迫る〆切りさえなければ…と歯をギリギリしておる次第です。明日が〆切りなんデス…泣
すべてしっかり読ませていただいておりますのでね!「賛同、ありがてえ!!」と胸を熱くしておりますのでね!
本当にありがとうございます!!!
さて、セリ美や皆様が「ジェンヌさんに何やらせとんねん!!!」と怒り心頭の場面はすこ~~~しだけ振付がまろやかになりましたね。
とはいえ、あんま意味ない程度の改変でしたけどね。
どっちにしろあの場面自体が悪趣味ですからね。
女子高校生や女子中学生の芸術鑑賞の団体さんが入ってる日にも何度か居合わせましたけど、あの場面になると「見ないでえええええ!!寝ててえええええ!!!」と祈ってしまいました。
宝塚がいまだに2000円とかの席を残してるのって、お子さんでもお小遣いで観られるようにっていう一三先生のお考えを残してるわけでしょ?
ティーンに見せられない場面は作っちゃだめですよね。
セリ美にとってあの数分間は、突如フランス語になったルイマキセの驚きのネイティブ発音に感心する時間となっております。
フランス語ってすごい変な発音多いじゃないですか。なんか痰絡みそうな。
あんなのを「やっぱフランス語で歌ってよ」って急に言われて歌えちゃうルイマキセとキキちゃんにほんと驚愕です。
キキちゃんって外国語でフル歌唱する場面が結構多いけど、いつも発音綺麗ですよねえ!
ご本人は海外旅行もお好きなようだし、外国語に興味があるのかもしれないですねえ。
最終学歴は中学校だから、独学で学ぶにしても発音って才能によるものが大きいと思うから、とても耳がいいんだなと思いますね。
日本語でもさ、何十年と日本で暮らしてるのに永遠にカタコトの外国人もいるし、来日してたった数年しか経ってないのにスラスラ喋れる人もいますもんね。あれはもう才能だよねえ。
息子もボヘミアンラプソディーのフル英語すばらしかったですもんね~~~
歌の上手い人ってやっぱり耳がいいから外国語発音もきれいですよね。うらやましい!
セリ美なんて日本語の発音も怪しいってのに……
さて、さんざん批判した今回のシャーロック/デリシューですが、セリ美は早くももうすぐマイ楽を迎えようとしております。
今のところ6回観劇したんですが、その間にヅカ友さんやツイッターなど、皆さんのいろいろな感想も聞いてみて、「あ~なるほどそうなのか~」なんて思ったりしております。
セリ美の今の時点の感想は、
「シャーロックは華やかな歌劇っぽい場面が少ないな~意味不明の箇所が多いな~」
「デリシューは生徒の皆さんがアドリブ箇所をいっぱい作って頑張ってくれてるから、そこ目当てでなんとか通えるな~」
こんな感じでしょうか。
デリシュー、野口くんのやりたいことは解らんでもないんですけど、無駄が多い割に薄っぺらいんですよねえ…
例えば、黒燕尾。
パリの散歩道っていう選曲は悪くないし、男役同士のタンゴもいい。
でも、「ウッ」とか「ハッハッ」とかの掛け声が多すぎて、「お前らこれ好きだろ?」っていう狙いが見え見えで興ざめしちゃう感じ。
黒燕尾の掛け声なんて1か所くらいだからこそ「掛け声たまらん~~」ってなるのに、あんなに何度も言われちゃうとお腹いっぱい。
中詰めも、「お前らこれ好きだろ?」ってド定番の感じを持ってくるくせに、謎のゴールドポンポンでアダルトなんだかキュートなんだか方向性が定まってない。
そう、全体的にToo muchなのに、なぜか薄っぺらい。
「スイーツ、可愛いでしょ~~?」
「この色配置、オシャレでしょ~~?」
「男役さんの色気たまらんでしょ~~?」
ってToo much感がすごいのに、印象的な部分が少ない。
それをなんとかしないと、野口くんのショーは一生このままなんだろうなって気がしますね。
いや、野口くん批判はもういいですね。
今日はそれが言いたかったんじゃなくて、生田くんについて書きたかったんです。
生田くん、セリ美は好きな演出家の一人なので、今回はかなり残念に思ったんですね。
もちろん原作が大人気小説なんだからトンチキなわけもないし、変わり者の名探偵が正義の名のもとに悪党を追い詰める、という非常に分かりやすい勧善懲悪物語なんですが、あまりに意味不明な箇所が多くて、「え?え?どういう意味?」ってハテナがいっぱい浮かんだまま終わっちゃうのがものすごく消化不良で。
過去ブログより抜粋↓↓↓
最初は切り裂きジャックの事件をまかぜが解決しようと動き出すところから始まるんですが、もうそこから分からない。
何が分からないって??いやもう何から何まで。
浮浪者に変装したまかぜが何かしらの罠を仕組んで切り裂きジャックの正体を掴もうとするんですが、その罠が何なのかも分からないし、エビちゃんが切り裂きジャックのターゲットとして狙われるんですが、なんでエビちゃんが切り裂きジャックのターゲットにされたのか、なんで殺されずに帰されたのかも分からない。
すっしーさんは幕開きすぐに、愛人である潤花ちゃんに睡眠薬を飲まされて国家機密を潤花ちゃんに盗まれちゃうんですが、潤花ちゃんがどうしてすっしーさんの愛人なのか、なんのメリットがあって愛人をやってたのか、国家機密を盗んだ理由も目的も分からないんですよねえ。
そこで国家機密を盗まれちゃったから、それを取り返すためにすっしーさんはキキちゃんに依頼をしてるんですが、その国家機密取り戻し依頼と切り裂きジャックの関係性も全然分からない。
エビちゃん保護のときに警察が「切り裂きジャックの犯人」として捕まえた男たちのことを、すっしーさんがキキちゃんに「捕まえられてるじゃないか!何やってんだ!」って怒る意味も分からない。
すっしーさんは国家機密を見つけ出してほしいっていう依頼をしてるだけじゃないの?なんで切り裂きジャック事件と関わってるの?
キキちゃんはいわゆるサイコパスとか独裁志向のあるイカレ野郎って人物なわけですが、それを手助けしてるのが兄のしどりゅーで、でもしどりゅーは多分サイコパスじゃないんですよね。ただ弟の手助けをしてるだけで。
でもキキちゃんのために秘密の武器製造所を作ってあげたりしてるので、それなりに目的があって共犯してるんだと思うんですけど、その目的が分からない。お金?
キキちゃんを捕まえるための罠としてまかぜは国の式典を使うんですが、それはキキちゃんを捕まえるための罠なので偽の式典であり、出席している各国の大使たちも偽者だと言っていて、じゃあ本物の式典は?本物の式典の日時を変更したのなら、その通達は各国大使たちに出ているわけで、キキちゃんしどりゅー兄弟がその通達を知らないはずがないと思うんですよねえ。
その偽式典でキキちゃんはイタリア大使に化けて潜入して、ロシア大使?かなんかに化けたずんちゃんを刺し殺すんですが(ずんちゃんは死んだふりをする)、今まで自分では一切手を下さずに犯罪を犯してきたのに、なんでそこだけ自分がわざわざ表舞台に出ていって危険を冒したのか分からない。
そして女王陛下を爆弾から守ろうとして飛び出したうちの息子がなぜか衛兵隊に捕まって連行されていくんですが、その意味も分からない。
そして最後に緞帳が閉まる直前のあの不思議な演出の意味も…分からない!
※まだなんとなくですけど、潤花ちゃんがすっしーさんの愛人をしていたのは、キキちゃんの組織を逃げだして、自分一人で食っていくために愛人稼業をしていた、みたいな台詞を確認したような気がします。また次回しっかり確認してきます!
でも、「すごく良かった!!」という声があるのも事実なので、そういう皆さんの声にちょっと耳を澄ましてみましたら、どうやらこの生田作の『The Game Is Afoot!』は、かなり原作ファンに配慮した内容みたいなんですね。
原作ファンがこれを観ると、「あのエピソードをこんなところに転用してる!すごい!あの回のあの設定がこんなところに!あの登場人物をここに出すのか!!221Bのセット、マニアックすぎて胸アツ!!」みたいな気持ちになるらしいんですよ。
つまり、長い長い原作を上手にかいつまんで組み立てた生田オリジナルストーリーの出来が素晴らしいみたいなんですね。
参考ブログ↓↓
https://note.com/min0rienaka/n/n3c503f771085
実際にセリ美のヅカ友さんの中にも原作ファンの人がいたんですが、その人も「すごく良かった!!」と絶賛でした。
その人に、抜粋した上記のセリ美の疑問を少しぶつけてみたら、「深く考えちゃダメ!」ということで、とにかくシャーロックの世界観を楽しめば良し!!!という作品なんだそうな。
もちろん、セリ美のようなシャーロック初心者が観て「え??意味不明」ってなっちゃうのはやっぱり生田くんの手腕不足という評価に変わりはないんですが、でも原作ファンを失望させたくない、という心持ちは舞台演出家としては素晴らしいことだと思いますね。
やっぱり原作をお借りしてるという立場は忘れちゃいけないし、原作ファンの夢を壊すのがいちばんしてはいけないことだと思うので、その原作ファンの皆さんが「素晴らしい!」と絶賛してくださってることがいちばん大事だと思います。
宝塚で舞台化された作品でセリ美が原作ファンなのは、今のところ『天は赤い河のほとり』と『ポーの一族』です。
宝塚で舞台化されるずっと前から好きで読んでいました。
でも、大変申し訳ないけど、どちらも不合格でした。
あの長い長い原作を1時間半や2時間半にまとめるのなんて本当にとんでもない難易度だと分かっているので、小柳先生やイケコに「しっかりしろー!」とまでは思っていませんが、「それならもっとこうしてほしかったなァ」という気持ちが残りました。
『ポーの一族』は宝塚初心者で原作ファン、という友人を招待しましたが、やはりその友人も「ビジュアルはさすがだけど、内容には納得できない」という感想でした。
しかし、シャーロックに関しては、ヅカファンは「う~~ん」という声が(セリ美の周囲では)多い一方、原作ファンは「素晴らしい!」という感想。
これはなかなか面白い現象だなと興味深く思っております。
つまり、これは原作に対する生田くんの敬意の表れだと受け取りましたので、セリ美的にはちょっと退屈に感じちゃう作品ではありますが(息子もあんまり出ないし…)、生田くんの演出家としての成長の一過程として見守りたいと思います。
結果としてその作品が「面白い」か「面白くない」か、「チケ難公演」か「2階空席あり」か、という事実はありますけど、でも「演出家としての信念」や「作品に対する敬意」みたいなものを感じられたら、それはそれで演出家としての評価に値するので、「生田くん、今回の反省点をしっかり洗い出してまたガンバレ!!」という気持ちで今はシャーロックを観ている感じですね。
まだヅカ友さんたちと「あそこってどういう意味?」みたいな答え合わせをしていないので、また後日皆さんとサミットを開いてみたいなと思っております。
そして。
キキちゃんの別箱、発表になりましたねえ。
まかぜの、それを全ツと呼んでいいのか九州以南限定ツアーともう一方の別箱は一体どなたの主演作かな~?ずんちゃんのリベンジか、息子のリベンジか、でもキキちゃんも群盗以来別箱やってないもんな~と3パターンの予想をしておりましたが、やはり順当にいけばキキちゃんになりますわな。
さて問題はここからですわ。
息子が九州へ行くか、ブリリアの刑になるか。
九州や沖縄まで追っかけていくのはさすがに貧乏セリ美には相当なハードルの高さなので、できればキキちゃんチームで…とは思いますが、でもブリリアの刑か…と悩ましい振り分けになりました。
ちなみにキキちゃんのほうの作品の登場人物はどんな…?
と思ってあらすじを読んでみると、なにやら男性陣は主人公より年上の人物ばかり。
息子がキキちゃんの兄や上司なんてちょっと想像つかないし、かといってじゃあずんちゃんなら似合うのか?といえば、それもなんか違う。
じゃあもえこちゃん…?とも思うけど、群盗でもその振り分けだったのに、また同じ布陣でやるかしら…?
と思って少し調べてみると、2012年に大和悠河さん主演で外部で上演した『プロミセス・プロミセス』の情報が。
なかでも特筆すべきは樹里咲穂だ。演じるのはチャックがクリスマスイブの晩に酒場で出会うマージ役。セクシーすぎるいでたちで個性的。勘違い女として笑いを取りながら、チャーミングに仕上げたのはさすが。どんな役もその役割りを心得ながら、最大限に自分を活かす樹里の才能を見せ付けられた。
『宝塚ジャーナル』より抜粋http://takarazuka-j.blog.jp/archives/1755021.html
特筆すべき重要なこの役を宝塚用に端折るわけないし、きっと登場するはずなんですよねえ。この「マージ」という役のビジュアルを見てみると、なんともセクシーダイナマイト。
ガーターベルト付けちゃってます。
………ガーター…ベルト……???
うちの息子…3年前にガーターベルト装着してましたよねえ…
そして…「チャーミング」とな…?
「チャーミング」はアナスタシアでリリーやったときにすっしー組長から贈られた誉め言葉じゃないですか!!
今の宙組メンバーを見て、こういうセクシーダイナマイトな役ができる娘役さんってちょっとあんまり思いつかない。
まぁあの他万喜やったじゅっちゃんならきっとやってのけちゃうんでしょうけども、それでも路線娘役さんにガーターベルトは…ねえ?
そうなると……??
いやいやいや!!!!まさか!!
うちの息子、ガーターベルトジェンヌってことでやっていくの?!

↑ WSS時のイラスト。絵がまだヘタ!!(笑)
母さんそんなの心配で心配でしょうがないわああああああ
そら!あんたはまたそんな恰好して!!3年前の引っ張り出してきたの?!
冷えるから早くこの裏地あったかズボン履きなさい!
みたいな絵が浮かんじゃいますねえ…
う~~~~ん、チーム振り分けがとにかく待たれます。
それでは〆切りがセリ美のすぐ背後まで迫っていますごい睨みを効かせているので、そろそろ仕事に戻りたいと思います。
それでは~~~~
まあやDSが延期になりましたね…お洋服も買ったのに…1万円もしたのに…


コメント
コメント一覧 (3)
何せ私はまだホームズ見てないんですが、観劇した友人は:「良くわからないけど面白かった」という感想で、
22日が初日の私はジリジリするばかり。
セリ美さんの解説で期待は高まる!
私、何を隠そう日本シャーロックホームズクラブの会員なんです。
長編4編、短編56編を読み込んでる身としては生田君の意図が良くわかります。
大人気のホームズ話は沢山ドラマや映画になってますが、その殆どが原作の登場人物やエピソードを取り込んで全く違うストーリーになってます。
去年か一昨年テレビでやってた「シャーロック」(ディーンフジオカとか岩田剛典)もそんな感じでホームズファンには大評判でした・・「スマトラの大ネズミ」とか言ってもマニアックなファン以外には分からないんです。
だからこの宝塚ホームズも原作のエピソードや設定がふんだんに出てくるんだと思います。原作読んでないとワケ分からん部分もホームズファンには大受け。
ああ、早く見たいよー。
何で22日にしちゃったんだろう、ダメな私。
先日は思いもかけずお会いできてうれしかったです。
noteの記事にも感想下さってありがとうございます。
時々短編をのせようと思っているので、また感想下さいませ。
江中みのりさんの記事、参考になりましたでしょ。(って勝手に私が教えたつもりになっているけれど違ったらごめんなんさいです)
私、コロナの間は本公演三回以内と自分に課しておりまして、次回は新公、その後1回で終わりです。
きっとセリ美さんの疑問の半分くらいは「そういうものなのよ」って思えばよいのかな?と思います。
でも、モリアーティを騙す部分だけは私もよくわからなかったので今度はじっくり見ようと思います。
原作物、私は「天河」「ポー」共によく頑張ったなと評価しています。
なんか、シナリオや小説の勉強を始めてから見方が以前より甘くなって満足度が上がった気がします。
自分で創作してみると、見え方が変わるのが面白いです。
感じ方は人其々だからどんな感じ方もOKだと思うのですが、あまり辛口の目線になってしまうと観劇が楽しくないのでは?と心配してしまいます。
観劇、楽しんで下さいね。
「プロミセス プロミセス」みさちゃんもこっちにならないかなあ。「アパートの鍵貸します」古い映画だけれど好きなんですよね。
ミュージカル版は知らないけれど見て見たい。息子様がガーターベルトになるかなあ? どうかなあ? ワクワクしながら発表を待てますね。
ヅカオタって日々色々な楽しみがあって幸せな生き物だわ。
宝塚市民への道、お仕事頑張ってくださいね。ファイト!
シャーロックも予想以外の展開だったような犯人側が切り裂きジャックという架空の事件を作って本当の獲物を待っていたように感じた。なんせ娘1にはしらけて感情移入して見れないので、最後シャーロック・ホームズをハッピーに終わらそうとする時点の歌がもう終わっている。真風涼帆と退団者の公演そしてショーは初舞台生公演だから見たようなもので、遠征初日の『桜嵐記』見てたのでたとえ駄作でもゆとりで 見ることができたかな。娯楽。娘1は学芸会の世界かな。芝居もショーもぶっ飛ぶ
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。