2022年一発目のブログがこれってどうなんでしょうねえ……


あんまりねえ、書く気力も無かったんですけども、自分の為にも少しは気持ちをアウトプットしたほうがいいよなあと思い書いておりますが…何を書けばいいんだろうなあ~。




先月、ようやく終の棲家を購入してから家が好きすぎて作業部屋に籠りっきりでしたが、なんだか家に籠っているのはあんまり良くない気もして…今は図書館にてカタカタやっております。

みんなきっと仕事や家庭や人間関係でいろいろあるんだろうけど、パソコンを開いたり新聞を広げたりして一見「いつも通りの光景」がそこにあるというのは落ち着きますね。

非常事態というこの憂鬱さから少し逃げ出せるような感覚になります。



アメリカなんかも過去最高の感染者を記録しているというし、このまま日本も重症患者は増えなくとも感染者がどんどん増えていったら今年の音楽学校受験とかもどうなっちゃうんでしょうかねえ…

確か去年の事態を考慮して、今年は19歳まで受験OKになったとか聞いたけど…もし今年も緊急事態になっちゃったら、来年の受験生はハタチまでOKってことになっちゃうのかしら??

花組の新公もようやく再開したというのに、東京ではまた中止…
新公のチャンスがどんどん奪われて、いろんなことが渋滞してしまいますねえ。




瀬奈さんが現役中に「大袈裟じゃなくて、私たちは本気で【命がけ】でタカラジェンヌをやってる」と仰っていたのがとても印象的でしたが、それを知ってるからこそ本当に心が痛いです。

うちの可愛い可愛い息子も、人見知りの性格を引っ提げてついに雪組さんに「和希ですよろしくお願いします」って可愛い顔と可愛い頭を下げてお稽古に途中合流して、新しい職場で必死に歌や振りを覚えて東京に乗り込んできたというのに……


セリ美も「途中合流人見知り」なので、息子の緊張する気持ち、すごくよく解るなァなんて勝手に慮っています。
全員が「はじめまして」ならそれほどでもないんですが、自分以外がみんな知り合いで、自分だけが「はじめまして」の状況ってものすごく気持ちが閉じがちになりません??

もう出来上がってるところに自分だけポン、と入っていくことの怖さっていうのかなあ。


きっと希和ちゃんとかにもサポートしてもらいながらそれを乗り越えてついに「雪組の和希そらです!」になったというのに…



各所からのいろんな情報を集めると、どうやら配信というのも予定していた公演期間中にはもう絶望的のようで…

あとはもう夢介のあとにどうにかねじ込んでもらうしかないですよねえ…

屈指の名ダンサー・名シンガーである息子がついにショー作品に!!!!存分に踊って歌ってくれ!!!!!と皆さん超前のめりでいましたよねえ…



これまで、夢千鳥も含めてコロナによる中止の憂き目に遭ってきた作品はあれど、初日から千秋楽まで全部中止で配信も無し、という公演はありませんでしたから、頼むから、いつになってもいいから、どこかのタイミングで公演してくれることを切に切に切に願うばかりです。

その時のチケ争奪戦は血を見ることになるでしょうけども…

だから、できれば当初より長めに公演期間取ってほしいですなあ。






こうしてあんまり鬱々しててもしんどいだけですから、ちょっと話題を変えましょうかね。

花担や雪担やそら担が爆死している間にも、どんどんビッグニュースは放たれます。




そう、このマークの登場です。





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このピクトグラムは心臓に悪いですよね~~~
オリンピックの開会式でピクトグラムショーがあって話題を呼びましたけど、



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ぜひこれも110周年の運動会あたりで誰かにやってほしい。



ピクトグラム



2022年最初のイラストがこれっていうのもどうなんでしょうねえ。

隙あらば劇団のどこかに紛れ込もうとする図々しいセリ美は今年もどんどんコスプレしたりして憧れのタカラジェンヌに近づこうと企んでいきます。






それはさておき、組替えですよ。


ありちゃんはどこかに行くだろうなって以前に書きましたっけ??

もうね、うちの息子と同じように、絶対にどこかに組替えになるとセリ美は踏んでいました。


月組にあまりにスターが揃っているから、なんとなくありちゃんがどこかの2番手さんとして持っていかれちゃうだろうなと思っていました。


どこの組も今はスター不足気味だからどの組でもあり得るなとは思ってはいたけど、でも結構98期って粒揃いなので、95期と同じように、どこの組に行っても路線の98期がいるからどこに行くんだろうなって思ってましてね。

花にはつかさくん、雪にはあやなちゃん、星にはぴーすけ、宙にはもえこちゃん。


結果は、星組でしたね~。


ベビーフェイスアイドル系ありちゃんならどこでもキラキラしそうだなと思っていましたが、同じキラキラ系の琴ちゃんと組むことになりましたね。


桜嵐記でも見事なお芝居を見せてくれたように、月組って「芝居の月組」というカラーでやってきてるので、なんとなくおだちんのどっしりいぶし銀感がマッチしていて、琴なこのアイドル系キラキラコンビにありちゃんはピッタリだなと思いますね。

たぶん、ひとこと同じような感じで次期2番手として行くのかなって感じはしますね。




そして、彩海せらくんが月へ。

奇しくもみちるちゃんを追いかけるかたちになりましたねえ。


雪担の皆さん(今やセリ美も雪担か)としてみたら、れーこちゃんを取られ、ひとこを取られ、御曹司を育てても育ててもどこかに取られてしまうので「いい加減にせえよ!!!」というお気持ちだとは思います。(その代わりといってはなんですがうちの息子獲得で気持ちをおさめてくださいまし…)

そこにきてあみちゃんまで取るかこの野郎!!!というところだと心中お察しいたしますです。


あみちゃん、お芝居巧いですもんね~~~。
「芝居の月組」にもってこいですよね。

せめてもの救いは、バウ組だったこと、かな。
もしオデッセイ組だったら雪の皆さんにお別れを言うこともできずに月組に行ってましたもんね。

まぁ関西だって予断を許さない状況ではありますから、どうかバウは何もなく走り切れることをひたすら祈るのみですが。


れーこちゃん、みちるちゃん、あみちゃん、となんだか月組が雪組っぽくなりますね。

いや逆に、そんなに輸出しまくってもやっていけるほどスターさんがどんどん育っていく土壌のある雪組って素晴らしいですよね。キテレツ人事も少ないし。
その肥沃な土壌を作った立役者の一人にミズさまがいらっしゃいますもんね(結局それが言いたい)。



そして、いちばん驚いたのが咲城けいさんという生徒さん。
貴城けいさんとお名前が似てますね。ファンなのかな??


お恥ずかしながらセリ美は存じ上げませんで…102期生だそうですねえ。

しかも、成績はひっとん、あまとくんに続いて3番という優秀者とな!こんなに102期の成績優秀者を星組に集めたんかいなという気もしますが。

あみちゃんという優秀な102期を放出する代わりに同じくらい優秀な102期の咲城くんを合流させるからね!その肥沃な土壌で育ててね!ということなんでしょうかねえ。

102期もなにげに人材豊富ですよね~~。
受験時の倍率がかなり高かったみたいだから、精鋭メンバーが集まったってことなのかな。



咲城くんの組替えは7月!めっちゃ先!!
あみちゃんは今月中なのに、咲城さんは半年も先っていうね。


でも、だいもん、まあや、たまさん、さくらちゃんなどの退団日が延びたように、コロナでの公演中止によってこの先まだ何があるか分かりませんからねえ…劇団も発表のタイミングはかるの難しいだろうなあ。



ああ、星組といえば、愛ちゃんがクラレスの講師に就任したんですってねえ。
遠野あすかちゃん経営のお受験スクール、クラレス。

舞台女優というより、指導者としての道を選んでいくのかな、愛ちゃん。
クラレスはしーらんもいるし、パッショネイトな講師陣が売りって感じですね。

お受験スクールといえば瀬奈さんもこの度開校するようですし、受験を検討している皆さんはどこに通うか迷っちゃいますね。


セリ美も年齢詐称して瀬奈さんのスクールに侵入できないものかしらと一瞬悪だくみが浮かびましたけど、この腹とこの骨格じゃそもそも門前払いだよな、と気が付きました。気が付いて良かったわあ。




セリ美の周囲にも受験生の女の子たちが数名いらっしゃいますが、スクール選びって結構重要みたいねえ。

あの厳しい受験を勝ち抜くための秘技を伝授するんだからそりゃあどこのスクールも基本的にはビシビシ教えてくれるんでしょうが、その中でもめっちゃ厳しい校風のところとか、今の子たちに合わせて叱らずに教えてくれるところとか、講師陣はダンサーが多いところとか。

自分の性格や弱点を見極めて、そこを徹底的に教えてくれるスクールを的確に選びたいところですよね。




でも、最近思うのは、そもそも受験に挑むことを決意したという時点で既に選ばれし子女たちなんだよな、ということ。

普通の子は「宝塚を受ける」という超超超大それた挑戦自体に足がすくんでしまって、「勇気が出ないからやっぱりやめる…」となるのが当たり前で。

そうだなあ、つまり我々が「国民的美少女コンテスト」に応募する、みたいなことでしょ?


宝塚を受験するとかなにかのオーディションに挑戦するとか、そういう活動をしてる子なんてセリ美のクラスメイトや学校には一人もいなかったし、みんな部活したりバイトしたりアイドルに夢中になったり彼氏作ったり、っていうのがほとんどですよね。セリ美だってそうでした。


みんなそうやって楽しくティーンエイジャーを謳歌してる中、毎日レッスンレッスンレッスンで先生に叱られたり自分に幻滅したり受験仲間に嫉妬したり食事制限したり、とにかく努力の日々だけでティーンエイジャーの時間が終わっていく。

みんながコンビニやファミレス寄って帰ろ~とかわいわいきゃっきゃしてるのを横目に、自分は今日もせっせとレッスン通い…という生活を続けて、来たるその日に向かって死に物狂いで血と汗と涙を流す。


東京や関西の子はともかく、うちの息子とかまかぜとかの地方の子は、いちばん近くの受験スクールに何時間もかけて一人で通い続けたり、バイトしてスクール費用を捻出したり、たかが高校生がよくぞそんなことができるものだともう感心しかないですわ。


それを「もういやだ、やめる」と言わずに数年続けることこそがもう才能だと思うんですよね。
もうそこからタカラジェンヌへの選考は始まってるということですよね。

だってタカラジェンヌってそういうことを仕事にしていくわけですから、「
来たるその日に向かって死に物狂いで血と汗と涙を流す」ことができない性格なら受験しても意味が無い。


容姿やバレエなどの基礎はもちろん、「努力への才能」も欠かせない受験資格ってことですよね。



それでもどうあがいてもタカラジェンヌになれるのは1年に40人だけなんだから、そこに入れない人が出てくるのは当たり前だけど、瀬奈さんも開校にあたって言ってるように、「受験した」という事実だけでもうそれは表彰モノの努力なんです。

受からなかったとしても、受験を終えたとき、それはそれはすごい達成感だと思いますね。




NHKアナウンサーの渡邊佐和子さんって歴史関連の番組をずっと担当していて、すごい歴女でセリ美は大好きなアナウンサーなんですが、



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こんんんんんなに美人で首が長くて骨格も綺麗で、日本女子大学卒という秀才で、しかも小学校から日本女子大学附属というお家柄、お父様は財務省の官僚という、神様に選ばれしお方なのですが、なんと宝塚の受験に3度も不合格になられているんです!!!

で結局受からずに大学に進学し、NHKアナウンサーに。
アナウンサーということは、声もお美しいわけです。


こんんんんんんんんんんな人が不合格になるような受験なわけですよ!!!!
いや~~~もうコワイ。面接官がコワイ。容赦なさすぎ。セリ美が面接官なら一次試験だけでもう一発合格にしちゃうね。


こんな子女たちが日本中から集まってくるわけですから、「東の東大、西の~」と言われる所以は理解できますよね~。




だから、「受験する」というスタートラインに立つだけでもうセリ美は大喝采なわけです。

セリ美も29歳の時に歌劇編集部を受けて最終面接まで行って不合格になってしまいましたけど、それはいまだにセリ美の誇りであり宝物ですし、こうして文章を書く仕事を続けているいま、心の支えにもなっています。

きっと渡邊佐和子アナもセリ美と同じように、受験したことを宝物にしてるんじゃないのかな、なんて勝手に親近感を抱いております。



高校を卒業する前までに宝塚という芸術に出合えて、バレエとか歌とかの素養を持っていて、顔もスタイルも美しくて、受験スクールに通えるだけの資金があって、ご家族も受験に賛成している、といういくつもの条件がすべて揃っている女の子だけが持っている資格。

残念ながらセリ美には与えてもらえなかったけど、幸運にも与えてもらえた女の子たちに、瀬奈さんや愛ちゃんが持っているものをすべて出し惜しみなく与えてくれるのは素晴らしい活動ですよね。


23年宝塚を観続けてきてセリ美が感じている今のスター分布は「各組のスター不足」感が否めないなぁなんて思ってますが、でも時代と共にタカラジェンヌさんの個性も変わってきていますので、今も昔も変わらない無形文化財である芸の道をたくさんの少女たちに伝えていってほしいですね。




って、話が全然それてますね。
組替えの話をしてたのにね。



でも、公演中止で鬱々していても胃がキリキリするだけなので(最近ほんとに顕著)、違うことを考えられて良かったです。

ちょうどいま次の仕事の依頼も来たことですし、仕事に戻りまーす。


今回爆死した皆さんも、あまり思いつめることなく、再開時に張り切って劇場に突入できるよう、元気でいましょうね。




今年もセリ美をよろしくお願いいたしまする~~





↓↓ ヅカ友さんに送った今年の年賀状イラスト ↓↓




2022年賀状完成形


ダスカ!!!!
(セリ美はこのマイクの高さでどうやって歌うんでしょうねえ…)