もうほんと早い。あがたバウレポから2週間近く経っている……
なんだかオミクロン株がずいぶん猛威を振るっていてムラのほうでもどんどんと中止になっちゃってねえ……
一応今週にはピークアウトする予測ということですから、あと少しの辛抱と思って今は静かに過ごしながら楽しいことを考えましょうや。
うちの息子の夢介での役作りビジュアルとかさ。
研13で15歳ですよ。ついこの前、エロ不倫オヤジやってませんでしたっけ??
エロ不倫オヤジが急に15歳の悪ガキに大変身するっていうその振り幅…
セリ美の読者の男性が息子のことをいつも「そら坊」と呼ぶんですが、まさにそんな感じに仕上がるのでしょうか…
もうこんなにスチール写真が楽しみなことはありませぬ。
でも、ネバセイは結局ムラでの公演はこのまま予定通りいっても半月くらいになってしまうし、せおもきっとバウでの主演は結局龍の宮が最後になっちゃうわけでしょう…?
なんか、2022年もまだ始まったばかりだし、思い切って全部のスケジュールを後ろ倒しにして練り直しませんか劇団さん…?という気持ちになってしまいます。
オデッセイも一体どうなるのか…
基本的には公演プログラムを我慢しているセリ美ですが、オデッセイに限っては幻の公演プログラムになってしまいましたので、そら友さんが余分に購入された貴重なものをお譲りいただいたんですが、そこにある息子の役名や出番を見るともうあまりに切なくなってしまってねえ…
息子のカルメン観たかったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
咲ちゃんを誘惑して激踊りする息子をおおおおおおおおおおおおおおおおお
でもきっと、きっとどこかのタイミングでやってくれるって信じてる!!!
そこまでにあやなちゃんが間に合うかどうか分からないけど……
あやなちゃんもねえ、学年的に退団はまだ全然早いし、ひかりふるとファントムという難役を演じ切ってくれた実績もあるから、まだまだ全然伸びしろがあると思っていたんですが…
舞台以外にやりたいことが見つかったとか、まさかの寿とか、なにか前向きな卒業であると信じたいですね。
さて、世間は冬季オリンピックですね。
セリ美は基本的にスポーツにはまっっっったく興味ない派なんですが、唯一の例外がフィギュアスケートでございます。唯一スポーツ観戦する競技です。
ダンサー好きとしては、フィギュアスケートってのはもはやダンスとして見ていますね。
競技という目で見ればエッジの使い方とかポジションとかいろいろ要素はあるんでしょうが、セリ美が重要視してるのはとにかく表現力なので、めっちゃ踊れる人とか、めっちゃ表現力高い選手が大好きです。
高橋大輔選手とか、ジェイソン・ブラウン選手とか、ケビン・エイモズ選手とか(…あれ?乙女系選手ばっかりだ…)、女子ではミキティーとか鈴木明子ちゃんとか村主さんとか好きでした。
現役ならロシアのエリザベータ・トゥクタミシュワ選手も好きですね。
ロシアの女子ってほんと入れ替わり激しいけど、アリョーナ・コストルナヤ選手の音のハメ方もめっちゃ好きです。
今回の男子の代表選手だと、宇野昌磨選手がいちばん好きですね。
ご本人はシャイでおとなしい性格のようですけど、個性的な世界観を持ってて好きです。
競技中の気迫ある表情から、音楽が止んでフッと素の表情に戻る瞬間にすごく色気を感じますね。
ということでオリンピックって全然見ない派なんですが、フィギュアスケートだけはもう生中継を見守る勢いで見ます。
アスリートの世界はフィギュアしか知らないんですが、選手たちの魂と命をかけた闘いってなんかもうジェンヌさんに通じるものがありますよね。
あまり感情を出さない昌磨くんがいつぞやの試合であまりの不調にキスクラで泣いてしまい、観客が昌磨コールをして励ました場面なんてもういつ見ても泣いてしまいます。
マイペースで不器用そうな昌磨くんがそのスランプをどう乗り越えて北京まで辿り着いたかずっと見てきたので、堂々と団体戦で一番手を務めて、今日のショートプログラムでも自己最高を出してくれてもう本当に胸を打たれました。
一方で、羽生くんはまさかの不運なアクシデントがあってご本人も「信じられない」といった雰囲気でした。
演技後のインタビューで「氷に嫌われちゃったかな(苦笑)一日一善じゃダメなのかも。一日十善くらいしないと(苦笑)」なんて羽生くんらしい少女漫画風クレバージョークで気持ちを話してくれました。
そして、高梨沙羅ちゃんも「まさかのアクシデント」によって愕然としてましたね…
ご本人のミスではないところでのアクシデントはもう不運としか言いようがない。沙羅ちゃんも泣き崩れてしまいましたねえ…
今日のこの日をすべてのモチベーションにして死に物狂いの努力をして、「自分を応援してくれてる皆さんの為にも絶対に…!」と足が地面にめり込むほどのプレッシャーを背負って北京に来たわけです。
もう来世ではなりたいものになれるよ、絶対!!っていうほど今生で徳を積みまくってるというのに、ほんの少しの歯車の嚙み合わせで叩きのめされてしまう。
ジェンヌさんたちだって我々の人生を救うためにどれだけ血と汗と涙を流されてることか…
そんな彼らの偉業を見つめ続けてきたからこそ、思うことがありましてね。
その気持ちがちょっと一人では抱えきれなかったので、ここで少し話させてもらおうと思って大きい仕事を中断してまでこうして書いておりますです。あははは。
早くやらなきゃいけないのにねえ。でもどうしても抱えきれないの。少しお付き合いください。
大好きなマンションを買ってから、歯を磨くときはリビングの窓から目の前に広がる美しい遊歩道と住宅街を眺めながら、というのが日課になってるセリ美ですが、ゆうべすごいものを見てしまいまして……
23時半くらいだったかな?なんとなく、窓を開けてベランダに出て歯磨きをしていたんです。外での歯磨きも開放的でいいなあ!なんつって。
そしたら、遊歩道に人影が。
その遊歩道には、むかし農業用水に使われていた人工の小川がサラサラと流れていて、水もすごく綺麗だし小川の脇にもたくさんの植物が植えられていて、自転車用と歩行者用に道も分けられていてすごく美しい遊歩道なんですね。
まぁ夜にワンちゃんのお散歩する人もいるしな~なんて見ていたら、どうやらおじさんが一人。
遊歩道をぶらぶら歩いてきて、おもむろに何かを小川に捨てました。
「……えっ??」
と思ったら、おじさんの手にはタバコが。
「……まさか」
と思った束の間、案の定そのタバコも小川にポイっと投げました。
そして更に手には缶コーヒーが。
「……まさか」
と思った束の間、案の定。。。。。。
見れば、すごく人相の悪い小汚いおっさんで、50~60代くらいの白髪頭、Mハゲ、でも着てるものはドンキに売ってそうなヤンキー兄ちゃんみたいな服。
「あれは指名手配中の殺人犯です」って言われたら納得しちゃう感じの邪悪なオーラが出ていて、もしセリ美がベランダから見ていることがバレたら何か報復されるかもと思って咄嗟にしゃがんで目だけをベランダから出して観察を続けました。
「あんな低俗な人間がこの辺に住んでるなんて…どうせあの辺の汚いアパートの住人だろ」
と大きなショックを受けていたら、なんと………
セリ美のマンションのエントランスに入っていきました………
一世一代の大借金をして買ったこの素敵なマンション。
あんな非道なおっさんもそれだけのお金があってこのマンションに住めるのか…なんて思ったらなんか……
人間の徳って何だろう、人間ってなんだろうってなっちゃってね……
あのおっさんと同じ人間である、しかもだいぶ年下の、天賦の才能を持った羽生くんや沙羅ちゃんが死ぬ気で頑張って生きて、泣いて闘っているこの日に、お前は何をやっているんだと思ったら……
あの遊歩道は自治会のボランティアの人たちが掃除をしてくれていて、セリ美もいつか何かのお手伝いがしたいと思い、まず手始めにバスティーユを攻撃……ではなくて、攻撃してどうすんだ。まず手始めに、遊歩道にあるお地蔵さんにいつも枯れ切った花が汚く置いてあるのを見たので、お花担当としてこのベランダでお花を育ててお地蔵さんにお供えしようなんて思ってるんです。
そうやってみんなが大切にしている遊歩道を平気で汚していく人間の犯行の瞬間を目の当たりにして、でもそんな底辺中の底辺の生き物でもセリ美と同じマンションに住めるだけの普通の収入があって。
死ぬ気で頑張ってる羽生くんや沙羅ちゃんには酷い不運が待ち受けてたっていうのに、あのろくでもないおっさんは好きにタバコ吸ってコーヒー飲んで「どうせ誰かが掃除すんだろ」ってんでそれらを放り投げて綺麗なマンションで平和に暮らして。
不倫して他人の家庭を壊しても自分は普通に他の人と結婚してポンポンと子供産んで楽しく生きてる人もいれば、何も悪いことしてないのに不妊でボロボロになってる人もいたり。
いじめに加担して誰かの人生をぶち壊してるのに自分は何の制裁も受けずにリア充で楽しくやってる人もいたり。
結局、因果応報なんてないんだよなってあまりにやるせなくなってしまってね。。。
いやそんな当たり前のこと、解ってはいるんだ。誰よりも。
あの感じだとたぶんあのおっさんは常習犯で、きっと毎日のルーティンのように夜中にタバコ吸いながらコーヒー買いに行って全部あそこに捨てて家に帰っていくんだろうと思う。
あんな綺麗な小川にそんなことができるなんて、咲いてる綺麗なお花を平気で踏みにじるような、なんでそんなことができるのかもう分からなすぎてどうにかこの苦しさを紛らわそうとこうして書いています。
いやそんなこと言ったらもっと酷い悪行をする人間は古今東西ごまんといるしね、なにをそんなことでショック受けてんだって思われてしまうかもしれませんが、誰もいない静まり返った、虫や花の命だけが静かに息づいているあの綺麗な場所であんな汚い行為を見て、そのコントラストっていうか、とても綺麗な場所でとても汚い行為を見てしまって、その汚さがすごく際立って見えてしまったっていうのかなあ……
人間ってなんだろう、善と悪ってなんだろうって哲学モードに入ってしまいましてね。
ドストエフスキーモード、発動!ですわ。
どうしたらあの「悪の代表」みたいな汚いおっさんに善が勝てるのかな、善の勝利だって言えるのかなって考えたら、やっぱり「善の理性を持って生まれたことに感謝して、お地蔵さんにお花お供えしたり仕事がんばったり自分にできることを精一杯やって、『わたし、なんて幸せなんだろう!』って叫びながら生き抜くことかな」という段階に至っています、いま。
こういうポジティブな切り替えに「なるはや」でスイッチングできるようになったなぁと思う瞬間に自分の成長を感じますね。
これも優秀なお友達の皆さんのおかげです、ほんとに。
素敵なヅカ友さんたち、セリ美をこうしてポジティブな方向に導いてくれてありがとう。
先日、読者の方からメールで素敵な言葉を教えてもらいました。
「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」
坂村真民(さかむらしんみん)という仏教詩人の言葉だそうです。
ちょうどそのとき図書館にいたので、坂村真民の本をいくつか持ってきてすぐ読んでみましたが、自然信仰の仙人という感じでした。
またひとつ知識が増えてとても嬉しい。
いかにも仏教徒らしい、「無の境地」の言葉ですね。さっきポテチ食べたのにすぐブラックサンダーに手を出すような煩悩だらけのセリ美には到底到達できない境地ですが、これも「悪に惑わされず、自分の善と信じる人生を無心に生きろ」という風に捉えることもできるな、と力をもらいました。ありがとう!!
羽生くんがあの広いリンクでたった1~2センチの小さな穴にまさかぴったり踏み切り時に刃が当たってしまったように、沙羅ちゃんのジャンプスーツが体調のちょっとした変化や機械の気まぐれでたまたまNG数値が出てしまったように、悪に邪魔される不運も稀にやってくるけど、そんなくだらないことに自分の「善」が振り回されず、なんならそんなこと一切無視して、無かったことにするくらいの勢いで、自分の目指す方向に向かって善チームのみんなと笑い合いながら助け合いながら楽しくやっていくしかない。
ここまで書きながらようやく気持ちがそっちの方向にまとまってきました。
あと1か月ほどで音楽学校の受験が始まりますね。
オリンピアン達と同じように死に物狂いで努力している受験生の皆さんにもこうやっていろんな試練が待っていると思いますが、襲ってくる悪チームの事物などガン無視して、羽生くんたちオリンピアンの生き様に勇気をもらって、どうか胸を張って受験を楽しんできてほしいと思います。
また改めて宝塚音楽学校を受験するということについてはいろいろ書いてみたいと思っていますが、悪を目撃したことによってこうして善の美しさ・高潔さを改めて知ることができて良かったと思えるまでにいま、回復しています!!!成長しています、セリ美!!!
だから、このコロナ野郎による「悪」から改めて宝塚という「善」が人類の救いなのだ、宝塚は人類の救済なんだということが際立って見えたことは我々の血となり肉となりました。
悪の暗躍期間がずいぶん長いけど、その分きっと怒涛の善が待っていることは間違いない。
いま一緒にヅカオタとしてコロナ時代を生きている同志たちよ!!!!
いつの日か、「いや~~オデッセイのときはもう絶望しかなかったよね~はっはっは~でも結局もっとブラッシュアップされたオデッセイ号に乗船できたんだから禍い転じてオデッセイと為すってもんだよね~はっはっは~~~」なんてフルールでお茶がぶ飲みしながら笑い合いましょうや。
さて!!!!おかげさまで元気になれたことですし!!仕事に戻りましょうかね!!!
ご縁あってお付き合いのあるカウンセラーさんに「セリ美さんは『書く』という特技があったからこそ、そんな過酷な環境でもこんなに健全に生き抜いてこれたんですね」と言っていただけるほど、書くことがセリ美にとっての浄化作業になっているようです。
もちろん宝塚観劇も浄化作業のひとつではありますが、落ち込みやすい性分の人や本当に過酷な環境で生きてる人にとっては、結局3時間経ったらまた元のモードに戻っちゃうことも多い。
劇場に逃げ込まなくても、こうして自分のデスクに座れば自分のこんがらがった複雑な感情の糸をほどいて汚いものを洗い流して、ひとつの織物を織っていくような「書く」という作業ができて良かったです。
そして、この不器用な織物を見てくださる人がわずかでもいてくださって良かったです。
皆さん、コロナへの怨念を執念深く持ち、でも毎日楽しく健全に、コロナ抹殺のその日に備えましょうね!!!
オリンピアンの皆さんも受験生もがんばれーーーーーーー!!!!!!
それでは~~。
ミズさんが出演される来年の舞台が決まったんですが、上演時間8時間ですってよ…
観劇体力のトレーニングって…背筋鍛えればいいの…?

なんだかオミクロン株がずいぶん猛威を振るっていてムラのほうでもどんどんと中止になっちゃってねえ……
一応今週にはピークアウトする予測ということですから、あと少しの辛抱と思って今は静かに過ごしながら楽しいことを考えましょうや。
うちの息子の夢介での役作りビジュアルとかさ。
研13で15歳ですよ。ついこの前、エロ不倫オヤジやってませんでしたっけ??
エロ不倫オヤジが急に15歳の悪ガキに大変身するっていうその振り幅…
セリ美の読者の男性が息子のことをいつも「そら坊」と呼ぶんですが、まさにそんな感じに仕上がるのでしょうか…
もうこんなにスチール写真が楽しみなことはありませぬ。
でも、ネバセイは結局ムラでの公演はこのまま予定通りいっても半月くらいになってしまうし、せおもきっとバウでの主演は結局龍の宮が最後になっちゃうわけでしょう…?
なんか、2022年もまだ始まったばかりだし、思い切って全部のスケジュールを後ろ倒しにして練り直しませんか劇団さん…?という気持ちになってしまいます。
オデッセイも一体どうなるのか…
基本的には公演プログラムを我慢しているセリ美ですが、オデッセイに限っては幻の公演プログラムになってしまいましたので、そら友さんが余分に購入された貴重なものをお譲りいただいたんですが、そこにある息子の役名や出番を見るともうあまりに切なくなってしまってねえ…
息子のカルメン観たかったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
咲ちゃんを誘惑して激踊りする息子をおおおおおおおおおおおおおおおおお
でもきっと、きっとどこかのタイミングでやってくれるって信じてる!!!
そこまでにあやなちゃんが間に合うかどうか分からないけど……
あやなちゃんもねえ、学年的に退団はまだ全然早いし、ひかりふるとファントムという難役を演じ切ってくれた実績もあるから、まだまだ全然伸びしろがあると思っていたんですが…
舞台以外にやりたいことが見つかったとか、まさかの寿とか、なにか前向きな卒業であると信じたいですね。
さて、世間は冬季オリンピックですね。
セリ美は基本的にスポーツにはまっっっったく興味ない派なんですが、唯一の例外がフィギュアスケートでございます。唯一スポーツ観戦する競技です。
ダンサー好きとしては、フィギュアスケートってのはもはやダンスとして見ていますね。
競技という目で見ればエッジの使い方とかポジションとかいろいろ要素はあるんでしょうが、セリ美が重要視してるのはとにかく表現力なので、めっちゃ踊れる人とか、めっちゃ表現力高い選手が大好きです。
高橋大輔選手とか、ジェイソン・ブラウン選手とか、ケビン・エイモズ選手とか(…あれ?乙女系選手ばっかりだ…)、女子ではミキティーとか鈴木明子ちゃんとか村主さんとか好きでした。
現役ならロシアのエリザベータ・トゥクタミシュワ選手も好きですね。
ロシアの女子ってほんと入れ替わり激しいけど、アリョーナ・コストルナヤ選手の音のハメ方もめっちゃ好きです。
今回の男子の代表選手だと、宇野昌磨選手がいちばん好きですね。
ご本人はシャイでおとなしい性格のようですけど、個性的な世界観を持ってて好きです。
競技中の気迫ある表情から、音楽が止んでフッと素の表情に戻る瞬間にすごく色気を感じますね。
ということでオリンピックって全然見ない派なんですが、フィギュアスケートだけはもう生中継を見守る勢いで見ます。
アスリートの世界はフィギュアしか知らないんですが、選手たちの魂と命をかけた闘いってなんかもうジェンヌさんに通じるものがありますよね。
あまり感情を出さない昌磨くんがいつぞやの試合であまりの不調にキスクラで泣いてしまい、観客が昌磨コールをして励ました場面なんてもういつ見ても泣いてしまいます。
マイペースで不器用そうな昌磨くんがそのスランプをどう乗り越えて北京まで辿り着いたかずっと見てきたので、堂々と団体戦で一番手を務めて、今日のショートプログラムでも自己最高を出してくれてもう本当に胸を打たれました。
一方で、羽生くんはまさかの不運なアクシデントがあってご本人も「信じられない」といった雰囲気でした。
演技後のインタビューで「氷に嫌われちゃったかな(苦笑)一日一善じゃダメなのかも。一日十善くらいしないと(苦笑)」なんて羽生くんらしい少女漫画風クレバージョークで気持ちを話してくれました。
そして、高梨沙羅ちゃんも「まさかのアクシデント」によって愕然としてましたね…
ご本人のミスではないところでのアクシデントはもう不運としか言いようがない。沙羅ちゃんも泣き崩れてしまいましたねえ…
今日のこの日をすべてのモチベーションにして死に物狂いの努力をして、「自分を応援してくれてる皆さんの為にも絶対に…!」と足が地面にめり込むほどのプレッシャーを背負って北京に来たわけです。
もう来世ではなりたいものになれるよ、絶対!!っていうほど今生で徳を積みまくってるというのに、ほんの少しの歯車の嚙み合わせで叩きのめされてしまう。
ジェンヌさんたちだって我々の人生を救うためにどれだけ血と汗と涙を流されてることか…
そんな彼らの偉業を見つめ続けてきたからこそ、思うことがありましてね。
その気持ちがちょっと一人では抱えきれなかったので、ここで少し話させてもらおうと思って大きい仕事を中断してまでこうして書いておりますです。あははは。
早くやらなきゃいけないのにねえ。でもどうしても抱えきれないの。少しお付き合いください。
大好きなマンションを買ってから、歯を磨くときはリビングの窓から目の前に広がる美しい遊歩道と住宅街を眺めながら、というのが日課になってるセリ美ですが、ゆうべすごいものを見てしまいまして……
23時半くらいだったかな?なんとなく、窓を開けてベランダに出て歯磨きをしていたんです。外での歯磨きも開放的でいいなあ!なんつって。
そしたら、遊歩道に人影が。
その遊歩道には、むかし農業用水に使われていた人工の小川がサラサラと流れていて、水もすごく綺麗だし小川の脇にもたくさんの植物が植えられていて、自転車用と歩行者用に道も分けられていてすごく美しい遊歩道なんですね。
まぁ夜にワンちゃんのお散歩する人もいるしな~なんて見ていたら、どうやらおじさんが一人。
遊歩道をぶらぶら歩いてきて、おもむろに何かを小川に捨てました。
「……えっ??」
と思ったら、おじさんの手にはタバコが。
「……まさか」
と思った束の間、案の定そのタバコも小川にポイっと投げました。
そして更に手には缶コーヒーが。
「……まさか」
と思った束の間、案の定。。。。。。
見れば、すごく人相の悪い小汚いおっさんで、50~60代くらいの白髪頭、Mハゲ、でも着てるものはドンキに売ってそうなヤンキー兄ちゃんみたいな服。
「あれは指名手配中の殺人犯です」って言われたら納得しちゃう感じの邪悪なオーラが出ていて、もしセリ美がベランダから見ていることがバレたら何か報復されるかもと思って咄嗟にしゃがんで目だけをベランダから出して観察を続けました。
「あんな低俗な人間がこの辺に住んでるなんて…どうせあの辺の汚いアパートの住人だろ」
と大きなショックを受けていたら、なんと………
セリ美のマンションのエントランスに入っていきました………
一世一代の大借金をして買ったこの素敵なマンション。
あんな非道なおっさんもそれだけのお金があってこのマンションに住めるのか…なんて思ったらなんか……
人間の徳って何だろう、人間ってなんだろうってなっちゃってね……
あのおっさんと同じ人間である、しかもだいぶ年下の、天賦の才能を持った羽生くんや沙羅ちゃんが死ぬ気で頑張って生きて、泣いて闘っているこの日に、お前は何をやっているんだと思ったら……
あの遊歩道は自治会のボランティアの人たちが掃除をしてくれていて、セリ美もいつか何かのお手伝いがしたいと思い、まず手始めにバスティーユを攻撃……ではなくて、攻撃してどうすんだ。まず手始めに、遊歩道にあるお地蔵さんにいつも枯れ切った花が汚く置いてあるのを見たので、お花担当としてこのベランダでお花を育ててお地蔵さんにお供えしようなんて思ってるんです。
そうやってみんなが大切にしている遊歩道を平気で汚していく人間の犯行の瞬間を目の当たりにして、でもそんな底辺中の底辺の生き物でもセリ美と同じマンションに住めるだけの普通の収入があって。
死ぬ気で頑張ってる羽生くんや沙羅ちゃんには酷い不運が待ち受けてたっていうのに、あのろくでもないおっさんは好きにタバコ吸ってコーヒー飲んで「どうせ誰かが掃除すんだろ」ってんでそれらを放り投げて綺麗なマンションで平和に暮らして。
不倫して他人の家庭を壊しても自分は普通に他の人と結婚してポンポンと子供産んで楽しく生きてる人もいれば、何も悪いことしてないのに不妊でボロボロになってる人もいたり。
いじめに加担して誰かの人生をぶち壊してるのに自分は何の制裁も受けずにリア充で楽しくやってる人もいたり。
結局、因果応報なんてないんだよなってあまりにやるせなくなってしまってね。。。
いやそんな当たり前のこと、解ってはいるんだ。誰よりも。
あの感じだとたぶんあのおっさんは常習犯で、きっと毎日のルーティンのように夜中にタバコ吸いながらコーヒー買いに行って全部あそこに捨てて家に帰っていくんだろうと思う。
あんな綺麗な小川にそんなことができるなんて、咲いてる綺麗なお花を平気で踏みにじるような、なんでそんなことができるのかもう分からなすぎてどうにかこの苦しさを紛らわそうとこうして書いています。
いやそんなこと言ったらもっと酷い悪行をする人間は古今東西ごまんといるしね、なにをそんなことでショック受けてんだって思われてしまうかもしれませんが、誰もいない静まり返った、虫や花の命だけが静かに息づいているあの綺麗な場所であんな汚い行為を見て、そのコントラストっていうか、とても綺麗な場所でとても汚い行為を見てしまって、その汚さがすごく際立って見えてしまったっていうのかなあ……
人間ってなんだろう、善と悪ってなんだろうって哲学モードに入ってしまいましてね。
ドストエフスキーモード、発動!ですわ。
どうしたらあの「悪の代表」みたいな汚いおっさんに善が勝てるのかな、善の勝利だって言えるのかなって考えたら、やっぱり「善の理性を持って生まれたことに感謝して、お地蔵さんにお花お供えしたり仕事がんばったり自分にできることを精一杯やって、『わたし、なんて幸せなんだろう!』って叫びながら生き抜くことかな」という段階に至っています、いま。
こういうポジティブな切り替えに「なるはや」でスイッチングできるようになったなぁと思う瞬間に自分の成長を感じますね。
これも優秀なお友達の皆さんのおかげです、ほんとに。
素敵なヅカ友さんたち、セリ美をこうしてポジティブな方向に導いてくれてありがとう。
先日、読者の方からメールで素敵な言葉を教えてもらいました。
「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」
坂村真民(さかむらしんみん)という仏教詩人の言葉だそうです。
ちょうどそのとき図書館にいたので、坂村真民の本をいくつか持ってきてすぐ読んでみましたが、自然信仰の仙人という感じでした。
またひとつ知識が増えてとても嬉しい。
いかにも仏教徒らしい、「無の境地」の言葉ですね。さっきポテチ食べたのにすぐブラックサンダーに手を出すような煩悩だらけのセリ美には到底到達できない境地ですが、これも「悪に惑わされず、自分の善と信じる人生を無心に生きろ」という風に捉えることもできるな、と力をもらいました。ありがとう!!
羽生くんがあの広いリンクでたった1~2センチの小さな穴にまさかぴったり踏み切り時に刃が当たってしまったように、沙羅ちゃんのジャンプスーツが体調のちょっとした変化や機械の気まぐれでたまたまNG数値が出てしまったように、悪に邪魔される不運も稀にやってくるけど、そんなくだらないことに自分の「善」が振り回されず、なんならそんなこと一切無視して、無かったことにするくらいの勢いで、自分の目指す方向に向かって善チームのみんなと笑い合いながら助け合いながら楽しくやっていくしかない。
ここまで書きながらようやく気持ちがそっちの方向にまとまってきました。
あと1か月ほどで音楽学校の受験が始まりますね。
オリンピアン達と同じように死に物狂いで努力している受験生の皆さんにもこうやっていろんな試練が待っていると思いますが、襲ってくる悪チームの事物などガン無視して、羽生くんたちオリンピアンの生き様に勇気をもらって、どうか胸を張って受験を楽しんできてほしいと思います。
また改めて宝塚音楽学校を受験するということについてはいろいろ書いてみたいと思っていますが、悪を目撃したことによってこうして善の美しさ・高潔さを改めて知ることができて良かったと思えるまでにいま、回復しています!!!成長しています、セリ美!!!
だから、このコロナ野郎による「悪」から改めて宝塚という「善」が人類の救いなのだ、宝塚は人類の救済なんだということが際立って見えたことは我々の血となり肉となりました。
悪の暗躍期間がずいぶん長いけど、その分きっと怒涛の善が待っていることは間違いない。
いま一緒にヅカオタとしてコロナ時代を生きている同志たちよ!!!!
いつの日か、「いや~~オデッセイのときはもう絶望しかなかったよね~はっはっは~でも結局もっとブラッシュアップされたオデッセイ号に乗船できたんだから禍い転じてオデッセイと為すってもんだよね~はっはっは~~~」なんてフルールでお茶がぶ飲みしながら笑い合いましょうや。
さて!!!!おかげさまで元気になれたことですし!!仕事に戻りましょうかね!!!
ご縁あってお付き合いのあるカウンセラーさんに「セリ美さんは『書く』という特技があったからこそ、そんな過酷な環境でもこんなに健全に生き抜いてこれたんですね」と言っていただけるほど、書くことがセリ美にとっての浄化作業になっているようです。
もちろん宝塚観劇も浄化作業のひとつではありますが、落ち込みやすい性分の人や本当に過酷な環境で生きてる人にとっては、結局3時間経ったらまた元のモードに戻っちゃうことも多い。
劇場に逃げ込まなくても、こうして自分のデスクに座れば自分のこんがらがった複雑な感情の糸をほどいて汚いものを洗い流して、ひとつの織物を織っていくような「書く」という作業ができて良かったです。
そして、この不器用な織物を見てくださる人がわずかでもいてくださって良かったです。
皆さん、コロナへの怨念を執念深く持ち、でも毎日楽しく健全に、コロナ抹殺のその日に備えましょうね!!!
オリンピアンの皆さんも受験生もがんばれーーーーーーー!!!!!!
それでは~~。
ミズさんが出演される来年の舞台が決まったんですが、上演時間8時間ですってよ…
観劇体力のトレーニングって…背筋鍛えればいいの…?


コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。