早く巡礼レポとカルトワインレポ書きたいしルイマキセへの愛も叫びたいしいろいろと書きたいことはあるんですが、ちょっと苦しいから吐き出しときたいなと思ったので今日が仕事の〆切だというのにブログを書いてしまう。




前回も書いたけど、政治と宗教に関しては基本的に語らないようにしているんですが、死生観に関しては自分なりの哲学として大切にしているので、そういう意味で安倍ちゃんのことを記しておきます。



セリ美は、安倍ちゃんが人として好きでした。
政策とかはもちろん賛否両論ありますし、自民党という組織自体にもだいぶどうかと思う点も多いですが、単に一人の人間として安倍ちゃんが好きです。


気難しそうなトランプやプーチンをはじめ、あれだけ外国のトップたちから好かれるってことは、もう安倍ちゃんの人間性がいいことは間違いないと思うんです。
絶対に対人スキル高いに決まってます。

セリ美が人に対して「あ、この人好きだな」って思う気持ちは、その人の対人スキルレベルに比例しています。対人スキル高ければ高いほど好き。低ければ低いほどニガテ。

対人スキル高い人ってけっこう適当だったり八方美人だったり、人に好かれる分マイナスな面も持ち合わせているのも知ってるけど、それでもやっぱり惹かれてしまいます。
人が喜びそうなことをパッとその場で思いついたり実行できる能力って天性のものだしね。とても憧れます。


そういうのも含めて、安倍ちゃんが好きです。



いつもニコニコして庶民たちの「安倍さん写真撮って~」「握手して~」という声にも気さくに応えて、何よりちょっと破天荒な感じのする昭恵さんを「夫婦円満の秘訣は妻に降伏すること」と言って愛し抜いていたことが、男性としてもとても素敵だと思います。

お子さんが産まれなくても無理に養子を取ったりしないで「2人で楽しくやっていこうよ」とポジティブに思える安倍ちゃん、絶対にイイ男だと思います。背も高いし福顔だしね。



そもそもさ、安倍ちゃんくらいの血筋でいれば別に総理大臣という地位に固執なんてする必要もなく、いくらでも優雅に安全に無責任に暮らしていけることはできたのに、「大好きな日本を守りたい」という想いだけでキツイ仕事に何年もあたっていたその熱意と責任感が好きです。

セリ美も体調悪い時は気絶しそうになるほどお腹が痛くなるのでよく解るんですが、潰瘍性大腸炎って死ぬほどつらいらしいんですよ。
潰瘍性の病気なんてほとんどストレスが要因で、そんなになってまで日本を豊かな国に、と思えるその情熱は本当にすごいと思います。

人間が動く原動力ってやっぱり金、地位、名誉、承認欲求とかの煩悩によるものが基本だと思うんですが、安倍ちゃんは別にどれも必要のないお家柄で。
只々「日本をいい国にしたい」という想いだけで健康を害するまで働くって本当にスーパーヒーローの考え方だと思います。


あれだけの大きい政党ですから、いろんな、いろおおおおおんなしがらみもあったと思います。
そのひとつにきっと宗教絡みがあったのだろうなと推察しますが、まぁそこはセリ美なんて政治に詳しいわけでもないので無責任なことは言えませんけどね。


嫌になるほどいろんなしがらみがある中で、家でも昭恵さんがなかなかのフィーバーを見せているのに、それをすべて呑み込んで包み込んで、ニコニコ笑ってスーパーマリオのコスプレとかもやってくれる、懐の深い安倍ちゃんが好きです。





セリ美は生きることに執着が無いので、自殺肯定派だとお伝えしてきました。

だから、有名人の自殺に関しては「そういう選択をしたのならしょうがないね。おつかれさまでした」という受け止め方をするんですが、安倍ちゃんのように、まだまだ生きて頑張りたいと思っていた人が誰かのせいで死んでしまうことは大変ショックでした。

病気や不慮の事故ならまだ諦めもついたんですが、変な妄想とか逆恨みとか、周囲のサポート不足とか、他人の思い込みや不手際が重なったせいで安倍ちゃんが犠牲になってしまったという今回の件は大変落ち込みました。


いろいろとニュースを読んでみると、犯人はコロナ時代でなければ宗教団体の本部がある韓国に行ってテロを行うつもりでいたけどコロナで行けなくなった、じゃあ日本での関係者をと考えたら安倍ちゃんの名前を目にした、たまたま地元の奈良に来ることが分かった、現地に行ってみると狙えそうな隙はいくらでもあった、当日もそれほど厳重な警戒にはなっていない、たまたま銃を製造する知識があった、思い切って撃ってみたらたまたま安倍ちゃんの急所にヒットした、、、等々、たくさんの奇跡が重なってしまった。


もしコロナじゃなかったら…
もし奈良に来なかったら…
もし警備体制が万全だったら…
もし弾丸が急所を1ミリ外れていたら…


これらのifのひとつでもあれば、安倍ちゃんは死なずに済んだだろう。
嘘みたいにすべての条件が揃ってしまって、まるでそうなる宿命のように安倍ちゃんは逝ってしまった。



犯人は壮絶な家庭環境で育ったそうで、似たような環境だったセリ美は思う。
犯人は安倍ちゃんに恨みがあったというよりは、宗教団体に絡んでいる有名人を殺して逮捕されて自分が有名になれば、不幸の元凶である母親への復讐になるから犯行に至ったのではないか、と。

お前のせいでお前の息子は暗殺犯になった、暗殺犯の母としてこれから一生苦しんで生きろ、という復讐じゃないのかな、と。

セリ美が犯人とまったく同じ環境で生きてきたら、恨みはやっぱり母本人に向きますからね。一生懸命母を想って生きてきた自分を捨てて宗教を選んだ母に。

つまり、捕まって自分の名前が堂々報道されて家庭環境も晒されて有名になることが大事だったから、逃げるつもりは毛頭なかったんじゃないかなと思います。



政治家の暗殺や襲撃は過去に何度かありましたし、それこそ幕末なんて暗殺や粛清されまくった時代です。
その暗殺をまさに体感、目撃してしまった我々。
安倍ちゃんは現職総理ではないものの、伊藤博文の暗殺を見たような気持ちです。



具体的な政策に対する考え方の違いは各々あれど、親韓派や親中派が牛耳ろうとしているこの日本を、「日本人のものだ!」と闘ってくれていたことは知ってるし、「政治とは」という理念・思想を英才教育されてきたエリートが日本を導いてくれているという安心感がありました。



日本は敗戦国なのに一度も植民地化されなかった奇跡的な国。
お隣はロシア、中国、朝鮮という支配的な思想を持つ国ばかりなのに。

植民地化されなかったからこそ京都をはじめとするいろんな土地に日本古来の文化がたくさん遺っていて、こうして今も我々は国内旅行で史跡や神社を見たり文化を楽しめるわけであって。

一時でも外国の連中が踏み込んできて植民地にされていれば土地も建物もめちゃくちゃにされて、伊勢神宮とか春日大社とかも全部壊されて天皇制も廃止されて純日本人もいっぱい殺されて、この文化はいまこうして残っていなかったと思います。


でも、今は戦争という武力ではなくて政治の隙間から少しずつ韓国・中国の支配が始まっていて、京都や銀座という一等地を中国人・韓国人がどんどん買い占めていて、政治家にも在日外国人がたくさんいるから在日外国人に対する優遇措置がたくさん取られている。

それって目に見えにくい植民地化計画ですよね。

安倍ちゃんをはじめとする先祖代々の政治家一族はもちろんそれを知っているから、「日本は日本人のものだ!」と闘ってくれていたのだと信じています。



明治維新だって今思えば暗殺や粛清で政治家や民間人を殺しまくってテロによって成し遂げたとんでもねえ革命だけど、でも外国に弱腰になっていた江戸幕府じゃ絶対にペリーの圧に屈して植民地化されていたと思うんです。
日米修好通商条約なんてまさにそうですよね。アメリカの言いなり条約。

それを「江戸幕府の腰抜けが!侍スピリットを忘れたんか!!」っつってテロリスト集団である長州・薩摩の過激派が倒幕して「日本ナメんな!!!」って啖呵切って日本を守ってくれた功績は非常に大きいと思っています。

ま、テロ以外のもっと平和な方法があったとは思うけどね…



安倍ちゃんとか麻生太郎ちゃんとか、家系図をあみだくじのように辿っていけば大久保利通にぶち当たっちゃうような家柄ですから、そういう幕末の政治家たちがどんな思いで国作りをしてきたかっていうのは、帝王学とまではいかないものの安倍ちゃんも太郎ちゃんもきっと体感してきたはずだと思うんです。
だから価値観が似てて仲良しなのかなァ。

つまり、自民党が客寄せパンダにしてる変な芸能人とはもうまったく思想や人間性が違うわけで。ま、それも良くも悪くもかもしれないけどね。



ちょっと話は逸れますけど、でもじゃあ自民党に任せておけば安泰なのかと言えばそれも違うとは思ってますけどね。

当時の薩長をはじめとする各藩だって、当時の政治の中心、徳川幕府からしてみればただのいち地方自治体なわけで。
その地方役人たちが江戸幕府倒して革命起こしたわけですから、それを今に置き換えれば弱小野党が自民党倒して革命起こすことがあっても全然おかしくないし、それによって日本がいい方向に舵を切れる可能性だってゼロじゃない。

だから「とりあえず自民に任せておけば大丈夫」というのはあまりに短絡的だと思います。
かといってごぼうの党やN党に任せてみようとは思いませんけども。



政治はやっぱりすごく複雑で難しいから、いろんな側面を見て自分なりの推し政党、推し政治家を決めていけるのが民主主義ってやつで、世に言う「アベガ―」という人たちがどんなに安倍ちゃんのことが嫌いでも、それは安倍ちゃんの政策が嫌いなわけであって、安倍ちゃん個人を嫌いと言うのはまた別だと思うんです。

セリ美も安倍ちゃんの政策のすべてに賛成と思ったわけじゃありませんし、「あー判断誤ったなー安倍ちゃん」と思うことも多々ありました。
なんなら今回の引き金となった宗教団体への関与も「やめときゃ良かったのに…」という思いです。自民党の顧問弁護士とかも「危ないから関わらないほうがいい」と忠告してたそうですね。

でも安倍ちゃんのおじいちゃんがあの団体の創立に関わってたから、その意志を少しでも自分が引き継いでおこうとでも思っちゃったのかねえ…

昔はとにかく支持者を増やすために、平和を訴えるのが基本姿勢である宗教とはその点では共通した思想だからああいう団体ともうまく付き合っていくのが裏政治のやり方だったんでしょうねえ。

安倍ちゃんは昔のそのやり方を真面目に継承してしまったのかな。


でも今や自民公明でタッグを組んでますし、なかなか政教分離ってのは実現しにくいですよね。一応日本国憲法で政教分離は定められてるんですけどね。

議席を獲得して与党として君臨し続けるにはとにかく人数を増やしたいし、それには膨大な信者数を持つ宗教団体のサポートは欲しいということなのでしょう。

安倍ちゃん個人がそのやり方に本心から賛成していたのかどうかはわかりませんけども。

誰だって本音と建前は違いますもんね。
こんなセリ美だってここに書けないこといっぱいあるしね。
各生徒さんに対して好き嫌いは割とありますけど、嫌いなことについては書けないしね。

「本心はやりたくないけど、自分の意見として実行するしかなかった」なんてこと、政治家なら死ぬほどあると思います。


だから、政治家としての安倍ちゃんに対しては意見が千差万別なのは当たり前だし、それでいいと思うし、中には「日本をこんなにしやがって!」って憤りを感じてる人もいると思いますが、それと安倍ちゃん個人とは切り離して考えるべきだと思っています。
安倍ちゃんだって好きでやってたわけじゃないこと、たくさんたくさんあると思いますからね。


「あの人めっちゃいい人なんだけど仕事はからっきしなんだよな~(笑)」みたいな人、いるじゃないですか。
逆に、「人間としては終わってるけど仕事は一流」みたいな人もいますしね。

だから仕事ぶりと人格は切り離して考えるべきです。



セリ美がたまたま安倍ちゃんとプライベートでご縁があったら普通に友達になりたいもん。
なんかダサい恰好でゴルフしてる安倍ちゃんに

「安倍ちゃんさーもうちょっと素敵なゴルフウェアなかったん~?」
とかコメダでお茶しながらアドバイスして

「いや~セリ美さん、あれは妻が選んだものだから着てあげたかったんですよ~」
とかニコニコ返されて

「安倍ちゃんはほんとアッキー大好きよね~(笑)」
みたいに世間話しながらカツサンド食べたいです。


あ、もちろん友達だから割り勘ね。
「『自民党本部様』で領収書切ってよ~」なんて間違っても言いません。
持ち帰り用の食パンくらいはおねだりして買ってもらうかもしれませんが。



だから、今回の悲しい殺人事件は、政治家・安倍ちゃんとしてではなく、「日本と妻を愛し抜いたイイ男・安倍ちゃん」としてセリ美は大変、大変悲しんでいます。
イイ男がまた一人、この世を去った…みたいな感覚です。



でも、きっとほぼ即死状態だった安倍ちゃんはあのとき自分がどういう状態なのかなんて自覚することもできずに意識を手放したと思うけど、いまいろいろと暗殺の背景が見えてきたこの状況をもし安倍ちゃんがどこかで半透明になってふわふわと見ているとするならば、犯人の背景や動機を知って、心から同情してそんな悲しい国民を一人でも自分の政治で救ってあげたかったと思ってるんじゃないかと思います。


自分を殺すことによってあの犯人が復讐を成し遂げて深い怒りや悲しみから一時的にでも解放され、でもこれから自分のしたことにまっすぐ向き合って少しでも意義のある余生を送ってくれたらいいな、なんて安倍ちゃんなら思ってるような気がします。マリオ姿で。


また、この事件で自民党への同情票も絶対にあったと思いますが、自分が死んだことによって自民党が一致団結して自分が目指していた「美しい国、日本」に少しでも近づくといいな、と思ってるような気がします。昭恵が選んだダサいゴルフウェアで。





…という祈りで安倍ちゃんを追悼しながらも、「でも死人が見守ってくれてるなんてのは生きてる人間の希望的観測でしかないんだよな」という残酷な事実も受け止めています。

花田一家の悲しい分裂とかを見てても、偉大なる初代貴ノ花親方が天国で見守ってるなら息子たちがこんな兄弟仲になるわけないしね。

セリ美の祖父母が見守ってくれてるならセリ美はこんなに苦労してないしね。



だから、安倍ちゃんが見守ってるからきっと日本は大丈夫だ、なんてことはなく、この事件を受けて自民党に同情票が集まり、それを自民党はどう受け止めるのか、そんなのはわかりませんよね。
これにあぐらをかいてもっともっと悪い方向に向かっちゃうかもしれないし、逆にこの事件で政治への関心が高まった若者たちが「日本をどげんかせんといかん!」って本気になるかもしれないし。


この暗殺事件が日本にどんな影響をもたらすのかはまだ分かりませんが、歴史に残る大事件に我々が立ち会ったことだけは事実です。

セリ美の死生観や政治意識に影響をもたらしたことも事実です。


安倍ちゃんの暗殺にまで繋がってしまったこのコロナウィルスというものが一体この先どれだけ我々を苦しめるのでしょうね。
公演中止はまだ続いてるし、重要な生徒さんたちの相次ぐ退団もコロナが全く無関係とは言い切れませんしね。

第二次世界大戦以降、日本で大きな時代の転換期は来ていませんが、まさに今がその時なのかもしれないですね。


いつまで我々が観劇予算を確保できるほど余裕のある生活を送れるのか分かりませんが、推しは推せるときに推せ。気になる作品は観れるうちに観ておけ。生きてるうちにやりたいことやっとけ。

安倍ちゃんがその死をもって改めて教えてくれました。




「もろうた時と力を、お前らはなんに使う?」

まゆぽんの声が聴こえてきますね。







さて!〆切は今日だよ!!がんばろう!!!!!









ルイマキセ会になら入りたいな~とまで思ってたんだけどなァ……