さぁ、ブログを書きましょう。いまこそ書きましょう。

泣き濡れていても公演が再開するわけでもなし、それなら自分にできることを致しましょう。



心中が中止になった、と聞いたのは名古屋行きの電車の中でした。
でもこの時点ではその日の公演中止のみの発表で、セリ美が持っていたチケットは翌日と翌々日。
まだ首の皮一枚繋がってはいたけど、たぶん。。。。という気持ちのまま名古屋に着き、梅田行きのバスの発車を待っていました。


「さようなら、梅田!さようなら、心中!!!」と言いながら断頭台の穴に首を突っ込みながらバスが発車し、悶々したまま高速道路を走行し、梅田にもうすぐ着く、というあたりで上からギロチン刃が下りてきました。


皮肉にもそこは曽根崎でした。


大きなお初さんの絵が描かれた商店街の看板を横目に見ながら、「さあて…明日と明後日の予定が白紙になっちまった…」と途方に暮れました。


でもセリ美は逆境に非常に強く育ってきたので、自分が可哀想な時の対処法を知り尽くしています。

あまりに自分が可哀想で、ツイで「セリ美可哀想でしょシリーズ」を連投し、皆さんから「よしよし、お泣き」という意味のイイネをたくさん頂き、この時点でかなり心に区切りはついていました。



















これだけ吐き出せばまぁまぁ気も済みます。

とにかくしんどいときはアウトプットに限ります。
セリ美がライターだからかなあ?

辛い気持ちを心の奥に押し込んで鍵かけちゃうのがいちばん良くないことだと思うので、文字でもなんでも、アウトプット、だいじです。



これで冷静さをだいぶ取り戻して、まずはホテルのキャンセル手続きと帰りのバスの変更手続きを済ませ、梅芸でヅカ友さんに会って直接渡すはずだった物を明日帰るまでに会って渡して帰ろう、とヅカ友さんたちと予定をすり合わせたりしました。


会えばみんな優しくしてくれるし、なんとこの1泊2日の滞在でセリ美は飲み物にも食べ物にも1円もお金を使いませんでした…!!


聞けば、せっかく来たんだから何かを観て帰りたいという可哀想な皆さんのために、持っていたオデッセイチケットをお譲りしてくれてる人たちもいるとか!!!



ほんと、美しい世界ですね。

ヅカ沼に深く沈み込んでいるといろんな怖い話も聞くけど、やっぱり根本的にはみんな「助け合おうね!」という共通価値観を持っているんですよね。



セリ美は心中の前にギャツビーを入れていたので、手ぶらで帰る羽目にならずに済みました。
よくぞギャツビー取ったぞ。偉いぞセリ美。


でもそのギャツビーでさえも……




もうそろそろ、感染者発見=公演即刻中止、というのはいいんじゃないかなあ。

るろ剣の時にインフルエンザ感染者が結構出ちゃったけど、代役でなんとか乗り切ったじゃないですか。あの方法でもういいんじゃないでしょうかねえ。
何のための代役稽古なんだってことですからね。


まぁでも演劇界隈の流れに足並み揃えなきゃいけないからねえ。
ガイズでもどこでも即刻中止してるのに宝塚だけ代役で続行します、とはまだ言えないよね。



なんか、G20みたいなの無いんですかね?演劇界に。
宝塚、東宝、四季とかの大きい劇団の代表が定期的に集まってさあ、足並みを決めていく、みたいなの。

今だとほんとに「空気を読む」みたいな曖昧なことしかできないもんねえ。
こういう緊急時に各劇団の代表が集まって「コロナ感染者が出ても、陰性の演者の中で代役を決めて公演は続行する」みたいな意見をまとめて政府に提出する、みたいな機関。


だってさあ、もう宝塚だってどれだけダメージ受けてるか、演目見ると分かるじゃないですか。

再演の和モノ多いですよね。

これってやっぱり予算がかなり減らされてるからだと思うんですよね。


いや、全然いいんですよ。心中も殉情も宝塚が誇る名作だし、何度やっていただいても全然いいんですけど、こうして「ああ、宝塚も経営だいぶ苦しいんだな」って明らかに分かるのに、こんなにどんどん中止になっちゃあ経営盛り返すことができないままになっちゃうもんねえ。


それでなくても宝塚ってかなりチケット代も安いし公演プログラムとかグッズも良心的価格だし、企業努力してるほうだと思うから、こんなにどんどん利益が削られていっちゃうことがしのびなくてねえ。


もう全国で4万人とかになってるほど、すぐその辺にコロナってものがある状況なんだからたった一人や数人の感染者で陰性の人も全員自宅待機!ってのはあまりに犠牲が多すぎる。


「withコロナ」って言ってるならこの辺もなんとかしていかないと、演劇界だけでなく日本経済の立て直しなんて全然できないままになっちゃいますよね。
まだ今月の電気代見てないけど、日本は貧しくなる一方だからねえ…




まぁでも、セリ美が今から総理大臣になれるわけでもないので、セリ美の近くの人たちと仲良く楽しくやっていくしかないですもんね。
ゴミの分別がんばったり、日本製品を買うようにしたり、仕事がんばったり、新作煎餅の試食に努めたり、そうやって慎ましくやっていきましょうね。






さて、カルトワインです。

これもねえ…結局人様に見せられるような映像は全く撮っていなかったってことでいいんでしょうか…?

スカステ用に初日は撮ってあるだろうけど、全編綺麗にきっちりは残ってないってことなんでしょうかねえ…


なんということでしょう……



うちの息子もなかなかですけど、ずんちゃんもかなりのコロナ被害者ですよねえ…

しかも、壮麗帝も夢千鳥もカルトワインも心中も、みーーーーーんな名作。

世界的な損失ですよ。


それでも、壮麗帝も夢千鳥も映像には残ってるし、心中もまだ東京は分からない。1日でも公演できたら絶対にそこで記録に残してほしい。


でも、カルトワインは。。。。。。



それを思うと、そりゃ亡霊たちが彷徨いますわ。魂の彷徨ですわ。


だからさ、劇団もwithコロナをもうちょっと頭に叩き込んでもらいまして、初日にしっかり人様にお見せできるレベルの記録を残しておこうよ、ね?


セリ美はもう今回の悲劇で、


観れるなら
早めに観とけ
あるうちに


って刺青にして体に刻み込もうかと思うほど反省してますからね。




戒め




劇団さんのほうもさ、この苦難を乗り越えるための策をもうちょっと練ろう、ね?

とにかく早めに撮っておいてさ、中止になっちゃったらそれをすぐにスカステで流してくれてもいいし、生配信ではないけど有料配信して利益を得られるように準備だけしておくことはできるじゃない?

録画配信するだけだとちょっとサミシイから、陰性の主要キャストだけでも最後に生出演して少しお話ししてくれるとか、WOWOWさんがやってるように副音声に登場してもらうとかして付加価値つけるとかさ、あるじゃん?

代役稽古するほどの保険がかけられる劇団なんだから、コロナへの保険もそろそろ充実させていってほしいですね。




まぁそんなことで、カルトワインを生で観劇できた貴重な生き証人になってしまったセリ美です。

でも1回のみの観劇だったからもうかなり記憶が曖昧で…



でも、とにかく言えることはひとつ。






めっちゃ良かった………






何がどんなふうにいいかって、もっと何度も観られれば各場面を深く追求することもできたんだろうけど、とにかく面白かった。

ハリウッド映画っぽい感じっていうのかなあ。

トム・クルーズとかジョージ・クルーニーとかが出てきて一獲千金狙うイケメン詐欺師のお話って感じで、エンタメ性が非常に高かった。

あれを「つまらん」「意味わからん」っていう人、いないんじゃないかなあ。



で、何がすごいって、あれが栗田先生ってところなんですよね。

なんかもう「ずんそらのことは私に聞け!栗田優香です!!」ってキャッチコピー付けちゃっても全ヅカファンから承認もらえると思いますね。


うちの息子にあんなに病んでるジメジメ作品をあてて、ずんちゃんにあんなにカラッとした陽気な作品をあててくるあたりの才能の使い分けが素晴らしいです。

和希=陰、マイナー路線
桜木=陽、メジャー路線

っていう特性の見抜き、それを活かした作品作りが天才的だと思います。


あそこまで全く質の違う作品を作れる守備範囲の広さは他の演出家にはなかなか無いものですし(特におじさん演出家には)、全く毛色の違う作品なのにどちらも引き込まれるほど物語としてすごく面白い。


夢千鳥で、DVシーンを和服タンゴにして見せたあの感性。
カルトワインで、ワインオークションの木槌と裁判の木槌をリンクさせたあの感性。


もう、くーみんなき宝塚は優香ちゃん(ゆうかさんではなく、ゆかさんなんですね)に任せた!!!とセリ美は断言できます。
まだたった2作品だけど、断言できます。優香ちゃんは大丈夫です。



夢千鳥はテーマが夢二ということで、起承転結よりも世界観や登場人物の心情を大切にして作った感じがしましたが、カルトワインは起承転結が最高に面白くて、着地も大成功。

とんでもない詐欺師だったことがバレてしまったずんちゃんは最後どうなるのかな~と思っていたけど、これがまた超ハリウッドっぽくて大好きでした。

悪事がバレて今はクサいメシ食ってっけど、晴れて出所しても大丈夫なようにしてあんだよ!南の島で楽しくやろうぜブラザー!的なカラッとした終わり方が最高にクールで、ずんちゃんのイメージにピッタリ。



宙組ではなんだか知らんけどずんちゃんってやけに悪役多いじゃないですか。

悪役ってめっちゃオイシイし全然いいんですけど、ずんちゃんのあの笑い上戸な感じのカラッとした個性には、絶対にカルトワインのような役が合う!

スラム街みたいなところから根性で這い上がってついにてっぺん獲ったけど所詮はイカサマ、悪事が暴かれてしまったけどやっぱり元々根性あるから一度や二度塀の向こうにぶち込まれたって懲りねえよ!wwwwってカラカラ笑ってる姿がとても素敵でした。
もうジョージ・クルーニーに見えました。


先行画像ではちょっとどうしちゃったの栗田先生大丈夫なのそれ葡萄もったいないじゃんってビックリしちゃったけど、本編ではいやらしいほど派手な高級スーツを何着も着こなしてワインの本当の味なんか知りもしない金持ち連中を騙して大金まきあげてクククと笑ってる悪い奴だけど、女っちゅーもんはやっぱりそういう男に惹かれちゃうもんなのよね~もえこちゃんと結婚すれば幸せになれるって分かってるけどやっぱずんちゃんにどうしても惹かれちゃうよねぇ~ワカルぅ~~なんてときめきもしっかり供給してくださいました。


絵画とかああいうコレクター界隈、いわばオタク界隈って本当に金に糸目をつけない世界ですから、そういう世界を作品にしてみようっていうのも目の付け所がすごくいいと思います。



別箱作品って本公演よりも試験的要素は盛り込めるし、意外と自由度も高いと思うんです。本公演なら何場面かは華やかな場面を入れなきゃいけない、とか。
この生徒さんのソロ場面も盛り込まねばとか、この生徒さんの台詞をもっと増やさないといけない、とか。
別箱ってそういう制約からは多少自由になってると思うんですよね。

だからこそ皆さん結構トンチキに走ってみたり、かのくーみんですらSAPAはかなり難解な作品作りに挑戦したわけですけども、そうやって小劇場作品に走りがちなところを、誰もが楽しめるエンタメ作品ど真ん中を突いてきたっていうところも素晴らしいと思います。


難解=良作、みたいな風習は違うと思うし、誰でも楽しめる、誰でも分かる、ってのは正義ですよね。

それって意外と作るほうは難しいんじゃないかと思いますね。

だから栗田先生は夢千鳥みたいな文学的要素の強い深みのある作品も作れるし、カルトワインみたいなエンタメ痛快作品も作れる、スゴイ先生なんだというのがよく解りました。


慶応大卒で入団が2014年ってことは、浪人とか留年とか転職とかが特になければ、いま31歳。若い!!!

ヅカファン出身なんでしょうかねえ。



栗田先生を少し検索してみると……



慶應大学入学後、演劇サークル(創像工房in front of.)に所属。〝女の子を可愛く切なく描く〟をモットーに、演劇の作・演出を務めてきた。

(出典https://fidff.com/com/2014-036.html



と、出てきます。
意外にも、女の子を主人公とした作品作りをしてきた先生なんですねえ。
それなのに男役さんをこんなに素敵に見せる作品が作れるなんて、やっぱり守備範囲が広い。

演劇サークルってことは、小劇場系の作品をメインで作るような活動を経てきたというのに、こんなにメジャーど真ん中な作品が作れるってのはやっぱすごいなあ。






そして、そして!!!!!!


もうね……カルトワイン観劇後、一発目にツイートしたのがこれでした…








あんな胡散くさくてエロいマフィアのボス、他に誰ができんのよ。。。。。


一目で「こいつはとんでもねえ修羅場くぐり抜けてきたおっさんだな」って分かるのよ。

別に怒鳴るでも脅すでもないのに、「あ、こいつ絶対やばい」って感じさせる風格、でもだからこその懐の深さ、星の数ほどイイ女も抱いてきたんだろうなっていう余裕。

いくらイケオジ役だからってそんなに髭モジャにせんでも…っていうくらいの野性味が出ちゃってんのに、直近で女役やってそれが全然オカマ感なく完璧な立ち振る舞いだったなとか思うと、栗田先生同様、ルイマキセの守備範囲どうなってんねん!て愕然としたわ。




ルイマキセに限らず、全ジェンヌさんに言えることだけどさ、退団時期ってほんと見定めが難しいよね。
早すぎても遅すぎてもいけないからね。

「え!むしろ今ようやく脂が乗ってきたときだっていうのに!!」っていうタイミングはあまりにも無念過ぎる。

まさにルイマキセがそれだったように思います。

プロミセスでまさかの代役に「え!!!ルイマキセが女役?!?!」って思ったけど、それはそれはもう見事と言うよりなかったし、それで劇団もようやくルイマキセのポテンシャルに気付いたのかネバセイでも女役やってくれて、フィナーレナンバーも「女役でも暑苦しい!!!サイコーか!!!」ってなってね。


これだけの芸達者はもう宙組さんには申し訳ないけど専科コースで5組で無双してもらうしかない、なんて思ってたわけですよ。

ようやくルイマキセの時代到来!!!なんつってた矢先なもんだから、ねえ……



まあね、ルイマキセくらいのレベルなら退団後もそりゃあ仕事に困ることは無かろうよ。
全くオカマ感なく女役もできるって証明しちゃってるし、一言喋っただけでハッキリわかるあの美声ですしね、そりゃあ外部でも引っ張りだこでしょうよ。それなら若いうちに次の人生を…っていう気持ちもわかるけどさァ……

老若男女なんでもござれのスーパー助っ人なんて、言ってみたらトップスターよりも貴重なんじゃないかとすらあたしゃ思っているよ。





ルイマキセのいないタカラヅカかァ……なんて順天堂病院見つめてる夢二みたいに遠い目になっちゃうくらいの大ショックでした……





順天堂病院夕暮れ




ルイマキセにはほんと、母としても足を向けて寝らんないわけですよ…

夢千鳥だってルイマキセの説得があったから夢二はあそこでポロっと真珠の涙をこぼせたわけだし、





funk






この時だって本当に暑苦しく盛り上げてくれた!!!!
息子との美声コンビでどれだけ宙組を暑苦しく盛り上げてくれたことか…!!!!

今はシュッとしたモデル系男役さんとか、可愛らしいアイドル系男役さんが席巻してますけども、やっぱりね、宝塚の男役ってのはむせ返るほどの色気をたたえ、顔面から迫り来るような圧と迫力のある、ノバボサ万歳!みたいな男役さんがセリ美は正統派だと思ってますからね。もはや絶滅危惧種ですけども。

ルイマキセはその絶滅危惧種だったわけです。
その上、なにをやっても巧い。もう言うことないですよね。
なんならもうトップになってくれたっていいとすら思ってました。


でも、あやなちゃんもそうだったのかな。
やっぱり一度でも路線に乗っちゃうともうスーパーサブへのシフトチェンジって許されないのかなァ。

でもさー、月組の紫門さんだって新公主演1回してるもんねえ。
そして今やスーパーサブだもんねえ。


そうなると、やっぱりご本人の「路線じゃないなら潔く次の道へ」という信念なのかな…

それならその決断を応援するしかないけど…


でもあまりにも失ったものが大きすぎて、久々にすごい喪失感です。
しかもハイローのチケット争奪戦が大変なことになってるし…


サヨナラショーやってくれ、とまでは言わないけど、ショーでは劇場中を燃やし尽くすくらいに、胃薬持参しないと吐いちゃうくらい胸焼けさせてほしいですね。

ダイスケだからきっと物凄くはなむけの場面を作ってくれるはず!!!



こんな風にルイマキセへの惜別の言葉を書くこと自体がもう悲しいね…


ジェンヌさんの退団には基本的に「ご本人の決断じゃ。見守ってやろうぞ」と思うタイプだけど、ルイマキセはなかなか受け入れがたいのう……



こうしてカルトワインを観て、「これからの宝塚は栗田先生とルイマキセにかかっとる!頼んだぞ!!」と思っていた矢先ってのも大きかったねえ…




それほど、カルトワインもルイマキセも本当に本当に本当に素晴らしかったです。



今後、ああいう役はりっつが請け負っていくんでしょうかねえ…

りっつ、わかってるね…?キミに宙組のイケオジ枠はかかっとるんだよ…?
りっつまで変な気起こそうってんじゃないだろうね…?
キミの肩には宙組のイケオジ枠のすべてがかかっとるんだ。


わかってるね……??








セリ美がカルトワインを観劇して「すごいよ!すごいよ栗田先生とルイマキセ!!!」と大興奮していたその時に、翌日からの公演中止が発表になってねえ。

奇しくもセリ美が観たのが千秋楽になってしまったんですね。


今や雪予算で精いっぱいのセリ美は結構久しぶりの宙組さんになり、カテコで相変わらず元気なずんちゃんが見れて、「おおいつものずんちゃんだ」と思っていたのに、あのあと中止を聞いたずんちゃんたちはどんな気持ちだったのかと思うとねえ…



そして今や息子たち、花組さん、月組さんと止まってしまいました…



生き残るはオデッセイ号のみ。


もうこれ以上感染対策なんてしようもないほど気を付けてるだろうけど、だからもはやあとはもう運としか言えないけど、なんとか港に辿り着いてほしいですね。
これはもう全ヅカオタの望みです。

オデッセイ号に全ヅカオタの希望を乗せて!
がんばれええええええええ!!!!!








花組さんの初日延長期間を思うと、青年館も危ないよね……
一度も心中できないままセリ美は死んでいくのかな……
はは……あはははは……