ねえ、ちょっとびっくりしちゃう!

1か月も更新してなかったらしい!

心中パニックがようやく終わって完全燃焼して燃えカスになってる様子がうかがえますね。プスプス…




いや~心中代を捻出するために新しく始めた執筆仕事が非常に忙しいということとか、単純に心中以来観劇してないとか、そういうこともありますけどもね。



いま宝塚関連では2本の仕事を請け負っていまして、「セリ美が書いてまーす!」みたいなのはそんなに大っぴらに言わないほうがいいんだろうからあんまり宣伝もしてませんが、1本は初日を控えた作品の予習記事を、もう1本はOGさんについて書く仕事です。



予習記事はいろいろ書きましたねえ。2022年作品はこれらを書きました。


モンテ・クリスト伯
ベアタ・ベアトリクス
巡礼の年
心中
ブエノスアイレス
ジェントル・ライアー


そして直近では蒼穹の昴も書きました。ちょうど今日あたりアップされてるんじゃないかな。


やっぱり調べれば調べるほど観劇欲は高まりますからね。
執筆しながら「ああ~観たいな~」と思ってます。

でも、かといって全部ほんとに観劇できるほどの予算はセリ美の人生に充てられてないわけです。


うちの息子も雪に行ってからというもの、スター街道まっしぐらですからねえ。
活躍の場が増えれば増えるほどそりゃあ母としてはたくさん観たくもなりますから、限られた観劇予算の比重の多くは息子に充てられます。

すると、自動的に他組の予算を削らなくてはいけないわけで。


「1回くらい観たかったけど…やっぱり配信にしよう…」

という諦めから、最終的には

「配信見たいけど…来年になればスカステ映像を頂くことができるから…」

になってしまったりして、せっかくみっちり予習で調べたのに本編を見られるのは来年のスカステ待ちになり、その頃にはもう予習内容なんて忘れちゃってね。


そもそもセリ美は映像を何度も何度も見るというよりは、BB席でいいから生の舞台を何度も観たい派なので(ミズさまを除く)、息子の活躍の場が増えるのはすごく嬉しいけど他組が観られないのもなかなか心苦しく思っております。


いま巷で大祭が行われているハイローだって1回くらい観たかったよう!!!
でもそもそもチケットが買えなかったもんねえ。

ピンク特攻服のじゅっちゃん見たかった……



ま、貧乏人は貧乏人らしく今日も沸かした水道水をぐびぐび飲んで元気に執筆仕事しています!





…とはいえ、いや~観劇してないと何を書こうか困りますねえ。

コラム的なものならいくらでもネタはあるんだけど、それ書いてると6時間とか要するんでね。


巷ではキキちゃんのディナーショー開催にかなりザワついてる空気もありますが、ちょっと扱うのにナーバスすぎるテーマなのでねえ。

まぁでもナーバスになりすぎない程度にセリ美の思うところをちょっと書いてみましょうかね。

基本的にセリ美はナーバスなテーマはあまり触れない主義なんですけどもね。


「劇団爆破したろか!!!」って思うような決定も多々ありますが、例えばスターカレンダーとか、あとはスターカレンダーとか、他にもスターカレンダーとかね。もっと細かく言えばスターカレンダーとか。

公演日の延長とかディレイ専科としてあんなに可愛がってくれたのに、この飴とムチはなんなんでしょうかねえ。


まぁ劇団にもいろんな思惑や方針があるんでしょうから、爆破の準備をグッとこらえて静かに受け止めています。セリ美もいい大人なのでね。





2番手さんのディナーショーってまぁ特に意味はない場合もありますし、意味がある場合もありますから、キキちゃんがどっちなのかは分かりません。

タカラジェンヌ人生の半分を2番手でやってるスターさんなんてそうそういないのに、自身の冠がついたディナーショーは未だやってないってのもなんかな、っていう意味だと思うんですよね、単純に。

巴里祭だけですもんね。


こんなに主演作もあるんだから、そろそろディナーショーやっとこうか、っていう意味のほうなんじゃないかなあ、とセリ美は個人的に思っています。



だってさ、あの彩吹ショックはすごかったもん。
96期問題もそれに輪をかけてしまったけど、あの時の雪組離れは酷かった。
ゆみちゃんも2004年のエスペランサを2番手スタートとするならば、6年も2番手やってましたからねえ。
そんな人を辞めさせてまでキムくんが飛び級っていうのはあまりにまずかった。


あれだけ御曹司で大切に育ててきたキムくんがたった在任2年で退団しちゃったのはやっぱり雪組離れが凄まじかったからだと思うんだよね。


あの惨状をどうやって回復しようかって劇団が知恵をしぼって、次期にキムくん&美海ちゃんより上級生コンビである壮さん&あゆっちをってことになったんだと思うんですよ。

壮さんなら雪出身だし人格者で組子も絶対についてくるし、その相手役も落下傘じゃなくて雪組育ちのあゆっちをつけることで、「その2人なら観てみたい」って雪にファンが戻ってくるだろうし動揺している組子もまとまるだろうと睨んだんでしょう。


その狙いは当たって、在任は短かったけど壮さん得意の和モノを中心にしたし、あゆっちも壮さんに激惚れで、愛する主人に飛びついて押し倒す大型犬、その大型犬を「わかったわかった」って適当にあしらう主人、みたいな素敵なカップルになったし、そのあともちぎみゆ、だいきほ、と素晴らしいコンビが続いて見事に立て直ったわけですけども。



あの大変な立て直し劇をまた宙組でやるとは思えないんだよねえ。

息子の母としては、宙Pは「無能」という烙印を押さざるを得ないけど、あの彩吹ショックを知っていれば、むざむざそんな地雷を自分から踏みに行くとは到底思えない。



あとはやっぱり、「実力的にも人格的にも安心して任せられる生徒はトップ就任を遅れさせる癖」があると思ってるんですよね。


安蘭さん(研16)←トップ就任時の学年
祐飛さん(研18)
霧ちゃん(研17の直前)
壮さん(研17)
北翔さん(研18)


この皆さんがそれに当てはまるかな、と。

息子もきっとその路線に乗せられてるんだな?だからこんなにスローペースなんだな?と良いほうに考えるようにしてますけども。
コロナ渋滞もあるけど、ありちゃんやひとこ、おだちんを見てると研13で3番手はやっぱり遅いほうだもんねえ。




とはいえ、意外とご本人の意向だってあるしね。

トップさんになるには息子が言うように「運も実力のうち」ってシビアな面もあると思いますので、「自分はそのタイミングに間に合わないな」と悟った時期と、「自分なりの男役像は完成した!」って実感するタイミングが一緒に来ちゃったら「次のステージへいざ!」って思う人もいると思うんですよ。
劇団が「まだ残ってほしい」と言おうとも。


そういういろんな要素が混ざり合うものだと思うので、トップへの鍵だってそれと同じで、アスリートの皆さんがオリンピックの時に言っているように、とにかく目の前の課題をひとつひとつ100%の力でやりきるだけ。その時に運よくメダルが手に入ればいいかな、という感覚に近いような気がします。


男役としてひとつでも「代表作」が残せるように常に全力を注いで、その先にトップに辿りつくのかそうでないのか、それはもう運でしかない、みたいな境地だと思うんですよねえ。

娘役さんも同じく。

まぁでもいろんな裏話を聞いていると、ファンがつきやすい男役さんに比べると娘役さんはやっぱり実家の支援力とか、お金たくさん出してくれる太いファンの人数とかがすごく重要になるみたいですけどね。

やっぱり「芸術とカネ」ってやつは江戸時代の歌舞伎や中世ヨーロッパの絵画業界からあるものですから、仕方のないことです。

「実力・人気 < チケットたくさん捌いてくれる」は芸術業界では正義ですから。



そういう酷な現実も充分わかりつつ、でも一人の舞台人として満足いく功績を残したいっていう想いで生徒の皆さんは日々頑張っているんだと思いますね。

だから我々ファンもあんまり不安不安って大騒ぎしてあげないで、「贔屓がひとつでも素晴らしい役に巡り合えますよーに!私にもいいチケットが巡ってきますよーに!!」とお星さまに祈りながら毎日就寝するのが健全なファン活動って感じがしますね。





pray






まぁその一喜一憂こそがヅカファンの醍醐味でもありますからね。


自分の人生でそんなに日々エモーショナルな事件って頻発しないじゃないですか。


異例の公演日延長や緞帳前挨拶、二度目のディレイで「うちの子、劇団に愛されてる!」って一喜したと思った数日後にスターカレンダーのメンバー見て一憂ですよ。

「えーと、火薬の配合は…」とかヤホー検索しかけた手を止めて胸の前で組み、蒼穹でのオイシさをお星さまに祈って就寝っていう、悪魔と天使の入れ替わり立ち替わりなんて自分の私生活だけではなかなか実感できることじゃないですからね。

おかげさまで退屈とは無縁な人生です。


退屈とは人生における最大の悲劇だ、なんて台詞がシェイクスピアかなんかであったような気がするようなしないような感じがしたりしなかったりしますが、戦争で避難生活を送り続けている人がいたり、「おもさげながんす」の吉村貫一郎ファミリーみたいに食べていくことで精一杯で趣味なんかに使えるお金なんて1円も無いという状況の人もいたり、観劇に耐えうる健康状態ではないという人もいたりする中、こうして劇場に行くことができたり、贔屓の進路に一喜一憂できるのはとても幸せなことですからね。



ああ仕事では「一文を短く!もっと短く!」ってめっちゃ言われるからこうして好きなだけ超ロング文を書ける幸せよ!



超スーパー不幸を経験していると、こうしていろんなことが「幸せじゃあ!」と思えるようになるのはいいことですね。


好きな時に洗濯できることすらセリ美は幸せに感じます。
実家にいるときは入浴も洗濯も制限されてましたから。

自分の好きな長さの爪でいられることさえも幸せに感じます。
実家にいるときは爪が使いやすいように少し伸ばしただけで「お前は何を色気づいてんだ!気色が悪い!」って罵られてましたから。

娘の成長を許さないっていうのは毒親あるあるですね。



皆さんも日常生活で本当にいろんな「まさか」があると思いますが、それを乗り越えた先にはこうして「なんでも幸せに感じる能力」が備わりますから、どうか悲嘆しないでくださいね。



ヅカ友さんでいま大変な状況にある人がいて、セリ美も日々心配しています。
もともとパワフルな人なので、観劇で気持ちを切り替え!と奮い立たせているようですが。

自分だけのことならまだしも、身内がかかわってくると自分だけではどうにもならないから出口が見えなくてしんどいですよねえ。

セリ美も経験者ですから解ります。


きっと読者の皆さまの中にも「困ったわねえ」と困難なうの人もたくさんいると思います。
仕事やら体調やら身内のことやら。



でもほとんどの障壁は自分次第で乗り越えられるとセリ美は実体験から信じています。
その乗り越え方が世間的にイメージの良くない方法でも、世間の物差しなんてどうでも良くて、自分の今後の人生を考えた時に「これがベター」だと思えばそれでいいんです。


セリ美は母親も兄も捨てています。

それを聞いて「そんな…それ以外に方法はあったんじゃないの?」と思う人がたくさんいるでしょうが、一生懸命考えたけどそれ以外の方法なんて結局無かったです。


人生で一度だけ会った父親にも、その時の悪印象から「早く死ねばいいのに」と願っていたら3か月後に早々に死んでくれました。

それを聞いて「育ててもらっていなくたって、実の親にそんなことを…」と思う人がたくさんいるでしょうが、そう思うことでセリ美の精神が健全に保たれたのでそれが正解だったんです。


とにかく、自分の本心に蓋をして見ないようにするっていうことが精神的にいちばん悪いことだと実感しています。
「別にたいしたことじゃない」「まだ大丈夫」「こんなことしたら罰当たり」っていう思い込みがいちばん危ないです。

友人関係でも家族関係でも、嫌なことは嫌、不快なことは不快だとしっかり自覚して、適切な対処法を冷静に練るのがいいと思いますね。

一番大事なのは自分の心の安定ですからね。



でも、本来ならば人生を楽しくするはずの趣味である宝塚で、贔屓の処遇に嘆いてみたり不安になってみたり、ファン同士でいがみ合ってみたり非難し合ってみたりっていうのは本末転倒ですからねえ。
趣味でストレスためてちゃ意味がない。



特に、熱いファン同士っていうのは一触即発の面も大いにありますからね。

「あの生徒が好きなんて理解できない!評判めっちゃ悪いのに!」とか、「私の贔屓をあんな風に言うなんて!」とか、「私のほうが好き度高いもん!」とか、「私のほうが贔屓を理解してるもん!」とか、「自分だけチケット確保して!」とか、「ジェンヌさんの写真をツイのアイコンにしてるなんて許せない!」とか、まぁよくあるやつですよね。

同じ趣味だからこそ許せない部分ってどうしてもありますよね。

セリ美だってあります。
「嫌いだーーー!!!」って叫びたい気持ちをグッと抑えていること、少なからずあります。



でもせっかく人生を潤すために大切なお金を使ってるのにストレスためちゃうなんて馬鹿馬鹿しいですからねえ。

どうしたらストレス無く贔屓を愛でられるのか、冷静に対策を練って、相手になんと思われようとも原因をできるだけ取り除いて、気の合う人とSARAで好きなこと言い合ってミルクティー飲んでキャッキャやっていくのがヅカファンの極意だと思っております。

SARAに勇気無くて入れないセリ美ですけども。
大劇場横の伊万里さんもめっちゃ勇気要るよね……入ったことないわ…






sarah









まぁそんなことで、キキちゃんディナーショーに「なにそれどういう意味?!」って騒ぎたくなる気持ちも解りますし、その不安をツイ上で吐き出して、フォロワーさんと「不安ですよね?!不安ですよね?!」って手を取り合うのもひとつだと思ってはいますが、ご本人とか劇団は「いやいや…そんなつもりじゃないよ…せっかく初の冠ディナーショーなんだからもっと喜んでよ…」って悲しく思ってるかもしれないし、エゴサの可能性がある場所ではやっぱりできるだけご本人に喜んでもらえることを呟きたいなというのがセリ美の信念、という感じでしょうか。


ミズさんに関して気持ち悪いことばっか呟いてるのに最近は片っ端からミズさんにそれが見つかってイイネされちゃったりして複雑な気持ちですけども。

どうかこのブログだけは見つかってませんよーに…


でもほら…恥ずかしすぎてお手紙すら書けないからさ…せめてツイだけでも好意を表したいんだよね……好きすぎてつい気持ち悪くなっちゃうのが悩みなんだけどね……えへへ…






ああそういえば先日、好きなアーティストのライブ行くために大阪城ホールまで行って台風で当日に中止が発表されたけどもはや慣れてる自分がいたよね。

もう途方に暮れるあの感じは飽きたよ。
連れは初めての経験だったようで泣いてましたけども。

「ああハイハイ、じゃあ帰りますわ」ってなもんですわ。
「なんのためにここまで来たの…?!」なんて嘆く感情は抱くだけ無駄ですからね。
無いものは無いんだ!!!



ticket





人って強いものですね。


でもこの強さは息子から学んだものです。
「絶対にいいことがある!」って信じる気持ちが大事です。


「自分は絶対に強運の持ち主である!」って思いこむ気持ちが大事です。
これはいつもすごいチケ運を持っているヅカ友さんから学んだものです。


「とにかく前進あるのみ!挑戦を恐れない!」
これはミズさまから学んだことです。



こうして自分をいい方向に導いてくれる存在を大切にしたいですよね。

自分に必要な存在、不必要な存在、っていうのはしっかり見極めて、必要な存在だと思ったら全身全霊で大切にしたいです。
それも親を捨てたからこそ学べたことです。




なんかちょっと説教臭くなって不本意ですが、いろいろあるけど楽しんでいきまっしょい!キキディナーショーに行ける精鋭メンバーは楽しんでいきまっしょい!チケ争奪戦がんばってー!ってことです!


セリ美はきわちゃんのミュサロ行ける予算は無いからさ…
行ける精鋭メンバーからのレポを待ってるぜ…






ということで、仕事に戻りたいと思いますです。

丸一日かけて書いてもたった数百円にしかならない仕事だけど、誰にでもできる仕事じゃないんだ!という誇りをもって水道水の白湯飲んでがんばりまーす。










OG記事を書くときに有識者にツイで情報を求めることが今後も度々あると思うけどよろしくね!