術後、なにか食べる度におなかをくだしている可哀想なセリ美です、どうも。
でも痩せない人体の不思議。くそう!
さて。
言いたいことは山ほどあります。
100周年のときは各組トップさんがテレビによく出てて、「100年の素晴らしい伝統と文化!タカラヅカはこんなにスゴイ!!!」と大持ち上げしてたくせに、今度は「時代錯誤の腐った伝統と文化」だもんな~。
そしてそんなマスコミの操作に見事に流される民衆たち。
会見でも、どの記者も同じような質問ばっかりして無能さをさらけ出してたと思いますけどね。そんな無能な連中の思う壺になってる人が多すぎて、とても残念に思っています。
「会見まだ見てないけど、酷かったみたいね」とか呟いちゃってるヅカファンも多くいて、まずは自分の目で最初から最後まで全部見てから発信しなよ…という残念な気持ちです。
誰かの所感を鵜呑みにすること、誰かの無責任な情報に流されることは危険だってこれほどSNS社会で注意喚起されてるのに、どうしてもそれがやめられないんだなあ。
いまだにオレオレ詐欺に引っかかっちゃう、危機感の薄い高齢者のようです。
これだけ袋叩きにされて、ひとつひとつに反論したい気持ちはもちろんありますが、でもセリ美は宝塚歌劇団に入ったことはないので、セリ美が実際にこの目で見たこと、この耳で本人から聞いたこと、セリ美が経験したことしか言えないし、言ってはいけないと思いますので、今日は宝塚とセリ美の話をしたいと思います。
セリ美が宝塚と出会ったのは1998年の宙組誕生と同時ですので、大学2年生のときでした。
そのときバイトしてた個人塾の生徒から「宝塚、行かない?」と誘われて。
「宝塚は小学校のときに杜けあきさんを1回観たことがあるけど、いまどうなの?」と訊くと、「新しい組ができたの知ってる?宙組っていうんだけどさ」と。
エクスカリバー/シトラスのビデオを貸してもらって見てみたら、アレッ?!なんか以前の印象と違うぞ?!トップさん、なんかすげー可愛いし!!!と思いまして、東京宝塚劇場へ。
そこでセリ美のヅカ人生が華々しく幕を開けたので御座います。
セリ美が何かの沼にハマるときは、いつも一歩一歩、ハシゴをゆっくり降りるように沼に入っていきます。慎重派なんでね。
いきなりズドーーーン!と堕ちることはありません。
宙組いいね~若いね~楽しいね~って1作品2回くらい通う研1~研4時代でしたが、研5の2002年あたりにはもう気付いたら1作品10回以上は通う事態になっていました。
そう、ミズさまという初恋の人を見つけたからです。
それは、単純に「ミズさまかっこいい」「ミズさまステキ」という気持ちだけではなく、当時のセリ美の家庭環境も大きく影響していました。
以前からセリ美は毒親の元で育ってきた、ということはこのブログでも触れてきました。
血が出るまで洗面器で頭を殴られるとか、服を脱がされてお尻に線香を押し付けられて火傷させられるとか、「あんたなんか人間のクズだ」という人格否定はもはや挨拶代わり、セリ美にわざと聞こえるように「あの馬鹿野郎!」とか「救いようがない女だ」とか大声でリビングで叫ばれたり、数ヶ月にわたって無視されたりとか、もうそんな日々です。セリ美が30歳を過ぎてもずっと続きました。
誕生日も進学も就職も祝ってもらったことは一度もなく、クリスマスなんて文化はテレビで初めて知りました。
運動会も授業参観も部活の大きな大会も来てもらったことはなく、とにかく「お前みたいな能無しを育ててもらってることを有難く思え」という圧力を常に受けていました。
セリ美には兄がいますが、兄は小学校の時に「特別支援学校に通わせたほうがいいのでは」という話が出ていたようなタイプです。
一方でセリ美は、たぶんなんでも器用にこなすタイプで、運動も勉強も友人作りも割と優秀なほうでした。気付いてはいけないことに気付いて大人を追及したりするので先生などからは嫌われていましたが。
母は兄を溺愛し、セリ美を邪険に扱いました。
たぶん、嫉妬から来るものだと思います。同じ女として、あんたが幸せになることなんて許さない。そういう感情でしょう。本人は無自覚だったようですが。
兄のほうもそんな母に心酔していたので、母と一緒になって「セリ美は馬鹿だ、どうしようもない人間だ」とよく盛り上がっていました。
小学校までは祖父母も一緒に暮らしていましたが、孫を可愛がるような祖父母ではなく、祖父は孫にも手を上げるようなタイプですし(兄のことは竹刀で殴っていた)、祖母もそんな修羅場を見て見ぬふりする人でした。
セリ美には叔母もいますが、セリ美母に対する悪口をセリ美に長々言って聞かせるような分別のない人でした。
なんでこんな頭のおかしい大人しかいなかったのかな、というのはセリ美なりにいろいろと長年かけて研究してきましたが、戦争とか、関東大震災とか、江戸という風土とか、そのような背景も強いように思うので、彼らもまた被害者だったのでしょう。
貧しさから来る悲しさ、苦しさを、いちばん叩き甲斐のある(果敢に立ち向かうタイプだった)セリ美をサンドバッグにして発散したかったのでしょう。
いい大人4人が寄ってたかって小さな女の子に暴力をふるったり存在否定したりして、気が済んだのでしょうかねえ。
四面楚歌。
天涯孤独。
そんな四字熟語がぴったりマッチするようなセリ美の人生。
それでも、そんな生き地獄でも、セリ美がこのように精神を病むことなく、生きることを諦めることなく、今日も元気にこうしてブログを書いたり煎餅かじったり遠征に東奔西走できるのは、ミズさまのおかげなんです。
ああ、こんなに美しいものが見られるなら、もうちょっと頑張って生きてみよう。
その気持ちひとつで今日まで生きてこられました。
ミズさんに出会っていなかったら、セリ美はこんな可哀想な人生を間違いなく自分で終わらせていました。
だからミズさんはセリ美の命の恩人なんです。
そしてまた、ミズさんもセリ美のようなファンに向けて必死に男役芸を磨いてくださった。
エリートコースであるが故の苦しさや、嫉妬されることからのやりづらさを感じることもあったでしょう。
月→花→宙→雪というたらい回しのような激動の宝塚時代、特に宙組時代は突然2番手ですと言われて責務が重くなったと思ったら大和さんがやってきて「え?どういう番手?」っていう謎の事態になったり、そもそも音校時代だって委員さんですから、矢面に立たされたこともたくさんあったでしょう。
そんなとても苦しい状況にも、「ファンの皆さんのために、芸を極めるんだ」と歯を食いしばってくださった。
彩吹ゆみちゃんの退団だって、どんな想いで見送ったのでしょう。
「ゆみこをトップにするために自分は予定より少し早く辞める」とまで劇団に詰め寄ってくださったのに。それはそれは悔しい気持ちでゆみちゃんを見送ったでしょう。
そんなミズさんが、退団してから宝塚への想いを語ってくれることがよくあります。
宝塚は本当に素晴らしいところ。
プロの先生のレッスンが無料で受けられるなんて、あり得ないから!!!
宝塚、フォーエバー!!!!
生きることがつらかったセリ美が、ミズさんを見るために今日まで生き延びた。
そのミズさんも宝塚を心から愛している。
セリ美が生きる勇気をもらえたほど、舞台芸術の最高峰だとセリ美が感じた宝塚は、生徒さん自身が作り上げてきた伝統と文化の上に成り立っている。
この3つは、紛れもない真実です。
今回の事件の正確な真相や真実が何なのか、セリ美が自分で見たものもなければ当事者たちから何か聞いたこともないし、自分で取材をしたわけでもないので、セリ美には何も言えません。
でもセリ美が宝塚に命を救われたこと、ミズさんが宝塚を心から愛していることは自信を持って「真実です」と言えます。
そして昨日、無事に千秋楽を迎えた雪100。
客席は皆さんいろんなところで涙、涙、涙。
きっと、自分の青春を全て捧げたご贔屓のトップさんが出てくると、「ああ!私の青春の全て!!!」と思って泣けてきてしまうのでしょう。
もちろんセリ美も例に漏れずその一人です。
異常なほどの情緒の振り切りで体調おかしくなって手術しちゃってますからね。
ミズさん・となみちゃん・ゆみちゃんが出てくるともう「この人たちが私をあの生き地獄からすくいあげてくれたんだ」と、自分のあのときの死にたかった気持ち、でも死なないで生きてみようと自分を奮い立たせた気持ちが胸いっぱいに広がって、目から鼻から口から耳から(?)水がどんどん出てきてね。
宝塚はセリ美の青春のすべてなんです。セリ美の人生そのものなんです。
そしてOGの皆さんだって「宝塚時代は青春の全て」と思っていらっしゃるから、千秋楽でほとんどの出演者の皆さんが涙したわけで。
私たちの青春のすべて、宝塚。
そんな思いが客席にも舞台上にも満ちていて、でもそんな皆さんの大切な気持ちを、「宝塚つぶせ!www」という無責任な連中にいま踏みにじられている気持ちになって。
セリ美はとてもとても傷つきました。
まるでセリ美の青春を、人生を、「悪」だと言われているような気持ちになりました。
血のつながった家族にあんなにいじめ抜かれてボロボロになって、それでも宝塚に行って勇気をもらって涙をぬぐって何度でも立ち上がって、生き抜いてきた。
それが「悪」だというのでしょうか?
そんな私たちのために魂を削って命を懸けて芸を磨いてくださった生徒さんの血のにじむような努力を、「悪」だというのでしょうか?
それでも、私たちはとても強い人間なので、「もう死んじゃいたい」「ファン辞めた」「宝塚は酷いところだ」なんて絶対言いません。
袋叩きにされている今を、只々歯を食いしばって静かに耐えています。
私は、命の恩人を見捨てるような人間ではないから。
私に夢を見せてくれた宝塚を、「生きることは楽しいよ」と教えてくれたミズさんを、心から愛しているから。
この強い強い愛は、どんなに酷いリンチに遭っても、絶対にくじけません。
祖父母と母と叔母から酷いリンチに遭っても、セリ美は負けなかった強い人間だから。
好きなだけ叩けばいい。
私は強い人間だから別にそんなしょーもないことでミズさんへの愛も宝塚への愛もビクともしません。
むしろもっと愛が強くなるだけです。ざまあみろ!!!!!!
特に、会見で右に座ってたツルツルのジジイ、「100年以上続いてきた伝統をすべて廃止するのではなく、矜持と誇りをもって改革に進んでいきたい」とよくぞ言ってくれた!!!
もし劇団がこの袋叩きに弱気になって、世論に迎合した媚びた対応を見せたらどうしよう、と少し心配していたけど、この伝統を作り上げてきた生徒さん達の矜持を守る、素晴らしい意思表示だったと思います。
元宙Pらしいので、宙組に関してはいろいろと「Pに意見書送ったろか」と思うこともあったのでツルツルハゲには別件で思うことはあるけど、あの愚記者たちの「パワハラって認めろよ!」という一貫したバカみたいな質疑の空気の中で、よくぞ毅然として言い放ってくれた!
あ、感想や所感はあまり書かないでおこうと思ってたのに、つい本音が……
でも、ゆみちゃんにしたこととか、息子をもっと上手に活躍させてくれなかった劇団への恨みは一生持ち続けるけどね。それとこれとは話が別ですからね。
とにかく、生徒さんそれぞれの本当の本音含め、セリ美には真実はなにも分からないから、唯一真実だと断言できる、自分のことを今回は話してみました。
誰にも、セリ美の青春を、人生を否定する資格はない。
ミズさんが「宝塚は素晴らしいところ」と愛を語ってきた事実を歪めることはできない。
それだけは言っとくぞ!!!!!
110年もの間、生徒さんが命を削って守ってくれた宝塚を、今度は我々ファンが守る番だと思っています。
別にセリ美なんて何もできないけど、でも「愛を叫び続けること」くらいはできる。
せっかくブログというツールを持っているので、しばらくは愛を叫び続けたいと思います。
生徒の皆さん!!OGの皆さん!!!!
安心してください!!!!!
我々の鉄壁ガードで宝塚を守りますから!!!!!
いま鬼の屈伸運動するためにアキレス腱伸ばしまくって腕ぐるんぐるん回してますから!!!!!!
「座りまーーーす!」「立ちまーーーす!」と何度でも叫べるように発声練習もしてますから!!!!
ほらね、セリ美は苦境に強いんですよ。
上等だよ。やれるもんならやってみな。江戸っ子なめてもらっちゃ困るんだよ!!!
てやんでえバカヤローめ!!!おととい来やがれってんだよコノヤロー!!!!
他にもいろいろとやらかしてきたトンチキ人事も許したわけじゃないけどね…
それとこれとは話が違うからさ…恨みは忘れないよ……この執念深さもセリ美の長所だと思ってるからさ……くくくく……
でも痩せない人体の不思議。くそう!
さて。
言いたいことは山ほどあります。
100周年のときは各組トップさんがテレビによく出てて、「100年の素晴らしい伝統と文化!タカラヅカはこんなにスゴイ!!!」と大持ち上げしてたくせに、今度は「時代錯誤の腐った伝統と文化」だもんな~。
そしてそんなマスコミの操作に見事に流される民衆たち。
会見でも、どの記者も同じような質問ばっかりして無能さをさらけ出してたと思いますけどね。そんな無能な連中の思う壺になってる人が多すぎて、とても残念に思っています。
「会見まだ見てないけど、酷かったみたいね」とか呟いちゃってるヅカファンも多くいて、まずは自分の目で最初から最後まで全部見てから発信しなよ…という残念な気持ちです。
誰かの所感を鵜呑みにすること、誰かの無責任な情報に流されることは危険だってこれほどSNS社会で注意喚起されてるのに、どうしてもそれがやめられないんだなあ。
いまだにオレオレ詐欺に引っかかっちゃう、危機感の薄い高齢者のようです。
これだけ袋叩きにされて、ひとつひとつに反論したい気持ちはもちろんありますが、でもセリ美は宝塚歌劇団に入ったことはないので、セリ美が実際にこの目で見たこと、この耳で本人から聞いたこと、セリ美が経験したことしか言えないし、言ってはいけないと思いますので、今日は宝塚とセリ美の話をしたいと思います。
セリ美が宝塚と出会ったのは1998年の宙組誕生と同時ですので、大学2年生のときでした。
そのときバイトしてた個人塾の生徒から「宝塚、行かない?」と誘われて。
「宝塚は小学校のときに杜けあきさんを1回観たことがあるけど、いまどうなの?」と訊くと、「新しい組ができたの知ってる?宙組っていうんだけどさ」と。
エクスカリバー/シトラスのビデオを貸してもらって見てみたら、アレッ?!なんか以前の印象と違うぞ?!トップさん、なんかすげー可愛いし!!!と思いまして、東京宝塚劇場へ。
そこでセリ美のヅカ人生が華々しく幕を開けたので御座います。
セリ美が何かの沼にハマるときは、いつも一歩一歩、ハシゴをゆっくり降りるように沼に入っていきます。慎重派なんでね。
いきなりズドーーーン!と堕ちることはありません。
宙組いいね~若いね~楽しいね~って1作品2回くらい通う研1~研4時代でしたが、研5の2002年あたりにはもう気付いたら1作品10回以上は通う事態になっていました。
そう、ミズさまという初恋の人を見つけたからです。
それは、単純に「ミズさまかっこいい」「ミズさまステキ」という気持ちだけではなく、当時のセリ美の家庭環境も大きく影響していました。
以前からセリ美は毒親の元で育ってきた、ということはこのブログでも触れてきました。
血が出るまで洗面器で頭を殴られるとか、服を脱がされてお尻に線香を押し付けられて火傷させられるとか、「あんたなんか人間のクズだ」という人格否定はもはや挨拶代わり、セリ美にわざと聞こえるように「あの馬鹿野郎!」とか「救いようがない女だ」とか大声でリビングで叫ばれたり、数ヶ月にわたって無視されたりとか、もうそんな日々です。セリ美が30歳を過ぎてもずっと続きました。
誕生日も進学も就職も祝ってもらったことは一度もなく、クリスマスなんて文化はテレビで初めて知りました。
運動会も授業参観も部活の大きな大会も来てもらったことはなく、とにかく「お前みたいな能無しを育ててもらってることを有難く思え」という圧力を常に受けていました。
セリ美には兄がいますが、兄は小学校の時に「特別支援学校に通わせたほうがいいのでは」という話が出ていたようなタイプです。
一方でセリ美は、たぶんなんでも器用にこなすタイプで、運動も勉強も友人作りも割と優秀なほうでした。気付いてはいけないことに気付いて大人を追及したりするので先生などからは嫌われていましたが。
母は兄を溺愛し、セリ美を邪険に扱いました。
たぶん、嫉妬から来るものだと思います。同じ女として、あんたが幸せになることなんて許さない。そういう感情でしょう。本人は無自覚だったようですが。
兄のほうもそんな母に心酔していたので、母と一緒になって「セリ美は馬鹿だ、どうしようもない人間だ」とよく盛り上がっていました。
小学校までは祖父母も一緒に暮らしていましたが、孫を可愛がるような祖父母ではなく、祖父は孫にも手を上げるようなタイプですし(兄のことは竹刀で殴っていた)、祖母もそんな修羅場を見て見ぬふりする人でした。
セリ美には叔母もいますが、セリ美母に対する悪口をセリ美に長々言って聞かせるような分別のない人でした。
なんでこんな頭のおかしい大人しかいなかったのかな、というのはセリ美なりにいろいろと長年かけて研究してきましたが、戦争とか、関東大震災とか、江戸という風土とか、そのような背景も強いように思うので、彼らもまた被害者だったのでしょう。
貧しさから来る悲しさ、苦しさを、いちばん叩き甲斐のある(果敢に立ち向かうタイプだった)セリ美をサンドバッグにして発散したかったのでしょう。
いい大人4人が寄ってたかって小さな女の子に暴力をふるったり存在否定したりして、気が済んだのでしょうかねえ。
四面楚歌。
天涯孤独。
そんな四字熟語がぴったりマッチするようなセリ美の人生。
それでも、そんな生き地獄でも、セリ美がこのように精神を病むことなく、生きることを諦めることなく、今日も元気にこうしてブログを書いたり煎餅かじったり遠征に東奔西走できるのは、ミズさまのおかげなんです。
ああ、こんなに美しいものが見られるなら、もうちょっと頑張って生きてみよう。
その気持ちひとつで今日まで生きてこられました。
ミズさんに出会っていなかったら、セリ美はこんな可哀想な人生を間違いなく自分で終わらせていました。
だからミズさんはセリ美の命の恩人なんです。
そしてまた、ミズさんもセリ美のようなファンに向けて必死に男役芸を磨いてくださった。
エリートコースであるが故の苦しさや、嫉妬されることからのやりづらさを感じることもあったでしょう。
月→花→宙→雪というたらい回しのような激動の宝塚時代、特に宙組時代は突然2番手ですと言われて責務が重くなったと思ったら大和さんがやってきて「え?どういう番手?」っていう謎の事態になったり、そもそも音校時代だって委員さんですから、矢面に立たされたこともたくさんあったでしょう。
そんなとても苦しい状況にも、「ファンの皆さんのために、芸を極めるんだ」と歯を食いしばってくださった。
彩吹ゆみちゃんの退団だって、どんな想いで見送ったのでしょう。
「ゆみこをトップにするために自分は予定より少し早く辞める」とまで劇団に詰め寄ってくださったのに。それはそれは悔しい気持ちでゆみちゃんを見送ったでしょう。
そんなミズさんが、退団してから宝塚への想いを語ってくれることがよくあります。
宝塚は本当に素晴らしいところ。
プロの先生のレッスンが無料で受けられるなんて、あり得ないから!!!
宝塚、フォーエバー!!!!
生きることがつらかったセリ美が、ミズさんを見るために今日まで生き延びた。
そのミズさんも宝塚を心から愛している。
セリ美が生きる勇気をもらえたほど、舞台芸術の最高峰だとセリ美が感じた宝塚は、生徒さん自身が作り上げてきた伝統と文化の上に成り立っている。
この3つは、紛れもない真実です。
今回の事件の正確な真相や真実が何なのか、セリ美が自分で見たものもなければ当事者たちから何か聞いたこともないし、自分で取材をしたわけでもないので、セリ美には何も言えません。
でもセリ美が宝塚に命を救われたこと、ミズさんが宝塚を心から愛していることは自信を持って「真実です」と言えます。
そして昨日、無事に千秋楽を迎えた雪100。
客席は皆さんいろんなところで涙、涙、涙。
きっと、自分の青春を全て捧げたご贔屓のトップさんが出てくると、「ああ!私の青春の全て!!!」と思って泣けてきてしまうのでしょう。
もちろんセリ美も例に漏れずその一人です。
異常なほどの情緒の振り切りで体調おかしくなって手術しちゃってますからね。
ミズさん・となみちゃん・ゆみちゃんが出てくるともう「この人たちが私をあの生き地獄からすくいあげてくれたんだ」と、自分のあのときの死にたかった気持ち、でも死なないで生きてみようと自分を奮い立たせた気持ちが胸いっぱいに広がって、目から鼻から口から耳から(?)水がどんどん出てきてね。
宝塚はセリ美の青春のすべてなんです。セリ美の人生そのものなんです。
そしてOGの皆さんだって「宝塚時代は青春の全て」と思っていらっしゃるから、千秋楽でほとんどの出演者の皆さんが涙したわけで。
私たちの青春のすべて、宝塚。
そんな思いが客席にも舞台上にも満ちていて、でもそんな皆さんの大切な気持ちを、「宝塚つぶせ!www」という無責任な連中にいま踏みにじられている気持ちになって。
セリ美はとてもとても傷つきました。
まるでセリ美の青春を、人生を、「悪」だと言われているような気持ちになりました。
血のつながった家族にあんなにいじめ抜かれてボロボロになって、それでも宝塚に行って勇気をもらって涙をぬぐって何度でも立ち上がって、生き抜いてきた。
それが「悪」だというのでしょうか?
そんな私たちのために魂を削って命を懸けて芸を磨いてくださった生徒さんの血のにじむような努力を、「悪」だというのでしょうか?
それでも、私たちはとても強い人間なので、「もう死んじゃいたい」「ファン辞めた」「宝塚は酷いところだ」なんて絶対言いません。
袋叩きにされている今を、只々歯を食いしばって静かに耐えています。
私は、命の恩人を見捨てるような人間ではないから。
私に夢を見せてくれた宝塚を、「生きることは楽しいよ」と教えてくれたミズさんを、心から愛しているから。
この強い強い愛は、どんなに酷いリンチに遭っても、絶対にくじけません。
祖父母と母と叔母から酷いリンチに遭っても、セリ美は負けなかった強い人間だから。
好きなだけ叩けばいい。
私は強い人間だから別にそんなしょーもないことでミズさんへの愛も宝塚への愛もビクともしません。
むしろもっと愛が強くなるだけです。ざまあみろ!!!!!!
特に、会見で右に座ってたツルツルのジジイ、「100年以上続いてきた伝統をすべて廃止するのではなく、矜持と誇りをもって改革に進んでいきたい」とよくぞ言ってくれた!!!
もし劇団がこの袋叩きに弱気になって、世論に迎合した媚びた対応を見せたらどうしよう、と少し心配していたけど、この伝統を作り上げてきた生徒さん達の矜持を守る、素晴らしい意思表示だったと思います。
元宙Pらしいので、宙組に関してはいろいろと「Pに意見書送ったろか」と思うこともあったのでツルツルハゲには別件で思うことはあるけど、あの愚記者たちの「パワハラって認めろよ!」という一貫したバカみたいな質疑の空気の中で、よくぞ毅然として言い放ってくれた!
あ、感想や所感はあまり書かないでおこうと思ってたのに、つい本音が……
でも、ゆみちゃんにしたこととか、息子をもっと上手に活躍させてくれなかった劇団への恨みは一生持ち続けるけどね。それとこれとは話が別ですからね。
とにかく、生徒さんそれぞれの本当の本音含め、セリ美には真実はなにも分からないから、唯一真実だと断言できる、自分のことを今回は話してみました。
誰にも、セリ美の青春を、人生を否定する資格はない。
ミズさんが「宝塚は素晴らしいところ」と愛を語ってきた事実を歪めることはできない。
それだけは言っとくぞ!!!!!
110年もの間、生徒さんが命を削って守ってくれた宝塚を、今度は我々ファンが守る番だと思っています。
別にセリ美なんて何もできないけど、でも「愛を叫び続けること」くらいはできる。
せっかくブログというツールを持っているので、しばらくは愛を叫び続けたいと思います。
生徒の皆さん!!OGの皆さん!!!!
安心してください!!!!!
我々の鉄壁ガードで宝塚を守りますから!!!!!
いま鬼の屈伸運動するためにアキレス腱伸ばしまくって腕ぐるんぐるん回してますから!!!!!!
「座りまーーーす!」「立ちまーーーす!」と何度でも叫べるように発声練習もしてますから!!!!
ほらね、セリ美は苦境に強いんですよ。
上等だよ。やれるもんならやってみな。江戸っ子なめてもらっちゃ困るんだよ!!!
てやんでえバカヤローめ!!!おととい来やがれってんだよコノヤロー!!!!
他にもいろいろとやらかしてきたトンチキ人事も許したわけじゃないけどね…
それとこれとは話が違うからさ…恨みは忘れないよ……この執念深さもセリ美の長所だと思ってるからさ……くくくく……
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