今はまだ予約投稿しているので、これを書いている今日12月25日は月組さんの集合日。

そう。月組ファンの皆さんにとってとんだクリスマスになってしまった日です。



ミュージックパフォーマンスの開催で、としさんファン良かったねー!あなたほどの実力派がここにきてようやくの活躍だなんて劇団どうかしてるぜ!と思っていたのですが、チャルさん同様それが退団フラグだったとは…




チャルさんはコンサートの千秋楽が長きにわたる宝塚人生の最後の日となってしまいました。

そして今回発表になった月組退団者の中にも集合日が退団日となってしまった生徒さんが。



生徒さんそれぞれにいろんな諸事情あるんだと思いますが、やっぱりできれば緑の袴で大劇場の大階段降りて同期と組からお花もらってほしいんだよね…

どんな下級生でも少なからず作品に貢献してくれたわけだし、なんか寂しいじゃん…


taidanaisatsu

ましてやチャルさんなんて40年以上も尽くしてくれて…定年とはいえ退団の挨拶も聞けないのは残念です。。
でもなんか40年以上いたことを今はまだ全肯定できないっていうような素直な気持ちも告白されていたようなので、やはり何か思うところがあるのでしょう。



今回の退団者は月組を長きにわたって支えてきてくれた功労者たちばかりがズラリ。

しかも、月組さんは他組に比べてかなり人数が少ないらしいじゃないですか。


そんな状況でこれだけの実力派たちに抜けられた大穴、どう埋めてゆくのだろう…
ACTチームと青年館・DCチームに分かれる6月は大丈夫なんだろうか…と心配になってしまう。


これにあたってまた組替えとかあるんでしょうかね。


昔も今も、退団の衝撃はファンにとって受け入れがたい事実。


歌広場さんもつぶやいていましたね。


そりゃそうです。
専科入りして定年までいてくれる以外には、いつかご贔屓の現役時代は終わりが来ます。
しかも、路線に乗ったり外れたり、微妙なラインの生徒さんの退団はその衝撃がまた酷い。

もうトップへの道はないかもしれないけど、別格として組での重要ポジションにいた生徒さんもまた然り。

今回の月組の退団発表はその2要素が含まれていたので、かなりヅカファン内を震撼させたのでしょうなあ。



轟理事の相手役を務めた娘役さんはトップになるというジンクスがありますが、早乙女わかばちゃんはそのジンクスにあやかれなかったということになってしまいました。

舞台映えするビジュアルに安定した実力、先日惜しまれまくって退団されていった伶美うらら嬢と同じようなポジショニングですね。




そりゃね、トップになれるのはある一定の枠のみですから、綺麗で上手な子がみんなトップになれるわけはないことぐらいわかるんですけどね。

もうちょっとこう、なんか措置ないだろうか。



男役さんに関しては、彩吹事件がその後の路線に大きく影響した気がするんですよ。


えーと、ご存じない方のために。
彩吹真央さん(ゆみこさん)は春野寿美礼さん時代の花組と、水夏希さま時代の雪組を2番手として支えてくれたスターさんです。




普通、正式な2番手にまで昇進すればそれはトップへの確約とみなしていいポジションですが、100周年を間近に控えていた劇団はゆみちゃんをトップにさせないというとんでもない判断をしました。

ゆみちゃんは走攻守揃った職人寄りのスターさんだったので、もっと華のある下級生を100周年のトップに揃えたい!という狙いがあったのでしょうが、なんでもこなす2番手としてトップさんを長年がっしりと支え、そのほんわかした性格でもファンにとても愛された素晴らしいスターさんだったので、その愚かな判断はとてつもなくファンの怒りを買いました。


セリ美は医務室送りになるほどゆみちゃんに1本釣りされる機会が多かったこともあり、本当に本当に大好きなスターさんでした。。。


imushitsu



ゆみちゃんを飛び越して雪組トップになった音月桂くんもきっとやりづからったことでしょう、2年という短い期間で退団していきました。


AQUA5として仲良く楽しく過ごしていたゆみちゃんとキムくんなので、どちらにとっても本当に可哀想な措置でしたね…うらら嬢もそうですが、なぜたった1作品だけでもトップにさせてやらないのか、本当に劇団の人事はいつの時代も理解不能な時がありますね。


さすがの劇団もマズイと思ったのか、その事件以来、正式な番手を与えるのに非常に慎重になったように思われます。





そしてここにきて、星乃あんりちゃんや伶美うらら嬢、早乙女わかばちゃんの退団が相次ぎ、ヒロインに使いまくる娘2も、ここらでもう少し慎重になったほうが…と思います。



その昔、絵麻緒ゆうさんという雪組トップさんも劇団の愚かな判断の末に1作品のみで退団となってしまいましたが、その相手役だった紺野まひるちゃんも絵麻緒さんと同時トップ就任でまだまだ若い学年だったのに、劇団の措置を知り男気を見せて添い遂げられました。




退団後にすぐ朝ドラへの出演が決まったという事実がその証拠と言えるように、実力も高く容姿も整っていたまひるちゃんをそのようなかたちで失うことになった劇団。本来ならトップ娘役として、ちゃぴのようにかなり長期活躍できるほどの逸材でした。

このように、生徒さんとファンの気持ちを無視した人事は、結局は自分らの首を絞める結末となる。



彩吹事件と絵麻緒事件でそれを痛いほど思い知らされたはずなのに、娘役さんに関しては今も続くシビアな措置。

トップとして何年も何作品も任せられる娘役さんでなくとも、その人気と貢献度をもっと考慮した措置、取ってあげられないだろうか。

トップになったかならないかで、その後の芸能活動にも大きく大きく影響してしまうというのに…



それができないというなら、新公ヒロイン4回、別箱ヒロイン3回、みたいな煽り方をしてあげないでほしいんだよなー。
それならもっとたくさんの娘役さんに広くチャンスを与えてあげてほしいし、観るほうも推しの選択肢が広がって楽しい。


作品の中核を担うほどの大役を多くこなしてきて客入りにも貢献してきたような娘役さんが「トップになれないならもうそろそろ…」と一線から退く決断をされることが本当にしのびない。




宝塚に限らずどんな媒体でも、エンターテインメントっていうのは主役一人がいくら輝いていてもそれには限度があって、0番に立つ人を周囲がどれだけ輝かせてくれるか、そちらのほうがよほど重要だと思う。

トップさんが輝けるのは相手役さんのおかげであり、職人として作品のレベルを底上げしてくれているスターさん達や組の父母として温かく見守ってくれている組長さんや副組長さんのおかげです。

そのご褒美的な意味合いとしてトシさんのミュージックパフォーマンスがあったのなら、娘役さんにも何かそのような措置をプリーズ。



5月6日の千秋楽、また日比谷に涙の海ができるのでしょう…