さてお天気にも恵まれて遠征2日目の朝です。
家で握ってきたおにぎりとじゃがりこをゆうべのディナーとして食べたセリ美は、起きてまず部屋に置いてあるインスタントコーヒーを淹れて持参してきた水筒に注ぎ込みました。
遠征ではできるだけ財布を触らない。
これがセリ美の信条で御座います。
無料のホテル朝食を朝7時に食し、一旦部屋に帰りチェックアウト時間まで二度寝をするのがセリ美流。
そしてうっかり寝坊してダッシュで支度をするというのもセリ美流。
はいまた世間話はさておいて、ポーの一族いきましょう。
もう、とにかくチケットが無かった…!!泣
まずね、カモの会……いや友の会には入会していませんし、どなたかの会にも入っていませんし、観劇歴長しと言えども一匹狼でずっとやってきたのであまり横の繋がりもないセリ美は、普通に一般発売でチケットを買うか、おけぴにへばりついて探すしか選択肢がないのですが、ムラだったらたいてい一般発売でも買えます。
電話攻撃とかネット攻撃とかよりもぴあ窓口に直接行くのが案外穴場だということを数年前に発見して、今回もまぁそれで何とかなるだろうと思っていました。
そしたらまさかの「完売でした」との返答…
ムラチケットでそんなことはこれまでなかったので愕然としました…
しかも今回はポーの原作ファンの友人(非ヅカファン)の分も確保せねばならない使命を請け負っていたので、無きゃ無いで諦める、ということがしにくかった。
あーこりゃまたどうしたもんか…
と、数少ないヅカ仲間の中でたった一人、花組チケットの取り次ぎをしてくれそうな仲間に恐縮しまくりながら声をかけさせてもらいました。
毎公演その会でお取次ぎをしてもらってその生徒さんに貢献できていればそこまで恐縮することもないのですが、これまであまり花組は観に行かないくせに今回だけお願いするっていうのはどうも図々しくて本当に申し訳なかったです。
自分一人行きたいだけなら諦めればいいものの、同行者がいると「ごめん、取れなかった~」とは言いにくくて…
Kさん、本当に本当にありがとうございました。
平日だし、さすがにお断りはない…よな…?と思っていましたが、この遠征は原作ファンの友人も宿泊コースだし、なるべく早めにチケット確保を確認しておかないと宿を取るにも取れず、悶々とした日々を過ごしました。
もう待たずにおけぴに希望日のチケットが1枚でも出てたら譲ってもらおうとも思ってへばりついていましたが。
ま――――――――――無い!!!
どこをどう見ても、毎日何度も覗きに行っても、無い!!!!!
ベルばらとかエリザとかでもないのにムラでこんなことあんの?!?!と、今回の原作ファンとヅカファンの期待度を思い知らされました。
で、待ちに待ったお返事が来たのが大晦日近かったんですが、めでたく取れましたということでようやくホッとひと安心。
いつもは泊まりの遠征なら初日のようにやっっすいビジネスホテル確定なのですが、これはもう景気づけに!と有馬温泉にでも浸かってやれ!と、2食付き13500円の宿を取りました!!!
これも宿泊先編でまた改めて書きますね。
まぁそんなこんなでチケット確保までなかなかの道のりでした。
ということで、セリ美的総評いきます。
【みりおくん】
そりゃもう、美しいですよ。
美しくないわけないじゃんか。
そして、さすがにトップ歴も長いですし安定してます。的確にエドガーという役を掴んでいました。
あの学年で少年役ができるトップさんなんて前代未聞じゃないでしょうかね。出来ればもう少し太っていてほしかったけど、トップさんてどんどん痩せちゃいますもんね。
それでも充分に若々しく瑞々しい美しさを体現してくれていて、あれなら原作ファンも「夢壊さないでよ!」なんて気は起こらないと思います。
【カレーくん】
そりゃもう、美しいですよ。
美しくないわけないじゃんか。
あ!やばい!他に感想がない!!
その理由は最後の総括で述べます。
【ゆきちゃん】
ゆきちゃん、初見でした。
うまいですねええええ!
久々に「この子、うまいなあああ!」と思える娘役さんでした。
セリ美は大人っぽい役が上手い娘役さん、大好きです。
声色も所作もとっても色っぽくて、エドガーが憧れるような素敵なお姉さん感がよーーく表現されていました。
あんなに上手いのに、最後が可哀想で…
ポスターでの扱いも「ひっどいわー」と思っていましたが、作品での扱いもやっぱりちょっと「ひっどいわー」でしたね。
あんなに実力のあるトップ娘役さんなのに、なんであんな扱いするのかしら。
天草四郎ではいい扱いお願いしますよ原田先生!!!原田先生だとちょっと心配…
【華ちゃん】
フランス人形丸出しのドール感あふれる可愛らしいメリーベルという感じがよく出ていて、こりゃヅカファンの目尻が下がっちゃって仕方ないわ!
お化粧やカツラも難しかったでしょうに、よく研究したと思います。
若い学年ながらあれだけの大きな役、だって原作ならエドガー、アラン、メリーベルが主人公なわけですから、かなり頑張ったのではないかと思います。
ただ、この役もカレーくんと同じ、総括で語ります…
【総括】
えーと…
ツイッターなどでもポーに関しては絶賛の意見しか見かけないので本当に本当に意外な結果となってしまったんですが…
私はとても退屈でした…
原作ファンの友人も同じ意見でしたが、そもそもポーの一族という作品は起承転結を楽しむものではなくて、フランス映画のように世界観を楽しむものなので舞台化に向いていないと思うんです。
イケコが何十年も前から舞台化を熱望していたようですが、それが叶わなかったのも頷けます。
許可しなかった劇団が正解だと思いますよ。
ひょんなことからヴァンパネラになってしまったエドガーたち「ポーの一族」の人生をオムニバスで描いたような原作なので、無理やりに起承転結をつけたような終わり方も「はぁ?!」でしたし、何がいちばん「ナニコレ」だったかというと、とにかく役がみんな一本調子。
エドガーは2時間ずっと怒鳴って怒ってるし、メリーベルは2時間ずっと泣いてるか寝込んでるかだし、アランはエドガーを追いかけてばかりだし、各々のいろいろな心情がまったく感じ取れませんでした。
私もかなり昔に原作は読んでますが、そもそもエドガーってそんなに怒ってないしね。
メリーベルも確かに体は弱いけど、基本は無邪気で天使のような女の子だしね。
ポーの一族という原作漫画を舞台化するにあたって、イケコは律儀にも2時間を原作のダイジェスト版にしてしまっていて、物語のうわべをずっとなぞっているだけでした。
あんなだったら宝塚用に新しくエピソードを作って舞台映えするように起承転結つけたほうがずっと盛り上がったのに。
かと思いきや、ポーツネル夫人なんて原作では超ちょい役なのにそれを無理にゆきちゃんにやらせてるしね。
いきなり交通事故に遭って死んじゃう、みたいな韓国ドラマみたいな展開にして興ざめさせるしね。
正直言って、脚本がとにかくつまらなかったです。あれじゃあカレーくんも華ちゃんもやりようがないわ。
イケコ完全にやらかしたな~と思いながら劇場を出ました。
今や宝塚を代表する大演出家の小池修一郎先生が何十年も熱望し続けたものがあれでいいんでしょうか…
なんかちょっと原作ファンの友人に申し訳ない気持ちにもなりました…
他のキャストについては、マイティーがすごく安心して見られましたね。
あとはいつもいつも素敵なちなっちゃん、今回も誠実そうに見えるスケベな色男で素敵でした。
花組の男役はみりおくんとカレーくんの間にあきら先輩やちなっちゃんなど素敵な男役さんがまだまだいらっしゃるのに、路線がいきなり95期まで飛んじゃうのが残念ですね。
イケコ作品もエリザ以外で久々に観ましたし、花組も久々に観ましたので期待していただけに、残念でしたねえ…
キャトルでヅカファン仲間へのお土産にだいもん卓上とだいもんマグネットラムネとポー紅茶を買い、あとはもういい湯に浸かろう!!と、有馬温泉へ。
観劇はここまででしたが、一応3日目も簡単にレポしますね。
家で握ってきたおにぎりとじゃがりこをゆうべのディナーとして食べたセリ美は、起きてまず部屋に置いてあるインスタントコーヒーを淹れて持参してきた水筒に注ぎ込みました。
遠征ではできるだけ財布を触らない。
これがセリ美の信条で御座います。
無料のホテル朝食を朝7時に食し、一旦部屋に帰りチェックアウト時間まで二度寝をするのがセリ美流。
そしてうっかり寝坊してダッシュで支度をするというのもセリ美流。
はいまた世間話はさておいて、ポーの一族いきましょう。
もう、とにかくチケットが無かった…!!泣
まずね、カモの会……いや友の会には入会していませんし、どなたかの会にも入っていませんし、観劇歴長しと言えども一匹狼でずっとやってきたのであまり横の繋がりもないセリ美は、普通に一般発売でチケットを買うか、おけぴにへばりついて探すしか選択肢がないのですが、ムラだったらたいてい一般発売でも買えます。
電話攻撃とかネット攻撃とかよりもぴあ窓口に直接行くのが案外穴場だということを数年前に発見して、今回もまぁそれで何とかなるだろうと思っていました。
そしたらまさかの「完売でした」との返答…
ムラチケットでそんなことはこれまでなかったので愕然としました…
しかも今回はポーの原作ファンの友人(非ヅカファン)の分も確保せねばならない使命を請け負っていたので、無きゃ無いで諦める、ということがしにくかった。
あーこりゃまたどうしたもんか…
と、数少ないヅカ仲間の中でたった一人、花組チケットの取り次ぎをしてくれそうな仲間に恐縮しまくりながら声をかけさせてもらいました。
毎公演その会でお取次ぎをしてもらってその生徒さんに貢献できていればそこまで恐縮することもないのですが、これまであまり花組は観に行かないくせに今回だけお願いするっていうのはどうも図々しくて本当に申し訳なかったです。
自分一人行きたいだけなら諦めればいいものの、同行者がいると「ごめん、取れなかった~」とは言いにくくて…
Kさん、本当に本当にありがとうございました。
平日だし、さすがにお断りはない…よな…?と思っていましたが、この遠征は原作ファンの友人も宿泊コースだし、なるべく早めにチケット確保を確認しておかないと宿を取るにも取れず、悶々とした日々を過ごしました。
もう待たずにおけぴに希望日のチケットが1枚でも出てたら譲ってもらおうとも思ってへばりついていましたが。
ま――――――――――無い!!!
どこをどう見ても、毎日何度も覗きに行っても、無い!!!!!
ベルばらとかエリザとかでもないのにムラでこんなことあんの?!?!と、今回の原作ファンとヅカファンの期待度を思い知らされました。
で、待ちに待ったお返事が来たのが大晦日近かったんですが、めでたく取れましたということでようやくホッとひと安心。
いつもは泊まりの遠征なら初日のようにやっっすいビジネスホテル確定なのですが、これはもう景気づけに!と有馬温泉にでも浸かってやれ!と、2食付き13500円の宿を取りました!!!
これも宿泊先編でまた改めて書きますね。
まぁそんなこんなでチケット確保までなかなかの道のりでした。
ということで、セリ美的総評いきます。
【みりおくん】
引き込まれるほど美しい、宝塚歌劇花組『ポーの一族』が2/5(月)まで兵庫・宝塚大劇場にて上演中!https://t.co/eYTY8e2npd pic.twitter.com/E7P7VRLsEp
— ぴあ関西版WEB (@pia_kansai) 2018年1月18日
そりゃもう、美しいですよ。
美しくないわけないじゃんか。
そして、さすがにトップ歴も長いですし安定してます。的確にエドガーという役を掴んでいました。
あの学年で少年役ができるトップさんなんて前代未聞じゃないでしょうかね。出来ればもう少し太っていてほしかったけど、トップさんてどんどん痩せちゃいますもんね。
それでも充分に若々しく瑞々しい美しさを体現してくれていて、あれなら原作ファンも「夢壊さないでよ!」なんて気は起こらないと思います。
【カレーくん】
表情な。少年にしかみえんな。#柚香光#明日海りお#ポーの一族 pic.twitter.com/rBRpoaKkjU
— 林檎 低浮上 (@4SI7fWFtSHenGEc) 2018年1月12日
そりゃもう、美しいですよ。
美しくないわけないじゃんか。
あ!やばい!他に感想がない!!
その理由は最後の総括で述べます。
【ゆきちゃん】
引き込まれるほど美しい、花組『ポーの一族』が開幕! | チケットぴあ[演劇 ミュージカル・ショー] https://t.co/TjhWp3nC2h pic.twitter.com/U6oQzXSp3D
— 安奈 (@yugalovedisney) 2018年1月18日
ゆきちゃん、初見でした。
うまいですねええええ!
久々に「この子、うまいなあああ!」と思える娘役さんでした。
セリ美は大人っぽい役が上手い娘役さん、大好きです。
声色も所作もとっても色っぽくて、エドガーが憧れるような素敵なお姉さん感がよーーく表現されていました。
あんなに上手いのに、最後が可哀想で…
ポスターでの扱いも「ひっどいわー」と思っていましたが、作品での扱いもやっぱりちょっと「ひっどいわー」でしたね。
あんなに実力のあるトップ娘役さんなのに、なんであんな扱いするのかしら。
天草四郎ではいい扱いお願いしますよ原田先生!!!原田先生だとちょっと心配…
【華ちゃん】
華優希ちゃんのメリーベルがかんわいくてかんわいくて!エドガーと手繋いで歩いてる時、私🤤こんな顔で観てたとおもう pic.twitter.com/qmMX8I5AQh
— エビフライ🍤 (@Noels_violin) 2018年1月8日
フランス人形丸出しのドール感あふれる可愛らしいメリーベルという感じがよく出ていて、こりゃヅカファンの目尻が下がっちゃって仕方ないわ!
お化粧やカツラも難しかったでしょうに、よく研究したと思います。
若い学年ながらあれだけの大きな役、だって原作ならエドガー、アラン、メリーベルが主人公なわけですから、かなり頑張ったのではないかと思います。
ただ、この役もカレーくんと同じ、総括で語ります…
【総括】
えーと…
ツイッターなどでもポーに関しては絶賛の意見しか見かけないので本当に本当に意外な結果となってしまったんですが…
私はとても退屈でした…
原作ファンの友人も同じ意見でしたが、そもそもポーの一族という作品は起承転結を楽しむものではなくて、フランス映画のように世界観を楽しむものなので舞台化に向いていないと思うんです。
イケコが何十年も前から舞台化を熱望していたようですが、それが叶わなかったのも頷けます。
許可しなかった劇団が正解だと思いますよ。
ひょんなことからヴァンパネラになってしまったエドガーたち「ポーの一族」の人生をオムニバスで描いたような原作なので、無理やりに起承転結をつけたような終わり方も「はぁ?!」でしたし、何がいちばん「ナニコレ」だったかというと、とにかく役がみんな一本調子。
エドガーは2時間ずっと怒鳴って怒ってるし、メリーベルは2時間ずっと泣いてるか寝込んでるかだし、アランはエドガーを追いかけてばかりだし、各々のいろいろな心情がまったく感じ取れませんでした。
私もかなり昔に原作は読んでますが、そもそもエドガーってそんなに怒ってないしね。
メリーベルも確かに体は弱いけど、基本は無邪気で天使のような女の子だしね。
ポーの一族という原作漫画を舞台化するにあたって、イケコは律儀にも2時間を原作のダイジェスト版にしてしまっていて、物語のうわべをずっとなぞっているだけでした。
あんなだったら宝塚用に新しくエピソードを作って舞台映えするように起承転結つけたほうがずっと盛り上がったのに。
かと思いきや、ポーツネル夫人なんて原作では超ちょい役なのにそれを無理にゆきちゃんにやらせてるしね。
いきなり交通事故に遭って死んじゃう、みたいな韓国ドラマみたいな展開にして興ざめさせるしね。
正直言って、脚本がとにかくつまらなかったです。あれじゃあカレーくんも華ちゃんもやりようがないわ。
イケコ完全にやらかしたな~と思いながら劇場を出ました。
今や宝塚を代表する大演出家の小池修一郎先生が何十年も熱望し続けたものがあれでいいんでしょうか…
なんかちょっと原作ファンの友人に申し訳ない気持ちにもなりました…
他のキャストについては、マイティーがすごく安心して見られましたね。
あとはいつもいつも素敵なちなっちゃん、今回も誠実そうに見えるスケベな色男で素敵でした。
花組の男役はみりおくんとカレーくんの間にあきら先輩やちなっちゃんなど素敵な男役さんがまだまだいらっしゃるのに、路線がいきなり95期まで飛んじゃうのが残念ですね。
イケコ作品もエリザ以外で久々に観ましたし、花組も久々に観ましたので期待していただけに、残念でしたねえ…
キャトルでヅカファン仲間へのお土産にだいもん卓上とだいもんマグネットラムネとポー紅茶を買い、あとはもういい湯に浸かろう!!と、有馬温泉へ。
観劇はここまででしたが、一応3日目も簡単にレポしますね。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。