週末ということで、今日はちょっとおこがましいながらも自分語りをしてみたいと思います。

付き合ってやってもいいよーって方、暇つぶしにでも読んでくださったら嬉しいです。



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皆さん、宝塚が死ぬほど好きですよね。

セリ美のヅカファンファーストシーズン(水夏希さまフォーリンラブ期)は宝塚が好き!というより、水夏希さまを愛してる!という感じでしたが、ミズさまのご退団を経て、数年後にカムバックしたいま、セカンドシーズンを迎えております。

セカンドシーズンは生徒さん個人を盲目的に応援するというよりも、宝塚の舞台を楽しむ、宝塚の文化を(ファン文化も含め)楽しむというスタンスになってきているなあと実感しています。


まだ2018年は始まったばかりですが、今年からはオールB席でもいいから5組すべてを(多少宙組寄りではありますが)、別箱公演もできるだけ観る気満々で、1月は既に4作品を観劇しました。ミズ様しか眼中になかったセリ美らしからぬペースです!



そうすると以前は見えなかった景色が見えてきて、宝塚の素晴らしさを改めて実感するなんていうことも多々あります。

各組ごとに特長があって、みんな違ってみんないい。という感じですが、共通している良さを今日は語ってみたいと思います。





遡りますと、セリ美はあまり家族にかわいがってもらえない幼少期を過ごしました。
セリ美母はシングルマザーであり、セリ美幼少期には家に祖父母と兄もいて、その全員を母が養うというのはセリ美の想像以上の過酷さであったと思います。

自分の時間のすべてを仕事に注ぎ込んだ母が普通の母らしくいられなかったのは当然のことと思いますが、母はもともと心の強い人間ではなかったために、とても横暴な人格になっていきました。

セリ美は割となんでも器用にこなす手のかからないひょうきんな子供だったと回想しますが、母はストレスのためか、特に同性であるセリ美の言動の全てにおいて、重箱の隅をつつくようになりました。

何をしても怒鳴られる、「お前はなんてダメな子なんだ」「どうせお前なんかなににもなれない」という人格否定の言葉をセリ美にだけ吐くようになり、セリ美は母に心を閉ざすようになりました。

その様子を見ていた祖父母も兄も叔母も、「関わりたくない」という気持ちで見て見ぬふりをしていました。

セリ美のことも含め、いつも誰かの悪口・陰口を言っている母を見て「この人は何かがおかしい」とは思っていましたが、最近ようやく母は「自己愛性人格障害」であろうと気付きました。




そんな劣悪な環境でもセリ美は逞しかった。

持ち前の思考で常に自分だけの美しい世界を追い求め、10代はアイドルに夢中になってつらい現実を忘れ、20代は宝塚に心酔することで現実の醜い世界を忘れました。



セリ美のような家族のもとに生まれなくたって、生きてると本当にいろんなつらいことがありますし、学校や職場で「うそでしょ…」と思うような人格の人に遭遇しますよね。
そして優しい人であればあるほど、その被害に遭いやすくなってしまいます。

自分はただ真面目に誠実に生きてるだけなのに、なぜこんな目に…

そう悲しくなることもありますよね。



セリ美も自分で選んでシングルマザーの元に生まれたわけではありませんし、少し貧乏でもいいからみんなで笑って過ごせる家庭に生まれたかったです。




でも、いつだって私たちの前では明るく笑って、素晴らしい作品を創りたいとポジティブに毎日を生きるタカラジェンヌさんを見てるだけで、ああこの世も捨てたもんじゃない、と心から救われます。



もちろんシビアな世界ですから、努力が報われずに退団していく生徒さんもたくさんいますし、嫉妬などから起こる不穏な出来事、厳しい世界ゆえの理不尽な出来事も間違いなくあります。

でも、そんな理不尽な思いも、ファンからの愛でタカラジェンヌさんは救われてまた前向きな気持ちで仕事に向かっていかれる。



ファンはタカラジェンヌさんで救われて、タカラジェンヌさんもまたファンで救われて、最終的に素晴らしい舞台芸術を生み出す。



なんという生産性の高い美しい世界なんでしょうか!



特に、タカラジェンヌさん達はタカラジェンヌになっていなかったとしても、持って生まれたそのビジュアルだけで人生イージーモードだったはずです。

男役さんは絶対にモデルなどでやっていけるし、娘役さんは芸能界でアイドルや女優にだってなれたはずです。

幼少期からバレエなどに勤しんでいればヨガやピラティスなどのインストラクターでもいいし、もちろんあの美貌ですから素敵な結婚相手にも見初められたでしょう。

お金持ちのお家柄の子女も多いですし、どう考えてもほとんどのタカラジェンヌさんが宝塚に入っていなくてもイージーモードだったはずです。



モデルや芸能界、花嫁修業などで手っ取り早く幸せになることは容易だったはずなのに、あえて過酷な宝塚という道を選ぶという姿勢が本当に尊い。



例えばまぁ様だってこんなに可愛くて脚が長くて、性格なんか多少悪くたって何の問題もないのに、本当に優しくて可愛くて面白くて。

自分だってエリザベートで退団を意識したのに、「実咲を送り出したかった」ってことでひとつ退団を遅らせるって、なにそれ神様確定じゃん。
ウエクミ先生もまぁ様のことを聡明だとおっしゃっていましたね。


ビジュアルも嘘みたいで仕事も超一流で人格者で聡明ってなんだよそれ。

この世には信じたくないような人種もたくさんいるけど、まぁ様みたいな神様が事実いらっしゃるし、本当に捨てたもんじゃない。

そして自分も神様にはなれないけど、黒天使くらいにはなれるようがんばろう!!と


makenai


思わせてくれる宝塚は、セリ美の生きる意味なんです。決して大袈裟じゃなく。

こんなセリ美を支えてくださる素敵な友人やヅカ仲間に助けられながら、その感謝を常に心に刻みながら、今日もセリ美は明け方にペイントでカチカチとイラストを描いております。


皆さん、いろいろあるけどがんばろうね!!!セリ美も歯食いしばって生きてるよ!!!




うたかた来週あたり行こうかな~
せっかく遠征なしで行ける公演だもんな~